3日 大鹿村の西山公園に夕方集まった。
赤石は静岡から根田は豊橋から、鈴木は地元の駒ヶ根市からだった。根田さんが途中で山菜を摘んできて天ぷらにした。公園の桜は終わっていたが豊かな夕食になった。
4日 鳥倉林道は4月下旬から交通規制が解除になっていたので登山口まで車で入れた。10数台が駐車してあった。三伏峠への登りでは途中からアイゼンをつけた。昼過ぎに着いて午後はゆっくりした。
5日 4時起き、5時半過ぎに歩き始めた。この日は20人ほどが登った。天気は良く風もなかった。三伏山に登ると塩見岳が大きく姿を現し、尾根が続き遙か遠くに見えた。
本谷山までは尾根づたいに登り、権右衛門山とのコルから巻き道があるのだが分岐点が特定できなく、かすかな赤布を探しながら樹間を登ったらほぼ山頂まで登ってしまった。この間で思わぬ時間をとってしまった。塩見小屋は雪の下で屋根の一部が出ていた。山頂に12時半に着いた。
周りの山々をゆっくり眺めてから下山。僕たちがこの日の最後の登山者だった。先に降りた10人ほどのパーティーを追い越して降る。帰りは巻き道の分岐点が見つかり降ったが、途中藪を分けたりした。夏道も雪の中ではブッシュで不明になるところがある。
単調な上り下りの本谷山を過ぎた頃から疲れが出てきて私のペースにあわせて貰う。三伏山で振り返り塩見岳に別れを惜しんで、暗くなりかけた7時少し過ぎにテントに戻った。13時間半ほどの行程だった。僕たちが追い越したパーティは更に1時間ほど後に帰ってきた。天気は良く風もない一日だった。
6日 夜中寒くなくゆっくり眠れた。8時半頃テントを畳んで下山。途中までアイゼンをはき、雪がなくなると唐松の林の中の道を下って登山口へ、更に駐車場まで舗装の林道を歩いた。林道脇の唐松林は薄緑の葉が輝いていた。(赤石)
山頂 間近か
山頂にて
山頂にて
山頂にて
塩見山頂から 荒川岳方面
帰路 三伏山から塩見岳を振り返る 左は仙丈岳