静岡山岳会
Shizuoka Alpine Club

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鈴鹿の山 滋賀県側

5/18~19 日本コバ、綿向山  赤石、安陪、他1

18日 滋賀県東近江市にある山。一昨年の1月に行ったのだが雪が膝くらい積もっていて途中までしか登れなかった。その時はこの地域が降雪の多いところとは知らなかった。この山名に惹かれていたので安陪さんに一緒して貰った。蓼畑町の登山口から藤川谷に沿って登り尾根に出る。途中「奇人の窟」という岩小屋のような洞穴があったりして急な岩場の登りもあった。尾根に出ると台地状の穏やかな新緑の道で藤川谷の最奥部は水たまりのような沢になっていた。帰りは登ってきた道と途中で分かれて政所町への植林の急勾配の道を降った。一回り約5時間だった。天気は曇りがちで展望はなかった。次の日の綿向山の登山口に行き駐車場にテントを張った。私たちだけのテントだった。

この山の名前の由来だが、コバは木場とも言われたそうでこの地域の木地師達が木材を集積したところという。それが「一本立てるところ」のように使われ、二本立てると山頂に着くというところから「二本コバ」が「日本コバ」と呼ばれるようになったようだとガイドブックにある。標高差は640m程である。

19日 滋賀県の日野町にある山、綿向山に登った。昨日の日本コバもこの山も鈴鹿の山の一角にある。鈴鹿の山と言えば三重県にある山と思っていたが滋賀県にまで連なっている。山頂にある大嵩神社の表参道という登山路は大勢の登山者が登るようで良く踏まれた植林地の道だった。林はよく手入れされていた。道は千鳥に作られていて歩きやすい。一合目から九合目までの看板には山頂までの距離も書かれていた。山頂直下は急な階段で真上に登るようだった。この日天気は余りよく無く山頂の稜線は強い風が吹いていた。山頂を早々に離れて竜王山への縦走路を降った。水木谷を囲む尾根を一回りするコースだった。最奥部のあたりだろうか「オンバノフトコロ」という所があった。一回り5時間半ほどで昼前には駐車場に戻った。1年ほど前の冬に掛川さんが霧氷を見に来たといっていたが、僕たちは新緑の道だった。シャクナゲ、山ツツジ、チゴ百合、イワカガミなどがちらほら咲いていた。(赤石)


5/18、藤川谷沿いを登り、下山は尾根ルート。頂上付近まで清流が流れており、登山道は変化に富んでおり、飽きさせない山であった。なお、一説によると、山名、日本コバの由来は2本の休み(コバ)で行ける山とか。もっと適切な名前を付けても良い山である。綿向山登山口駐車場でテント泊。
5/19、歩きやすい表参道から頂上へ。頂上に着くと、風が荒れくるっており、稜線上は東面の谷から雨も吹き上げてきた。この稜線上に風の影響か、変形ブナの看板があるブナがあった。ここは強風で有名な場所かもしれない。竜王山を巡る一周コースを歩いてきた。地元で有名な永源寺の末寺である西明寺で登山の無事を感謝して、帰静した。(安陪)

二本コバへの登り

二本コバからの降りで