静岡山岳会
Shizuoka Alpine Club

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このHPは以下のURLに移転しました。
https://shizuokaac.evolution.jp/wp/
今後とも静岡山岳会をよろしくお願いいたします。

定例会ニュース No.21(2020/01/17)

定例会出席者

苫米地、田村、赤石、加藤、安陪、堀部、立浪、田嶋、佐野、桑畑、村松、根本

12/28~29 西穂高(西尾根経由) 根田、高本

12/28の朝、美濃市のふれあい広場に6:30に高本君と落ち合い、週末の天候が不安定であることが予想される中、槍ヶ岳と西穂の計画書と2通作り、西穂の稜線は雪煙がまっているのを確認後、新穂高の登山センターで西穂高を目指すことに変更しました。天候は晴れ、回りは前日降ったと思われる雪面を歩き出す。
11:15穂高平小屋前の牧場のゲートは開いており先行パーティのトレースをたよるが牧場の有刺鉄線を越えたところからトレースのない右側をとり西尾根に取り付く。先頭の高本君が直登しトレースをつけていく。
13:25、1800付近で先行パーテイーのトレースと合流、私のピッチが上がらす、暗くなり始めた1980m付近で幕15:20

12/29 天候晴れ4:00起床、6:30発。テント撤収時後続バーテイが追い越していく。アイゼン、ヘッドランプをつけての行動、雪は膝下ぐらいで、トレースがつけられている。2343mのピークを越したところで途中先行バーティの幕場を確認(4張)。森林限界を超したところでハーネス、ヘルメット着装。第1岩峰はルンゼ状のところを残置ロープをたよりに左にまきながら高本君が先頭で越える。続いて10:50、第2岩峰は尾根筋を登り、頂上直下の岩稜はこれまたルンゼ状の残置ロープにブルージックをして登り頂上へ12:30。14:00独標。西穂山荘を経由してロープウエイで下山をしました。今回も私の体力のなさを高本君に指摘されながの山行でしたが、西尾根からら見る険しくジャンダルムの飛騨尾根、西穂からみる六百山に山並みの眺めは心に残る山行でした。(根田)

1/3~4 仙丈ヶ岳   根本、他1

1/3 6:30柏木登山口~10:50松峰小屋分岐11:10~13:30幕場(2356mコル)
1/4 5:40幕場~8:00仙丈ヶ岳8:10~9:40幕場11:00~16:20登山口

道の駅南アルプスむら長谷に前泊。意外と住宅街で、広い割に数台しか泊まっていなかった。
3日 1800mまでは雪はほとんどなく歩きやすい。松峰のトラバースが終わるあたり(約1970m)までは地図にない林道が登山道と並走している。私達は中途半端に雪のついた歩きにくい登山道を歩いており、すぐ下の林道を歩くグループにさっさと抜かされる。林道に下りようかとも思ったが、登りだけは、と意地で登山道を歩き続けた。林道終了点からは本格的な登りとなり、一気に疲れる。小屋分岐からアイゼンをつけたが、チェーンスパイクでサクサク歩いている人もおり、両方持って行くのもありだなと思った。仙丈への登りが始まる手前の2430mあたりに幕営しようと考えていたが、先行パーティもいたためテントが張れなかったら嫌なので、13:30に見つけた幕営適地で終了とした。夜は無風で快適だった。
4日 明け方は快晴。稜線に出る前に日の出を迎えた。ご来光を見に行ったのか、もう下山してくる人々がいる。稜線は風が強いものの、耐風姿勢が必要なほどではない。誰もいない山頂からは、日本の標高1、2、3位を始め、素晴らしい景色を見ることができた。残念なことに、懐に入れておいたカメラは冷えて電池がなくなり、ろくに写真が撮れなかった。次回はカメラのためにカイロを持って行こうと思う。下りはもちろん林道を歩いて楽をした。

1/4 緑の道パトロール   青笹山、浅間原   堀部、漆畑、掛川

(報告のみ)

1/6 栗代山(1294m)  赤石、他1

大無間山(2330m)から南に延びている長大な尾根は風イラズ(1990m)やいくつかのピークを連ね栗代山まで南に向かって伸び、ここから西に向かう。栗代林道の分岐あたりでまた南に向きを変え、寸又川と大井川の合流点で終わっている。登山者の少ない山歩きを探してこの山を選んだ。寸又温泉への道路から分岐して更に栗代林道への分岐点に駐車した。踏み跡のような道を登る。雪はまったく無い。植林や葉の落ちた広葉樹林の中を登るが急なざらざらした道は歩きにくい。木や枝につかまりながらの登りもある。左側の木々の向こうに朝日岳(1827m)がどっしりとしていた。風はなく天気も上々、春のような暖かさだった。高度差約600mの登りは2時間弱だった。山頂は林の中で、三角点と誰かが作った小さな山名板と「静岡山の仲間山岳会」のプレートがあるのみだった。木立の彼方にかすかに雪のある大無間山が見えた。大井川の接岨湖が眼下にある。日だまりの山頂でゆっくりしてから、登ってきた道を木々につかまりながら下った。赤布やテープは適所につけられている。歩いた時間は3時間強、行程は4時間弱の山登りだった。静かな山を楽しんだ。

【山行計画】

●1/9~13  山スキー 北海道                  風岡、掛川、堀、漆畑
●1/11   白鳥山                             赤石、他2
●1/17~19 準月例 野沢温泉スキー場 
参加者:赤石、風岡、堀、根田、村松、田嶋、田村、安陪、佐野、高本、清水、他1

定例会ニュース No.20(2019/12/19)

定例会出席者

赤石、掛川、佐野、田嶋、堀部、村松、田村

12/7~8 奥丸山 根田、高本

お正月の下見山行と雪山トレーニングを兼ねて行ってきました。私は槍沢の冬季小屋まで歩け るかどうか心配でした。案の定、足はパンパン、足が上がらなくなったころ、小屋に6時間30分も かかり16:45分に着き小屋前で幕。積雪50cm程度、天候は晴れ、翌日3時起床、4:45分幕発 昨日、入山したと思われるトレースを頼りにワカンをつけて空荷で2200mの中崎尾根の分岐をへ て奥丸山の山頂8:25着。天候は晴れ、青空に浮かぶ穂高を満喫して、もときた道を槍平(10:30 -11:00)に残したテントを撤収して下山しました。新穂高15:10、お正月の槍ヶ岳までの幕場、 下山ルートをどうするか悩ましいところでした(根田)

12/7~8   富士山  堀 達憲 他7名

大学山岳部現役の冬山訓練に帯同してきました。
7日 富士吉田馬返から五合目佐藤小屋テント場。幕営準備後七合目付近吉田大沢で雪上訓練。 歩行練習、ストッピング、ザイルワークなど。
8日 天候に恵まれ快晴微風、時折つむじ風。六合目付近よりアイゼン着装。上部はよく締まった 堅雪でアイゼンが持ちよく効く。11時20分吉田口頂上。11時までに着けば剣が峰に回る予定だった が断念。下りは夏道東側の滝沢を八合目まで下り、西にトラバースして吉田大沢を下る。 この日、スバルラインは五合目まで営業。佐藤小屋は土・日曜日のみ営業で宿泊や水の手配可。 スバルラインで五合目、佐藤小屋宿泊、日曜日登頂というお手軽冬富士も可能です。

12/10  竜爪山  赤石、他3(市岳連)

市岳連の70周年記念事業として竜爪山の登山道の整備が始まった。そのコースの1つ、則沢 からのコースを下見に市岳連の三氏と行った。則沢からの林道を入った所の大きな堰堤下から登山 道が始まる。沢沿いのトラバースの道はしばらく手入れがされていないようでハイキング道としては 向いていないようだ。土が道にたまって歩きにくい。古くなったトラロープがあるが不安定である。 この道は鍬等を持って行って聖地したい。林道終点の道白山登山口の手前に左に向かうきれいな 道があるがこれは中電の巡視路で、間違えて入り込むと、その先で道は狭くなり滝の上をトラバース するようになってくる。この滝に過日滑落し死亡事故があったそうで、この道に入らないように通行止 めの看板を最近設置した。ここまでのコースをスキップするにはこの林道終点の道白山登山口まで 車で上がってくることになる。ここから先の文殊岳への道も急坂で木につかまったり古くなったロープに つかまったりの登りである。何ヵ所かの補修が必要なハイキングコースで、ガイドブックに「上級者向き のハイキングコース」の注意書きが必要だと話し合った。平山からのコースと違って、「親子向きのコース」 ではないようだ。

12/14~15 月例:中央アルプス「烏帽子ヶ岳」 (2195m)

担当:赤石 高本、根田、鈴木、堀部、小野田、根本、田村
14日 9時半に松川町のコンビニに静岡組、県外組が集合。静岡からの途中、周りの山々には雪は 無く、八ヶ岳の連峰も黒々していて南アルプスや北アルプスの高峰のみが白く輝いていた。鳩内峠の 駐車場で装備を分配して登った。雪は全くない。予定していた飯嶋コースとの分岐点付近がこのコース の唯一の平らな場所で、ここしかテントが張れる場所はなかった。尾根を登るコースなので水場はない。 雪不足を心配して各自2リットルずつ水を持っていったので20キロ前後のザックになった。 4時間弱ほどの登りで着いたが積雪が全くない。笹を払いのけてようやく10人用のテントの敷地を作った。
食当の田村さんの豪勢なナベ料理をたっぷりいただいた。テントに入った頃から風が強く吹いたが、夜 9時過ぎにはおさまった。十六夜の月で、流星群が現れると聞いていたが、木々の中からで見えなかった。 松川町の夜の光はきれいだった。

15日 4時に起きて明るくなってきた6時半に歩き始めた。薄く積雪があるので、アイゼンをつけたが岩 混じりの道で歩きにくかった。山頂に9時前に着いた。天気は良く南アルプスの連峰の雪の稜線が遠望 できた。中央アルプスは近くの越百岳が見えその奥は隠れて見えない。遠くは恵那山が望めた。 遠望を楽しんだ後下山。途中3パーティほどすれ違った。テントを畳んで降りる。小八郎岳に寄り春のように 温かい日射しの中、ここでも展望を楽しんだ。登ってきた烏帽子岳が大きく見えた。冬山訓練の月例山行 だったが、雪山の体験は出来なかった。松川町で一浴して解散した。(赤石)

重いザックを背負い、なんとか幕場へ。翌日サブザックで登頂するはずだったが、なんとも身体が だるく足があがらず、こんなはずではないと思いながら、休憩時に思い切って幕場に戻りたいと赤石 リーダーに伝えた。鈴木よしさんが、一緒に幕場に降りてくれると言ってくれて心強く、有り難かった。 休んだ後、駐車場まで難なくこなし下山したが、帰りの車中、鼻水とクシャミ。月曜日、発熱!(田村)

先週と同様に名古屋の高本君と合流して集合場所の松川IC付近のコンビニで皆さんと会う。私は 正月山行を想定して雪のない1849m付近の幕場まで皆さんと一緒に歩き、気温の変化を調べ(登山口5.0c幕場-0.5c)もし雪があったら、小八郎岳トラバースは竹やぶの上の雪は弱層となるだろうと考えながらあるきました。幕場では数年ぶりに気象通報を聞いて天気図を作成。 根本さんから、低気圧と高気圧の間違いを指摘され、正確さないもの、なんとか書けました。皆さんと鍋を つまみながら四方山話に花がさきました。翌日はアイゼンをつけての烏帽子岳へ同道を下山。幕を撤収 して、小八郎岳での大休止しながら南アルプスの展望をあの山この山とみなさんと話し、たのしい時を すごすことができました(根田)

【山行計画】

12/28~1/2 槍ヶ岳    根田、高本
12/29~31  神楽バックカントリー 風岡、掛川
1/9~13    北海道スキー  風岡、漆畑、堀、掛川
1/4 みどりの道パトロール

観昌院坂+安倍城 L小野田、赤石
青笹山、浅間原 L堀部、漆畑     ※募集中!

※準月例 野沢温泉ゲレンデスキー 担当:安陪 
1/17~19 赤石(車)→堀→風岡 安陪(車)佐野→清水、他1
村松(車)田嶋→田村、
1/18~19 根田、高本 

★時間などは各車で相談してください。※募集中!

定例会ニュース No.15(2019/11/21)

定例会出席者

田嶋、苫米地、赤石、村松、佐野、掛川、田村

11/9 城山  根本、他5

久しぶりのマルチピッチ。1ピッチ目から腕がパンプし、練習不足を痛感。城山頂上まで行くと、1日中歩いていたかのような疲労感だった。その後最初の南壁に戻ると、20人近くの人がおり大混雑だった。

11/10 緑の道パトロール  青笹コース  L小野田、赤石、村松

山行の前日夜まで用事があり、ネットでじっくり調べる間もなく慌ただしく出かけた。先輩方がご一緒だし、緑の道はほぼしっかりした道だしと高をくくっていた。が…。
青笹山までは問題なし。浅間原までに片側が崖の所があり張ってあるロープが目立たないので下の笹を刈り道を広げ山側に新しいロープを張った。浅間原からの下り、なだらかな林の中に点々と赤布があった。南西に下った。西にも赤布があったが合流するのかと思った。ピークがあるはずだがそれらしい所はなかったなと思いながら下った。その後緑の道にしては足場の悪い所が出てきて、道が違う様子。作業小屋の上部に大きく桃色テープが巻いてあるのに、その先には全然見えなかった。だが後で登り返すと大きな岩陰から北の急斜面にテープが付けてあり、登りきると正規のルートに出た。暗くなり近付かないとテープは見えない。後日赤石さんのGPSの足跡を見て、その後またルートを外れていた事が分かった。不安に思った所ではもっとじっくり早めに地図を確認するべきだった。赤布が付いている道が何本もあるので間違え易い。どんな山も、下調べも読図ももっと慎重にしなければいけないと思い知った。次回は下渡から登って一般道を確かめたい。(小野田)
安倍奥の山は静岡市の岳人にとって故郷の山登山の原点の山です、葵高原から青笹山までのルートは登り下りとも良く整備されていますが、青笹山から浅間原、下渡に至るルートは稜線上は身長より高い笹に覆われているものの足下はしっかりしています、一ヶ所青笹山から浅間原の途中山梨側に切れ落ちているところが有ります、少し笹で覆われているため、見通しが悪く足を滑らすと2、300M落ちてしまいます、ロープを張る支点が有りません、仕方なく西側にロープを張りました、この先崩落すれば新たな道を作らなければなりません、浅間原から下渡への下山道は一部中部電力の巡視路と混雑していて不明瞭です、冊子に記載するなら整備が必要と思います、又台風等により倒木、土砂崩れめ有りました。(村松)

「下山路で道を間違えた。」
地蔵峠から青笹山までのコースは歩きやすいハイキングコースだ。青笹山から浅間原へのコースは歩く人が少ないようで手入れがされていない。背丈を超える笹が道を覆っているが道はしっかりしている。浅間原の送電線の鉄塔がある場所は木が切り払われていて富士山、愛鷹山の景観が素晴らしい。ここからの降りが歩きにくくなる。道は1264mの三角点から南西への尾根を降りるのだが、私たちは手前にあるかつての造林小屋から少し歩いた所の赤布から南西に向かって踏み跡のある尾根を降ってしまった。赤布が案内してくれた。途中鉄塔もあり赤布に引かれて降った。やがて樹脂製の階段や鉄製の橋が架かった小さな沢を過ぎると廃屋になっている大きな造林小屋に出た。ここで間違いに気がついた。この道は中部電力の巡視路だった。気がついて道を探したが結局右側の尾根に上り返して登山路に出た。この間、小屋付近の道を探したりしたので1時間40分ほどのロスをしてしまった。4時半頃尾根に上がった時には日が落ちて夕闇が迫っていた。植林に入ると闇は濃くなりヘッドランプを点けて降った。渡村の公民館に着いたのは6時半過ぎだった。今回は核心部分で地図をよく確かめずに踏み跡と赤布に頼って歩いたことが失敗の原因だった。(赤石)

11/10緑の道パトロール 歓昌院坂~安倍城跡

L堀部、苫米地、漆畑、清水 

★11月10日(日)快晴
7:00西ヶ谷運動公園集合 車を1台デポして丸子の誓願寺へ移動
7:30誓願寺駐車場、リーダーの堀部さんが事前に駐車許可をいただいてくれていた。 いきなりとても分かりにくい登山口から丸子城跡へ向かう。道案内があっても信じら れないくらい狭い路地が登山口であった。山に入ると道ははっきりしていて、息があ がるころには丸子城跡へ到着する。展望はないがちょっとした広場があり、戦国時代 の山城の遺構がよく残っている。少し北へ進むとすぐ駿河匠宿への下山道で、途中か ら泉ヶ谷の集落が一望できる。すぐ匠宿に下りてしまうが、まだ朝早くてひと気がな い。このあたり自家製ハチミツの看板のある農家が多い。柴屋寺の入口を右にみて道 路を進むと「とろろ汁」の有名店があり、その脇を過ぎれば歓昌院である。歓昌院の 墓地の右側に登山道がある。樹林の中をしばらく登ると間もなく林道に出る。数メー トル右に進むと峠への入口である。登りはじめてまもなく峠に出る。右の山道を辿れ ば徳願寺山である。ここは正面の歓昌院坂を下る。暗く、古道の割にはグズグズの道 である。何か所か倒木が道を塞いでいる。何とか切れそうなのを1ヵ所処理した。さ らに下るとすぐに牧ヶ谷の集落である。三叉路の観音堂を過ぎると藁科川右岸に出 る。牧ヶ谷橋からは藁科川の清流でアユ釣りをしている釣り人が見下ろせる。左岸の 土手を左手に木枯らしの森を見ながら上流に辿る。藁科街道を横断し、そのまま支流 の久住川の左岸沿いに進む。日曜日の遅い朝、のんびりとした秋の田舎風景を楽しみ ながら歩く。
山際になったと思うと洞慶院である。ここで初めて休憩をとる。ここから安倍城跡へ の登りとなる。登山道はつづら折りの緩い道と直登ルートがある。堀部さん、漆畑さ んは直登ルートを、苫米地、清水はつづら折りを進む。1時間ほどで久住砦跡だが、 最後の登りはなかなかキツイ。一旦少し下って安倍城跡へ最後の登りを終えると東面 が開けた安倍城跡頂上である。4人で仲良く昼食タイム。堀部さんからはチョコボー ル、漆畑さんからはミカン、清水さんからはレバーペーストを塗ったパンをいただ く。残念ながら自分にはあげるものがない。天気が良いので素晴らしい眺望を楽しん だ。手前から、安倍川、賎機山、谷津山、日本平、駿河湾、伊豆半島が折り重なって ミルフィーユ状の絶景だ。さて下山。ルートはいくつかに分かれるが、山頂の北面直 下から右折し、増善寺方面へのルートを辿る。途中から地形図上のルートとはズレて 一つ南側の支尾根を辿る。送電線のあるコルから右に下れば増善寺だが、左に下っ 西ヶ谷運動公園をめざす。下り始めるとすぐに植林に入り、抜けるともう人家が現れ る。のんびり歩いてまもなく西ヶ谷運動公園である。時刻は正午を少しまわったくら い。秋日和の好日を半日のんびり楽しめる格好のハイキングコースである。参加者み んな笑顔で楽しめたパトロールだった。事前の下見、事後の報告書の作成がある堀部 さんに感謝、休会中ながら参加してくれた清水さんに感謝、いつも欠かさずパトロー ルに参加してくれる漆畑さんに感謝です。(苫米地)

11/16 麻布山~前黒法師山~バラ谷の頭 根本

11/16 9:45登山口~11:30麻布山~12:15前黒法師山12:30~14:45バラ谷の頭
11/17 6:30バラ谷の頭~8:40前黒法師山~9:25麻布山9:35~11:00登山口
紅葉を見るため、水窪からバラ谷を往復した。前黒法師山からバラ谷は一般ルートではないものの、赤テープが多く迷うことはなかった。スタートが遅れたが案外早く着いたため、バラ谷から素晴らしい景色を眺めながら贅沢な時間を過ごせた。下りは紅葉を眺めながらゆっくりと歩いた。今回は時間に追われることもなく、心から楽しめた山行となった。

11/16  権現山 高本

岐阜県各務原市にある権現山は標高316Mの低山ですが、二つの尾根に岩場が点在し、一部クライミングゲレンデとしても整備されていました。まずは岩場の尾根伝いに頂上まで登り、その後岩場に戻ってトップロープを張り、登り返しの訓練等を行いました。名古屋からのアクセスも良く、駐車場からのアプローチも30分程度。今後、トレーニングの場として活用できそうな山でした。

【山行計画】

11/23~25  富士山雪訓(吉田口)  堀、他9
11/29  八嶽山  赤石、他1
月例 冬山訓練  担当:赤石 募集中
12/14~15 中央アルプス  烏帽子岳
赤石、高本、根田、鈴木、堀部、根本、小野田、田村

準月例 野沢温泉ゲレンデスキー 担当:安陪 募集中(12/5まで)
1/17~19 安陪、赤石、村松、田嶋、佐野、田村
1/18~19 清水、他1

定例会ニュース No.14(2019/11/07)

定例会出席者

田嶋、田村、赤石、苫米地、村松、小野田、立浪、堀部

10/15~18   県岳連レスキュー 高本

(報告のみ)

10/23 富士山  堀

前日、雨上がりの雲の合間から富士山が冠雪している事を確認。初冠雪に合わせて頂上に雪ダルマを作るのを毎年恒例化しており急遽、翌朝に富士山へ。晴天、微風、新雪が綺麗。空気も澄んで新宿の高層ビル群や横浜みなとみらい高層ビル群も確認できました。
6時30分富士宮五合目 10時富士山頂 雪ダルマ作成 12時富士宮五合目

10/26日~27日  高本、桑畑、根田、立浪、赤石、苫米地、村松、根本、漆畑

月例山行では通例の岩登りだけでなく、私個人の考えでレスキュー講習の内容を組み込み、初日の1日をそれに当てました。
今回、レスキュー講習を実施したのは安陪さんの事故が大きく影響しています。
事故後の対応は良かったのか、また未然に事故を防ぐ手立てはなかったのか考える中で元々の月例山行の日程を私の希望で変更させて頂き、県岳連のレスキュー講習に参加しました。そこで教わった内容をベースに今回の講習を行いました。カラビナの種類と使い方、ロープの結び方、ブリッジプルージック、ロワーダウン、オートブロックシステム、1/3システムの引き上げ、登り返しと懸垂下降等を実際に行い、その実用性についても意見交換をすることができました。私自身、見様見真似のままで講師役を務め、今思えばお粗末だったところも多々あります。
その点は今後さらに練習を重ねて、改善していきたいと思っています。参加された皆様には感謝いたします。同時にもっとこういうことをしたかった、この場合はどのように対処すれば良いのか、あの対処方法にはどういう意味があるのか等忌憚のないご意見を頂ければと思っています。今回はレスキューを主題に行いましたが、そもそもレスキューの必要のない登山が理想です。そのためには、事故を未然に防ぐ訓練も必要かと思います。例えば、ロープの送り出し、引き込みの練習を行いましたが、あれはレスキューではなく、クライミングの練習でした。基礎的な練習を重ねることで事故を防ぐことにもつながると思います。今回参加されてなかった方々もいらっしゃいます。もしご希望があれば、今後継続して講習会、練習会を実施していきたいと考えています。(高本)

高本君が市岳連、県岳連のレスキュー講習をうけてくれたので、新しい考え方のロープワークについて、説明を受け、参加者全員で実習をした。わたしは7mmシュリンゲを準備したもの、ガンマー織のロープ(目の細かい)が必須ということで高本君の準備してもらったものを借用、各種の結び方を教わりました。アンカーヒッチ;危ないやつ、マリナーノット:抜けるやつ、もっと練習して覚えたいと思います。大御所の桑畑さんも参加していただき、メリット、デメリットの説明をうけながらのブリッジブルージックの3倍吊り上げシステムの練習。参加者全員で、技術の共有ができたことをありがたく思っています。尚、いつも参加してもらっている、A氏が参加できなかったことが心残りでした。(根田)

久しぶりに岩に登れるかと期待した月例。10月で唯一仕事が入っていない週末。初日はレスキュー、次の日はクライミングだったが、2日目に私用が入りリミット時間が決まっていた。登れるか期待したが、取り付きで引き返すことになって残念だった。(立浪)
長いブランクで、前回いつ岩登りに行ったか忘れた位久しぶりで初歩技術を忘れていた。繰り返しの講習会が必要と思いました。(村松)
26日高本リーダーのもとで、山での事故を想定しての訓練を行った。10時頃からロープワークの練習。プルージックのスリングのダブルフィッシャーマンノットの結び方。スリングはかつての6mmではなく7mmの径のものが必要だとのことだと覚えた。遭難者をネットの担架を使って運ぶ方法、ザックを使って背負う方法、遭難者をロープで引き上げるための3分の1の方法の実践(これは動滑車の原理とプルージックによる確保を使う)、また、木から垂らしたロープにプルージックのスリングをかけて自力で登り下りする練習などを行った。テントの中では恒例の宴会を楽しんだ。時季が遅れたので月をも楽しむ「観月の宴」とはならなかった。
27日 十二ケ岳の岩場に行き外岩のクライミングを楽しんだ。高本リーダーがトップロープをかけて交代してトライした。私はしばらくジムクライマーだったので久しぶりの外岩だった。足の使い方はインドアーではなかなか練習できない。約半日のクライムだったが楽しく登れた。(赤石)
土曜日のみ少し遅れて参加。ロープの結び方から救助方法など盛りだくさんの内容であった。救助方法は学べば学ぶほど、安全かつ技量に合った登山を心掛けようと強く思った(漆畑)

10/27 丹沢  掛川

菩提バス停~二ノ塔尾根~二ノ塔~ヤビツ峠~大山~阿夫利神社~見晴台~日向薬師
★メジャーな丹沢でも人の少ないエリアを選んで歩いてきた。二ノ塔尾根は地図上では立派な登山道になっているが、実際は踏跡をたどる程度の不明瞭な登山道で薄暗く人気がないようだ。二ノ塔自体は縦走で通過する山なのだろう。ヤビツ峠に下る道では多くの登山者とすれ違った。大山は台風の影響をあまり受けていないようで、多くのハイカーでにぎわっていた。早々に切り上げ神社に下山、当初更に人気のないエリアを縦走する予定だったが、崩壊が各所に見られ不安になったので神社に引き返し、見晴台に上り返し日向薬師に下山した。丹沢はまだまだ歩いてないエリアが多くあるので、今後も引き続き散策してみたい。

10/31 離山(はなれやま)917m 赤石 他1名

愛知県豊根村にある山。みどり湖の新豊根ダムの駐車場から通行止めになっている県道を大入川に沿って40分ほど標高差100m位降ったあたりの登山口から登る。登山口は落石防止の頑丈なネットの鉄枠の入り口をくぐるように入り込む。急な踏み跡だ。この山はかつて林業に使われていたようだが今は荒れていて登る人は殆どいないようだ。登山者も殆どいないようである。踏み跡と赤布を探しながらの上りだ。途中一部に斜面のトラバースがありざらざらした土で慎重に歩く。やや斜面が緩いところには植林がしてあった。殆どは雑木の林だった。狭い尾根になったり這うような急斜面になったりと木の根や枝に捕まったりした。背の低い笹があったがすべて枯れていて捕まることが出来ない。登山口からの標高差は約600m、2時間ほどで山頂に着いた。山頂は反対側からの桧の立派な植林が続いていた。緑の山頂からの展望はなかった。降りはより慎重に歩いた。踏み跡と方角、赤布を探しながらだった。かすかな踏み跡は上りよりも下りの方が探しやすい。
特に登山口の近くははっきりしている。今回も下山したのは登山口よりもかなり左の方の造林小屋の廃屋の横だった。高い山ではないが今回も巨大迷路を通り抜けた感じで満足した山だった。面白い山だった。

11/2 朝霧高原トレーニング  掛川

道の駅朝霧高原~毛無山~雨ヶ岳~竜ヶ岳~本栖湖~東海自然歩道~道の駅朝霧高原
近場でサクッと行けるトレーニングとして朝霧を選択。このコースは逆ルートを歩いたことがあるが、今回は道の駅から時計回りに実行した。毛無山は地蔵峠経由を予定していたが、崩壊のため通行止めだったので直登尾根へ。久々の急登にいきなり汗だく。毛無山~竜ヶ岳は歩いている人もいなく気持ちの良い稜線だったが、ガスっていて展望がないのが残念だった。竜ヶ岳まで足を延ばしたが、ここでも富士山は見えなかった。さすがに人気の山。多くのハイカーでにぎわっていた。本栖湖方面へ下山し、東海自然歩道に入った。これが思いがけない良いルートだった。ルートはわかりやすく整備されており黄葉も真っ盛りなのに、誰も歩いている人がいないのが不思議。途中、巨大な雄鹿に遭遇。気配を感じると即立ち去った。野性味を感じ、山の動物はこうでなきゃ、と思った。最後は139号線を2キロほど走って道の駅に戻った。手軽に行ける良いトレーニングコースだった。

11/4 立岩RCT 高本、根田

三連休の最終日は天気にも恵まれ、根田さんにお相手をお願いし、立岩でレスキュー講習の復習を行いまいした。月例は出来なかったビレイからの自己脱出、自己脱出後のリードの引き上げ、ロワーダウン、引き寄せも行うことが出来、良い練習が出来たと思います。今後も継続して練習を重ねていきたいと思います。(高本)
西湖でのレスキユー訓練、頭だけ覚えても不足、復習の意味も含めてトレーニングをしました。朝の8時から夕焼け小焼けのチャイムがなるまで練習をしました。午前中は、ローブワークの確認、3倍釣り上げシステムの振り子の応用編、私の4倍吊り上げシステム、ブリッジブルージックの応用は失敗、今後の課題となりました。午後は高本君はアイゼントレーニングで、私は通常の体幹トレーニングをしました。登れないのはトレーニング不足でした。(根田)

11/4  池口岳 漆畑、掛川

池口岳登山口から光岳へ行くための下見として池口岳へ行ってみた。前夜に登山口にある避難小屋に宿泊。車が3台あったが、連休最終日とのこともあり皆出発後のようで貸切り。朝4時15分に出発。ヘッドランプを点けて1時間半ほど歩く。ルートがはっきりしない箇所もあったが、概ねテープが付けられてるので迷うことはない。いきなりの急登から始まったが、すぐに平坦になったりまた急登になったりの繰り返しで変化があった。明るくなって黄葉の素晴らしさに感動した。開けた尾根から見える谷の紅葉もきれいだった。池口岳北峰に9時37分着。展望はないが無風で気持ち良かった。加々森山へのジャンクションから加々森方面に向かい、水場の下降点を確認してきた。また途中で何ヶ所か幕営できそうな場所も確認できた。ジャンクションに戻り下山開始。下りで見る黄葉は素晴らしく、同じ道を歩いていても下山時の方が余裕もあるので、登りでは気づかなかった景色が堪能できた。特に朝暗い中歩いた下部の紅葉も一段と美しかった。長い道のりだったが静かで歩きやすく、思いがけない紅葉のご褒美もあり大満足のハイキングだった(掛川)
参考タイム11時間10分のロングコースのため、前日に登山口そばの避難小屋
に泊まり、翌日4:18に出発した。登山道は標記もあり非常に歩きやすく、深南部特有の静かで奥深い様相で、想いもしない素晴らしい紅葉も満喫できた。また、池口岳からの下山の際、光岳に向かう分岐を15分ほど下りテント場と水場下降点をチエックし、光岳縦走の下見も行った。登山口到着時刻は14:40、明るい内に下山できホッとした(漆畑)

11/1~3 黒法師岳2067m、丸盆岳2066m 小野田、他2

1金:静岡19:40=22:20水窪ダム湖
2土:ダム湖5:50=6:30空地駐車場6:45~林道~7:08戸中川ゲイト~8:20シブロク歩道登山口8:35~11:20麻布山分岐~12:55バラ谷の頭13:10~13:30~50水汲み~15:00黒法師岳 
かなり以前登った事があるが積雪期だった為か、これ程笹藪に覆われていた印象はなかった。黒法師の最後の急登は頭まで隠れる高い笹で足元もよく見えず長く続いてきつかった。カモシカ平まで行く予定だったが時間切れで黒法師頂上にテントを張った。頂上標識の前だけが笹がなく残りはほぼびっしり笹が覆っている。私達のテントで空地が埋まった。その後3組登山者が来た。
3日:黒法師岳7:20~8:00等高尾根分岐~8:35カモシカ平~9:00丸盆岳9:10~10:10等高尾根~12:40黒法師岳登山口~14:20ゲイト~14:45駐車場
黒法師からは笹の急坂を下った。その先の笹は膝位の高さだったので良かった。丸盆頂上ではガスで景色が見えなかったがカモシカ平に下ってから景色が見えてきた。カモシカ平には5人のグループがいた。等高尾根から下った。まだ完全に紅葉はしていないが所々紅葉と黄葉が見られ落ち葉を踏みながら秋の美しい山を楽しむ事ができた。

【山行計画】

みどりの道パトロール 担当;堀部、小野田 
11/10日 L小野田、村松、赤石 地蔵峠~青笹山~浅間原~下渡
       L堀部、苫米地、漆畑、清水  安倍城跡、歓昌院坂

月例 冬山訓練  担当:赤石 募集中
12/14~15 中央アルプス  烏帽子
赤石、堀部、小野田、立浪、高本、根本、田村、根田、鈴木

定例会ニュース No.13(2019/10/03)

定例会出席者

赤石、村松、高本、掛川、田村、堀部、立浪、苫米地

10/6   京丸山   佐野、根田、小野田、他1

遠州の山、京丸山にいってきました。アプローチが長いこともあって前日の10/5(土)に15:00に天竜二俣駅に集合し佐野さんの車で石切ゲートまで明るい内に着き、車中泊しました。
翌日、ヒルの歓迎をうけないようにおのおの対策し(私はあしもと塩水)6;10ゲート発、天候は晴れ、京丸川の林道沿いに歩き、ひっそりとした京丸の集落(藤原家)で休憩、林道を使い山の神経由で姫娑羅の道とい標識をみて、さるすべりの中の林道をつめる、途中展望にきく尾根にでて休憩富士見峠9:10 1038m りっぱな杉の木みながら岩岳山、竜馬ヶ岳がよくみえました。ほうばの木の中の林道をすこし歩いて山道にはいり京丸山山頂11:10につく、ゆっくり昼食をとり下山、途中の山の神から直接京丸側の林道を下り、ゲートまで戻りました。15:00私はみなさんとはひさしぶり、のんびりと歩き、ここちよい秋の風をうけながらの癒し山行でした。(根田)
★2か月半ぶりの山歩きだったので翌日は少し筋肉痛が出た。石切ゲイト登山口までがかなりの悪路だったので早出をして明るいうちに着いて良かった。最後の住民が1人で105歳まで住んだ藤原家が本当に山奥にポツンと一軒あり驚いた。どんな暮らしをしていたのだろう。ここから林道は荒れていて車は走れない状態。登山道はほぼ幅広くなだらかで歩き易かった。姫沙羅、馬酔木、松が多かった。泰山木の実が沢山落ちていた。下りは山の神の向かいから少し急な細い踏み跡を歩いた。紅葉には早く、草花も少なかったがお天気が良くのんびり歩き気持ちの良い日だった。(小野田)

10/6  遭難救助訓練  赤石、高本、掛川、漆畑

毎年行っている県警の山岳救助隊、消防の山岳救助隊、市岳連との三団体の合同訓練である。今回は梅ヶ島の白沢の上部で行われた。当会から赤石、高本、掛川、漆畑の4名が参加した。これまで参加した訓練と違って沢の中での本格的な、実践的な訓練だった。沢を1時間ほど遡行したところにある滝を使っての救助訓練だった。県警の訓練は滝の中での遭難者をロープを使って下ろす訓練と岩場で負傷者を背負ってロープを使って上り下りする訓練を行った。消防は負傷者をロープを使って引き上げるのに、引き上げ重量を3分の1にする方法を説明し行った。各山岳会のメンバーはこれらの訓練を見学した。3分の1の引き上げ法は山岳会でも練習するようにしたいと思った。小田さんの頃に一度練習したがまだ自分たちのものになっていない。現場までの沢歩きは本格的なものだった。(赤石記)

沢で実施とは聞いていたが、実際に沢を登るとは思ってなかった。渓流シューズは劣化で前回の山行後に処分してしまってたので、田村さんに一応借りて行って良かった。それでも私とうるちゃんは巻道を利用して登るグループに着いて行ったため、沢には最初と最後に少し入っただけ。他のメンバーは全員沢を歩いてきたため、待ち時間がかなりあり、実際の訓練に費やす時間がほとんどなく、滑車を利用した3分の1搬送と人を背負っての下りの救助を見学しただけだった。内容としては物足りないのが正直なところ。自分たちでも色々と試してみないと身に付かない。来年もこのような機会が頂けるのなら、事前にどこで何をするのか、装備は何が必要か等の情報をしっかりと頂きたいと思った。(掛川)

10/9~10  朝日岳、栗駒山 風岡

何年も前から行きたかった朝日連峰。一度朝日鉱泉まで行って、帰りのバスがなく、果たせなかった。台風の様子を睨み9日10日しかないと決行する。9日古寺鉱泉を5:40分に出発する。古寺山まではとても整備され、歩きやすい。ここまでは樹林帯なので、風もなく汗が吹き出る。古寺山に飛び出すと風が冷たく、カッパを着る。小朝日岳を巻くように、トラバースする。銀玉水から上は強風で、時々よろめく。大朝日小屋まで来ると、猛烈な風で、耐風姿勢でないと歩けない。おまけにガスで視界はなく、頂上で記録写真をとって急いで小屋まで下りて休憩する。小朝日岳の登りは樹林帯なので風はなくて、ここまで来るとガスは消えて、大朝日岳がくっきりと見えた。後一時間遅かったらと思っても、いたしかたない。周回コースの鳥原山に向かう。この山頂で、夏に茶臼小屋に泊まったという方に会った。いろいろ話題が合って楽しかった。彼は朝日鉱泉に向かうので、その先の分岐で別れる。畑場峰までは、まったくの水平道で、楽チンだが一向に下らない。畑場峰からは、一気に急坂になる。ブナの気持ちのいい林で、コースタイム1時間のところを、40分でこなした。紅葉を求めて来たのだか、盛は少し過ぎていた。正直期待外れだった。
10日 栗駒山の紅葉時期は、いこいの村跡からシャトルバスで、いわかがみ平に向かう。5百円を徴収されるが、その際大根を一切れくれた。いかにも東北人らしい微笑ましいサービスだ。中央コースは石畳の広い遊歩道という感じで歩きやすい。30分も歩くと樹林帯から抜けて、一気に視界が開けて山頂が迫ってくる。栗駒山はいかにも女性的な山で、なだらかな山裾に青赤のまだらの紅葉が広がり見飽きない。いろんな方向から登山道が延びていて、雲一つない快晴のなか、その登山道から登山道がぞろぞろ登ってくるのが見える。平日にも関わらず山頂はものすごい登山者の数にびっくりした。視界は申し分なく、慣れない山域で山座固定はできないが、気分は晴れ晴れだ。昨日があまりに強風だったので、今日は極楽である。お昼にはいわかがみ平に下り、長い長い帰路についた。

10/9~10 長野県の山 入野谷山(1772m)水沢山(2004m)赤石、田村、他1

入野谷山10月9日 9月から週末は雨の日が多かったので天気予報を見て平日のこの日を選んだ。この山は長野県の大鹿村にある。国道152号線の分杭峠から登る。この峠は磁場ゼロとか「気場」とか言われている場所で人気のスポットのようだ。明るい広葉樹の中を登る。良く整備された登山道だ。「結い桂」の看板がある大きな枝分かれした桂の木がある。途中、「光のテラス」に立ち寄ったりして入野谷山の 山頂に2時間ほどで着いた。好天で風もなく低い笹と広葉樹の木々の中の明るい山頂だった。山頂から南に続いている尾根を歩く。「絶景の峰」、「パノラマ尾根の頭」と言われているピークは笹の原で木々はなく遠く恵那山が望めた。近くは南アルプス、中央アルプス、また北アルプスまでも遠望できた。更に南の電波の反射板があるピークまで歩いて引き返した。この尾根は南に続き二児山から塩見岳の西の本谷山へと連なっている。帰りも展望を楽しんで分杭峠に引き返した。約5時間半の行程だった(赤石)

水沢山 10月10日 
長野県木曽町にある山。昨日の伊那谷の大鹿村から権兵衛トンネルを通って木曽側に出る。野上川を上り野上集落でこの山の登山口を尋ねた。計画の時に調べた場所のようだった。登る人は殆どいないようで、3年ほど前に登った人がいたようだと言っていた。林道を上り峠になっている所に駐車して道を探した。色あせた赤布とかすかな踏み跡を辿って登る。踏み跡は不明瞭で急坂だ。背丈を超える笹の中をも登った。木や笹に捕まって上へ上へと進む。赤布は何種類かがつけてあり、適切な所にあった。途中2回休んで標高差約900mを約3時間半で登って山頂に着いた。山頂は木々の中で展望はない。三角点の標石と手書きの簡単な標識があるのみだった。この尾根は大棚入山、茶臼山から将棋頭山、木曽駒ヶ岳、中央アルプスに連なっている。当初は9月のまだ日が長い時期に大棚入山までの登山を計画したが今回はこの水沢山までとした。帰りは同じ道を下った。降りも不明な道を赤布を頼りに下った。広い尾根から狭い尾根に移る地点で踏み跡を探すのに時間がかかってしまいようやく見つけた。自分たちの赤布も数カ所つけたがまだ付け方が未熟だったと思った。私たちは核心部に赤布をつけてなかった。降りは2時間半ほどで、この日の行程は約6時間半ほどだったが随分歩いた気がした。巨大迷路に踏み込んだ感じで登山口に降りたときはほっとして充実した登山だったと感じた。(赤石記)

★入野谷山&水沢山
国道152号線を走り大鹿村に行くと思っただけで私の心は懐かしく若返るような気がする。分杭峠から足首ほどの笹丈のすっきりした登山道を10月だというのに、トリカブトの花に迎えられて登る。入野谷山へ行く途中、風の丘、結の桂、希望の泉と響きの良い名の所を通過して山頂から反射炉まで行った。ダケカンバやカラマツ林が多い。この夏の暑さのせいか?カラマツは黄色にならず黒茶色になってしまったようだ。翌日は10年以上ぶりに2mほどの高い笹を漕いだり赤布をつけたり故2人のKさんに赤石さんと藪漕ぎしているよ!と叫びたかった。この2日間、誰にも会わない静かな山行で楽しかった(田村)

10/13~14 源次郎岳(1476.6m), 清八山(1593m)  小野田、他

13(日) 晴れ7:10 池田==12:10 嵯峨塩温泉前 登山口12:35~13:25林道~14:30源次郎岳14:50~

16:00登山口 前日の台風19号一過で道路や地盤はどうなんだろうと心配しながら出かけたが、先ず新東名が通行止め、52号線20号線も一部通行止め、富士宮を回って山梨に向かった。源次郎岳には熊注意の看板も。木の黒い祠がみな熊に見えてドキッとする。足元には沢山の毬栗が落ちていた。キノコもある。それで熊が居るのかなと思う。明るい自然林。頂上は切り開かれていて広い展望台。富士山、八ヶ岳などくっきり見えた。

14(月)くもり 一時小雨 天下茶屋前9:00~11:10清八山11:25~12:50 天下茶屋  
昨日と同じ林道を進み大菩薩方面に行く予定だったがすぐ上で土砂崩れの為通行止め。午後天気も悪くなる予報なので予定変更。帰り路に御坂の山に.。天下茶屋前のトンネルも通行止めになっていた。この山はほぼなだらかな歩き易い尾根歩きだが、頂上まで幾つものピークがありその度にがっかりし、段々嫌になってきた。頂上近くから小雨が降り出し、狭い頂上から景色は何も見えなかった。リーダーの目的は2日共きのこ狩りだが今年はきのこが少ないと。だが籠半分位収穫があった。栗は無かった。鹿の声がした。天下茶屋は昔、太宰治が泊まった所で2階に写真など展示してある。熱々のホウトウ鍋を食べて帰路についた。

10/14 経ヶ岳    鈴木、漆畑、掛川

台風一過を期待していたが、終日曇りがちで雨もぱらつく1日となった。台風の登山道への 影響が心配だったが、通過できない箇所はなかった。ただ、4合目までは倒木のオンパレード でくぐったり、巻いたり、乗り越えながらの通過で変化があって面白かった、とも言えるが、 一般道の域ははるかに超えていた。8合目の展望を楽しみにしていたが、ガスで景色は拝めず。 下り時に7合目でお昼休憩。雨は止んでおり暖かいスープを飲み、多少の紅葉を愛でながら のんびりできた。他のパーティは単独の登山者と2名会ったのみ。大泉所ダムからのピストン で往復7時間の行程。良いトレーニング山行となった。(掛川)

【山行計画】

10/15~18 双六 西穂  堀、他7~8
10/19    県岳連レスキュー 高本
10/20    丹沢    掛川、他  

※月例 お月見:岩登り 担当:高本 
10/26~27 場所:西湖観岳園及び十二ヶ岳の岩場(山梨県)
26日~27日参加  高本、立浪、赤石、苫米地、村松、根本
26日(日帰り参加) 桑畑、根田、

※みどりの道パトロール 担当;堀部、小野田 
11/10日 堀部、小野田、漆畑、赤石、苫米地、村松、田村

※月例 冬山訓練  担当:赤石 募集中
12/14~15 中央アルプス  烏帽子
赤石、堀部、小野田、立浪、高本、根本、田村、根田、鈴木

定例会ニュース No.12(2019/10/03)

定例会出席者

佐野、田村、赤石、苫米地、村松、小野田、掛川、立浪、堀部、堀、高本

9/19~21日 白根三山縦走  堀 達憲 他2名

19日・奈良田からのバスが平日ダイヤの為、広河原に9時40分着。夏山には遅く紅葉には少々早い時期なのでこの時期は空いてて良い。大樺沢右俣から肩の小屋15時着。
20日・北岳、間ノ岳、農鳥岳をへて大門沢小屋15時着。大門沢の下りは難儀した。
21日大門沢小屋から奈良田。台風と秋雨前線の合間で稜線は晴天に恵まれました。

9/27  妙高山   風岡

天候を見ながら、この日に決めた。
妙高の麓には、たくさんのスキー場がある。したがって冬はお馴染みのエリアである。しかし無雪期にはあまり来たことがない。雪のない妙高周辺はなにか寂しく感じる。
26日夕方燕温泉の駐車場で仮眠する。
27日5:30出発する。1時間までは赤倉温泉の源泉取り入れ口があり、そこまではコンクリートの登山道である。
妙高山の山頂は岩山である。申し分のない天候で、まったりした。帰りは燕新道の周回コースをとる。こちらはあまり歩かれていないようで、灌木帯の暗っぽい道であった。

10/2  天子ヶ岳   風岡

妙高山下山後、温泉宿に泊まり、湯に浸かりながら足をマッサージしたら、すっかり疲れが消えて、今日は快適な山登りができた。
下山後の温泉宿にはまりました。

【山行計画】

10/6     京丸山   佐野、根田、他1
10/9~10  入野谷山・水沢山  赤石、田村、他1
10/13~14 中央アルプス(越百~空木) 掛川、漆畑、堀部
10/15~18 双六 西穂  堀、他7~8
10/19    県岳連レスキュー 高本  

※月例 お月見:岩登り 担当:高本 募集中
10/26~27 場所:西湖観岳園及び十二ヶ岳の岩場(山梨県)
26日~27日参加  高本、立浪、赤石、苫米地、(村松)・・・
26日(日帰り参加) 桑畑、根田、小野田・・・

※みどりの道パトロール 担当;堀部、小野田 募集中
11/10日 堀部、小野田、田村、漆畑、赤石、苫米地、村松・・・

※月例 冬山訓練  担当:赤石 募集中
12/14~15 中央アルプス(烏帽子or十谷山or焼岳)

赤石、堀部、小野田、(立浪)、高本、田村・・・・

定例会ニュース No.11(2019/09/19)

定例会出席者

根田、赤石、村松、佐野、加藤、高本、田村、堀部、掛川、苫米地、小野田

9/7~8 茶臼小屋  根本、他2

8日の天気が悪いとの予報だったので、日帰りの予定で登山開始。去年の台風で、沢沿いの道が見事になくなっているのに驚いた。小屋に到着すると、8日の午前中は天気が良いと聞き、急きょ泊まることにした。いつものように手厚いおもてなしを受けて楽しい山行になった。

9/13~14 富士山  加藤

夕方5時、田子の浦から登り14日、0時山頂。14時に田子の浦に下山。

9/14~15 月例:シレイ沢  根田、安陪、高本、根本、堀部

報告のみ

9/14~16 大深沢  漆畑、掛川、他3

金曜の晩から夜通し運転、岩手山パノラマラインから八幡平樹海ラインに入り、赤川橋付近に駐車。身支度を整え7時過ぎに小さいな沢に入る。標高差200mほどの遡行だったが、初めからルートを間違え、詰めの部分で1時間以上の藪漕ぎを強いられた。赤布を無視して地形図で判断したのが大きな誤算だった。出だしからかなりの体力を消耗してしまった。大深岳を経て稜線を4時間ほど歩き、ヤセノ沢の源流部へ。ヤセノ沢の下りに入ったのは15時10分。何度かロープを使い、最初の二俣で幕営。15時過ぎだった。適地はなかったので、1段高台を整地して快適な幕場を作った。長い一日に皆疲労困憊で夕飯も簡単に済まし、焚火もそこそこにして就寝。爆睡した。
翌日は7時半に出発。ヤセノ沢も上流は魚影が濃かったが、中流部の崩壊地を過ぎるとパタッと魚影はなくなった。沢が荒れるとこうなるのか、と思った。大深沢は沢と言え本流なので川の態だった。水量は多くない。中流部は河原歩きが長くうんざりした。途中休憩していたら、黒い動く物を発見。クマだった。50mほど離れていたが、ゆうゆうとこちらに向かって歩いてきた。笛の音にもひるまない。30mほどまで近づくと森の中に消えて行った。向こうもこちらに気づいていたはずだが、距離感に安心していたのだろう。毛戸沢、中ノ叉沢、東ノ叉沢の出合で幕営予定だったが、三俣の手前で先行パーティを発見。8名の大所帯だった。本流に出てからも魚影がなかったわけがわかった。ここには適地が2か所あり、彼らも1カ所を譲ってくれたようだった。ここでも釣果は期待できず3人で2匹。岩魚汁にして食した。月明りが綺麗で森の影を映し出し幻想的な晩だった。この晩は焚火を存分に楽しむ余裕もあり、21時過ぎに就寝。
最終日は7時発。中ノ叉沢を遡行。沢は順調に登るも、最後にまたまた藪漕ぎのおまけが待っていた。高度計、GPS、地図を駆使しながら最短を目指したが、結果的に1時間半ほどかかった。初日と同じ稜線上に出て、初日に本来登ってくる予定だった沢を下降して駐車場に戻った。
技術的に難しい部分はないが、体力的に厳しい3日間だったが天気に恵まれたのでそれなりに楽しい充実した沢旅だった。(掛川)

【山行計画】

9/19~21   白根三山  堀、他3

9/28~ 10/1 奥只見(未丈ヶ岳・荒沢岳) 赤石、田村、他1

9/29       谷川主稜線 掛川、他1

10/1       富士山   堀、他

10/6       京丸山   根田、佐野

※月例 お月見:岩登り 担当:高本 10/19~20
レスキュウー関係勉強のため日程変更(10/26~27 OR 11/16~17) 場所:12ヶ岳

定例会ニュース No.11(2019/09/05)

定例会出席者

苫米地、田村、赤石、掛川、安陪、堀部、立浪、根田、佐野、高本、村松

8/23~25 奈良田~熊ノ平小屋~蝙蝠岳~二軒小屋~黒河内岳~奈良田     根本、他1

8/23 6:20奈良田~9:45大門沢小屋9:55~13:30大門沢下降点~14:20農鳥岳~15:20農鳥小屋~17:30熊ノ平小屋

8/24 5:30熊ノ平小屋~8:00北荒川岳8:15~9:45塩見岳分岐11:00~12:40蝙蝠岳13:00~14:40徳右衛門岳~18:10二軒小屋

8/25 5:15二軒小屋~6:35伝付峠7:00~9:10奈良田越9:20~10:05白剥山~13:35黒河内岳13:45~17:15奈良田

知り合いが熊ノ平小屋で働いていると聞き、遊びに行くことにした。せっかく熊ノ平に行くのだから、まだ行っていない蝙蝠岳にも足を延ばしたいと思い、このルートに決めた。

8/23 夜中から雨が降っており出発がためらわれたが、天気は回復傾向とのことで雨の中出発。朝から15時頃までずっと本降りの雨できつかった。大門沢小屋のお兄さんには、この時間から向かったら農鳥のおじさんに怒られるよ、と釘を刺された。途中の沢は増水していたものの、靴が水没する程度。大門沢下降点からは濡れた体に強風が吹きつけ、手足がかじかむ。そんな中、農鳥岳直下では雷鳥の親子が姿を見せて和んだ。怒られないように農鳥小屋をこそっと通り過ぎ、水平道へ。夕方やっと小屋に到着し友人と再会。夜は宴会、と行きたいところだったが、睡眠不足もあり20時にお開き。女性の小屋番さんが素敵だった。

8/24 朝食をご馳走になり、お弁当まで頂いて感謝。今日は3日間で一番長い行程。幸い天気は快晴。体力温存のため、まだ塩見に行っていないダンナだけ先行し、私は分岐で靴やカッパを乾かしながら360度の景色を眺め、至福のひと時を過ごす。これから向かう蝙蝠岳への道も気持ちよさそうだ。今回の行程で唯一初めての山が蝙蝠岳だった。やはり初めての山は嬉しい。つくづく天気が良くてよかったと思う。蝙蝠岳から徳右衛門岳の間は、それまでの道とは異なりあまり歩かれていなさそうで、倒木も多かった。徳右衛門岳を越えると疲れはピーク。登りで足が進まない。やっとのことで二軒小屋に到着。芝生の上で快眠できた。

8/25 今日は林道歩きが長いので、少しは余裕がありそうだ。と思っていたら、旧道に入ってしまいかなり崩れた部分を横切り、さらに進んでいくと行き詰まったので、少し上に登って新道に復帰することにした。が、約10mの登りは足場も悪くすぐ崩れ、つかんだ石も動くし、旧道はだいぶ下まで崩れているしで、命の危険を感じた。その後は順調に笹山直下まで進む。しかし南峰のピークが見えてから、1時間近く迷うことになった。西側斜面から東側に少し下る赤テープは発見していたものの、下るはずがないと思っていたため、尾根上のハイマツの中で踏み跡を探し続けてしまった。そんな時にニホンカモシカがこっちを見つめているのを発見。山頂直下にいるものなんだと驚いた。結局東側に下るのが正解で、赤テープから5分くらいで南峰に到着。無駄な体力を使ってしまった。ここからの約1900mの下りはキツかった。

今回の山行は計画段階からかなり楽しみにしており、もう少し楽しんで歩けると思っていた。実際歩いてみると、初日は除いて確かに景色は最高だったが、移動距離が長すぎて楽しむどころか修行のようだった。コースタイムは10時間くらいに抑えようと思う。

8/24 城山     高本、根田

西南カンテでマルチピッチの確認を行った。その後、三日月ハングをチャレンジした。

8/24~25 深南部 伊谷山~上河内岳       風岡、漆畑

赤木沢予定の23日が大荒れの予報で中止になり、急遽深南部に変更した。

このルートは茶臼小屋から全貌を見ることが出来て、いつかはやりたいと、毎日思い描いていた、近くて遠い山だった。 漆畑さんジォグラフィカ、私は1/25000地形図のタッグを組む。山スキーのコンビである。うそっこ沢小屋からガレの急登を這い上がる。伊谷山までは、割合尾根がはっきりしていて、迷うようなところはなかった。伊谷山の山頂はのっぺりした灌木帯でうっかりやり過ごし、下りに差し掛かり行き過ぎたことに気づいた始末。ここで、私は暫時昼寝、漆畑さんはカップラーメンを食べていた。この下のとっかかりで、危うく西側の尾根に迷いこみそうになった。漆畑さんが気づき、ジォグラフィカと地形図で確認して、北の尾根に戻り、130メートル下り、上河内岳と鞍部に降りたった。上河内岳まで比高約500mここからは踏みあとは全くない。薮こぎと高い這松の処理に手こずることになる。

鞍部からしばらく登ると匍匐(ほふく)前進や薮の木に乗ったり、本格的な薮こぎになった。
やがてこのルート上最大のルートファンディング、クランク状点に差し掛かるが、薮が濃くて稜線に乗ることが出来ず、左を巻きながら慎重に地図とGPSで確認する。
やがて2660m点で薮から解放され、上河内岳までの全貌が見えてきた。それまで樹林帯で全く展望がなかったので、晴れ上がった上河内岳の勇姿に思わず歓声があがる。
比高150mなので、道があれば30分で山頂につくはずだ。しかし良く観察すれば、身体が隠れる程の高い這松帯が目の前にはだかっているではないか。
記録によれば、下りでこの這松帯を抜けるのに3時間かかっている。まして登りである。今午後の3時だから、同じ時間がかかっても山頂には6時か。登りだから一時間余分にかかるとして、7時になりそうだ。高い這松を見ると、処置なしに思われる。短い距離ならともかく、何処までこの薮がと思うとため息がでる。意を決して薮に突っ込み、力任せに枝をかいくぐる。全力でやっと一歩、一歩で息苦しくなり、また一歩、体力が持つかどうか心配になる。
一時間程漕いでいると、低い這松永帯になった。それからは這松の切れ目の道形を拾って、一時間で山頂に到着した。きっかり5時だった。あれほど快晴だったが山頂ではガスで西風が冷たく、東斜面で、暫時休憩したが、成長した雷鳥の親子が三羽出迎えてくれた。長年の宿題を夏休み、最後にやり遂げた気分でした。今回はリーダーの私より、漆畑さんのほうが元気で、実質的なリーダーでした。

8/26~27 富士山 立浪

ラグビーW杯の優勝カップを持って富士山でご来光に大会成功を祈願という取材が急に入って登ることになった。天候に恵まれて、朝日の中で撮影できた。下山して最低機材の重量を量ったら9.5キロ。2日分の水と行動食、最低の個人装備で、15キロは超えていた。小屋泊まりなので普通なら軽いザックのはずが重かった。

8/26 烏帽子岳(2195m)小八郎岳(1470m)           赤石 他1

前夜は登山口の鳩打峠の駐車場に泊まった。鳩打ち峠までは舗装された林道だった。
5時半前に歩き始めた。小八郎岳へは帰りに回ってくることにして分岐から烏帽子岳への道をとった。歩きやすい尾根の上の道だが急な笹に覆われた登りがある。山頂までを10に区分した標識がある。右側に唐松の植林を見ながら笹の多い道を登るとやがて(10/6)の標識がありここを過ぎると飯島方面からの登山道との分岐点に着く。ここは平らな少し広い場所だった。ほぼ北に向かって進んできたが、ここから西に向かう。尾根は狭くなり左側に大きな崩れ「せきなぎ」を見下ろす。山頂の手前に烏帽子岩があり道は二手に分かれているが烏帽子岩のルートを登った。山頂に10時少し前に着いた。この日山々には雲がかかっていて奥にある念丈岳も見えなかった。天気が良ければ中央アルプス、南アルプスが望める展望台のようだと登ってきた人が話してくれた。ここから念丈岳を往復すると4時間半はかかりそうなのであきらめる。ゆっくり休んで降り、小八郎岳を回った。小八郎岳に降りた頃晴れてきて振り返ると烏帽子岳がよく見え眼下の伊那谷の街が望めた。2時過ぎに登山口に戻った。この日の登山者は僕たちを入れて7人、4パーティで静かな山だった。9時間弱の行程だった。

9/1 鍬(くわ)ノ峰(1623m)                   赤石 鈴木 田村 他1

大町市の西にある山。北アルプスの連山の東にある山である。連山の展望台のような山だ。8月の下旬は天気が不順で山の計画を立てては断念した。天候が回復するとの予報の日曜日に長野県に住んでいる鈴木さんも誘ってこの山に出かけた。登山口は餓鬼岳登山の分岐の奥からだ。登山口までは狭いが舗装された林道だった。今年は豚コレラが発生していてイノシシもこれにかかっているものがあるとのことで下山の時には靴の底を消毒するようにと消毒液が置いてあった。山道は良く整備されていて木々の中の道だが狭い尾根をまっすぐに登っている。標高差は約530mほどだがかなり急勾配な道だった。山頂は風が流れて汗を乾かしてくれた。展望はとても良かった。七倉ダムは眼下に、蓮華岳のどっしりした山容、奥には針木岳の鋭峰が望めた。北には鹿島槍から爺ケ岳が望めた。近くの餓鬼岳から南には雲がかかっていて見えなかったが唐沢岳は少し見えた。東には眼下に大町が広がっていた。山頂にはたくさんのトンボが飛んでいて秋の始まりを感じた。登りは標高差300mを1時間、降りは530mを1時間ほどのペースだった。山頂で1時間ほどゆっくりして4時間弱の行程のハイキングだった。この日10人ほどの人達が登った。(赤石)

週末は仙丈ヶ岳登山する予定でしたが登山指数悪く、日曜日だけ良いので赤石さんが以前から機会があったらと考えていた「鍬ノ峰」日帰り登山を選んでくれた。早速調べた「北アルプスが間近に見られる鋭鋒に登る」と書いてあった。鈴木さんとサービスエリア梓川で合流して登山口から急な階段を登る。春は石楠花が綺麗な山だと思う。山頂は気持ちの良いところ、針ノ木岳、唐沢岳、などと教わった。この時期、花はミヤマアキノキリンソウくらいで静かな山歩きを楽しんだ(田村)

9/1高妻山      風岡

天候をにらみ、急遽高妻山を決めた。前夜登山口駐車場で車中泊するが、良くねむられなかった。 終始体調が回復せず、足が重かった。 一不動避難小屋までは、前回戸隠山の時、下っているので、比較的スムーズにのぼれた。一不動~高妻山までは、坂坂、なだらかの繰り返しで、いくつかのピークをのっこしたりして、最後はかなりの急坂をやり遂げて、岩の山頂に到着する。 信仰の山らしく、ところ処に祠があった。天候はまずまずで、北アルプスや四囲の展望はあった。下りになっても、調子は上がらない。最後まで足は重く、体力の減退に愕然とした山行だった。マイペースでしか歩けず、パーティーを組んでの登山は、無理だと身に染みた。

9/1 富士山     掛川

北口本宮浅間神社~吉田口五合目~精進湖口

★行けるところまでということで3時40分に浅間神社を出発。遊歩道を歩いていると車道の方に人の気配が。男性の単独が派手なライトを点けて歩いていた。5合目下部より強風の気配が。樹林帯を抜けるとやはり強風。6合目より上はガスがかかり上部も全く見えないし、一気に人も増えたので、早々に下山を決める。が、往路を戻るのも何なので、前回歩いた精進湖口に降りることにした。吉田口バスターミナル方面に向かうと人やら動物やら一杯。ここはどこ?という雰囲気。吉田口は滅多に来ることもないので神社を参った。精進湖口登山道はやはり長い。マイナーな登山道ではあるが、登ってくる人10人ほどとすれ違った。走って2時間半。1合目から登る人も増加しているのだろうか。139号線の赤池交差点からバスに乗って富士山駅まで戻った。良いトレーニングになった。

【山行計画】 

●9/7~8  茶臼小屋                      根本、他2

●9/14~15 鳳凰 シレイ沢                   根田、高本、安陪、堀部

●9/14~16 八幡平 大深沢                   掛川、漆畑、他3

●9/21~23 奥只見 未丈ヶ岳、荒沢岳              赤石、田村、安陪、他1

●9/21~23 剱岳 チンネ                    根田、高本

定例会ニュース No.10(2019/08/22)

定例会出席者

苫米地、田村、赤石、掛川、安陪、堀、堀部、風岡、立浪、漆畑

8/9~10 白峰三山    風岡

山小屋勤めを、8月4日をもって辞めた。この日荷揚げで、ヘリにて下山することができた。これからは自分山を楽しむ積もりだ。その第一弾として、白峰三山を計画した。
8日夕方奈良田まで行ってへっ電を忘れたことに気づき、家に引き返して取ってきた。大樺沢~八本歯のコルは暑さとの戦いだった。時たま水流の近くで涼しい風に癒された。 暑いと言っても並みの暑さではなく、3千メートル級の山でも全く涼しさはなく、過酷である。あまりの暑さに北岳はスルーしてそのまま北岳山荘に直行した。その間の斜面のお花畑は見事だった。北岳山荘の近くで、雷鳥研究家で二胡の奏者と二年ぶりに再会した。山登りでたびたび痙攣して苦しんできたので、ハイドレーションでこまめに給水してきた。お陰で足がつることはなかった。間の岳~農鳥岳はいかにも南アルプスらしいたおやかな稜線歩きだ。

大門沢下降点に10時に到着、時間が早いので大門沢小屋には泊まらず、奈良田まで下りる決意をする。ここで、悪い腹の虫がうごめき、下りのプロに火がつき、モーダッシュ🏃‍♂️。若い人達を追い抜き快調に飛ばしたが、所詮年には勝てず、1時間程でバテて、あとは、とぼとぼ。
奈良田まで遠い。しかし若い頃と違って、焦りは捨て同じ歩調でイーブンで歩く。森は原始の雰囲気だが、蒸し暑くて、かなわない。息苦しい。林道に出ると輻射熱で体力を奪われる。
久々しぶりで真夏の登山だった。やはり夏の山は花が見事だ。同じ南アルプスでも、北の方は人が桁違いに多く、かつ若い人達が目立つ。私が働いていた南アルプスの南部は、交通のアクセスが悪く、公共交通機関を利用する場合、登山口まで1日がかりだ。
山梨県側の交通アクセスをもう少し見習うべきと感じた次第です。

8/10~11 寸又峡~朝日岳~日向山   根本

8/10 12:00寸又峡~16:30朝日岳

8/11 5:45朝日岳~8:15日向山~10:30朝日岳11:00~14:15寸又峡

1日目 寸又峡から大無間山往復の計画だったが、前日に急な飲み会が入って夜中まで遊んでしまい、寝坊をしてかなり出遅れた。遅くなったせいで寸又峡手前の片道交互通行にはまり、まさかの12時出発。大無間までは無理でも、手前の日向山くらいは、と思い出発した。前回朝日岳に登った時は2時間くらいで登頂できたので、今回は3時間くらいかと思っていた。しかし暑さとザックの重さで足が進まない。長期休暇でみんなアルプスに行っているのか、登山道のクモの巣とも格闘。途中からヒルも現れ戦意喪失。朝日岳に泊まろうと決めた。

2日目 さすがに朝日岳の往復では恥ずかしいので、テントを置いて日向山に向かった。1つ目の1730ピークに行くまではヤブっぽかったが、そこを過ぎると気持ちの良い尾根歩き。樹林帯のため涼しく、荷物も軽いので快適だった。朝日岳からはひたすらの下りで、恐れていたヒルには会うことなく、賑わう寸又峡に到着。今回の山行はお粗末なものになってしまったが、読図のいい練習になった。水の消費量が少なく、ヒルもいない季節に再チャレンジしようと思う。

8/10~12 蝙蝠岳     掛川

当初三伏峠からグルリを予定していたが、行きに色々とハプニングがあり一睡もできずに行動開始。これが祟り三伏峠に行くのが精一杯、それ以上歩ける気がしなかったので、相棒には一人で行ってもらい、私は翌日蝙蝠をピストンすることにした。初日はほぼ寝て過ごし、翌日は2時50分より行動開始。体調は完全に復活。南アはガスの出が早いので、蝙蝠尾根にガスが出る前に復路を通過したかったため早朝発とした。三伏山での満天の星空には感動した。暗闇の中、塩見小屋までの樹林帯歩きはとても気持ち良かった。好きな時間帯の歩き方だ。5時25分塩見岳到着。360度の眺望は文句なし。久々の大展望を満喫。その先、仙塩尾根に向かう人はいても、北俣岳方面へ向かう人は無し。岩稜帯の通過が一番の核心で不安一杯だった。こんなところで落ちても誰も気づいてはくれない。怯えながら慎重に通過。蝙蝠尾根に入るとハイマツ漕ぎがあるとわかってたので、安易に突入したのがいけなかった。どんどん地獄にはまってしまった。出るのに40分ほど一人で格闘。稜線上に人が見えたのでひょっこり顔を出すと、クマかと思った、と言われた。無理もない。聞けば、ガレ縁沿いに行けばハイマツ漕ぎなしで行けるとのこと。復路は正解路を辿り、上から来るとどんなんだったのか検証した。確かに下り(南下)だとわかりにくい。良い勉強になった。そこから山頂までの展望は素晴らしかった。これを見たくて来たのだ。誰にも会わず山頂も一人占めし、憧れの蝙蝠岳への初登頂の感慨にふけり、戻ろうとしたとき男性一人が登ってきた。二軒に下ると言う。同じく地獄にはまったそうで仲間がいてちょっと安堵。8時15分に往路へ出発。帰りの岩稜帯も無事通過し、北俣分岐に着く頃には既に蝙蝠尾根にガスが出始めていた。早く出発して良かった。と思うと同時に緊張がほぐれ、その先の塩見の岩場はなんのその。ルンルン気分で下山した。往路ではそこすらビビッていたくせに。途中水場で水を補給し、14時に三伏峠に戻った。11時間の行動時間だったが、充実感一杯でそれほど疲れは、感じなかった。予定外に一人で歩くことになったが、すべて順調に終え、大パノラマを満喫し、グルリから帰ってきた相棒には、美味しいとこどりだけ歩いた私が正解だった、と言われた。超健脚の相棒の疲れ果てた姿を見て、私には到底無理な計画だったこと、初日の体調不良に心から感謝したことは言うまでもない。二日目の夕方2時間ほど夕立にあったが、早々とテントにいたので問題なし。行動中はすべて天気に恵まれ、結果的に大満足の山行だった。

8/10-12 茶臼岳~光岳 漆畑

2泊3日での茶臼岳~光の縦走は、天気も恵まれ充実した山行であった。初日は鳥小屋尾根から茶臼岳に向かったが、あるべき所にテープがあったので迷うことはなかった。最後の山頂直下の猛烈なハイマツ帯では、頂きの一点を目指して力任せに直登すると、ドンピシャで山頂標記に突き上げることができた。翌日は、茶臼小屋から光岳にピストンし稜線から素晴らしい景色を堪能した。最終日は一般道を下ったが、話に聞いていた登山道の崩壊箇所はしっかりと整備されていたので安全に歩くことができた。今回は、テント泊の予定だったが結果的には使用することもなくテントを持った歩荷山行となった。鳥小屋尾根は思いのほか急登でザックも重くたっぷりと汗をかいたので、下山後5日ほどむくみが取れなかった。

8/10~12 燕岳~常念岳    安陪、他5

中房温泉から、一ノ沢までの表銀座、パノラマ銀座を行くメジャーなコースで、燕山荘、常念小屋泊。今シーズンの最高の人出で650人収容の燕山荘は満杯。幕場も満杯。全日、晴天で、眺望を満喫した。

8/11~13 折立~黒部五郎岳                         鈴木、他1

8/11  宙ドーム道の駅(仮眠)~亀谷連絡所~折立7:40~12:20薬師峠13:20~薬師岳~17:00薬師峠
8/12  薬師峠5:15~10:30黒部五郎岳11:00~16:00薬師峠
8/13  薬師峠6:30~10:00折立~白樺ハイツ

幼友達と黒部五郎岳に行きました。神岡から折立が通行止のため富山県側から入りました。登山者の多さにはびっくりしましたが、それぞれにみんな楽しそうでした。気持ちの良い稜線を歩きました。

8/12~14 中の宿~笊が岳~椹島    根田

8/12 沼平5:10-6:40所の沢吊橋(中の宿)6:50-7:10中の宿沢から尾根取付-7:30天狗ー

8:10 1400m付近-9:25尾根端狭い広場1620m9:45-1回目トラバース後左の尾根に移動10:20-10:30尾根端狭い広場戻る-2回目トラバース左の尾根に移動10:50-尾根筋を登り3回目水平トラバース-12:50独標を回り込み-13:22トラバース終了-13:57 1本目ガレ通過(沢筋)-14:30 2本目ガレ通過-15:12 3本目ガレ通過(幕場1通過)-幕場2通過-15:40所の沢越え

8/13 所の沢越え5:00-8:40布引山-9:40笊が岳10:00-13:35椹島下降点-11:05小沢-小尾根越えー11:30上倉沢出合12:10ー生木割尾根側トラバースー14:35尾根1849mー17:10笊が岳登山口-17:40椹島キャンプ場

8/14 椹島6:50-9:40所の沢吊橋-10:40沼平

8/12 前夜、沼平の駐車場が空いていたので車中泊後、5:10早朝林道のゲートを自転車で通過、所の沢吊橋(中の宿)を渡り橋の欄干に自転車をテポ、大井川・左岸を15分トラバースし川床に降りて中の宿沢の出合から尾根に取付7:10、テープをたよりに尾根をつめる。尾根端狭い広場1620mで、藪をこぎながら、赤リボン発見できす、トラバース後、ズボンのサイドポケットにいれた地図と磁石、資料を入れた袋がないのに気づき、トラバース開始時点まで探しに戻る。幸いにもトラバース開始始点で袋発見。回収後、進む。ワイヤーと櫓跡あり。尾根筋を登り、地図上支尾根2975m小ピークは確認できす、尾根を回り込む2回目のトラバース(地図上の道より50m下にある、1950m)古いリボンをあてにしながら倒木や小枝をくぐりながら歩くと所の沢支流の水音がきこえる。苔むしたルンゼを回り込むころ、今回通行止めになっていた1つ目小沢筋(川幅10m)にでる。トラロープはガレに埋まっている状態なので一旦10m下降し、四つん這いになって沢筋におり、トラロープが切れているところをめがけて登りかえす。あとはまた赤リボンをたよりにひたすら尾根を回り2通目沢筋(川幅30mのザレ)にでるが、ここはちゃんとトラロープが残っておりつかんでトラバースする、3本目のガレも固定されたトラロープをつかみ川床におりると1つ目の苔むした幕場にでる。時間はあるのでそのまま2つ目の幕場を通過して所の沢越えまで行き、幕とする15:40。その夜は星空な眺め、コーンコーンとなく鹿の鳴き声を聞きながら床にはいる。無事つけてホットしました。

8/13 今日中に椹島に下山したいので明るくなる5:00に所の沢越えを発。昨夜の天気概況通り曇り、霧雨状態なので、合羽の下だけをつけてあるきだす。尾根筋ルートなのではっきりとしていると思いきや、芝が多く、足元に引っかかり思うように歩けす足が重い。雨畑の方面の分岐通過7:45。後は、ルートははっきりしており、布引山8:40。白いしゃくなけが咲く笊が岳に着く9:40、展望はない。椹島下降点から初めて下降を開始2371m、樹林帯の中を、リボンをたよりに倉沢支流(小沢)約20分にでる。リボンがあまりなく右側の支尾根をまく位置まで沢筋をくだる。巻くリボンを見つけて巻き、上倉沢の大ガレの手前の高台にでる幕場跡があるが、水場はない。一旦道標を見つけて沢筋におりが対岸の標記が見つからず、空荷で下ったり、対面の山肌を捜すが見つからない。11:30一旦休憩(昼食)し12:10、上流部を探索するとやっと見つかる。登るルートだと、対岸の大岩にペントマークしてわかりやすくなっている。問題は高台で対岸の標記とルートが見つけらない事による時間ロスが発生、ヤれヤレ。あとは生木割尾根側からトラバース。複数回の小沢をトラバースしてやっとのことで尾根との合流点にでる14:35 1849mここから椹島までが長かった。17:10笊が岳登山口着いた時は、足はヨレヨレ状態。今正月の滝見橋に着いた状態と同様、思い出す。キャンプ場でテント泊の手続すると、お風呂付で1000円、タオル一枚で湯船につかる。その夜、今にも降ってきそうな夜空をながめながら過去の事を思い出しなら1人キャンプ。

8/14朝方、明るくなって雨が降り出す、ゆっくりと朝食をすませ、台風の余波か雨なので合羽の上下を着て、いつもの通り井川神社に安全に下山したお参りをして出発6:50、今回は荷がないので林道歩きは苦にならない。一度赤石ダムで休憩後9:40所の沢吊橋着、自転車を回収後、ルンルン気分で沼平にたどり着く。10:40、今回の山行は終わりました。

感想)  いつものことながら白根南嶺は山が深い、誰一人、人にあうことがありませんでした。タブレットと地図を利用しながら読図の山行と言えば聞こえはいいですが、実際は、標記(リボン)を見つけながらの行ったり、戻ったりの山行でした。又山中「FH=xxxxm」という古い道標がところどころにあり国土地理院の地図と参照しても標高の違いがあり疑問に思っています。ネットで調べると土木用語で「計画高」というらしい。
 例会で苫米地代表より「ナビゲーション」の資料(観察→先読み→現在地の把握)、赤石さんより「南アルプス登山情報」の冊子をもらい(椹島下降点→椹島)、いったもの、ズボンのサイドポケットにいれた地図と磁石、資料を入れた袋を藪コギ中(トラーバス中)に落とす。結果的に見つかったものの10m上に戻り、元位置を確定し見つけるという失態、以後ふところに入れて歩く。椹島下降点から椹島間で上倉沢出合からの対岸の下山ルートがみつからず、右往左往したこと。この登山ルートを、一度トレースしておけば、畑薙、椹島へのエスケープルートとして使えるということがわかりました。但し椹島への下山は約5時間と長い。椹島キャンプ場の受付で、所の沢越えルートの復旧について問うと年に1度トレースしているもの復旧のめどはないとのこと。台風がせまる中、2泊3日にちょうどいい山旅でした。この山行後、安陪さんの基礎講座「地形図と読図」(想像、先読みと把握)を読み直しました。所の沢越えから南に下るルートを一度トレースしてみたいと思う昨今です。

8/18 立岩                                高本、根田

報告のみ

8/18~21 葛根田川     掛川、他3

平水なら天国のような美しい川も、ひとたび増水すると悪魔のように襲いかかってくることを実感した。2日目までは自然の恵みと造形の美しさを堪能し、順調な沢旅だったが、下山日に雨に降られ状況が一変した。後から考えれば、増水した川下りは到底不可能な行動だし、もっと早くに安全な判断をするべきだったと反省ばかりが残る旅となってしまった。

【山行計画】

8/23~25 農鳥岳~塩見岳~蝙蝠岳~二軒小屋~黒河内岳           根本、他1

8/24   城山                              根田、高本

8/24~25 伊谷山~上河内岳                        漆畑、風岡

8/25~26 中央アルプス 烏帽子岳~念丈岳                 赤石、他1

8/31~9/1 仙丈ヶ岳                         赤石、田村、他1

8/26~27 富士山(取材)                             立浪
 

定例会ニュース No.09(2019/08/08)

定例会出席者

苫米地、田村、赤石、村松、掛川、安陪、堀、根田、高本

7/28 御在所岳   高本、根田

前日(7/27)より行こうと高本君と計画、台風通過のため中止、私は7/27午後雨が降らなので、涼みに立岩にいってチョット足慣らしのトレーニング。

7/28(日)に日帰りで御在所に岩トレにいってきました。台風通過後なので、わたしの方としては、足慣らしでもいいと思い、アプローチの北谷は水量が多く、心地よかったです。一の壁の中心に4本、高本君にリードしてもらいながら練習をしました。むずかしかったです。いつもの通りヨレヨレでした

7/31~8/2 北岳(3193m)小太郎山(2725m)  赤石 他2

7月31日 5時に静岡を出て芦安駐車場を8時前の乗り合いタクシーに乗って広河原へ。9時過ぎから歩き出した。大樺沢の道から二股、御池小屋に2時前に着いた。梅雨明けのいい天気で大樺沢の登りからは上部の雪渓、バットレスの岸壁が望めた。何年か前に御池小屋にテントを張ったことがあったが、小屋は10年ほど前に新築されたようできれいな小屋になっていた。3時過ぎから夕立があった。

8月1日 二股に戻って大樺沢を登る。雪渓の始まりで軽アイゼンをつけてピッケルでのストップの練習をした。同行の一人は高校の同級生で登山の経験は一昨年の茶臼岳とハイキング等の軽登山だった。雪渓を登ったが雪渓の右側には夏道が出ていて大勢が降ってきた。雪渓を登ったのは僕たちだけだった。八本歯のコルのずっと手前で雪は終わり、はしごの登りが続いた。10時頃から雲が広がった。お花畑のトラバースの後、主稜線に出て北岳山頂には1時前に着いた。僕たちが山頂にいた20分ほどの間、誰も登ってこなくて独占した。この日は大勢が登ったがたまたま誰もいない山頂だった。ただ雲がかかっていて甲斐駒、仙丈がかすかに見えただけだった。宿の肩ノ小屋に2時過ぎに着いた。この日も3時過ぎから激しい夕立があった。

8月2日 小屋から20分ほど降ったところに小太郎山への分岐点があり、今回の目的の山のもう一つに向かった。こちらへは誰も来ない。途中に荷物をデポして軽くして山に向かう。上り下りのハイマツや岩場の道を辿って小太郎山の丸い山頂に着いた。ゆっくりしてから戻り草滑りの道をとった。草滑りのお花畑は鹿よけのネットに囲まれていてお花畑の中は歩けなかった。かつてよりお花畑は随分狭くなっているようだった。御池の小屋を経て広河原に3時過ぎに降りた。今年は奈良田経由のバスの路線は道の崩落で通行が出来ないので夜叉神峠からのみの入山になっていた。

8/3 毛無山~雨ヶ岳~端足峠     漆畑

道の駅朝霧高原を起点とし、毛無山から端(はし)足(た)峠をぐるっと周回をした。天気は、曇りで非常に蒸す一日だったため、熱中症にならないようにこまめに水分を取った。毛無山までの急登を抜けると大見岳、タカデッキ、雨ヶ岳、端足峠の尾根は非常に歩きやすく、途中、本栖湖からの登ってきた登山者一名とすれ違っただけだった。良いトレーニングができた。

8/3 富士山 村山古道    掛川、他1

鈴川の富士塚を2時半にスタート。村山古道を辿り富士宮口6合目に合流。既に疲労困憊にて山頂は無理かと思ったが、歩き始めたら再び調子が戻り、余裕を持って14時55分に登頂。山頂は風もなく日差しもあり多くの登山者で賑わっていた。感覚的に3分の1は外国人。村山古道は倒木等荒れてる箇所もあったが、思ったよりルートはわかりやすく、特に後半は広葉樹林の中を行く素晴らしいルートだった。下山に下った富士宮口が大混雑なのは言うまでもない。

8/3 御在所岳 前尾根  高本、根田

先週に続き、御在所岳に根田さんと行き、前尾根をマルチピッチで登りました。
時間:8:40 P7取付き ⇒ 15:00 P2頂上 ⇒ 18:00ごろ下山

・ルート
P7 ノーマルルート リード:根田
P6 クラックルート⇒途中からチムニールートに変更 リード:高本
P5 藤内沢側ルート リード:高本
P4 凹角ルート リード:根田
  クラックルート リード:高本
P3 高本がそのままつないで登り、最後はP3基部まで歩く
P2 ヤグラ⇒上部ルート リード:高本

最後はP1まで行かず、P1とP2間のコルから裏口登山道に下山。
天候は曇り気味で直射日光に照らされることもなく、順調に登ることができました。
最後のヤグラルートではカムがクラックから外れず、回収に時間がかかったり、裏口登山道への下山道を間違い、道なき道を藪漕ぎで降りることになったりと、ハプニングもありました。
御在所はしっかりした岩場が多く、比較的登りやすいルートが多かったと思います。練習場としても非常に良い岩場と思います。(高本)

今週もマルチピッチクライミングの練習に御在所・前尾根に高本君といってきました。梅雨も明けで、カンカン天気と思いきや曇りときどき晴れ状態。アプローチでは大汗をかくもの苦ではありませんでした。以前月例でいったことがあるので、ビレイの確認をしながらフレンズを使いながらのP7からP2まで自分たちのペースで登りきることができました。P2のヤグラを高本君がのぼりきるころ、後続のパーテイの声が聞こえ順番待ちはなかったです。P2の懸垂下降40m、コルから前壁ルンゼ下降も藪をこいての下降、いい練習になり、課題もみえてきました。 またの機会にいってみたいものです。(根田)

【山行計画】

8/9~10  白峰三山    風岡
8/10~12  燕岳、常念岳                          安陪、他5
8/10~11  寸又峡~朝日岳~大無間                       根本
8/10~11  蝙蝠岳                             掛川、他1
8/11~13  笊ヶ岳                               根田
8/13~14  富士山                             高本、他4
8/17~19  葛根田川 大石沢                        掛川、他3
8/23~25  赤木沢                          鈴木、掛川、漆畑

定例会ニュース No.8(2019/07/25)

定例会出席者

苫米地、赤石、村松、堀、堀部、掛川、田村

7/10~11  富士山 立浪

1日の山開きで山梨県側の登山道が石垣が崩れて山頂まで行けなかったので、取材で登った。静岡県側の登山道閉鎖解除の撮影を終えて、富士宮ルートで登山開始。カメラ2台、PC、ストロボなど機材の重さに、何人も抜かれた。九合目の万年雪山荘にザックを置いて山頂へカメラ1台持って登り撮影。翌日は全機材持ってご来光の撮影。下山も同ルートで、トレランやっていそうな数人しか抜かれず に降りられた。下山後、水2ℓと食料が無くなったザックを量ったら15キロ。やはりカメラ機材は重い。

7/13~17   森吉山・和賀岳・焼石岳  安陪、小野田、田村

7/13 静岡04:00~16:30森吉山妖精の森(車移動)

7/14 こめつが山荘05:20~08:10森吉山08:25~08:50山人平~11:40こめつが山荘12:00(車移動)~17:40真木渓谷 旧またぎ避難小屋

7/15 旧またぎ避難小屋05:10~08:35小杉山08:50~09:50和賀岳10:20~14:00旧またぎ小屋14:25(車移動)~19:15焼石岳 中沼登山口

7/16 中沼登山口05:20~07:20銀名水07:30~08:35東焼石岳、焼石岳分岐~09:00姥石平~10:50焼石岳11:15~14:35中沼登山口15:00(車移動)~15:55ひめかゆ温泉

7/17 ひめかゆ温泉08:30~19:30静岡(車移動)

東北の山は、たおやかで好きである。田村さんが東北花巡礼山行を企画されたので参加させて頂いた。どの山も初めての山である。期待を裏切らない山々であった。田村さん、小野田さんの花談義を聞きながら、花の名前を覚えようとするが、聞いたらすぐ忘れてしまう。花をじっくり見た。花だけを目的に山に行くことが、分かった様な気がした。今回の山行の大きな収穫であった(安陪)

13日、田村自宅発4時⇒東北道盛岡IC→雫石→田沢湖→妖精の森キャンプ場

14日、こめつが山荘駐車場から両側にニッコウキスゲに迎えられ登山開始、一の越~石森~阿仁避難小屋~森吉山⇔山人平~往路を戻る。
花はゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンシャジン、イワイチョウ、ヨツバシオガマ、モミジカラマツ、カラマツソウ、タカネ二ガナ道の駅泊予定でしたが、中里温泉に入浴(400円)してから真木渓谷沿いの和賀岳 登山口駐車場まで行く綺麗な無人小屋(旧またぎ小屋)泊
15日、駐車場登山口から甘露水~滝倉水場~薬師岳~小杉山~和賀岳往路を戻る花はイワカガミ、マイズルソウ、特にイブキトラノオ、ニッコウキスゲが多かった。中里温泉に入浴して中沼登山口まで行く。登山口駐車場泊
16日、中沼登山口駐車場から中沼~銀明水~この間、ヒオウギアヤメ、名残の水芭蕉など雪渓を登り姥石平へ。東焼石平まで広大なお花畑を期待して行ったが花の狭間らしく咲き終えた花と蕾が多く花の名山焼石岳は残念でした。東焼石岳~焼石岳~中沼登山口下山。ひめかり温泉泊
17日、帰静 安陪さん5日間長距離運転ありがとうございました(田村)

7月13日~7月14日 剱岳(北アルプス:早月尾根) 高本

<7月13日>
ルート:名古屋市内⇒馬場島⇒早月尾根⇒劍岳⇒早月小屋

1:00 馬場島着 (仮眠) 5:00 馬場島発 12:00 劍岳頂上 14:00 下山開始 16:30 早月小屋着 (幕営)

天候が好転せず、初めての山域でもあったので不安が大きかった。事前のルート研究も十分でなかったので、直前に計画を変更しルートを早月尾根のピストンにした。

金曜日、仕事が終わってから馬場島に向った。馬場島に到着したのは既に12時を回っていた。車中で仮眠を取り、早朝5時に出発した。雨は降っていなかったが、どんより曇った空だった。駐車場は満車、思ったより多くの登山者が既に劔岳に向かっていた。馬場島は標高775m、劔岳山頂は2999mで約2200mの高低差がある急登だが、周りの登山者は軽装が多かった。聞くとほとんどが日帰りだと言う。早月尾根を日帰りできるとは思ってはいなかった。登山道はすぐに樹林帯の急登になった。テント、シェラフと食糧等々で20㎏弱、最初は1時間400m程度のペースで登ったが、日頃のトレー二ング不足と寝不足でなかなか調子が出なかった。途中一緒になった東京から来たという男性がかなりのヘビースモーカで休憩のたびに一服やる。最近は山でのタバコは控えていたが、見ていると我慢できなくなり、タバコを一本もらった。やはり、山で吸うタバコが格別だった。
早月小屋を過ぎると登山道にも所々残雪が現れるようになった。一般ルートのためアイゼン、ピッケルは必要ないと思い車に置いてきていた。なくても歩ける程度の残雪だったが、斜面のトラバースは少し緊張した。2800Mを過ぎると剱岳らしい岩場が出て来た。難しくはなかったが、慎重に登った。
登頂後、北方稜線や池ノ谷へのルートを確認するため長次郎のコルまで往復した。残置ロープや踏み跡を辿りながらルートを確認した。池ノ谷へ下るルートは急なガレ場になっており、北方稜線のルートも急峻な岩場になっていた。落石、滑落の危険が高いルートだった。
下山開始後、馬場島まで一気に下ることも考えたが、せっかく背負ってきたので早月小屋でテントを張った。天水利用の小屋のため、小屋にはペットボトルのミネラルウォータしかなく、2Lで2000円もした。ビールを飲み、夕食を済ませると直ぐに眠りこんだ。

<7月14日>
6:30 早月小屋 下山開始 9:30 馬場島着 10:00 池ノ谷登山口視察 12:00 帰路

夜半になると雨が降ってきたが、朝には上がった。6時半に下山を開始し、9時半には馬場島に到着した。一服した後、今度は池ノ谷の登山口を確認するため白萩川沿いの林道を遡った。40分程歩くと大きな石堤があり、林道の脇から高巻きの登山口があった。生い茂った草の下に踏み跡はあったが、かなり分かりにくかった。特に霧の中ではルート探しに苦労したと思う。早月尾根に変更してよかった。

池ノ谷に行くには、事前準備を入念に行った上で挑戦しようと思う。

7/13 茶臼岳 掛川、他2

久々の鳥小屋尾根から登り一般道を下山した。尾根は分かりやすいが、以前のように赤テープがベタベタということはなかった。荷揚げができてない小屋に多少の食料をボッカした。去年の台風で3つの橋が流された一般道の下りは不安だったが、丸太橋がかけられており、通過できないレベルではなかった。ただ、初心者は不安を感じるかも?その後、補強されたので、大分渡りやすくなったと思う。天候が崩れる前に下山した。

7/21 岩殿山(634m)大月市の山  赤石 他1

岩殿山は大月市の北にある山で岩壁がそそり立っている。かつて戦国時代に山城が築かれていた山である。急な整備された階段を約300m上ると山頂に着く。山頂は当時をしのばせる台地に本丸や馬場の跡地があり、水の湧いている泉もある。山頂からは眼下に街が見下ろせる。山頂付近を一回りしてから少し降ると西へ延びる尾根があり「稚児落としコース」とありこの道を辿った。途中2箇所ほど本格的な鎖場がありややバリエーションのハイキングコースだった。尾根の上から見下ろす足下の稚児落としの大きな岩壁は100mもそそり立っていて底部は見えなく圧倒された。岩は海底に堆積した礫岩でコンクリートの小石が浮き出ているようだった。続いた梅雨はようやく一休みしたような一日で風は少し吹いたが、とても蒸し暑い一日だった。登山道は良く歩かれていて数組のパーティにあった。降りてから約30分街中を歩いて駐車場に戻った。一回り約4時間半だった。静岡のハイキングコースに例えると浅間山から登って鯨が池までの賤機山コースのように感じた。

【山行計画】

7/27~28  岩トレ(御在所)  根田、高本
7/30~8/2  北岳・小太郎山  赤石、他2
8/3       富士山      掛川、他2
8/10~18  所の沢越→笊ヶ岳 OR 赤石沢 根田
8/16~19  剣岳(大猫山・赤谷山近辺)北方稜線 赤石、他1
◎月例 沢 9/14~15 シレイ沢? 検討中

定例会ニュース No.7(2019/07/06)

定例会出席者

苫米地、田村、赤石、村松、掛川、堀部、安陪、堀、根田、立浪

6/25 戸隠   風岡

膝、腰の故障から昨年11月以来本格的な登山をしていない。リハビリの甲斐があり大分回復、小屋入り前に体力のテストを兼ねて、戸隠、高妻山縦走を計画した。

八方睨みまでは岩場の連続だ。蟻の戸渡は緊張するところだ。
花の群生はないが、ぽつぽつと目を癒してくれるつつじや、さらさどうだんがある。天気はガス時々太陽が顔を出す、梅雨にしては、まあまあである。一不動までは誰にもあわず、膝腰の未来を考えて、ほぼコースタイムの時間であるく。今までこんなゆっくり歩いたことがないので、疲れが貯まらない。

一不動で地元の方と話す。今年は花が少ないそうだ。計画ではここから高妻山に登る予定だが、無理をして再発してはつまらないので、一不動から下山することにした。

高妻山は百名山だけあって、何人かの登山者とすれちがう。
出だしが4:45で一不動には9:40に着いていた。当初一不動に9:00着なら高妻山に上ろうと考えていた。
4:00出発予定が、霧雨が出だしをためらわせた。更に翌日、妙高を狙っていた。下山して、今の自分には体力的にそれは無謀だとさとった。今回は、膝腰へのダメージはなく、登山再開への大きな第一歩だった。

この先長く山登りやスキーを楽しむには、このような歩き方しかないとわかった。

6/26 横岳 (2829m)   赤石、他1

梅雨の晴れ間に八ヶ岳の横岳に登ってきた。この山は平成26年の冬に月例山行で大勢と登った山だった。その時も同じ杣添尾根から登った。その折りは稜線では風が強くて三叉峰まで登ってきた。梅雨のこの時期に八ヶ岳に東面から登る登山者は余り多くないだろうとこのルートから登った。この山はツクモ草の花が見られる6月が愛好者に選ばれるそうだ。登山口までは別荘地の広い道路が通っていて、10台ほどの駐車場には5~6台が駐まっていた。前日に近くの公園で仮眠したので5時半には歩き始めた。標高差が約1100mの登りをひたすら登った。シラビソの林の中を登りはじめる。木々は次第に低くなり、ダケカンバ、シャクナゲが出てきて、山稜が見えるあたりからハイマツ帯になる。冬は尾根をそのまま登ったが、夏道は右の木々の中のトラバース道になっている。火山岩のガレ場を登ると三叉峰に着いた。平日だが稜線の道には登山者が多かった。ここから右へ横岳の山頂に登ってから戻り、ツクモグサの生えている場所を教えてもらい左へ赤岳方面に歩く。三叉峰から鉄のはしごや鎖を伝わって15分ほど歩いた岩場の西側に小さな群落を作って淡い黄色の花が咲いていた。場所を教えても貰わなかったら気がつかないような岩の陰だった。写真を撮ってから引き返し同じコースを下山した。登り4時間弱、降りが3時間ほどだった。好天気の中を歩くことが出来た。

【山行計画】

7/10   富士山(取材)                             立浪

7/13~16 東北の山(花山行)森吉山、和賀岳、焼石岳        田村、安陪、小野田

7/13~15 南ア 蝙蝠尾根                          掛川、他1

7/20~21 月例 南ア シレイ沢   根田、鈴木、安陪、漆畑、掛川、根本、(高本)(小野田)

7/20~22 北岳、小太郎山                          赤石、他3

7/27   丹沢 小川谷                            堀、他6

定例会ニュース No.6(2019/06/20)

定例会出席者

苫米地、田村、赤石、村松、掛川、堀部、安陪

6/13 天狗岳(2646m) 赤石、堀、田村、他1

唐沢鉱泉~天狗岳~黒百合ヒュッテ~唐沢鉱泉

北八の山、天狗岳に登ってきた。梅雨の晴れ間で好天気の日だった。中部横断道が少しずつ延びているので、静岡を5時に出たのだが思ったより早く登山口の唐沢鉱泉に7時半頃に着いて8時前には歩き出す事が出来た。雨上がりのしっとりした道を北八の山の特徴であるみどりの苔がむした樹間の道を登った。登山道はこれも北八の山々の特徴である丸みを帯びた大きな石、火山弾、火山礫がごろごろした歩きにくい登りだ。第一展望台、第二展望台と登り西天狗岳に着いた。途中南アルプスの北部の山、遠くには御岳山、乗鞍から槍穂高の連峰、更に白馬岳に連なる稜線が白く伸びているのが望めた。暑くもなく風もなく絶好の登山日和だった。東天狗岳に登り、黒百合ヒュッテへ擂鉢池を通って下った。平日だったが何組かのパーティにあった。人気の山なのだろう。小屋でコーヒーブレイクをゆっくりとった。西日の光が漏れる樹間のみどりに輝く苔を楽しみながら降った。天狗岳に突き上げている沢、唐沢を囲む尾根を反時計回りに一周したことになり、約8時間の行程だった。(赤石)

唐沢鉱泉から光さす新緑と鳥のさえずりを聞きながら西尾根に出て樹林の中のジグザグ道を登りながら堀さんが後ろから田村さんは天狗には登った事があるの?はい、20数年前にと返事したら「乙女の時だね」って、素敵な事を言ってくれ、4人で笑いながらハイマツが生える岩稜を登り展望台。西天狗、東天狗と登り天狗の奥庭からスリバチ池を見ながら黒百合ヒュッテここで、珈琲タイム。美味しかった。唐沢鉱泉まで苔むした樹林帯を気持ち良く歩けて楽しい1日でした(田村)。

6/14~15   両神山 金山沢(中止)  根田、佐野、安陪、小野田

私は、奥秩父の山はその昔、佐野さんと行ったことがあり道中が長かった記憶しかなく改めて行ってみたいと思い計画をしました。上落合橋の手前の広場にテントを張り、佐野さんが準備した牛丼を食べ、よもやま話で盛り上がりました。100%雨だと解かっているのに同行してくれた3人に感謝をしています(根田)。

天気は悪いことはわかっていたが、静岡を出発した。登山口の落合橋付近には良い天場がある。翌日は案の定の大雨。山は中止して、静岡から西上州へ入山するためのルートを調査するために、上野村、ブドウ峠経由で、帰静した。諏訪山等に入るには、佐久甲州街道(141号)、南相木村経由で上野村に入る方が、関越や雁坂トンネル経由より早いと感じた(安陪)。

6/16 甘利山~千頭星山     漆畑、掛川

友人が甘利山という情報が入ったので行ってみた。レンゲツツジが満開だった。ヤマツツジとミツバツツジも咲いていたが、数は少なかった。甘利山までは観光客も多く大盛況だったが、そこから先は静かな歩きができた。千頭星山への登りが結構な急登で久々の山行としては良いトレーニングとなった。下山時に大笹池に行ってみた。200m強下って登り返すことになったが、クリンソウの群生が見事だった。池の水は綺麗だし、人も少なくのんびり過ごすには良いとこだと思った(掛川)。

【山行計画】

6/25~26 戸隠、妙高                              風岡
6/29~30 伊那の山 入野谷山、大棚入山         赤石、鈴木、田村、安陪、他1
7/6   富士山                            掛川、漆畑、他
7/13~16 東北の山(花山行)森吉山、和賀岳、焼石岳       田村、安陪 参加者募集

定例会ニュース No.5(2019/06/06)

定例会出席者

根田、苫米地、佐野、田村、赤石、村松、掛川、立浪、安陪

5/27 みどりの道   パトロール

1. 有東木~葵高原~青笹山~浅間原~下渡             堀部、漆畑、苫米地

青笹山から浅間原のコースは、記憶では丈の低い笹原の楽勝コースだった。実際に歩いてみると、記憶にはない林道があったり笹の丈が伸びていたりで、かなり記憶と違う印象だった。それでも青笹山までは、道標も草刈もしっかり整備されていて、ハイカーもちらほらだった。最近は十枚山も地蔵峠経由で登る人が多いようだ。 日差しが強く、青笹山の山頂は日影がないので辛かった。青笹山から先は、一転してハイカーは消え、クマザサも深くなった。途中、鹿の白骨死体が道のど真ん中に横たわっていた。浅間原からの眺めは良いが、鉄塔が無粋である。相変わらずの暑さで、水の残量が気になる。ここからの下りが暑く単調で、とても長く感じた。 下渡に着いてから、3人とも清涼飲料の自販機に殺到した。(苫米地)

2. 安倍城跡                         小野田、村松、田村、佐野
洞慶院登山口8:35~33番石仏9:10~9:18久住砦9:45~安倍城跡10:05~10:20~西ヶ谷、内牧分岐10:40~林道10:55~西ヶ谷運動場11:15 

洞慶院の鐘の後ろの登山口から入り頂上へ。南側の道を西ヶ谷へ下った。33番石仏からは緩やかな登り。久住砦からの急な下りには両側に、安倍城直下の急な登りにも手擦り用のロープが張ってあった。特に問題となる所は無かった。今回下った道は少し急で細かった。(小野田)
人気のある道で、良く歩かれているようだった(佐野)

3. 歓昌院坂~丸子城跡                 風岡、高本、根本、掛川、安陪
牧ヶ谷から歓昌院坂を登り、紫屋寺に降り、再び丸子城跡に登り、誓願寺に降りるコース。歴史を感じながらのパトロールであった。パトロール後、「とろろ」を食べて帰った。(安陪)
牧ヶ谷から紫屋寺の道は薄暗く、展望もない道であった。(掛川)

6/1~2 西上州 御座山(2112m)、奥秩父 五郎山(2132m)         小野田、他1

1日(土) 林道終点白岩登山口9:25~稜線9:42~分岐10:00~10:15~見晴台(1750m)10:55~前衛峰(1992m)11:30~11:35~御座山12:20~12:48~前衛峰13:15~見晴台13:40~分岐14:15~登山口14:35
初めは暫く急登。50cm位に伸びたバトミントンの羽根状に広がる羊歯(しだ)が広範囲に群生。とても美しい。稜線からはなだらかで広く歩き易い道。新緑の林に僅かに残るミツバツツジが彩を添えていた。期待していた石楠花はまだ少ししか咲いてなかった。頂上は長く細い岩場。乾徳山の頂上に似ている。老若男女の登山客が10人程居た。曇っていたが展望は良い。過ごし易い気温だった。

2日(日) 橋6:28~登山口6:34~稜線8:10~8:17マキヨセの頭~岩峰下~五郎山8:50~9:10~岩峰9:25~30~マキヨセの頭9:44~登山口10:40
休暇村のバンガロウの上まで続く林道を進むとヘビイチゴらしき白花が道一面に咲いていた。登山口からは急な斜面に美しい新緑のカラマツ林が続く。白樺もある。横長の岩場辺りからミツバツツジが沢山咲いていた。稜線から所々岩場が出てきた。岩峰の左を巻き大きく下ってまた登る。踏み跡が薄くなっている。大きな岩壁の右側を巻き頂上に進む。頂上は広くない。ガスで昨日程の展望はないが眼下に広がる新緑の森が素晴らしかった。思い切り森林浴ができる山だった。他に登山者はいなかった。(小野田)

6/2  立岩 岩トレ   根田、根本、高本、他1

約1年ぶりの立岩。ザイルワークの確認とクライミングを行った。クライミング自体が1年ぶりだったが、リードができて満足。(根本)

【山行計画】

6/15   両神山 金山沢                   根田、佐野、(高本)、安陪
6/16~19 京都丹後半島、福井県の山                     赤石、他1
6/22~23 伊那の山 入野谷山、大棚入山          赤石、鈴木、田村、安陪、他1

定例会ニュース No.04(2019/05/23)

定例会出席者

苫米地、田嶋、佐野、田村、赤石、小野田、掛川、立浪、堀部、安陪

5/13 乗鞍岳(山スキー) 風岡、他1

報告のみ

5/18~19 日本コバ、綿向山  赤石、安陪、他1

18日 滋賀県東近江市にある山。一昨年の1月に行ったのだが雪が膝くらい積もっていて途中までしか登れなかった。その時はこの地域が降雪の多いところとは知らなかった。この山名に惹かれていたので安陪さんに一緒して貰った。蓼畑町の登山口から藤川谷に沿って登り尾根に出る。途中「奇人の窟」という岩小屋のような洞穴があったりして急な岩場の登りもあった。尾根に出ると台地状の穏やかな新緑の道で藤川谷の最奥部は水たまりのような沢になっていた。帰りは登ってきた道と途中で分かれて政所町への植林の急勾配の道を降った。一回り約5時間だった。天気は曇りがちで展望はなかった。次の日の綿向山の登山口に行き駐車場にテントを張った。私たちだけのテントだった。

この山の名前の由来だが、コバは木場とも言われたそうでこの地域の木地師達が木材を集積したところという。それが「一本立てるところ」のように使われ、二本立てると山頂に着くというところから「二本コバ」が「日本コバ」と呼ばれるようになったようだとガイドブックにある。標高差は640m程である。

19日 滋賀県の日野町にある山、綿向山に登った。昨日の日本コバもこの山も鈴鹿の山の一角にある。鈴鹿の山と言えば三重県にある山と思っていたが滋賀県にまで連なっている。山頂にある大嵩神社の表参道という登山路は大勢の登山者が登るようで良く踏まれた植林地の道だった。林はよく手入れされていた。道は千鳥に作られていて歩きやすい。一合目から九合目までの看板には山頂までの距離も書かれていた。山頂直下は急な階段で真上に登るようだった。この日天気は余りよく無く山頂の稜線は強い風が吹いていた。山頂を早々に離れて竜王山への縦走路を降った。水木谷を囲む尾根を一回りするコースだった。最奥部のあたりだろうか「オンバノフトコロ」という所があった。一回り5時間半ほどで昼前には駐車場に戻った。1年ほど前の冬に掛川さんが霧氷を見に来たといっていたが、僕たちは新緑の道だった。シャクナゲ、山ツツジ、チゴ百合、イワカガミなどがちらほら咲いていた。(赤石)


5/18、藤川谷沿いを登り、下山は尾根ルート。頂上付近まで清流が流れており、登山道は変化に富んでおり、飽きさせない山であった。なお、一説によると、山名、日本コバの由来は2本の休み(コバ)で行ける山とか。もっと適切な名前を付けても良い山である。綿向山登山口駐車場でテント泊。
5/19、歩きやすい表参道から頂上へ。頂上に着くと、風が荒れくるっており、稜線上は東面の谷から雨も吹き上げてきた。この稜線上に風の影響か、変形ブナの看板があるブナがあった。ここは強風で有名な場所かもしれない。竜王山を巡る一周コースを歩いてきた。地元で有名な永源寺の末寺である西明寺で登山の無事を感謝して、帰静した。(安陪)

5/18 西湖~毛無山~十二ケ岳~西湖 堀、他2

富士山周辺の山をほとんど歩いた事が無く、友人が毛無山に行くと言うので同行させてもらいました。十二ケ岳までの縦走路はアスレチックジムに来ているようで楽しく歩けました。曇天の為、富士山が見られなかったのが残念。

5/18~19  編笠山~権現岳~赤岳   高本、他1

行程
<5月18日>
ルート:富士見平⇒編笠山⇒青年小屋
10:35 富士見平 スタート
14:10 編笠山
14:45 青年小屋 幕営

辻さんと観音平で合流したが、車が多く駐車場に駐車できず、富士見平に変更。富士見平からスタートし、編笠山を目指した。気温もそれほど高くなく、樹林帯の中のゆるやかな道を快適に進んだ。編笠山に近づくにつれ、傾斜もきつくなってきた。所々雪も残っており、ゴロゴロした大きな丸い石が行く手を阻むようになってきた。
最近のトレーニング不足のおかげで脚がつりだし、最後はかなり苦しい登りとなった。編笠山は展望が開け、登って来たルートを一望できた。編笠山から青年小屋への下山道はまた大きな石がゴロゴロしていて、石の上を飛び歩くように下山。

青年小屋に到着して幕営した。
<5月19日>
ルート:青年小屋⇒権現岳⇒赤岳(往復)⇒西岳⇒富士見平
4:15 青年小屋スタート
5:20 権現岳
6:50 キレット小屋
8:20 赤岳
8:40 下山
12:20 青年小屋 テント撤収
13:00 下山
14:00 西岳
15:40 富士見平

赤岳登頂を目指して、朝早く出発。樹林帯の中はまだ雪が残っていた。稜線に出ると雪も少なくなり、夏道と変わらない状態だった。権現岳手前に急斜面のトラバース道があり、雪が残っていれば緊張する斜面だった。権現岳山頂では赤岳までが一望できた。赤岳までの稜線にはまず旭岳があり、そこからキレット小屋に下り、そして一気に赤岳に突き上げるコースだった。途中アップダウンが連続し、簡単に歩ける稜線には見えなかった。
まず長い梯子を下り、アップダウン、トラバースを繰り返しながら、キレット小屋を目指した。
小屋手前では辻さんの調子があまり良くなく、青年小屋に引き返すことになり、赤岳には一人で目指すことになった。赤岳取付きからはガレ場のルンゼを急登し、赤岳の稜線を目指した。稜線に出る手前からは傾斜がきつくなり、雪が付いていればかなり緊張するコースだった。赤岳山頂では展望も良く、このまま硫黄岳まで縦走したい気持ちだった。
帰りは登山道の分岐点や斜面の傾斜などを確認しながら下った。
青年小屋で先に引き返していた辻さんと合流した。辻さんはゆっくり休憩したおかげですっかり体力も回復していた。
テントを撤収し、登りとは別ルートの西岳経由で富士見平に下山した。
今回の山行は下見も兼ねたものだった。冬にこのコースに挑戦したいが、雪稜歩きのトレーニングがもっと必要だと感じた。

定例会ニュース No.03(2019/05/09)

定例会出席者

苫米地、田嶋、佐野、田村、赤石、小野田、掛川、立浪、高本、堀部、安陪

4/27 離山(はなれやま)  赤石、他1

愛知県豊根村の、みどり湖と佐久間湖の間にある山。ガイドブックには愛知県の中で最難関の山とある。みどり湖のゲートから林道を大入川に沿って登山口まで歩く。登山口と思わせた「離山」と「登山者の皆さんへ」との看板があったのでここからの登山道を入った。登るにつれて道は不明になりとうとう踏み跡がなくなり登れなくなった。ここで引き返し登山は終わった。あとから地図をよく確かめたら一つ手前の尾根に取り付いていた。もう一度登りに行かなければ。道迷いの山だった。

4/27~30 奥穂高岳  高本、江戸

4/27 ルート:名古屋市内⇒沢渡バスターミナル⇒上高地⇒小梨平キャンプ場
15:30 沢渡バスターミナル着
16:49 上高地行きバス乗車 江戸君と合流
17:15 上高地着 小梨平キャンプ場にて幕営

沢渡では小雪がチラホラ。気温も下がり、かなり寒かった。江戸君は松本から上高地行きのバスに乗車したと連絡があった。沢渡バスターミナルで同じバスが来るのを待ち、バスの中で江戸君と合流することが出来た。上高地では前日の雪がまだ残っており、小梨平でも一面うっすらと雪が残っていた。早々にテントは張り、明日からの山行に備えた。
4/28 ルート:小梨平キャンプ場⇒徳沢⇒横尾⇒涸沢
4:00 起床
5:45 出発
7:20 徳澤(休憩)
8:30 横尾(休憩)
10:00 本谷橋(休憩)
12:10 涸沢
朝から快晴。気持ちのいい朝だった。今日は涸沢まで行けば良く、遅めに出発した。前日の雪も溶けだし、順調に徳沢、横尾と進んでいった。横尾から涸沢沿いに入ると雪が出てきた。本谷付近では完全に沢は雪に埋まっていた。途中、横尾尾根への取り付きの第3ガリーの確認を行った。本谷手前の丁度1770m付近で二名が尾根に向かって出発するのが見えた。いつか横尾尾根から槍ヶ岳を目指したい。涸沢への最後の急勾配はきつかった。江戸君は歩調を緩めることなく、登っていく。天気が快晴でとにかく暑く、太陽の光が眩しかった。最後はシャツ1枚になり登った。
涸沢到着後、早々にテントを張った。涸沢は既に多くのテントが張られ、テント村が出来ていた。ビールで乾杯し、午後は仮眠を取り、体力の回復に努めた。夕方には近くの斜面で江戸君と滑落停止の訓練を行った。雪の状態を小屋で確認したところ、今日雪崩が発生して20人程度が巻き込まれたとのこと。膝下くらいの雪崩で大きな事故はなかったようだったが、十分に注意するよう言われた。

4/29 ルート:涸沢⇒穂高山荘⇒奥穂高岳(往復)
2:30 起床
4:20 出発
6:30 穂高山荘(休憩)
7:30 奥穂高岳山頂(休憩)
8:30 穂高山荘(休憩)
9:10 涸沢岳山頂⇒北穂高への稜線へ進む
10:30 引き返す
11:20 穂高山荘
12:30 涸沢
朝は昨日と同様の快晴だったが、予報では午後から天候が悪化する見込み。早々に涸沢を出発したが、既に2~3組が涸沢を登っていた。前々日の雪が新雪となって、根雪の上に積もっていた。表層雪崩の危険性が高い状態だった。涸沢を登るにつれ、雪崩の痕跡が所々にあった。時間が経つにつれ、気温も上がってきた。雪崩に注意しながら、穂高山荘に向かった。
穂高山荘では荷揚げのヘリが何回も往復しており、何人もの人が小屋開きの準備を行っていた。山荘で少し休憩した後、奥穂高岳に向かった。ハシゴを登り、最初の難所を迎えた。2ヶ所、急勾配の雪面があり、アイゼンワークに気を付けながら岩沿いを登った。
山頂は快晴で北アルプスが一望できた。真ん中には槍ヶ岳がはっきり見えた。下山では先ほどの急勾配の雪面を下らなければならなかった。後ろ向きになり、アイゼンを雪面に突き刺しながら下った。江戸君はザクザクと前向き姿勢で下って行った。足腰がしっかり雪面をとらえていて、大したもんだと思った。
穂高山荘に戻ると、今度は涸沢岳に登った。涸沢岳から北穂高岳に向かう稜線は切り立っていた。江戸君と相談し、行けるところまで行ってみようということになった。ほぼ垂直の岩場を鎖で下り、切り落ちた雪面の上を下っていかなければならない。不安を押さえながら進んで行ったが、自分にはこの稜線を無事乗り越える自信がどうしても沸いてこなかった。急峻なところはロープを出し下りたが、前方を見ると急に雲を出て来た。天候が悪化する兆候が出てきたため、ここで引き返すことにした。
穂高山荘から涸沢には一気に下った。最後はシリセードで下り、昼過ぎに涸沢に下りた。上を見上げると既に穂高連峰は真っ白な雲で覆われていた。
午後からどう行動するか江戸君と相談した。テントを撤収し、このまま横尾まで下り、明日蝶ヶ岳を目指すか、それとも涸沢に留まり明日北穂高岳を目指すか。悪天候の中では蝶ヶ岳の展望も期待できないことから、明日の朝まで天候を持てば北穂高を目指すことになった。
午後は小雪の中、また近くの斜面で江戸君とロープワークの訓練を行い、過ごした。

4/30 ルート:涸沢⇒横尾⇒徳沢⇒上高地⇒沢渡バスターミナル
5:45 涸沢出発
7:40 横尾(休憩)
10:30 上高地バスターミナル
朝起きると雪が降っていた。涸沢一面には20㎝程度の新雪が積もっていた。根雪の上には先日の新雪がまだ残っており、その上にさらに雪が降り積もったことになる。しかも、水分の多い湿った雪だった。雪崩発生の可能性はかなり高い状況だった。涸沢に駐在していた長野県警も今日の登山は控えるよう登山者に促していた。穂高連峰を見上げても、真っ白で何も見えなかった。計画半ばだったが、テントを撤収し下山を決めた。
横尾に下る途中、屏風岩では雪崩の滝が各所で発生していた。沢までは届いてはいなかったが、岩上部の雪が流れ落ち、岩の下部まで滝のように流れ落ちていた。横尾まで下ると雪は雨に変わった。この雨だと蝶ヶ岳も相当苦労したと思った。雨の中、一気に上高地に向かい、今回の山行は終了となった。(高本)

4/28 天狗原 山スキー  風岡、他1

いつもと違う鵯峰の延長線上、天狗原の東端、親沢横断ルートを覗く絶壁迄行ってみる。
一昨年ここからドロップしたことを懐かしく思いだす。そこから南に派生する尾根をたどり、成城大学小屋に向けて滑りこむ。昨日降った雪は重いが、ノートラックの斜面は気持ちが良かった。

4/28~5/5 東北巡礼山スキー 八甲田、鳥海山、月山  田村、安陪、他2

八甲田山(大岳)、鳥海山、月山、全て山頂から快適に滑ってこれて気持ち良かった。(田村)

4/28 静岡→黒石 やすらぎの駐車帯テント泊
4/29 八甲田 箒場岱ルート やすらぎの駐車帯テント泊
明日から天気が崩れそうだったので、4/30に計画していた八甲田で一番行きたかった箒場岱ルートに急遽変更。ロープウェイは臨時便がでるほど混雑しており、山頂駅では、ガイドツアーが数パーティあった。山頂駅から平坦な田茂萢湿原をハイクした後、毛無岱湿原方向へ滑降。そこでシールを付け、大岳避難小屋へ。去年、酸が湯→仙人岱避難小屋→大岳避難小屋→酸が湯周遊コースで大岳避難小屋から酸が湯のルートにブッシュが出ていて行けず、大岳避難小屋から戻ったことが懐かしく思い出された。今年は去年より雪は多い。大岳避難小屋から、大岳山頂までハイクアップし避難小屋まで滑降。避難小屋への斜面ではなく、東面の斜面も素晴らしい。我々は箒場岱ルートを目指し、井戸岳の尾根にトラバース気味で行った。このあたりから雪が湿雪となり、スキーコントロールがしにくくなる。あれだけ大勢いたガイドツアーが来ない。来ないのは、この雪のせいかなと一人合点した。井戸岳の尾根に着くと、箒場岱ルートの竹竿があり、それを追って箒場に着いた。我々は、4人だったのでタクシーでロープウェイ駅に戻った。料金はバスと同じ4000円(1000円/人)であった。大河原温泉で汗を流す。

4/30 八甲田→弘前城→西目湯っ娘ランド(泊)
今日は、銅像ルートand/or温泉ルートへ行こうとロープウェイ駅に行くが、強風でロープウェイが運行されず、また雨も降ってきたため、八甲田を後に南下することとした。途中去年と同様、桜を見に弘前城へ行った。去年は散った後だったが、今年満開。

5/1 西目湯っ娘ランド→祓川ヒュッテ(泊)
計画では今日は、移動日。Tさんの案内で、鳥海山の鉾立ルート、湯の谷ルートの登山口へ。そしてルートの説明をしてもらった。祓川ヒュッテに。

5/2 祓川ヒュッテ 停滞
朝から、強風。意を決し出て行った人も、避難小屋までで引き返してくる。午後、猿倉温泉に行く。麓は穏やかな春。夕方、祓川ヒュッテから祓川神社の上を歩くクマを見た。

5/3 祓川ヒュッテ⇔鳥海山→ 月山
天気が回復してきた。シールを付けて登り始めるが、祓川神社の最初の短い斜面でシールが外れ、登れなくなる。田村さんTさんに先行してもらい、私は駐車場に戻り、グリューを付け直して登り始めた。2時間ぐらいで追いつき、田村さんとTさんと3人でまた登りだしたが、2000mを越えた当たりのアイスバーンで、またシールがスキー板から剥がれ、5mほどずり落ちてしまった。お二人には頂上に行ってもらい、私は去年、同ルートを行っているので、ピークハントにはこだわらず、頂上からの大斜面が見渡せる場所まで、100mほどスキーを担ぎあげ、そこでお二人を待つことにした。ちょうどガスってしまい、お二人のすばらしい滑降を見ることができなかったが、そこでお二人と合流でき、3人で駐車場まで滑り下りた。Tさんは4度目のトライで七高山の頂上を踏んだとのこと。田村さんは鳥海山初山スキーで頂上を踏んだ。私は色々と勉強させて頂いた。
月山ダムまで移動。大井沢温泉で汗を流し、くわだいさくら公園でテント泊。

5/4 月山→蔵王温泉(泊)
昨日のことがあったので、出発前にシールに入念にグリューを塗り、月山リフトトップからハイクアップし、頂上付近の傾斜が急になった斜面1830mでスキーを外した。そこで、漆畑さん達と会った。スキーを50mほど担ぎ上げ、スキーをデボし、空身で頂上を往復してきた。多くの人が登ってくる。多くのギャラリーの前で滑るので、ちょっと緊張したが、楽しかった。今日は、シールは剥がれなかったが、シールを剥がすとスキー板にグリューがべっとり残っており、ワックスどころではなかった。田村さん、Tさんが使用しているグリューの必要のないシールが欲しくなった。下山後、蔵王温泉のペンションまで移動。

5/5 日本海経由で帰静。(安陪)

5/1~5 三伏峠~荒川岳  赤石、根田、鈴木 堀部、堀

5/1 大鹿村の西山公園に各地から集まって休憩所で仮眠。
5/2 林道ゲート前に駐車して登山口まで林道を歩く。三伏峠までは途中からアイゼンをつけた。行動時間は約5時間、天気は晴。峠で幕営。
5/3 快晴無風。三伏峠→烏帽子岳→小河内岳を越えて2599mのピーク付近の樹林の中で幕営。根田、鈴木が前方を偵察した。行動は約9時間。
5/4 荒川岳に向かって外出した。テント→大日影山→板屋岳→高山裏露営地→荒川岳に向かって約2510m地点まで達した。ここで時間切れのために荒川岳のカールを望んで引き返しテントに戻った。好天気、無風状態。この日、行動時間は11時間半だった。夕方一時雷鳴とあられが落ちてきたがすぐに止んで静かな星空の夜になった。
5/5 好天、無風状態。テントを撤収して大きく聳える小河内岳を越えて三伏峠から下山した。行動時間は11時間半だった。

感想
南アルプスのほぼ中央に当たるこの山域を積雪期に歩いてみたい願望を長い間持ち続けていた。昨年は根田さん、鈴木さんと三伏峠から塩見岳を登ってきた。今年は大型連休になったので荒川岳までのコースを計画した。根田さん、鈴木さんに加えて堀部さん、堀さんが加わってパーティが出来た。重荷での稜線縦走はなかなかだったが荒川岳に肉薄できた。やはり南アルプスは大きい。もう一日あれば荒川岳の山巓に立てたかと思うと少しばかりの心残りがある。小河内岳から先では誰にも会わず単独行者のトレースのみだった。
私にとって充実した山、渾身の山登りだった。素晴らしいパーティが組めてメンバーの皆に感謝している。(赤石)

5/1 豊橋9:00-11:00冶部坂峠12:00-大鹿村西山公園15:30 
5/2 西山公園6:00-鳥倉登山口ゲート前に駐車(1780m)-7:51豊口コース登山口-12:15山伏峠着(2580m)
5/3 三伏峠6:40→8:00烏帽子岳(2726m)-前河内岳(2784m)-10:13小河内岳(2802m)-11:52 2599m付近-12:51幕張り13:20-偵察2500m付近14:32-15:30幕場
5/4  5:20幕場発-大日影山-7:30 板谷岳(2646m)-8:39高山裏避難小屋(2405m)。-11:00中岳登山口(2510m)-12:15高山 裏避難小屋-17:20幕場戻り
5/5  5:30幕場発-7:50小河内岳-前河内岳-10:05烏帽子岳-11:00山伏峠-14:30

豊口コース登山口-15:30 鳥倉登山口
今回は3泊4日の日程で天候は全日晴れで安定、それも5名でちょっとした合宿山行となりした。
5月 1日は、昨年と同様、治部坂峠で山菜狩りをしたのですが、わらび、ぜんまいが少しか採れず、それでも大西公園でテンプラにしてみなさんと夜を過ごしました。
5月2日は、鳥倉林道からのルートは昨年と同じなので昼過すぎには峠につき小屋の横に幕。
5月3日は、高山裏避難小屋まで行こうしたのですが、小河内岳の頂上で無理と判断して途中幕場をみつけながの行動、2599m-2623mのピークの中間にちょうどいいなだらかな雪面をみつけて幕、時間があるのでテント設営後、鈴木さんと1時間ほど、かすかなトレースをたよりに、大日影山の手前の2599mピークを越したところまでトレースして帰幕。
5月4日は、午前11時まで行動する予定で空荷で幕場をでました。昨日の2599mピークは雪の状態が悪いので、鈴木さん先頭でトラバース。板屋岳をめざしたもの位置がつかめず掘さんのスマホと私のコンパスで方向を確認しようとしたのですが、私が南北を間違えそうになり、あわゆく道迷いになるところでした。樹林帯トラバースは周りの状況が刻々と変わるので私の頭がパニックを起してしまい、みなさんに迷惑をかけました。昨年と同様、修練不足で反省をしております。そんなわけで板屋岳から高山裏の避難小屋まで、また間違えないかと、磁石をもっての行動が長く感じました。避難小屋からトラバースしながら中岳のいけるところまでした。途中、高山に行きたくてみなさんと別れて稜線まで出たもの行き過ぎていることが判明。みなさんと合流できるか不安になり、高山行きは中止。途中でみなさんと合流して、避難小屋に戻り、帰路は忠実に尾根経由で幕場まで戻りました。行動時間が10時間で戻れたことを内心ほっとしています。
5月5日は、下山日なので回りの山々を眺めで、あの山、この山とみなさんを言い合い、三伏峠に戻りテボ品を回収して、春の生暖かい風をうけながら帰路につきました。

感想
2月の時点で赤石さんから5月連休山行の打診があり、計画内容、装備の準備も赤石さんにまかせっきり、私の日程が決まっており、行程も3パターンも考えてもらい感謝しています。今回は3泊4日の日程で天候は全日晴れで安定、それも5名でちょっとした合宿山行となりました。小河内岳から高山裏避難小屋-中岳の登り口まで他バーテイに合わず、自分たちのみでの静かな山行でした。前回塩見岳山行ではコンパスをおとしましたが、今回は地図(1/25000)を落としまい、計画書に添付され地図のみでの行動、みなさんに助けてもらいました。現在地の確認も戻りながら10分単位で地図上にプロットしピーク間で逆算しながら地形を読む私でした。荒川(中岳)までいけませんでした。高山にもいけませんでした。しかし、みなさんとテントを張り、同じ釜(コッペル)の飯を食べながら、山話をしながらの山行は楽しいものでした。又の機会に計画をしたいものです。(根田)

★南アルプス経験のほぼ無い私には、そのスケール感に圧倒されました。重荷を背負っての3泊4日、荒川岳登頂こそできませんでしたが天候にも恵まれドップリと五月の山に浸れました。同行していただきました皆様に感謝です。(堀)

5/3~5 月山、鳥海山   漆畑、他3

3日は移動のみ、4日に月山、5日に鳥海山と山スキーを楽しんだ。当初は、GW前半に予定していたが天候が優れないので後半に日程を変えた。そのため、両日共に快晴でガスの気配さえ全くなかった。ただ、諸事情で掛川さんと風岡さんが不参加だったのは残念だった。月山は、月山スキー場のリフト降り口から歩き出し、行動時間は4時間と鳥海山の足慣らしという感じだったが、下りはトラバースが多くちょっと腿にきた。また、田村さんと安陪さんにもお会いした。鳥海山は、帰りの渋滞のことを考え、祓川の駐車場を朝6時には出発し、行動時間は6時間、山頂からは50分ほどで一気に下り、春のザラメ雪を満喫した。今回は、天気に恵まれ雪も安定しており、技術的に難しいところもなくオープンバーンを気持ち良く滑ることができた。

5/3~5 寸又峡周回(前黒法師岳~黒法師岳~房小山~沢口山)  根本、他1

5/3 8:40寸又峡~9:20登山口~12:30前黒法師岳12:40~13:40ヘリポート平14:30~16:35黒法師岳
5/4 5:30幕場~6:45バラ谷の頭6:55~8:10房小山8:20~10:20水場へのコル10:50~12:20五樽沢コル12:40~13:20蕎麦粒山~13:45山犬段14:05~14:40八丁段手前
5/5 5:20幕場~6:00板取山~6:40天水6:50~7:50沢口山8:10~9:50寸又峡

前々から行こうと思っていたルートへ、夫の誕生祝を兼ねて行ってきた。

5/3 「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋10」に入っている夢の吊り橋がある寸又峡は、朝から混雑している。前黒法師岳までは一般登山道であり、咲き始めたイワカガミや残雪の聖岳を遠目に見ながら歩いている間に到着。ヘリポート平で給水し、美しい三角錐の黒法師岳へ向かう。山頂まで残り150m辺りから本格的な笹との戦いが始まり、黒法師岳山頂に到着した時点で完全にバテたため終了。夜はコンビニで買ったケーキで夫の誕生会をした。お金のかからない夫である。

5/4 黒法師岳からの下りは、登りと比べるとかなり楽。と言っても急斜面なので大腿四頭筋がキツイ。バラ谷の頭付近は笹が低く、気持ちの良い道だ。ここから房小山までは笹原の中を歩く。気づくと獣道に入っていることが多いが、天気が良く見晴らしが良かったので大きな時間のロスなく房小山に到着。山頂で知り合いに会って驚いた。給水しようと思っていた場所では、なぜかこの時期に水が枯れており、知り合いに聞いた五樽沢で給水。蕎麦粒山が近づいた頃からすぐ南で雷が鳴り始め、雹も降ってきた。山犬段で泊まる予定だったが時間的にまだ早かったので、その先まで行き、雨が降り出したので終了。1時間ほどで止み、外に出ると虹が出ていた。

5/5 今日はひたすら一般道を歩く。途中のホーキ薙が圧巻。天水の山頂からの展望が思いがけず素晴らしく、アカヤシオの向こうに昨日歩いた稜線が見えた。登山道のありがたみを感じながら、寸又峡に到着。温泉が気持ちよかった。

5/5 至仏山(山スキー)   風岡

報告のみ

【山行計画】

5/16~19 丹後半島の山  赤石、他1

定例会ニュース No.02(2019/04/25)

定例会出席者

苫米地、田嶋、赤石、佐野、田村、村松、堀、安陪

4/16 天子ヶ岳  風岡

今日は重りなしで登る。 いつも3Kの重りを着けているので、足がかるい。それでも、膝、腰のことを考えて、ゆっくり歩く。山桜も8分咲きで暖かい。
早い時間に登り初めたので、長者ヶ岳では誰にも会わない。コーヒーをのみ、体調のことを考えて天子ヶ岳は割愛して、下山した。やはり下山では膝が少しがたついた。

4/20~21 西穂高 根田、高本 

4/20豊橋(5:30)~名古屋(8:30)~飛騨清美IC~平湯~西穂高ロープウェー(12:25) 終点(13:50)~西穂山荘(13:53)- 14:10-14:30丸山~14:50帰幕
4/21西穂山荘(5:00)-独標-(7:20)西穂高(7:30)-(9:20)西穂山荘幕(9:50)-(11:10)新穂高ロープウェー(12:00)-帰豊

総会の終わりに春山トレーニングで雪のある西穂にいこうと計画。名古屋の高本宅近くのコンビニで集合、高本車で出発しました。昼間にでかけたことがなく東海北陸自動車道を使い、右手に御嶽山、左手には白山をみながら途中、高山で買出し、新穂高ロープウェー下の無料駐車場に駐車、一気にロープウェーを使い数年振りに西穂高出掛けました。山荘では時間があるので、見はらしいいところまで歩き、当日はピーカンで、360度見渡せる状況であの山、この山と2人で楽しみました。
翌日、予報は降水確率20%でしたが、曇り模様、自覚してはいたが、体力の無いことを改めて思い知らされ、それ以上に、必要もない装備を減量したのにバテました。アイゼン、ピッケルワークのいい練習ができました。

【山行計画】

4/26  毛無山   風岡
4/27  離山    赤石 他1
4/27~5/2 涸沢より奥穂高と北穂高ピストン、蝶ヶ岳   高本、江戸
4/28~5/5 東北山スキー 八甲田、鳥海山、月山     田村、安陪、他2
5/1~6   三伏峠より荒川岳              赤石、根田、鈴木、堀部、堀
5/3~5   東北山スキー 鳥海山、月山         風岡、漆畑、他3

定例会ニュース No.01(2019/04/14)

定例会出席者

田嶋、佐野、田村、清水、赤石、苫米地、漆畑、村松、小野田、掛川、風岡、安陪、根本、高本、根田、江戸、加藤

3/21 入笠山 赤石 他1

富士見パノラマスキー場の山頂駅からシールを着けて歩く。マナスル山荘への中間ぐらいからはツボ足で歩いた。天気は曇りがちで風が強かった。登山者は多かった。山頂からの展望はなかった。1時間強の登りで帰りはゲレンデを滑り降りた。

3/23~24 月例雪陵&山スキー 乗鞍岳 苫米地、小野田、安陪、掛川、高本、根本、鈴木、村松

7時頃静岡発、駐車場11時着、13時頃ゲレンデ最上部着、テント設営後スキー組はゲレンデにて練習、歩き組はビーコン練習、テント周りにブロック積み・滑落停止訓練を実施。翌日4時半起床、10~15センチ積雪あり。6時40分テンバ発、2H登る。歩きもスキー隊も前後しながら同じペースで登った。8時40分位ヶ原の急斜面下部着。上部は雪崩の心配があり、天候は地吹雪状態だったので撤退を決断。小屋泊りの人たちも続々と降りてきた。スキー隊の方が30分早かった。ケーキを食べ撤収。12時頃、湯けむり館で入浴し帰途へ。楽しい山行だった。(苫米地)

前日の降雪でそこそこの雪が積もりスノーシューで歩くことができた。久々のテント泊も楽しかった。(掛川)

久々の山行、満天の星が最高だった。朝は雪でびっくり。(村松)

全日のゲレンデ練習はカリカリだったので翌日は恐れて歩き隊へ。久々の歩きで楽しかった。(小野田)

新雪があったのでスキーで滑れた。登る時に板が潜り込むとやはり滑った。急斜面がきつかった。滑りばかり練習してたが、登りの練習も必要と感じた。前回もホワイトアウトで山頂まで登れなかったので次は登りたい。(高本)

新雪の下がアイスだったので疲れた。(安陪)
歩いた距離は短かったが、晩の宴会が楽しかった(根本)

3/31 平標山 風岡、漆畑、掛川

朝から風呂に入って帰途についたが、途中で雨が上がったので平標山へ。9時半位から歩き始め、2時間ほど歩いた。平本林道は傾斜が緩く、登山道は急斜面だった。稜線まで行かなかった。上部は予想以上に雪質が良かった。斜面がきついところは快適、林道は重くて疲れた。それなりに楽しめた。(風岡)

巻機山を計画したが、雨天のため急きょ平標山へ変更。こちらは晴れていたが、途中で雪になった。出だしの林道歩きが長く平らなので、帰りは全く滑らずずっとスケーティングで疲れた。1350m付近まで登って滑降開始。上部は気持ち良い雪だったが、樹林に入ると平らとなりなかなか滑らなかった。天候に振り回されたが、少しでもそれらしきことができて良かった。(掛川)

2時間登って下山。体を動かせて汗流せて気持ちよかった(漆畑)

4/11 富士山双子山 風岡

10日は平地でも降雪があり、この機会を虎視眈々と狙っていたのだ。体調がどうのこうの言ってる場合ではい。御殿場登山口には4台の車あり、9:30出発する。ショートスキーも持参したが、シールがないので、K2のロッカー coombackを使用。雪は下部で5~10cm位で双子山の案部で30cm。とは言ってもところどころに火山礫の下地が露出している。ここにスキー場があったとき砂を噛んで板を駄目にした痛いおもい出がある。滑りはコース取りが大事だ。雪虎を丁寧に塗り双子山の横腹をトラバースして快適な斜面をドロップする。思った以上に板がはしる。しかし調子に乗りすぎると砂を噛むので時々コースを確認する。最後は狭い沢と薮で、板を痛めないように、慎重に下り終了する。家から1時間のところでバックカントリー出来る幸せを満喫した。

4/13 沼津アルプス 掛川

天気が良さそうだったので急遽トレーニングに行って来た。奥沼津(原木駅)から香貫山まで歩いた。真っ白な富士山と駿河湾を見ながら気持ちの良いトレイルだった。

【山行計画】

4/20~21 丹沢 掛川
4/28~5/5 東北山スキー 田村、安陪、他2