静岡山岳会
Shizuoka Alpine Club

写真館

月例

山行

定例会

山岳会概要

傘山(からかさやま)1541m  簫の笛山(しょうのふえやま)1761m

平成30年12月8~9日 メンバー 赤石、安陪、田村、鈴木 他1名

ともに中央アルプスの東側にある前衛峰ともいえる山である。
12月8日 静岡を5時に出て飯田線飯島駅で9時前に駒ヶ根市在住の鈴木さんと落ち合う。
天気は良いが中央アルプスの山々の山頂は雲に隠れていた。登山口の駐車場から歩き始める。きれいに整備された登山道だ。前半は緩やかな道だが、登るにつれて急坂になる。山頂に昼頃付いて展望を楽しんだ。空木岳が大きく見えるが山頂付近は雲がかかっていた。下界の伊那谷の街が冬の日に輝いていた。登山は4時間20分ほどの行程だった。
この日、陣場形山の山頂キャンプ場にテントを張った。地元の鈴木さんの推奨だけあって見晴らしが良いキャンプ場だった。寒い中だったが多くのキャンパーがテントを楽しんでいた。満天に星が輝いていた。

12月9日 前日確かめておいた登山口へスムースに着いた。
空木岳へ通じる道路を上りゲートで閉じられている手前の駐車場から歩き始めた。舗装道路から分岐する荒れた林道を歩いて道の終わったところで沢を渡る。はっきりした道はなく赤布を目指して尾根への急な斜面を木の枝や根に捕まったりしながら登る。尾根にあがると踏み跡が続く。登山した人がそれぞれに自分用の標旗をつけて登ったようでたくさん木の枝に下がっている。マイナーな山なので不安を感じながら登ったのだろう。山頂まで唐松の植林が続いている。山頂近くは急な坂で真上にあがっていく感じだった。この山は空木岳から東に派生している大きな尾根の上にある山だった。
急坂の上り下りだったとの印象の山で5時間20分程の行程だった。(赤石)

傘山から伊那谷と南アルプス

簫の笛山の下山

北八ヶ岳の池巡り

北八ヶ岳周辺 赤石

今年の夏から秋にかけて北八ヶ岳の池を巡ってきました。
北八の山々は緩やかな道や急峻な岩の道など変化に富んだ山歩きでした。
麦草峠から五辻への道は苔が深い緑です。三つ岳、大岳は岩混じりの荒々しい道です。
かつての噴火活動で出来た山々だと実感しました。

日駒池

茶水池

双子池 雌池

亀甲池

栃木県の山 富士山 日留賀岳 根名草山 温泉ヶ岳

平成30年7月14日~16日 メンバー 赤石 安陪 田村 他1名

14日 富士山(ふじやま)登山。
静岡を早朝出て栃木県西那須野市に午後に着いた。富士山の登山口を探し店のおばさんに聞いた。「ふじさんではなくふじやまですよ、ふじさんは静岡、ここはふじやまです」と教えてくれた。大沼公園の駐車場から富士山(1184m)に登った。標高差100mほどだったが地形図の登山道は移動したようだった。踏み跡らしいところをたどって山頂へ。きれいな登山道があった。木々の中で展望は無かった。降りは登山道を降りた。駐車場から山と向き合っている大沼の周りを歩いた。アシが多い公園で木道を周遊した。2時間弱の行程。
15日 日留賀岳(ひるがたけ)登山。栃木県県北の名峰という。1849mの山。登山口までが大変だった。
早朝歩いている人に二回道順を聞いた。知らない土地の山は登山口までが苦労する。ナビで探すがなかなか上手くヒットしない。小山さんという農家に駐車させて貰いこの家の庭から登山道が始まる。ゆっくりした登りから林道に出て林道の終点から登山道が始まった。登山道はしっかりしていて自然林の中を登る。途中赤布は少なく案内板も無い。風は無く暑い登りだったが、途中風が通り抜ける地形があって気持ちよかった。暑かった登りの中での風が吹いているところでは疲れを払ってくれる。山頂近くの急登では白山フウロ、クルマ百合などが咲いていた。山頂からは周囲の山々が望めたが、この近辺の山々の同定が出来なかった。この日登山者に3人会った。9時間強の行程。
16日 根名草山(ねなくさやま)登山。2330mの山。昨日宇都宮まで移動して、この日、日光の山に登った。栃木県、群馬県の県境にある連山の山である。県境の峠、金精峠トンネルの入り口の駐車場から登る。峠までは手足を使うような急登だった。峠からは2200~2300m程の尾根をたどる。途中に温泉ケ岳(ゆせんがたけ)がある。念仏平避難小屋というきれいな小屋がありスキーツアーの時などに利用するようだった。安陪さんのリードで快調に歩いて山頂ではゆっくり展望を楽しんで下山した。途中からは男体山、戦場ヶ原、中禅寺湖、切込、刈込湖、また日光白根山など展望がよく出来た。帰りの途中、登山道から離れている温泉ケ岳にも登った。ここの展望がよかった。下山後、湯本の白濁した温泉に浸かってきた。8時間弱の行程だった。(赤石記)

富士山

日留賀岳山頂

根名草山

温泉ガ岳

八ヶ岳 権現岳(2715m) 

 平成30年7月1日 赤石 安陪 堀部 他1名

7月1日 前日の昼過ぎに静岡を出て、登山口の天女山駐車場に泊まった。
前泊したのでゆっくりと支度が出来て5時前に歩き出した。なだらかな林の中を1時間ほど登ってからは急坂になり自然林の中のしっかりした道を登った。朝のうちは霧と雲の中だったが、2300mを超えて前三ツ頭のピーク近くのハイマツが出てきたあたりで雲海の上に登り上げた。
北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳の南アルプス、空木岳、宝剣岳など特徴のある中央アルプス、槍ヶ岳、穂高連峰の北アルプスも雲の上に山頂をのぞかせていた。そして南には富士山が。夏山の始まりという感じの登山で、登り下りの登山者に多く会った。山頂でゆっくり展望を楽しんでから下山した。
登り4時間40分、降り3時間20分ほどで1時半には下山した。9時間弱の行程だった。(赤石記)

三ツ頭から赤岳、阿弥陀岳、権現岳

前三ツ頭から富士山

権現 山頂で

前三ツ頭で シャクナゲ

竜馬ケ岳(1501m)、岩岳山(1369m)

平成30年6月3日メンバー 赤石 他1名

南アルプス深南部の山と呼ばれる黒法師岳などから南下してくる尾根はいくつかに枝分かれしてその一つが、高塚山、竜馬ケ岳、岩岳山へと連なり更に南下して入手山などを経て春野町に下りている。
浜松市天竜区春野町の林道に入りログペンションの前の駐車場に置いて歩き始める。林道を約4キロ歩いて登山道に入り、ここからかなり急なトラバースの道を登り上げると荷小屋峠に出て尾根に乗る。岩岳山との分岐から北へ岩岳神社を通って竜馬ケ岳へなだらかな道を歩く。地形図にアカヤシオ、シロヤシオ群生地とあるが自然林の中の気持ちよい道だ。これらのツツジの盛りは4月下旬から5月にかけての頃とのことで、花は見ることが出来なかった。
丸い山頂に着くが遠くの山は薄い雲に覆われていて望めなかった。分岐点に引き返し、やや狭い岩尾根を歩くと岩岳山に出る。ここから尾根伝いの道を南へ歩いて駐車場に戻る。行きは林道を歩き帰りは尾根道を歩いた。この日2人の登山者と会ったが彼らは竜馬ケ岳までは行かなかったようだった。
一回り約19キロ、9時間強の行程だった。

竜馬ケ岳 山頂(1501m)

竜馬ケ岳三角点(1500.9m)

岩岳山 山頂(1369m)

キマタ山(1208m)

鹿の子池 水無峠山

平成30年5月26日 メンバー 赤石、安陪、他1

東河内温泉から鹿の子池 水無峠山
「鹿の子池」「水無峠山」、名前が興味をそそる。
6月月例で読図山行として計画されており、今回はその偵察山行。指導標は無く、下部は、獣道、植林用の道が縦横に走り、上部は、笹が枯れているため、自由に歩けるが、トレースは消えている。上部の地形は複雑かつ地図上に記載されていない尾根、谷もある。特に下りは、注意しないとルートを外してしまう。読図能力が試される山である。
なお鹿の子池でのキャンプはお勧め。水無峠山も雰囲気は良い。

塩見岳

平成30年5月4日~6日 メンバー 赤石 根田 鈴木

3日 大鹿村の西山公園に夕方集まった。
赤石は静岡から根田は豊橋から、鈴木は地元の駒ヶ根市からだった。根田さんが途中で山菜を摘んできて天ぷらにした。公園の桜は終わっていたが豊かな夕食になった。
4日 鳥倉林道は4月下旬から交通規制が解除になっていたので登山口まで車で入れた。10数台が駐車してあった。三伏峠への登りでは途中からアイゼンをつけた。昼過ぎに着いて午後はゆっくりした。
5日 4時起き、5時半過ぎに歩き始めた。この日は20人ほどが登った。天気は良く風もなかった。三伏山に登ると塩見岳が大きく姿を現し、尾根が続き遙か遠くに見えた。
本谷山までは尾根づたいに登り、権右衛門山とのコルから巻き道があるのだが分岐点が特定できなく、かすかな赤布を探しながら樹間を登ったらほぼ山頂まで登ってしまった。この間で思わぬ時間をとってしまった。塩見小屋は雪の下で屋根の一部が出ていた。山頂に12時半に着いた。
周りの山々をゆっくり眺めてから下山。僕たちがこの日の最後の登山者だった。先に降りた10人ほどのパーティーを追い越して降る。帰りは巻き道の分岐点が見つかり降ったが、途中藪を分けたりした。夏道も雪の中ではブッシュで不明になるところがある。
単調な上り下りの本谷山を過ぎた頃から疲れが出てきて私のペースにあわせて貰う。三伏山で振り返り塩見岳に別れを惜しんで、暗くなりかけた7時少し過ぎにテントに戻った。13時間半ほどの行程だった。僕たちが追い越したパーティは更に1時間ほど後に帰ってきた。天気は良く風もない一日だった。
6日 夜中寒くなくゆっくり眠れた。8時半頃テントを畳んで下山。途中までアイゼンをはき、雪がなくなると唐松の林の中の道を下って登山口へ、更に駐車場まで舗装の林道を歩いた。林道脇の唐松林は薄緑の葉が輝いていた。(赤石)

山頂 間近か

山頂にて

塩見山頂から 荒川岳方面

小楢山(1713m)

平成30年4月23日  赤石 他1名

塩山市牧丘町にある山。この山には3方向から主なハイキングコースがあるがこのうち最も長い鼓川温泉からのコースから往復した。
途中、妙見山、差山を越えて登って行く。差山を越えると本格的な鎖場があり峠に降りるとここを林道が横切っている。山頂着近くで他のコースと合流している。山頂は丸くて広い草原になっていた。富士山が見えるはずだが曇っていて展望は出来なかった。明るい曇りの日で、8時間半ほどの行程だった。

白水山(しろみずやま)(812m)

平成30年4月1日  メンバー  赤石 他3名

天子山地の北端は本栖湖の南から始まり、竜ケ岳、雨ケ岳、毛無山、熊森山、長者ケ岳、天子ケ岳、白水山と南下して富士川に終わっている。
この山並みは静岡、山梨の県境になっている。
数日前に天子ケ岳に登った。今回は白水山に登りに行った。
稲子川に沿って走ると「天子湖入口バス停」があり、ここから登山道が始まる。廃村跡の「大和田」を通って杉林の中を登ると石神峠に出る。この峠は林道が両県を結んでいる。ここから南へ緩やかな植林地の尾根道を歩く。大きな杉、桧の林で展望はないが所々で白く輝いている富士山が望めた。
白水山の山頂まで植林は続いていた。山頂の東側は展望のため木々が伐られていて富士山が望めた。下山してから県道を歩き車に戻った。ほぼ全山植林地の中の山歩きだったが手入れがされていて明るい林の中だった。里は満開の桜だった。一回り約5時間だった。