静岡山岳会
Shizuoka Alpine Club

写真館

月例

山行

定例会

山岳会概要

定例会ニュース No.21(2018/03/15)

定例会出席者

佐野、赤石、苫米地、村松、掛川、根本

3/2 蓼科山  根田 天候:晴れ

白樺国際スキー場8:30~10:00リフト終点~10:30七合口~12:40蓼科山荘13:00~14:02蓼科山2450m付近~15:50白樺国際スキー場

この山はリフト終点から樹林帯をもがいき頂上へ、頂上から斜滑降で滑った記憶しかなく、もう一度いってみたく計画しました。前日、定例会終了後はくしゅう道の駅で泊して翌日3/2白樺国際スキー場の中をシールをつけて歩き出す。終点からトレースなく樹林帯の中、林道にでると七合日入り口、蓼科神社の鳥居をくぐりスキーを進める。ここに鳥居があるとは記憶にない森林限界を過ぎるとスキーアイゼンを着装したが滑る落ちると森林限界まで真っ逆さまに落ちてしまうと思い頂上は断念しました。
下りは何とかスキーをつけて滑り降りることができた山行でした。

3/3 ピラタス~大河原峠~竜源橋  根田 天候:晴天

8:40北八ヶ岳ロープウエイ10:00~11:00縞枯山~10:50林道-双子池~14:10大河原峠~17:00竜源橋18:00ロープウエイ

このルートも一度いったことあるルートででしたが、大河原峠の眺めがよいことと、竜源橋からロープウエイ駅に戻るに長かったことしか記憶になく、赤石さん、久米地さん、佐野さんのアドバイスを受けで行ってきました。
スキーで滑ったのは縞枯山からの林道までと大河原峠からの緩斜面だけであとはシールをつけたり担いだりしながらの山行でした。竜源橋で下山報告後、空荷で、夕焼けをみながら「夕焼け小焼け」のメロデーも聞きながら暗くなるロープウエイ駅へ戻り山行を終えました。行動時間がちょっと長かった一日でした。

3/4 無双連山  根田、佐野、他1

林道(車駐車)520m8:40-9:55林道700mー12:10蔵屋敷P61040m-12:40徳山城跡-無双連山P5(三角点峰)1083.3m-12:401115mP4大休憩13:15-945m(道迷 い)14:43-16:40林道700m=林道17:40

南アルプス深南部の山よりも更に南の山、大井川中流域の山は、地味な山、「むそうれんざん」と思っていましたが「むそれやま」とよぶののですか静岡県ハイキングコース147選に千頭から記載されています。
今回は島田の笹間川と下泉河内川をまたぐ林道を車でつめ520m付近からの南尾根を簡単に登れると思い計画。天候は曇りでしたが途中で晴れていい天気でした。地図上では道があるのですが連山までは標記らしきものはなく。天候は曇りでしたが途中で晴れていい天気でした。お昼過ぎに1つ目のピーク(P6)で休憩、ここからは城跡らしく銘板がうってあり三角点のある無双連山に着きました。時間があるので最高到達点1115mまで行き、昼食をとった後下山にかかりました。樹林帯の中で遠望がきかず、945mのブッシュ帯をよけて下り、境界線の標柱もあるがあやしい、ブッシュ帯にもどり地図コンバスをたよりにおりるがまだルートをはずしている。945mは地図上では3ポイントありがどの場所が特定できない佐野さんを先頭にってもらいコンパスの方位だけをたより、右、左の指示をしながら急な斜面を強引に下り上の林道にでました。そのまま林道を使い駐車している車までもどりました。暗くな る直前に下山できてよかった。(根田)
久しぶりの藪こぎの山、楽しく登ってきた。景色は時々林の間から見えるくらいだった。(佐野)

3/7 興津川源流域 赤岳~砂子山  風岡

報告のみ

3/11 小谷温泉 大渚山山スキー  風岡、他1

報告のみ

3/11 有度山  苫米地、他1

今後トレーニングに使おうと思っている道を整備しながら歩いた。

【山行計画】

3/18   神楽ヶ峰 雁が峰 山スキー 風岡、漆畑、他3
<月例>
3/17~18 十石山 赤石、根田、鈴木 ※参加者募集中

定例会ニュース No.20(2018/03/01)

定例会出席者

田嶋、根田、佐野、田村、赤石、苫米地、村松、掛川、立浪、安陪、高本、根本

2/3 入笠山スキー  安陪、田村、他1名

富士見パノラマスキー場から入笠山山頂へ。雪の入笠山は19年ぶり。 スノーシューハイキングの方が多かった。人が多いので山頂から途中まで シールをつけて滑ってきた(田村)

ゴンドラに乗って、富士パノラマスキー場トップから入笠山頂上まで、山ス キーでハイクアップした。帰りは、スキー場跡地を滑ったりしてスキー場に戻っ たが、スキー場でのスキーが一番疲れた。田村さん、Kさんは私より格段にうま く、私を待っていてくれた。(安陪)

2/4 安倍峠パトロール  苫米地、赤石、鈴木

上の方は意外と雪があった。膝~腰ぐらいまで積もっている所もあり、赤布も 少なく道がわかりづらかった。倒木は3本処理。(苫米地)
★雪が深くてフカフカなので滑りやすかったが、木につかまれたのでよかった。 気持ちよい山行だった。(赤石)

2/9 根子岳 山スキー 安陪

菅平 奥ダボススキー場トップから、ほとんどの人はスノーキャット(3300円、25分)に乗って頂上へ行くが、ハイクアップで登った(1時間半)。
天気はすばらしく良く、準月例で行った志賀高原の横手山、笠岳など手にとるように見えた。帰りは新雪の中を思いとおりに滑ることができ、楽しかった。

2/10~12 八甲田山山スキー  漆畑、風岡他6人

2月10日 強風のためロープウェーが運休 リフトで上がりダイレクトコースを1時間半ほどシール登行。コースの両側はブナなどの林でツリーランには格好の間隔。
途中の休憩ポイントでは青森とどまつのモンスターが見事だった。強風のため頂上までは行けなかったがテラスから滑りだす。深雪、適当な林間、出だしは30度の斜面、おもわず歓声をあげ飛び込む。こんなに素晴らしいツリーランは初めてだ。
11日 今日はロープウェーで田茂や地頂上まで上がり、温泉コースを行く。
出だしはノール状の斜面。私はガイドに続き思い切りジャンプターンでとびこむ。ホワイトアウトの斜面では先行者が見えなくなると地獄だ。グループの人が転倒して大分苦労したらしい。ホワイトアウトで視界がないので状況がわからない。二度シールを付けて、やがて緩やかな初心者向きの斜面に入り、気持ちのいいランになる。

12日 やはりロープウェーは運休だ。今日もリフトから上がり沢コースを滑った。
夕べの降雪で全てのシュプールは消えて、木木は綿帽子をかぶり大地は新雪で埋め尽くされ昨日とは違う風景になっていた。
全ての木は雪を被り白一色で胸が高まる風景である。今日は一昨日より少し下のテラスからのドロップ。全く手付かずの新雪、この処女雪を滑れるとは!
思ったとおり、快適で気持ちのいい滑りである。この3日間天候には恵まれなかったけど、冬の八甲田山はこんなものだろう。その悪天候を凌ぐ素晴らしい山スキーだった。山、雪、風景そして滑りの全てに満足出来て満腹しました。(風岡)

2/11 鍋割山  掛川、他4

今年初の山は丹沢、鍋割山にうどんを食べに。そこそこの天気でワイワイしながら楽しい山行だった。

2/11 蛇峠山、スキーハイキング(治部坂高原スキー場)  根田

天候:くもり一時雪
7:30治部坂高原スキー場~9:00林道除雪終点9:15~馬の背~10:001500m付近林道~10:40蛇峠山11:00~12:30治部坂高原スキー場

豊橋から近場で日帰りで簡単に雪に触れることができる山に行ってきました。
昨夜は雨ったので道中心配したのですが、冶部坂峠付近は真っ白に雪景色になっていましたが滑り止めは不要でした。スキー場の駐車場と併設してある国土交通省の退避場に駐車しようとしたところスキー場の除雪車が親切に雪をかいてもらいここに止めればよいとアドバイス。今回もショートスキー(テールに穴をあけ、100円ショップのゴムバンドでシール止め)でいったのですが、ストックを忘れて、ゾンデ棒をストック代わり代用。山頂についたもの小雪が舞って遠望はのぞめなく(約60cm積雪)、30分ほそ下った、雨雲レーダーサイトの広場にある、北、南、中央アルプスの鳥観図を見て想像しました。途中でスキー場にでて下山しました。この山も静岡でいう竜爪山に雪がついた状態、だれもが気軽に登れる山だと思いました。実際、5,6人の登山者にあったのですがみいなさんスノーシュをはいて気軽に登っていました。

2/14 沼津アルプス  赤石、他1名

香貫山から徳倉山、鷲津山、大平山へと歩いてきました。上天気でしたが風が強く吹きました。駿河湾の青が鮮やかで、富士山の雪の白さ、また南アルプスが上河内岳から間ノ岳くらいまで白く輝いていました。このコースを初めて歩きました。6時間強のコースでした。

2/18 湯の丸山 山スキー 安陪

BCの入門コースとのことで、計画した。スノーシューの団体がガイドに引きつられて先行していたので、その後を追ったが、頂上近くになると傾斜が増し、スノーシューではどんどん行けるが、山スキーでは対応できなくなり、新たにトレースをつけて登っていった。
ガイドブックには、登路とは違う東側の木立の少ない斜面滑り降りると書いてあったが、なんとかなるだろうと思って、来た登路を降りることにした。すぐ樹林帯になり、また傾斜が急なため、そして新雪(前夜、大雪注意報)のためスキーコントロールができず、転んだ。急に弱気になり、怪我をしないようにと自分がスキーできるところまでスキーを担ぎ降りた。惨めな思いをした。
山スキーはどのコースを下りるかを見極める力が必要だと感じた。ゲレンデで2本滑ったが、消化不良の山行であった。

2/17~18 平湯峠から大崩山山スキー  根田、高本

2/16 静岡22:00-2/171:00道の駅「風穴」6:00 ー7:30平湯峠分岐点7:50ー11:05平湯峠11:15-1500 1850m付近-16:40 1900m付近で雪洞泊
2/17 7:00-9:30 2077m9:50-10:10林道10:30-15:40平湯峠16:00-18:00平湯峠分岐点

昨年行けなかった大崩山山スキーを計画(昨年と同様平湯峠経由)、高本君をさそいいってきました。
2/17当日は小雪かふっており、天候は回復方向にあると判断して行ける所まで、トレースは最初あったもの、すぐ消えて、シール登行で平湯峠へ、峠の北面で休憩時コンプレッションテストを実施、片手3回(10cmほど新雪)で30cm下に滑り層あるが樹林帯の中を歩くので問題なしと判断して昨年の尾根筋の到達点までいき視界は悪いが時間があるのでつけました。1900m付近で時間になり雪洞をほりビバーク。
翌朝天候は回復するが風がつめたい。2077mでやっと平らなり行くか戻るか判断せまられが遠方に林道が見れるのでそのままシール登行を繰り返すと林道でるが時間切れ、大崩山までいけませんでした。林道をショートカットしながらすべるとゆよりすり落ちるとすたいるで下の林道までて平湯峠にもどり、でやっと天候は晴れて、昨年と同様の山並みを堪能し、平湯峠分岐点まで滑らしたいとことだが、林道をラッセルしながら下りました。(根田)

昨年、小田さん企画した山スキーのコースを根田さんともう一度登った。
平湯峠入口から林道に入り、所々シュートカットしながらまずは平湯峠まで登り、平湯峠からは尾根ルートをスキーで登り、大崩山を目指した。
昨年の記憶を思い出しながら、今年初めての山スキーでした。昨年、一人で行ったラッセル訓練でも登ったコースだがやはりスキーの機動力はラッセルをかなり上回るようで、去年の幕営地よりもさらに高い場所に時間も早く到着し、そこに雪洞を掘り幕営地とした。
二日目は天気も良く、スキー日和だった。2200m地点まで登り、ルートを確認。去年はここで引き返したが、向かいの山の斜面の林道らしきものを確認(去年はこの林道を確認できなかった)できたため、もう少し先に進み、進退を決めることにした。
すると少し登ったところ林道が現われた。改めて読図の難しさを知ることができた。2200地点から林道を利用し、所々樹林帯の中をスキーで下ることにした。ただ、下りでは反省の多いスキーになってしまった。まず、少しでも先の林道に出ようとして沢筋を下ってしまい、かなりの急勾配を下ることになってしまった。
雪は深く、斜面では滑るより横滑りでズリ落ちるように下った。下に雪を落とす危険があったため、根田さんと間隔を空けながら下って行った。林道に出れた時は、本当にホットした。
さらに林道でも深い雪に苦しめられた。北側斜面の林道では雪の吹き溜まりがガードレールのはるか上まで積もっていた。吹き溜まりの斜面を慎重に歩いて行った。ほとんど平らな道なので体力の消耗も大きかった。さらに平湯峠からの下りでも雪が深く、スキーで滑って降りることが出来なかった。途中時間短縮のため樹林帯の中をショートカットしたが、途中小さな沢に転んでしまい、抜けるのに苦労した。下りの後半でのルートミス、深い雪に苦しめられ、最後の林道はヘッドライトをつけることになった。
反省の多い山スキーになってしまったが、今後の貴重な教訓になる山行でもあった。(高本)

2/19 雷鳥観察会  風岡、他27人

気軽に雷鳥が観察できると参加したが、前夜のレクチャはさながら雷鳥研究者の発表会で唯一人素人の自分は、若い研究者の熱気に圧倒されっぱなしだった。
いい刺激を貰いました。
天狗原までは通い慣れたものである。心配した天候は快晴で暑い。現地の案内人の研究者は自然園の外れの特定のしらびその木の根本に固まって、1日中じっとしているという。しらびそ林の手前でも一度注意点を聞き、三々五々散って林に近ずくと私が向かった木の根本に9羽の雷鳥が固まっていた。5メートル位の距離をおいて観察する。案内人の言うことがドンピシャでびっくり、興奮する。他の木に2羽いて合計11羽確認された。若い研究者たちは望遠レンズで撮影に余念がない。彼らは私以上に感激したことだろう。
観察が終わり、100メートルばかりハイクアップして滑りだす。高台からは自然園全体が見渡すことができた。オープンバーンでノートラックの斜面が広がって、胸が高鳴り、思わず歓声をあげたくなる。思い切って飛び込んで中回りで斜面を滑り込み、平坦地を惰性でやり過ごす。あとはいつもの林道のショートカットでくだる。

2/20 小遠見尾根  風岡、他1

出だしは霧だったが、まずまずの天気になる。リフト終点から約1時間ハイクアップして滑り出す。初心者を連れていたので慎重を期す。この尾根は細くて恐怖心が先行しがちで、初心者にはあまり向いていない。今日は視界がよく、雪も締まって滑りやすい。あっというまにスキー場に戻り終了する。

【山行計画】

3/2 蓼科山 根田
3/3 ピラタス 大河原峠、竜源橋 根田
3/4 無双連山 根田、佐野、他1
<月例>
3/17~18 十石山 赤石、根田、鈴木 ※参加者募集中

定例会ニュース No.19(2018/02/01)

定例会出席者

田村、赤石、苫米地、掛川、立浪、安陪、高本、根本

1/26~28 準月例山行 志賀高原スキー
赤石、立浪、安陪、高本、清水、鈴木、根田、小野田、漆畑、他1名

26日 赤石、立浪、安陪、小野田 静岡を早朝に出て昼前に熊ノ湯にある中日新聞山荘に着き練習した。清水夫妻は早く着いて焼額のゲレンデで滑った。
27日 高本、鈴木、根田、漆畑が午前に合流した。この日も天気が悪く霧の中を滑った。ゴンドラで焼額のゲレンデで何回も練習した。
28日 晴れて風もなくスキー日和になった。熊ノ湯のゲレンデで滑ってから横手のゲレンデに登り滑り降って2時に終わった。

昨年に続き立浪さんのはからいで熊ノ湯の中日新聞の山荘を使わせて貰った。
初日は天気が悪く雪が降りホワイトアウト状態の中で練習した。スキーが滑っているのか止まっているのか分からずこの状態の中での怖さを体験した。
2日目も天気が悪く、マイナス17度の寒さだった。ゴンドラで何回も登りそれぞれに練習した。
3日目はようやく晴れてスキーの楽しさを実感した。皆が山スキーを意識しているので立浪さんのリードで急斜面や圧雪してない斜面に積極的に入って滑った。(赤石)

今シーズン始めてのゲレンデスキーで滑れるか心配でしたがいい思い出ができました。立浪さんが手配してもらった宿も私の下界生活もうって変わった暖かい生活でよもやま話に盛り上がり楽しかったです。
焼額山スキー場では天候はわるいもの清水さんのリードで滑ったものどこをどう滑ったが記憶から消えてしまいました。というのも29日の熊の湯スキー場の頭で私のスキーの流れ止めがはずれ片方が稜線から滑り落ち失ってしまい、みなさんは、横手山への連結林道へ移動後、歩いて横手山へ移動し状況報告、私はみなさんが横手山で楽しんでもらいたいと伝え、又熊の湯の頭に戻ったところ、みなさんが戻ってくれて、一緒に探してくれました。会ならでは行為で大変感謝しています。
結局、斜面ではみつからず、とぼとぼと下っていると外人スキーヤーからコンドラリフトの始点の横にさしておいてもらい事なきをえました。3月の月例山スキーまでに対策を考えます。(根田)

去年よりは滑れるようになったが、圧雪していないところはまだまだ。今回初めてみんなについて行けた。(高本)

パウダースノーでのスピードコントロールが課題。(立浪)

初日のホワイトアウトで、前にいる立浪さんが見えた時はホッとした。(安陪)

1/30 尉ケ峰(433m)  赤石 他1名

浜松市北区細江町、浜名湖の北に連なっている山なみ。気賀駅の北にある細江公園から歩き始めた。木々の中の緩やかな尾根を歩いて山頂へ。浜名湖が一望できた。降りは西気賀駅へ下るコースをとり街中の姫街道を歩いて公園に戻った。風が少しあったが暖かい日の山歩きで一回り6時間ほどだった。

【山行計画】

2/4  安倍峠パトロール 苫米地、赤石、鈴木
<月例>
3/10~11 十石山 ※参加者は2月24日までに赤石さんまでご連絡ください

定例会ニュース No.18(2018/01/25)

定例会出席者

赤石、苫米地、掛川、安陪、根本

1/23 山伏  立浪ほか

静岡市消防局山岳救助隊の雪山訓練に同行。
隊長からどのルートで登るのか詳しいことが聞けず、当日に西日影沢からと分かった。副隊長の望月将悟さんが率いて、30代隊員1名、20代隊員2名の合計4名での訓練。一人は成人式を終えたばかりで、冬山が初めてという配属されて間もない隊員だった。
望月さんがやさしく雪山の歩き方を指導。静岡山岳会には無いほどの、至れり尽くせりの指導だった。アイゼン歩行、スノーシュー歩行などをして、蓬峠の先の斜面で滑落を想定した引き上げ訓練。若手隊員のテキパキしたロープさばきは、びっくりした。積雪は約20センチほどだった。
山頂へは行かず、引き上げ訓練後に下山。25日の中日新聞県内版に掲載。

1/24 赤岳~砂子山  風岡

青笹山から派生した尾根は高ドッキョ~貫ヶ岳と繋がる。田代峠、徳間峠などはかつて駿河と甲斐を繋ぐ往還だった。
大平の徳間峠登山口に車を置き歩き出す。興津川を左右に渡りながら、やがて植林のなかの明瞭な登山道を辿ると、1時間で徳間峠に着いた。
一昨日雪が降り峠では15cm位あった。低山ではいつも鋲付き 長靴で来るのだが、ちょっと不安を感じる。案の定、その先は痩せ尾根の急坂でキレットがかなりあった。積雪は3~40cm。特に赤岳手前のキレットは両側がすっぱり切れ落ちて、短いがヒヤリとさせられた。アイゼンとピッケルを持って来なかったことが悔やまれる。赤岳から先更にアップダウンがある。遭難多発山岳会の一員としては、危険は避けなければならない。少しでも不安材料があれば撤退すべきだと判断して、引き返すことにした。
近くの低山でも馬鹿にしてはいけないと、反省した山行だった。

【山行計画】

1/30 尉ヶ峰 赤石、他1
2/4  安倍峠パトロール 苫米地、赤石 ※参加者募集中

<準月例 ゲレンデスキー>
1/27~28 志賀高原(中日新聞志賀高原山荘泊)
26日:赤石、立浪、小野田、安陪、清水他1
27日:高本、漆畑、根田、鈴木

<3月月例 山スキー> 十石山

定例会ニュース No.17(2018/01/11)

定例会出席者

桑畑、田嶋、清水、赤石、苫米地、村松、小野田、鈴木、立浪、安陪、高本、根本

12/29~1/1 悪沢岳  根田、高本

12/29 3:00新静岡IC近くのコンビニにて待ち合わせ ⇒6:00沼平着 7:58沼平スタート ⇒(自転車)⇒ 11:50椹島 約4時間弱 12:35椹島 ⇒14:35鉄塔横 ⇒15:45林道(1420M)幕営
12/30 4:15起床/朝食/テント撤収⇒6:20スタート⇒6:55小石下⇒9:27清水平⇒11:00蕨段 ⇒11:40見晴台 ⇒15:36駒鳥池 ⇒2500M付近(幕営)
12/31 4:20起床/朝食 ⇒6:33スタート ⇒7:49千枚小屋(休憩)=8:20スタート⇒8:50稜線⇒9:50千枚岳(休憩)=10:07スタート⇒11:12 3030M地点(撤退)⇒12:13千枚岳 ⇒13:00千枚小屋(休憩)=13:35下   山開始 ⇒13:55テント場(撤収)=14:50下山 ⇒16:00見晴台(幕営)
1/1 6:40見晴台 ⇒9:30林道(初日幕営地)⇒11:05椹島(休憩/椹島ロッジ冬季小屋)11:50スタート(自転車)⇒14:00沼平


12/29 3:00新静岡ICで高本車と合流し、沼平のゲートに暗い中着く、鍵番号があわず、計画書を提出後、各自用意した自転車(ママチャリ)で入山する事にする。途中牛首峠からみる赤石岳は真っ白でした。
ザックの荷が重く、思うようにはこげない私はヘロヘロで椹島に着く、二軒小屋まであと上り2時間がかかるのと今日は天気は上々だが、2日後(12/31)が少々悪いとの予想なので千枚小屋まで行き、悪沢岳をアタックすることで、計画を変更した。
椹島に自転車をテボしてから千枚岳の東尾根ルートを歩く。以前小田さんの車で来たときは滝見橋の登山口からトラバースしながらルート変更になっていると聞いていたが、尾根筋を登るころには雪が凍った岩稜になっており、少々悪い、2つ目の鉄塔下は雪がありいい幕場であるが、時間があるので先に進み一つ目の林道にでたところで幕にした。
12/30 明るくなる前に出発、途中清水平というだけに水が流れており、しらびその中を歩く。蕨段のあたりからトレースが消えておりワカンを着装、木についている赤ペンキをたよりに高本君先頭でカンガントレースをつけてもらう。駒鳥池をすぎたころから大型獣の足跡(鹿?)をみながらしたすら下をみながら私は歩きました。今日は千枚小屋まで行けないのと判断し手前で幕とした。
12/31 幕をおき、昨日と同じ時間に空荷で出発、今日も高本君先頭でガンガンとラッセルしてもらい千枚小屋へ、高本君の携帯で赤石さんに状況報告依頼、天気図を確認。予想通り太平洋側に弱い低気圧。富士山に傘がかっかってきており、いけるところまで行くことにする。小屋からはでっかいトレースがついておりそれを使うことにする。
退路を確保するために標記棒(お祭りの竹棒)を3箇所、小枝に2箇所つけて千枚岳へ。(夏場はお花畑らしい)途中二軒小屋からマンボーの頭経由で登ってくるパ-テイーにあい情報交換、悪沢岳に向かうころには雪混じりで風強く、視界も悪くなり、3020m付近で高本君に撤退の指示をして戻ることにする、下りはトレースが消えかけており、標記棒を回収しならが小雪の中、千枚小屋に戻り、赤石さんに明日下山することを高本君に依頼、幕場まで戻り撤収、見晴らし台まで下る。
上部に先客に1張り、風がきになり見晴らしだ台から離れたシラビソの下にテントを張った。
1/1昨日と同じ時間に天幕撤収、見晴らし台で先客の夫婦と一匹の犬に挨拶、赤石岳をバックに写真をとってもらう。まだ赤くそまらない赤石岳をみて下山、シラビソの間から赤石岳が赤く染まるころ高本君が声をかけてくれ、しばしみとれる。イイネ。
高本君は駒鳥池、蕨段、清水平、小石平と駆け下りる。私はぼっちぼっちと椹島にくだり。椹島冬季小屋を見学して自転車で沼平ゲートまで戻る。私は2回氷の上でこけた。下山届けをだし、白樺荘温泉に浸かり、富士見峠で解散しました。(根田)

12/29 新静岡IC近くのローソンで待ち合わせ、車2台で沼平に向かう。沼平から椹島へは自動車で入る計画だったが、万が一ゲートが開かないことも考え折り畳み自転車も準備して行った。
沼平に到着後、さっそくゲートのカギを開けようとしたが、聞いていた3ツの番号を何度試しても鍵が開かなかった。ゲート脇の詰所には県警が詰めていた。事情を説明し、確認してもらったところ冬季の通行許可書が新たに発行されており、鍵の番号も変わってしまっているということだった。番号が変わったのは昨日のことだった。
仕方なく自転車で椹島を目指すことになった。出発してすぐ根田さんの自転車がタイヤの空気が漏れていることが分かり、また沼平まで空気入れを取り戻るアクシデントも発生した。
椹島まで約17㎞、自転車で約4時間かかった。歩くよりは時間短縮できたが、20㎏以上のザックを背負っての自転車は予想以上にしんどかった。特に登りでは自転車をこぐことも出来ず、押して歩くことになった。おそらく半分以上の距離を押して歩いたと思う。
椹島に自転車をデポし、ようやく悪沢に向かってスタート。二軒小屋からマンノー沢頭を経由するルートも計画していたが、自動車に入れなかったため椹島から千枚小屋を目指すことに変更した。
このルートは最初から急登が続く。2万5000分の1の地図では登山道は鉄塔がある山の斜面を巻いて登るが、実際には頂上の鉄塔を目指す直登コースが登山道となっていた。
鉄塔を過ぎると岩場の下りとなり、その後は緩い登りが続いた。その後尾根を少し登ったところで林道に出たので、この日はこの林道脇で幕営することにした。12/30 今日の目標は千枚小屋、林道を少し下ったところにハシゴがあり、そこから登山道に入るようになっていた。
樹林帯の中を赤テープを探しながら進んで行った。1500M付近から少しづつ雪は増えていき、延々と続く樹林帯の道を少しづつ高度を上げて進んだ。特に見晴らしの良いところもない。
そんな中で見晴台からの風景はこのコースで唯一心を癒せる場所だった。真正面に赤石岳、右手に荒川三山がはっきりと見え、これからの登るコースを確かめることも出来た。この見晴台を過ぎたところから雪がさらに深くなり、ワカンを履いた。深いところで脛までの雪となったが、トレースはなく一気に登るスピードが落ちた。徐々に体力がなくなり、途中から先頭を根田さんに交代してもらう。最後には完全にバテてしまい2500M付近で時間切れ幕営となった。
元々は千枚小屋まで行きたかったが、高度差でまだ100Mほどあった。あと1時間以上かかる見込みだったのでここで幕営となった。

12/31 天気予報では太平洋に低気圧が迫っていた。風はそんなに冷たくなかった。
まず千枚小屋に向かった。千枚小屋では携帯がつながるため、天気予報を確認し、赤石さんにこれから悪沢岳を目指すことを電話で伝えた。千枚小屋から上は新しいトレースがあった。おそらく、昨日冬季小屋に宿泊したパーティーのトレースと思われた。新しく、しっかりしたトレースは階段を上るように雪の斜面を登ることができた。
斜面から稜線に出て、尾根伝いに千枚岳を目指す。途中降りて来たパーティーに出会った。聞くと、伝付峠を越えて登って来たらしい。悪沢岳には早々に登頂し、これから二軒小屋に下るという。おそらく、あのトレースもこのパーティーのおかげだと思った。
千枚岳頂上にたどり着く。南の風は益々強くなっていた。根田さんから「引き返すか?」と問われ、「これからでしょう!」と応えた。強い風は嫌いではない。冷たいのは嫌だが、風が強くなるとなぜか立ち向かいたくなる。千枚から悪沢への稜線は岩場もあり、傾斜のある雪の斜面もあった。強まる風の中、気を引き締めながら登っていった。丸山手前まで来て、前に進めないくらいに風が強まって来た。バランスを保つためには立ち止まるしかないくらいの強風だった。そして、ここで撤退を決めた。
もう少早く登り始めていれば、頂上まで行けたかも知れないが、仕方のない判断だったと思う。強まる風の中を千枚小屋まで戻り、しばし休憩を取ると、今日のうちに少しでも下ろうとテント場に戻り、テントを撤収し、さらに下山した。昨日のトレースを辿ることができたので下りは早かった。その日は見晴台まで下り幕営となった。
1/1 平成30年の年明け、昨日と打って変わっての晴天だった。下りの樹林帯の隙間から垣間見えた朝焼けの赤石岳、荒沢三山は美しかった。今回の山行は天候には恵まれていたが、頂上アタックの時だけ天候に遮られた。山だからこれも仕方ないと思った。後は樹林帯の中を一気に下った。椹島からは自転車、上りは4時間かかったが、下りは2時間しかかからなかった。自転車の機動力もなかなか侮れないと思った。(高本)

1/3 八紘嶺、大谷嶺(パトロール)  苫米地、漆畑、安陪

雪は八紘嶺の少し手前から現れ、大谷嶺方面への下りは凍結していたのでアイゼンを装着。新窪乗越から下は雪はなかった。新しい倒木が2本あったが、緊急性はなく処理はしなかった。(苫米地)
正月明けでのんびりと歩くつもりで行った。靴紐がすぐ緩んでしまい何度も止まった。(安陪)

1/6~7 日本コバ(934m)  赤石、他1名

滋賀県東近江市永源寺町政所にある山
6日 政所に着くまでの交通に時間がかかり更に登山口を探した。政所の集落には雪が積もっていて冬ごもりの様子だった。一軒を訪ねて登山口を聞く。登山口は2カ所あるがともに雪が積もっていて歩き回って確認した。この日は道の駅へ。
7日 沢からのコースと尾根からのコースがあるが尾根からのコースを選んだ。
登りはじめは10センチほどの積雪だったが、登るにつれて雪が深くなり膝くらいになった。積雪は考えていかなかったのでワカンは持って行かなかった。天気は良く風もなかったがラッセルに阻まれて、828mの小さなピークまで登ったところで12時になり、引き返した。登り4時間20分、降りが1時間20分の行程だった。鈴鹿山脈の西側の山だが積雪に驚いた。石榑峠のトンネルを越えると三重県側には雪がなかった。季節を選んでまた登りたい山だ。

1/7 妙高前山滝沢尾根  風岡、他2

妙高地方、昨日は久しぶりに晴れたそうだ。今日は曇りのち晴れの予報で期待出来そうだ。
前山第三リフト終点からシールをつけ登りだす。曇り空だが風がなく暑い。パフパフの深雪だ。期待に胸が高鳴る。前山山頂に着くと、ドンピシャにガスがとれ、妙高が威圧的に目に飛び込む。またガスってきてなかなか取れない。ホワイトアウト状態で滝沢尾根をあきらめ、登って来たルートを引き返すことにする。
ガスは最後まで晴れることなく、快適なはずのツリーランは2~3ターンしては地図とコンパスで確認する読図山行になる。しかし二人ともスキー技術は申し分なく、あまり不安なく降りられてほっとした。晴れていれば快適に30分位で降るところを2時間かかった。

1/7 アイスクライミング 岩根山荘、唐沢の滝  熊谷、高本

一番の印象は、唐沢の滝リードで殻を一つ破れた気がする。
前夜発で高本さんと小川山へ。夏と同じく、芝生広場へテントを張って就寝。山の話を寝るまで延々と・・・。
07日 午前中。
高本さんが初アイスクライミングの為まずは岩根山荘のアイスキャンディーへ。ここは車から徒歩30秒の位置にあるため初心者にはもってこい。
カジタックスの古いアックスを使ってみる。今のアックスより一回り短く重量のあるアックスは意外と振りやすい。アックスの掛かりも悪くない。ただ、チューブタイプの刃は掛かりも悪く、打ち込みずらい。すたれたのもわかる気がする。
「アイスは道具」というのも良くわかる。
07日 午後。
唐沢の滝へ移動。駐車場から1時間ほど歩き、唐沢の滝へ。
滝は見事に凍り付き、2p 40mほどの氷瀑となっていた。トップロープを設置しようと右岸を巻くが滝上部へ降りれず。スクリューの数が十分でないため、設置できるところまで行き支点を動かしていくことに。
途中、5mほどの垂直な箇所を気合を入れて突破。意外と行けた。高本さんも1回上り、日も暮れてきたので撤収。暗くなったころ車に帰ってきて、良い1日になった。(熊谷)

午前中は岩根山荘で練習、午後に滝を登った。アイスが初めてなので、教えてもらいながらなんとかやった。ビレイ中は動かないのでとても寒かった。(高本)

【山行計画】

1/13~14 北八ヶ岳 ゲレンデスキー・山スキー 鈴木、小野田、他1
1/16~17 朝里山、ニセコアンヌプリ 風岡、他1
1/23   山伏(市消防訓練同行) 立浪
<準月例 ゲレンデスキー>
1/27~28 志賀高原(中日新聞志賀高原山荘泊) ※26日から前泊可能
26日:赤石、立浪、小野田、安陪、清水他1
27日:高本、漆畑、根田、鈴木

定例会ニュース No.16(2017/12/21)

定例会出席者

根田、佐野、田村、清水、赤石、苫米地、掛川、風岡、立浪、安陪、根本

11/14~28 NEPALマルディヒマール・ムンダイヒル コース  小野田 他2

(トレッキング:15日~23日) 今回は全部ロッジに泊まり、食事もロッジのレストランで食べた。ネパール人ガイドとポーターとの5人旅で気楽な感じだった。

ロッジはベッドがあり(トイレ、シャワー付きもある)個室。そこのレストランで食事すれば1泊400‾500円程度。料理もそんなに高くないし、まあまあ美味しい。おかげで随分安く済んだ。

お天気にも人にも恵まれ楽しいトレッキングだった。メインルートではないのでまだ人が少なく静かに山歩きができて良かった。丁度秋の桜の季節で満開の桜を雪のヒマラヤの山々を背景に見る事ができて最高だった。マチャプチャレ、アンナプルナは殆どずっと見え、かなり近い所で大きく見る事ができた。ダウラギリも見えた。朝晩は冷えるが日中行動中は寒すぎも、暑すぎもせずシャツ一枚で歩けて快適だった。

26年前のトレッキングの時とは変わった事もあり変わってない事もあった。やはり“ビスターリ”のお国柄、日本程の急激な変化はない。

今回は裸足のポーターは一人も見かけなかった。スリッパの人も居たが殆ど靴を履いていた。服もお洒落になっていた。私達のポーターはガイドの甥だが彼も18歳のお洒落な学生だった。12月の大学入学前の休暇中のアルバイトだ。そのような学生アルバイトが多かったのかもしれない。以前よりは全体的に豊かになったようにみえる。スマホが普及していて、しかも山中でとても良く通じている事に驚いた。あまり鉄塔や電線は見えなかったのだが。ネパール人のトレッカーも何組かいた。5,6年前から増えてきたそうだ。

現地在住の方達に聞くと、ポカラでは汚職政治家が一人追い払われてから、急に停電が減った。多くの建物が建築中でポカラは今バブル期。カトマンズも土地の値上がりが凄くて貧富の差が広がっていると。王制も無くなり、ゆっくりだが確実に何かは変化してきている。だが海外からの支援金の幾らかが、本来の目的地に届く前に知らぬ間にどこかへ吸収されてしまうのは相変わらずだそうだ。先日選挙があったが何とか政治の力で良い変化をもたらして欲しい。が、それは夢物語だろうか。

トレッキング前に洪水の被災地の小さな村に家の再建用のセメントを持って行った。その後、別の村の小さな公立小学校の子供たちに、古着と文具を届けた。この学校には一つも遊具が無かった。

普段は大きなボランティア組織に寄付金を送るだけなのだが、常々現地に直接支援物資を届けられたらと思っていた。今回はその機会が与えられ、現地の実態を知ることができ、子供達の笑顔を見る事もでき、こちらも嬉しかった。個人では小さな事しかできないが必要としている人達に必要な物を確実に届けられる一番の方法だと思う。

トレッキング後にポカラの山岳協会が新たなトレッキング道の拠点として開発しようと考えている山の上の貧しい村Almalaを訪ねた。現金収入が無い為、若者達が町に出稼ぎに行ってしまい過疎化している。その為この村での雇用促進と収入増、トレッカーに新ルートを提供したいという事だ。村人達も集まって話を聞いた。最も欲しいのは診療所だそうだ。誰も車を持っていない。最寄りのバス停までは下り2時間、帰りは登り3時間も歩かねばならないのだから切実だ。ただJICAの指導で水の浄化をするようになり70%も病気が減ったそうだ。
もし開発するのなら、この村の長閑な雰囲気はできるだけ壊さず、彼らがより楽しく暮らせるように改善される事を願っている。いつかその変化の様子を見に行きたいと思う。

何もかも幸運に恵まれた素晴らしいトレッキングもさることながら、この3つの小さな村を訪問出来た事も有意義だった。どの村でもマリーゴールドの首飾りを沢山かけて貰い歓迎された。彼らの事を過ぎ去った旅の1コマとしてではなく、ちゃんと心に留めて置きたい。

12/9~10 月例 冬山訓練 鳳凰三山

赤石、田村、安陪、小野田、根田、立浪、鈴木、掛川、高本
12/9 4:40静岡発⇒7:20夜叉神峠駐車場着(準備)=8:00発⇒9:12夜叉神峠小屋着(休憩)=9:35発⇒10:15/1930m地点(休憩)=10:32発⇒11:21杖立峠(休憩)=11:40発⇒12:25/2240m地点(休憩)=12:43発⇒13:30/13:30m地点(休憩)=13:45発⇒13:55苺平⇒14:30南御室小屋着(幕営)
12/10 6:00発⇒6:50/2600m地点(休憩)=7:00発⇒7:50薬師岳頂上=8:20下山⇒9:15南御室小屋(テント撤収)=9:47下山⇒10:25/苺平(休憩)=10:35⇒11:35杖立峠(休憩)=10:35発⇒11:58発⇒12:50夜叉神峠小屋(休憩)=13:08発⇒ 13:47夜叉神峠駐車場着

12月の月例山行の日取りは4月の総会で決まっていたが対象の山を選ぶのに皆で相談した。テント泊、1泊の山で雪山を楽しむことが出来る山はあまり思いつかない。中央アルプスの山、十石山などを考えたが10人用のテント場がうまく探せるか気になった。結果、皆がいろいろな季節に登っている山だが夜叉神峠から鳳凰山を往復する山行に決まった。南御室小屋にテントを張って薬師岳に外出した。積雪は少なかったが、両日とも天気は良く穏やかな日で真っ白な白根三山を見ながらの山行だった。一つのテントで9人のメンバーでの夕食、宴会は愉快だった。(赤石)

私は歩けるか心配でしたが天気に恵まれいい思い出ができました。夜の闇なべ、3回戦メニューをたいらげ、皆さんとよもやま話に盛り上がり楽しかったです。(根田)

初めて鳳凰三山に行ったのは平成6年の7月、タカネビランジの花を見たく元会員の原田さん、岸田さん、石垣さんと私で行き、綺麗な花で感激した。今回は冬の薬師岳から神々しい北岳・間ノ岳・農鳥岳を眺めながら、一昨年の6月に池山吊尾根から白峰三山を小田さんと歩いた事を思った。影山さん岸田さん原田さん亡くなり、小田さんも亡くなり・・・亡き岳友の分まで頑張って歩くからと言い聞かせた山行でした(田村)

鳳凰三山は二度目だったが、冬は初めて、夜叉神峠からの登りも初めての登山だった。天候にも恵まれ、白根三山をはじめ南アルプスの雄大な景色も楽しむことができた。南御室小屋での夕食は闇鍋だった。山の闇鍋がどんな鍋になるのか少々心配だったが、つみれあり、シュウマイあり、シイタケあり、竹輪あり、さらにはアンコウまで出て来る、そして締めはラーメン、豪華な鍋だった。まさに記憶に残る山の夕食になりました。雪はまだそんなに多くなく、アイゼンは結局履かないままだった。天候にも恵まれ、比較的暖かく、初冬の山を満喫できる山行になりました。(高本)

久しぶりの雪山に行けて良かった。しかも快晴で樹林を超えてからは周りの山並みがくっきり見えた。夏に小田さんと登った白根三山も雪を被り眼前に変わらず大きく広がっていた。掛川さんの闇鍋のアイデアは素晴らしかった。話も弾み、色々な出汁が出てとっても美味しいスープになった。(小野田)

山はのんびりと行けるコースだったので、食事と景色を楽しめた山行。闇鍋がどうなるか心配だったが様々な具材があり、おいしくいただいた。天気も良く、眺めが最高だった。(立浪)

かなり前に数回行っているが、記憶が全然なく新鮮だった。プレ忘年会のようで楽しかった。(安陪)

景色が綺麗だった。(掛川)

12/17 城山  高本、他

記録のみ

【山行計画】

12/29~1/2 荒川三山 根田、高本
1/3     八紘嶺~大谷嶺(パトロール) 苫米地、漆畑
1/23~24  山伏(市消防訓練同行) 立浪

<準月例 ゲレンデスキー>
1/27~28 志賀高原(中日新聞志賀高原山荘泊) ※26日から前泊可能
26日:赤石、風岡、立浪、小野田、安陪、田村、清水他1
27日:高本、漆畑、山本、根田、鈴木

<3月月例 山スキー> 十石山

定例会ニュース No.15(2017/12/07)

定例会出席者

赤石、苫米地、村松、田村、掛川、高本、風岡、安陪

11/14~28 アンナプルナ・ヒマールトレッキング 小野田、他2名

記録のみ

11/15~16 仁田岳東南尾根 風岡、他1名

全体的に尾根は比較的明瞭で、バリエーションルートとしては初級クラス。
唯一大ヨキ沢ノ頭手前で崖に誘い込まれた。
下界が暖かく山頂は真冬でハイドレーションが凍りつき水分補給がままならず脱水症状で足が前にでなかった。仁田岳手前の台地から匍匐前進を交え、薮漕ぎで仁田岳にたどり着く。翌日は装備が不十分なため一般道を下る。

11/19 達磨山(981.1m)、金冠山(816m)赤石、他2名

伊豆修善寺の山。
だるま山高原の駐車場から歩く。金冠山に登り伊豆稜線歩道を南へ歩き達磨山を往復した。
北に新雪の富士山、沼津の湾、南の駿河湾と景色が素晴らしいゆったりした尾根を歩いた。途中は灌木と草原で景色を遮るものはなかった。静岡県には一等三角点が18点あり、このうち500m以上の一等三角点の山が、大無間山、黒法師岳、毛無山、万三郎岳、愛鷹山、文殊岳、白倉山、達磨山、八高山、富幕山、暗沢山など11座ある。達磨山以外の山はこれまでに登ったので、今回はこれらの内の最後の山に登った。
西風が強い日だったがハイカーが多かった。

11/19 須磨浦公園~六甲山 根

神戸の海の近くにある須磨浦公園~宝塚駅までのルートは、六甲全山縦走大会が毎年開かれているルートである。標準所要時間は14~15時間。
日が短いこともあり、開始前から最後までたどり着くのは難しいかなとうすうす感じていた。
結果は全ルートの約6割の六甲山まで。大会が開かれているだけあって、登山道はかなりしっかりしていた。何度か住宅地を歩く区間もあるが、曲がり角には必ず矢印があり、地図がなくても歩けそうだ。また都会のすぐ近くの山であり、ケーブルカーやバスも充実しているため、どこの山にも人が大勢いて賑やか。機会があればまた歩いてみたい。今度は最後まで・・・

11/23~25 鋸岳~甲斐駒ヶ岳 高本

24日は有給を取り、4連休の休みを確保したが、諸事諸々あり、結局出発は24日からとなった。鋸岳は以前から気になっていた山だった。特に小ギャップ、大ギャップと呼ばれる高低差ある切り立ったリッジは遠くから見てもでも挑戦したくなるルートだった。出来れば一度夏に縦走しておきたかったが、その機会がなく、今回初の鋸岳となった。

<第1日目>
◆7:45戸台駐車場 ⇒ 9:45角平衛出合 ⇒ 渡渉 ⇒角兵衛登山口
未明3時20分に静岡を出発、中央高速伊那ICを下り、途中に高遠を経由し戸台川の河川敷にある駐車場を目指した。戸台には7時着、約3時間半で到着したことになる。駐車場は広く、おそらく数十台は駐車可能だろう。
出発準備をしていると初老の登山者がやってきた。今年69歳で3泊4日の計画で甲斐駒ヶ岳と千丈岳を登る予定とのこと。先に出発されたので、後を追うように自分も出発した。戸台川の河川敷は広く、一面に石がゴロゴロしていて歩き易いルートではない。川沿いの林道は増水で流されたのかすぐに所々切れてなくなってしまっていた。角兵衛沢登山口は対岸(右岸)にあった。赤札が見え、登山口に印のケルンがあった。
◆10:10角兵衛沢登山口 ⇒ 13:10大岩下(約2120m) ⇒ 16:00幕営(約2400m)最初は順調に登って行ったが、ガレ場から登るスピードが落ち、雪も現れてきた。結局、この日は角兵衛のコルには到達できず、岩影に狭いスペースにテントを張ることになった。

<第2日目>
◆3:30起床 ⇒ 6:00スタート ⇒ 7:00角兵衛のコル ⇒ 9:00鋸岳(第1高点)
コルまで約1時間で到達できたが、コルから鋸岳頂上までは2時間かかった。
時には腰まである雪のラッセルと急勾配に阻まれ予定より大幅に時間がかかってしまった。しかし、頂上からの風景は素晴らしかった。千丈岳、北岳、甲斐駒ケ岳が一望でき、三つ巴の山容を堪能できた。

◆小ギャップ
小ギャップは急な斜面だが下り、上りともに鎖があった。ザイルを持って行っていたので下りは安全に下りることができるだろうが、その後の登り返しにはどうしても自信がなかった。重いザックを背負い、深い雪で失われた体力では簡単には登れないと思われた。それに加えて登り返した後には細いく続くリッジを歩かなければならなかった。長い時間がかかったが今回は断念することにした。ただ、甲斐駒に続き尾根は目に焼き付くくらい眺めて帰って来た。

◆11:45鋸岳下山開始 ⇒ 17:30角兵衛登山口 ⇒ 渡渉 ⇒ 21:00戸台駐車場
下山は遅くなり、戸台川まで降りて来た時はとっくに日は暮れていた。ヘッデンを付けての渡渉となり、戸台川の河原を3時間かかって駐車場に戻ることができた。今回の山行で一番きつかったのがこの戸台川の河原歩きだった。

<反省>
今回の敗退の原因は体力の消耗と小ギャップの登り返しを登る勇気が出なかったことだった。体力の消耗は山行前の体調管理も原因していたが、やはり一番の原因は荷が重すぎたことだったと思った。通常の冬山山行の装備に加え、50mのダブルロープが一本、懸垂下降に必要な登攀道具はこれに加わった。総量でおそらく20㎏を軽く超えていたと思われる。自分の体力でこれだけの荷を担ぎ、切り立ってリッジや鎖があるとはいえ冬の壁を乗り越えていくことは出来なかった。
また、敗退ルートのルートタイムの設定を間違い、夜の河川敷を延々とヘッデンで歩き続けることになった。もう少しルート研究をしておけばよかった。

11/23~4  高島トレイル 掛川、他2名

琵琶湖の西側にあり、京都、滋賀、福井を県境とする全長80キロ、最高峰でも1000mに満たないトレイルである。今回は北から南へ行けるところまで行く予定だった。
夜行バス、電車、バスと乗り継ぎ国境というところから登り始めた。100mも登ると雪が 現れ、その後ずっと雪山となった。アイゼン、ピッケルがいる世界ではないが、靴が夏用ということもあり、2日目で撤退を決めた。いつかリベンジしたい。

11/26 安倍峠~八紘嶺 漆畑

梅ヶ島温泉目当てのトレーニング山行。八紘嶺山頂付近に薄っすらと積雪の跡があった。

11/27 竜爪山トレーニング 田村、他1名

月例、鳳凰三山を歩けるか心配で、ザック(12.5k)背負って歩いてきた。

12/2 鷲頭山 高本 熊谷

熊谷君と久しぶりにクライミングを楽しんだ。
鷲頭山にはクラックの入門ルートがある。ただ、支点がなく、カムで確保するコースだったので、トップロープで3度登った。クラックは初めてだった。しっかり決まればがっちり自分を支えることができたが、なかなか決まらず、手、足が 傷だらけになり、痛くて仕方がなかった。いい練習ができたと思う。次はアイスに行こうと話し合った。(高本)

久しぶりのクライミング。保持力の低下が著しい。
タパス(5.12a)に取りつくも核心部が乗り越せない。あきらめてジェット(5.12a)へ。タパスでへろへろになった指では下部を乗り越せなかった。
最後にメインウォール右裏のクラック(5.9)へ。ジャミングの練習成果が出てかなり楽に登れるようになっていた。
日が落ちるまで登って終了。指先の痛みが久しぶりの感覚だった。

12/2 大曽利山(おおそりやま) 赤石、他1名

小無間山から南に降りてくる長大な尾根は大井川の閑蔵集落まで続き大井川に降りている。この尾根の途中に顕著な山が卯山(1712m)、大曽利山と2座がある。卯山には登ったことがあった。大曽利山を永野敏夫さんが紹介していて2年ほど前から登りたいと思っていた。井川の閑蔵の駅前に駐車して歩き出した。
崩れの補修のための作業道がつけられていたので登山道の登り口を探した。登りはじめは踏み跡程度だったがやがて尾根の上の古い道に出た。地元の人の作業道のようだったが最近は使われていないようでテレビの共同アンテナやケーブル線が放置されていた。やや不明な落ち葉の道を探しながら登った。やがて井川の西山平からの林道と交差すると山頂は近かった。三等三角点があり葉の落ちた木立の中の丸い山頂だった。ハガキほどの大きさの古い「静岡山の仲間山岳会」のプレートが枝に着いていた。山行中標識はこれだけだった。日だまりでゆっくりしてから下山。降りる尾根を間違えて登り返したりした。静かでとてもいい山だった。途中に一部石積みの段があったりしたのでかつては井川から閑蔵への生活道だったかも知らないと思った。

12/3 ワサビ沢~バラノ段~安倍峠 漆畑

先週に引き続き、梅ヶ島温泉目当てのトレーニング山行。
標記とトラロープを目印にワサビ沢を詰め、バラノ段の南東のコルを目指し、読図をしながら進む。極力、紙地図を頼りに山の起伏をイメージして位置把握に努めるも、不安な時はGPSアプリで確認した。尾根に出てからはひとりの登山者に会っただけで小春日和の中、静かで、ちょっぴりドキドキする単独行を楽しんだ。

<月例 冬山訓練>

12/9~10 鳳凰三山 赤石、根田、高本、鈴木、立浪、安陪、掛川、小野田、田村

【山行計画】

12/17 城山 高本、他多数
12/29~1/1 南アルプス 高本、募集中
1/3 パトロール 梅ヶ島コース 苫米地

〈準月例 ゲレンデスキー〉
1/27~28 志賀高原(中日新聞志賀高原山荘泊) ※26日から前泊可能
27日:佐野、田村、赤石、鈴木、立浪、安陪、高本、漆畑、風岡、
26日:小野田、清水、他1

定例会ニュース No.14(2017/11/16)

定例会出席者

佐野、田村、赤石、村松、鈴木、掛川、立浪、安陪、高本、根本(10名)

10/28~11/9 ブータン古道トレッキング
田村、安陪、他6(清水山岳会会員5+日本人ガイド1)

10/28、名古屋~上海~成都 ホテル泊
10/29、成都~カトマンズ ホテル泊
10/30、カトマンズ滞在 市内観光&ガイドの浅原さん知人のムスタン王国の国王(王様)の別荘にお邪魔し、王様と、お茶(生姜湯)した。ホテル泊
10/31、カトマンズ~ブータン(パロ空港)ブータンガイド(ウゲンさん)同行の下、車窓から観光(パロ城壁)ホテル泊
11/1、 秋篠宮眞子さまが歩いたタクツァンゴンパ(寺院)3120m高度順応登山へ 観光客が多かった。昼過ぎから少し霰が降った。ホテル泊
11/2、 2日~6日までトレッキング。パロ郊外の登山口~宿泊地ジェレゾンテント泊
11/3、(晴のち曇のち霰)ブータンで2番目に高いジョモラリ山(7314m)頭だけ見えた。凄い霰が降った。笠に穴があくかと思ったほど。
ジャンチュブラカ テント泊
11/4、(晴のち曇のち霰)この日はブータン最高峰のガンカプンスム(7570m)見えた。山の向こうはチベットだそうだ。ジミランツォ テント泊
11/5、(晴)2日~小屋も人家もない長閑なトレッキングだった。この日は遠く国境線上に見える山を眺めながら歩いた。シムコタ テント泊
11/6、(快晴)2日、パロから3700m~4200m地点を登ったり下ったりして歩き、この日ブータンの国王が住むティンプーへ下山。ティンプー ホテル泊
11/7、 ティンプー~パロへ車で移動  パロ空港~カトマンズへ ホテル泊
11/8、 カトマンズ~成都~上海 ホテル泊
11/9、 上海~名古屋
(田村)

上記日本人メンバー、馬、ロバ13頭、馬方2名、コック1名、キチンボーイ2名、ブータン人ガイド(ウゲンさん)で山中4泊5日のブータン古道トレッキングに行ってきた。
トレッキングルートの標高は4000m以上であるが、緯度の関係で植生はある。
一瞬、奥秩父を歩いているような感覚も持ったが、遠く見える国境の山々は、ジョモラリ7314m、ガンカル・プンムス7570m(ブータン最高峰)、テーブルマウンテン7094m等の7000m級の山である。近くに見える山は、名前が付いていないものがほとんどであった。
天候は、いつも午前中は晴天であるが、決まって2時頃から、雷が鳴り出し、雪が降ってくる。しかし夜になるとまた晴れて月が煌煌と照らす、すばらしかった。コースタイムは5時間ほどと書いてあったが、実際の行動時間は7時間以上であった。同ルートをロスから来たアメリカ人グループ、チューリッヒから来たスイス人グループがトレッキングしており、彼らに追いついたり抜かれたりしながらのトレッキングであった。この追いついたり抜かれたりした時に、話しをするので、それがトレッキングの良いスパイスになった。また、ガイドのウゲンさんは日本語に大変興味があり、ウゲンさんに日本語を教えながら歩いたので、高山病にはならなかったが、高度順応のために行ったパロ郊外のタクサン寺院の飲用可の神聖な水をちょっと飲んで、胃腸がおかしくなり、帰国するまで、余り食べることができなかったのは残念であった。日本人について考えさせられる山行でもあった。(安陪)

11/3~5 大杉谷 鈴木、高本、掛川

先に行った赤石さんの報告からアップダウンの厳しいルートだとは覚悟していたが、想像以上にきついコースだった。
大杉谷から大台ケ原を往復したが、片道だけでお腹一杯のコースだと思う。大台ケ原の紅葉は終わっていたが、大杉谷ではまだ残りもあった。滝が豊富で見所の多いコースである。(掛川)

目指す日出ヶ岳頂上は1,695m、高くはないが、道のりは長い。
第3発電所の登山口より頂上までは約12㎞、コースタイムで9時間40分。大杉谷は全体的には平坦ではあるが、アップダウンが多く、実際の標高以上に登ることになる。谷の登山ルートは岩肌をくりぬいて作られており、おそらく長い年月をかけて人が作り上げたルートだろう。登山ルート沿いには千尋滝、七つ釜滝、光滝、隠滝、堂倉滝など滝が多い。水量が豊富で勢いのある滝だった。堂倉避難小屋前で幕営したが、近く粟谷小屋の主人に聞くと今はキャンプ禁止になっているとのことだった。御好意に甘え、目をつぶってもらうことになった。翌日、日出ヶ岳に登頂、その後大台ヶ原の周遊コースを回った。大台ヶ原は奈良県側から舗装された林道が通っておりため、観光バスも上がって来られる。そのため、大台ヶ原ではそれなりのファッションに身を包んだ観光客がほとんどであった。
この辺りでは岩の事を○(くら、山の下に品と書く)と呼ぶらしい。大杉谷でも大日○、平等○など○という岩場があった。「○」とは岩を意味する古語らしい。大台ケ原では大蛇○という岩があり、曇ってはいたが岩の上からの眺望は素晴らしかった。
対面に蒸篭○という岩場では2パーティーがロッククライミングを行っていた。
二日目も堂倉避難小屋前まで戻り、テント泊。
三日目早朝暗い内に出発し、帰りは一気に下った。
標高こそないが、なかなか歩かされるコースだった。普段、ロッククライミングや3000M峰を登っていると垂直方向への意識がどうしても先に立つが、今回のように水平方向への長丁場のコースもなかなか面白い事に気が付いた。(高本)

誘われなかったら行かなかった場所。行けてよかった。雨の日は危ないコースだと思う。(鈴木)

11/4~5 横窪沢小屋  根本、他1

茶臼まで行く予定だったが、横窪沢小屋に着いたとたんに雨が降り出してきたので、終了とした。大吊橋付近の紅葉が見事だった。

11/12 安倍峠パトロール 鈴木、掛川

風が非常に強く寒い一日だった。コースに荒れてるところはなく、赤布を数カ所付けてきたのみ。時間に余裕がありそうだったので、八紘嶺まで往復してきた。上部の紅葉は終わっていたが、1200m以下はまずまず。梅ヶ島集落は真っ盛りで見事だった。(掛川)
寒かった。安倍峠で食べたご飯が美味しかった。(鈴木)

11/12 立岩(ザイルワーク講習)  赤石、根田、安陪、根本、高本

先月に計画していた小川山での岩登り月例山行が、台風のために取りやめになったので、立岩でのトレーニングを行った。根田、安陪、高本、根本、赤石の5人が参加した。
根田さんのリーダーで、半マストでの確保による登下降、トップロープでのクライミング、コンティニュアスでの歩行の概略、ガルダーヒッチでの確保の方法、高本さんのアイゼン手袋での登りの練習などを行った。天気が良くいいトレーニングが出来た。(赤石)

10月月例が中止になったので、例会で座学「ロープワークと危険予知について」をみなさんの意見を聞いた後、冷たい風のなかでの講習会を開きました。「.・・・・が全員できる」という講習内容でしたので、結果実施メニューが多く、FIXロープを使ったユマーリング、セルフレスキューと肩がらみ下降はできませんでした。又の機会に。最後に赤石さんより補助ザイルをつかったレスキューの講習をしてもらい今後の参考にしたいと思います。みなさんと考えならの講習でしたので私も勉強になりました。(根田)

根田さんの指導により立岩にてザイルワーク講習を行った。天候も良く、充実した講習が実施できた。
まず初めに立岩頂上の平らな岩場で半マストの結び方、半マストでの懸垂下降、確保の取り方、停止方法を実習。その後、頂上から半マストで懸垂下降(2ピッチ)を行う。中食後はトップロープで同じルートを登り返し、半マストでの確保を実習。さらに、もう一度頂上にてザイル一本でのコンテの練習。最後に頂上から懸垂下降を行い、今回の講習を終了した。最後に赤石さんより緊急時に補助ロープを使用した救助法も実習した。要救助者に補助ロープを投げ、ガルターヒッチを用いた引き上げ、さらに1/3システムによる引き上げも実習できた。自分はさらにこれからの冬に備え、冬ブーツと手袋、アイゼンに履き替えてのクライミングを練習。さらに20㎏のザックを背負っての懸垂下降も練習できた。登ることだけでなく、いかに安全を確保できるかを考えるいい機会にもなりました。(高本)

気心の知れた仲間と御在所以来の岩トレである。楽しく、収穫も多かった。根田さん、みなさんに感謝。(安陪)

初めてクライムダウンをしたが、登るよりも怖かった。勉強になった。(根本)

【山行計画】

11/16~17  仁田岳南尾根~茶臼小屋 風岡、他1
11/18~19  県岳連レスキュー講習会 西湖 観岳園 高本
11/19    ダルマ山 赤石
11/19    六甲全山縦走 根本
11/23~25  鋸岳~甲斐駒ヶ岳 高本
11/23~25  高島トレイル 掛川、他1
11/25~26  立山山スキー 風岡、他6
11/30~12/3 丹後半島の山 赤石、他1
<月例 冬山訓練>
12/9~10  鳳凰山 赤石、田村、高本、鈴木、立浪
(佐野、安陪、掛川、苫米地) ※参加者募集中

定例会ニュース No.13(2017/11/02)

定例会出席者

根田、赤石、苫米地、村松、小野田、風岡、立浪、根本

10/26 真富士山  小野田、他1

快晴
平野===第3登山口8:05~10:12第2真富士山10:25~11:19真富士山12:30~14:08第3登山口
★6年ぶりに真富士に登った。快晴、ほぼ無風。富士山、南アルプス、伊豆半島もよく見えた。とても爽やかな日だった。

10/30 毛無山  風岡

山小屋から下りて早2週間 藪用ばかりで山登りのきっかけがない。思い切って出かけることにした。お馴染みの毛無山である。
出だしは足が重くかんじられたが、1時間登った頃から体も温まり調子が出る。上りでお馴染みの某氏とすれ違う。毛無山に4千回も登っているそうだ。下りでもすれ違う。1日1,5回登っているそうだ。天気は申し分ない。やっとエンジンがかかってきたようだ。

10/31 智者山、天狗石山  小野田、他2

曇り、時々晴れ
千頭==智者山神社9:25~10:25智者山~11:05天狗石山12:00~天狗石~智者山~13:20智者山神社
★全員初めて登る山だった。神社までの林道は先日の台風の為か、枝が沢山落ちていて、道路が何ヶ所も抉れ、落石も多くあり車はゆっくり走らざるをえなかった。
林道から神社に登る所からかなりの急登、その先もずっと急登。一端林道に出てから先はトラバース気味に道がついていたので楽になった。下はずっと針葉樹林だったがそのあたりから広葉樹も出てきて智者山頂上辺りは明るく素敵な林だった。天狗石山までは色付き始めた木々の中の起伏の緩やかな稜線歩きで気持ちが良い。天狗石山頂上は広くて明るい林の中で良い雰囲気の所だった。

10/31 天子が岳  風岡

長者ヶ岳~天子岳の稜線の原生林特にブナの大木が見事だ。1330mの山によく残っていてくれたものだ。

10/31 富幕山(563m)  赤石、他1名

県内の一等三角点の山を登ろうと考えている。
静岡県には一等三角点が18点あり、そのうち標高500mを越える山が11座ある。富幕山はそのうちの1座だ。浜松市北区引佐町、三ヶ日町にある山で愛知県新城市と接している。奥山高原からのハイキングコースをとった。なだらかな道を50分ほど歩いたら広い丸い山頂に着いた。ドコモの電波中継等が建っている。富士山が見えるとあったが雲の中だった。ウィークデイだがハイカーが何人か歩いていた。11座の内10座の標石にタッチしたことになり、伊豆半島の達磨山を残している。下山して奥山集落にある方広寺に参拝した。臨済宗の古刹で大きな本堂と沢山の塔堂に驚いた。午後に磐田市へ回り県内で最も低い一等三角点を訪ねた。高台の住宅地の中にある京見塚公園内の古墳の上にあった。点名は上野巳新田(33.43m)とあり山名はない。

【山行計画】

11/3    八紘嶺~大谷嶺(パトロール) 苫米地、清水
11/3~5  大杉谷 鈴木、掛川、高本
11/11or12 立岩(ザイルワーク講習) ※日程は9日(木)に決定します
      根田、赤石、鈴木、安陪、高本、掛川、根本(佐野、清水、田村)
11/11or12 梅ヶ島(パトロール) 鈴木、掛川
11/14~28 アンナプルナ・ヒマールトレッキング 小野田、他2
11/25~26 立山 山スキー 風岡、他5

定例会ニュース No.12(2017/10/19)

定例会出席者

佐野、田村、清水、赤石、苫米地、村松、鈴木、掛川、立浪、安陪、高本、根本

10/7~8 南ア・易老岳  漆畑、鈴木、佐野、根田

10/7沼平駐車場11:47~12:20茶臼岳登山口~12:50ヤレヤレ峠~13:35ウソッコ沢小屋13:40~17:20茶臼小屋
10/8茶臼小屋2:15~茶臼岳~希望峰~6:00易老岳6:30~8:30仁田岳分岐~8:45仁  田岳~9:14希望峰~10:47茶臼岳~茶臼小屋11:20~13:00横窪沢小屋~14:19ウソッコ沢小屋~ヤレヤレ峠~茶臼岳登山口~15:00沼平駐車場15:30

漆畑さんより寝具不要、食料不要で光岳へナイトハイクをしようとのメール連絡、こんなおいしい話はないと思い、佐野さんもさそっていってきました。
出発当日の朝5:00携帯に佐野さんから連絡あり。私は時間をまちがえているのに気づき、ビバーク道具を押し込み単独で沼平へ。天候は曇りでしたが茶臼小屋の手間で小雨となり雨具をつけると薄暗くなり、小屋の光が見えた時は「ほっと」しました。ひさしぶりにあった風岡さん、根本さん(何でいるのかとその時は分かりませんでした)やメンバーに挨拶。明日も天候はよくないかと思い床につきました。
翌朝2:00漆畑さんのよい天気の声で起こされ、月明かりの中を歩きました。遠くの町明かりや、夜空(カシオペア)、鹿の鳴き声も楽しみながら、月見団子をほうばり、易老岳でご来光を向かえました。小屋で用意してもらった朝食のでっかいおにぎり(漆畑さんつくった)食べ光岳は無理と判断して戻ることにしました。途中で仁田岳により、色ついている山並みを楽しみ、仁田岳のトラバースを使い茶臼小屋へ。下山の挨拶をしようとすると、これもって行けとメンバー全員におみやげをもらい、ほくほく顔で下山するわたしたちに風岡さん、根本さん、小屋のスタッフに手振って送ってもらい帰路につきました。今回3倍もおいしい山行でした。翌日は私は筋肉疲労で動けませんでした。(根田)

満月のナイトハイクの存在を知り、行ってみたい!と思い、満月に近い月が見れる週末のこの日を狙って、ベテラン3人を誘い我儘に付き合って頂いた。7日は、雨まじりの天候の中、風岡さんが働いている茶臼小屋を目指し、途中、根本ご夫婦に追いつかれ先を譲るも、小屋でまた再開し、共に豪勢な夕食を振舞われ、温かい寝床を提供してもらった。
8日は、1時半に起床し、雲ひとつない夜空に浮かぶ月を眺めたのち、ベテラン3人を叩き起こし、光岳に続く尾根をほぼ月明かりを頼りにし歩いた。風もなく、時より鹿の鳴き声を聞きながら、野生動物に近い存在になったかのように山を堪能した。月明かりや朝焼けに照らされた草木や山並みの色、そして日中の鮮やか紅葉の色など、多様な色に感銘を受けた。しかし、易老岳でご来光を迎えた時にはもう引返す時間となり、仁田岳経由で茶臼小屋に戻り、大量のお土産を頂いた上で下山した。行動時間は約14時間半と充実した初のナイトハイクを楽しんだ。(漆畑)

小屋は居心地がよく、布団や毛布まで借りられた。予定では22時出発だったが起きられず、2時出発。翌日は天気が良く、朝露に濡れたハイマツの緑が綺麗だった。(佐野)

ナイトハイクを最初に聞いた時は驚いた。月明かりだけなのでとても静かだった。テントは持って行ったが張る気がせず、暖かい小屋に入れてもらえたのがとても嬉しかった。(鈴木)

10/7~9 茶臼小屋  根本、他1

小屋で働いている時に鍋蓋の取っ手が壊れ、木彫りの鳥を取り付けようと彫り始めたが終わらなかった。今回はその完成を目的に茶臼小屋を訪問した。1日目は寝坊し、9時過ぎに沼平を出発。その頃には雨がやんでいた。途中で漆畑さん御一行に出会う。3連休とあって、他にも登山客が多かった。雷鳥調査の方々も来ていた。
2日目は1日中木彫り。なんとか完成し、今回の山行の目的を達成できた。

10/9 みどりの道パトロール 大日峠 苫米地、他1名

口坂本温泉(10:40)…水呑茶屋跡(12:15)…富士見峠(13:15)…大日峠(13:40)

感想等:玉川から口坂本までの間に通行止め箇所があったので、車で富士見峠、大日峠経由で口坂本温泉へ。大日古道をパトロールして大日広場経由で富士見峠へ。さらに尾根道を大日峠へ戻りパトロール終了。大日峠にデポしたチャリで口坂本温泉へ。車を回収して再び大日峠、富士見峠経由で帰宅した。パートナーを大日峠に待たせていたので温泉に入りそびれたのが残念。通行止めのためか、三連休中にもかかわらず温泉客は少なかった。パトロール状況は、大日古道入口に大きな倒木があり、手持ちのノコでは苦労しそうだったので放置。故意に古道入口を塞いでいるような感じもした。ほかは倒木の切断処理2箇所、笹払いを1箇所した。指導標が壊れている箇所が前回のパトロールでも2箇所あったが、今回も修理はできなかった。

10/9 富士山  安陪、田村

穏やかな秋日和でした。ブータンへ行くための高度順応登山(田村)
★田村さんとブータントレッキング(最高点4200m)のための高所トレ-ニングを富士山で行ってきた。宝永山近くに雷雲があり、始終ゴロゴロ鳴っていて、落ち着かないトレ-ニングであったが、準備を一つかたづけた。(安陪)

10/9~11 大杉谷から大台ヶ原、日出ケ岳(1695m)  赤石、他2名

9日 宮川第三発電所から歩き出す。桃の木山の家まで大杉谷沿いの道を歩く。大きな岸壁をへつりながらの登山道だがしっかりした鎖が設置されている。道幅もあり整備されているが下の河原までは数十メートルほど切れ落ちているところもあり慎重にゆっくり歩く。滑落、転倒は出来ない登山道だ。いくつかの吊り橋があるがしっかりした構造であまり揺れない。約5時間で小屋に着いた。
岩にへばりついたように建っているがかなり大きいな小屋だった。途中にも小屋の近くにも平坦な場所はなくテント泊は出来そうにない。このコースは小屋泊まりしかないようだ。
10日 堂倉の滝まで約3時間は昨日と同じように岸壁をへつり鎖につかまりながらの道が続いた。ここから沢は左右に分かれ尾根にとりつく。上の大台林道までは急な木の根の道を登る。堂倉の避難小屋からはやや緩やかなシャクナゲの道になりやがて大台ヶ原の山頂、一等三角点の日出ケ岳に着く。山頂にはバスで大台ヶ原に登ってきた人たちが大勢散策していた。この日は山の上の宿に泊まった。
11日 6時前に宿を出て、来た道を下る。通常は宿からバスで奈良方面に帰るコースだ。降りも同じように鎖を頼りに慎重に歩いた。桃の木小屋を昼前に通って駐車場に4時前に着いた。登りは2日間で約13時間、降りは1日で約10時間のコースだった。登山の途中で10人程に出会ったが上まで登り切ったのは私たちだけだった。
大杉谷に落ち込むいくつかの大きな滝や深いエメラルドグリーンの淵が目を楽しませてくれた。静かな山だった。岩場のへつりと大きな滝、深い淵などがこのコースの魅力のようだ。登山届けにハイキングと書いたがハードな登山だった。

【山行計画】

10/28~29  スポーツフェスティバル(山伏) 赤石、苫米地、高本
10/28~11/9 ブータン 田村、安陪、他5
11/11か12  立岩 ※月例が中止になったため日帰りでザイルワーク
       赤石、高本、鈴木、掛川、安陪、根本(佐野、清水)
11/11か12  みどりの道パトロール 梅ヶ島 鈴木、掛川、赤石

<月例 冬山訓練>
12/9~10 場所未定 赤石、高本、鈴木(田村、安陪、佐野、苫米地、掛川)
     ※参加者募集中

定例会ニュース No.11(2017/10/05)

定例会出席者

佐野、田村、赤石、苫米地、掛川、立浪、安陪、根本

9/16、17 上高地⇔徳本峠   安陪 他5

大学時代の山仲間と親睦ハイキングに行ってきた。
徳本峠から下山して嘉門次小屋に宿泊した。1泊8500円、岩魚付おいしい夕食、風呂あり。食事後囲炉裏を囲んで宿泊者との会話がはずむ。上高地銀座にありながら期待以上の宿であった。

9/23~24 追悼山行 剱沢
赤石、高本、苫米地、根田、佐野、掛川、鈴木、安陪、田村、小野田、漆畑、根本、立浪

23日
前夜は11名が扇沢に泊まった。
苫米地、漆畑さんが早朝着いて合流し、一番のバスに乗った。室堂から歩き雷鳥沢を登って剱沢のテント場に10人用と5人用のテントを張った。天気は良く剱岳の全容がどっしりと見えた。食当の田村さんの豪華な夕食で思い出や山の話がすすんだ。
24日
5時過ぎに。ヘッドランプをつけて歩き出した。剱沢を降り雪渓が出てきたところからアイゼン、ピッケルで降る。平蔵谷を登りS字雪渓の出会いを目指したが平坦な場所が見つからなくて現場での慰霊をあきらめた。出会いまで戻って雪をならし場所を作って、花を飾り線香を焚いて小田さんの冥福を皆で祈った。快晴に近い青空になり白い雪渓と黒い岩が朝日に輝いていた。
テントを畳んで10時過ぎに剱沢を後にした。小田さんはもう帰ってこないことを確認した気持ちになった山行だった。(赤石)


行きはよいよい帰りは大変だと思っていましたがみなさんのおかげで、無事に終える事ができました。普段合えない立浪さんに写真をとってもらい、根本さんのまぐろの刺身をつつきながらテントの中で小田氏のよもやま話に花がさき供養になったと思います。食当の田村さん小野田さん、計画してもらった、赤石さん、高本君にも感謝しています。一方私は、アイセンも持ってこず、剣沢の下りでオロオロしているのみかねて、苫米地さんがアイセンを貸してもらいはずかしい思いでした。小田さんの思いも今後の山行にいかしたいと思い帰路につきました。(根田)

天気に恵まれ、食事も美味しかった。靴の底がはがれたが、テーピングで処置をして追悼山行を続けることができた。(佐野)

2007年、田嶋さん小野田さんと剣岳~立山へ今回10年ぶりの剣沢キャンプ場。今春、立山周辺へ山スキーに行き4月23日室堂で剣一周ブナクラ越えする小田さんとバッタリ会った。その7日後、小田さんは雪崩に巻き込まれ・・・通夜、葬式、49日忌初盆と日は経ち追悼山行となり、高本さんの案内で平蔵谷へ。高本さんが、2回目の雪崩があの辺り・・・と一生懸命説明してくれた。(田村)

小田さんに連れられて、黒部アルペンルートに乗った時の感動や数々の山行を想い出しながら剣沢小屋へ。翌日、平蔵谷の出会いに献花し剱沢雪渓を戻る。 岩峰から小田さんが観ているような気がした。(鈴木)

仕事の予定が急きょ変わって参加できました。
S字雪渓まで行きたかったが、全体の技術を考えると引き返しての追悼行事は正解だったと思う。小田さんの力だったのか、天候に恵まれて秋の剣の美しさを見ることができました。(立浪)

小田さんのご冥福を祈り、自分自身の一区切りをつけようと参加した。(安陪)

2日目の行事には参加できなかったが、去年小田さんと行った八ツ峰のクライミングを思い出しながら、一人で追悼した。(根本)

天気に恵まれ、素晴らしい紅葉の堪能でき、北ア嫌いの私に北ア大好き人間だった小田さんがこんな良いところがあるんだよ、と教えてくれたような気がした。追悼山行では事故現場で手を合わせたが、小田さんがそこで亡くなったという実感はいまだ湧かなかった。(掛川)

夏に見に行った時は、剱に近づくにつれてガスってしまい残念だったので、今回行けてよかった。みんなが揃えば揃うほど、小田さんの不在が際立つ。(苫米地)


今回の剣岳は天気に恵まれた。
静岡を夜に発ち、扇沢駅で先発組と合流し事前に張ってもらっていたテントで前泊した。翌朝には早朝発組も始発の時間前に到着し、予定通り皆一緒に7時半発のトロリーバスに乗ることができた。前回7月に比べ、室堂はかなり涼しかったが、一方で雪はすべて溶けてなくなっていた。
雷鳥坂の雪も溶け、代わって木々の紅葉が雷鳥坂を鮮やかに染めていた。劍沢の雪渓も7月は別山乗越のすぐ下まで伸びていたが、今回はかなり小さくなった雪渓が谷の窪んだ所に少し残っているだけだった。劍沢のテント場には昼すぎに到着。二峰のコルからS字雪渓への斜面もすっかり雪はなくなり、テント場からS字雪渓の下部にわずかに雪が見える程度だった。
雪のない斜面は初めて見たが、あんな大きな岩が雪の下にあったかと驚いた。今回の追悼山行の参加者は13人、テントも二つ張った。早速、食事作りを開始し、ビールで乾杯、小田さんの分のビールも用意した。翌朝も朝から快晴、剣沢を下って行ってもなかなか雪渓は現われない。平蔵谷近くまで来てようやく雪渓が現われ、アイゼンを装着した。固い雪渓だったが、その分アイゼンが良く効いた。平蔵谷の出合から剣沢から眺めるとはっきりとS字雪渓の出合の岩を確認することが出来た。こんなにはっきり見たことはなかったので、その時はどうやらそこから一つ上にある岩をS字雪渓の出合と勘違いしてしまったようだ。晴れて視界が良くなると、思ったより剣沢からS字雪渓は近かった。平蔵谷は途中まで登り、皆でS字雪渓の場所を確認した。
慰霊は剣沢の平蔵谷出合まで戻り行った。花を手向け、線香を揚げ、手を合わせた。会として平蔵谷で慰霊を行うことができ、これで一区切りにしようと思った。帰途は名残惜しい気持ちでいっぱいだった。下山はいつも少しでも早くという気持ちだが、今回はゆっくり歩き、何度も剣岳を振り帰りながら室堂に帰った。
剣岳はいつもと同じく人を拒むかのような山容だが、晴れ渡った青空と紅葉に染まった山肌の中で美しかった。
【後書】
4月30日から5ヶ月、この5ヶ月が時には早くにも感じ、時には遅くにも感じることがあります。
もう5ヶ月と思うこともあれば、まだ5ヶ月と思うこともあります。最近は日常生活の忙しさの中で小田さんの命日も過ぎた後に気付くことが多くなりました。ただそれでも、未だに小田さんのことを思わない日はありません。今回、山岳会として追悼山行が出来たことは本当に良かったと思います。天候にも恵まれ、小田さんも「ようやく来てくれたか」と思っているのではないでしょうか?小田さんの遭難以来、意識的に登山を控えてきたこと、それと仕事が以前より忙しくなってきたこともあり、山行の回数はめっきり減ってしまいました。しかし、今回の山行を一つの区切りにして、また新しいスタートを切りたいと思います。小田さんと一緒に山を登っていたころは、小田さんに付いて行けば自分の山登りの実力も向上していくと考えていました。今、その目標がなくなり、自分で目標を設定し、計画し、実行しなければならなくなりました。どんな山も危険のリスクが付いて回ります。そのために自分の力の過信することなく、体力、技術を向上させ、そして安全に山を登り、帰って来るということを一番に考え、これからも山に向かい合っていこうと思います。(高本)

9/26 富士山  小野田、他3

記録のみ

9/29~30 吾妻山荘ハイキング  赤石、他2名

福島市の山、吾妻山に学生時代の友人と3人で行ってきました。山腹の慶応吾妻山荘に泊まり旧交を温めたという感じの二日間のハイキングでした。山はもう秋が進んでいてナナカマドやウルシの紅葉でした。50年近く経った小屋で修理中でした。小屋の周りのクロベの木々が小屋を覆うように大きくなっていました。静岡山岳会のメンバーともスキー登山に行って泊まりたい山域と山小屋です。(赤石)

10/4 雪見岳(天子山系) 立浪

中秋の名月の撮影で、富士山と月の撮影で登った。15キロ強かなと思い400ミリ望遠レンズや三脚、送信用のPCを担いで登山開始。
湯之奥猪之頭トンネルの山梨県側に車を置いて、毛無山へのルートをたどる。月の出の7分前は富士山が見えていたが、寸前にガスに囲まれて撮影はできなかった。帰宅後にザックの重さを計ったら22キロだった。登山用具はカッパくらいだったので、撮影機材の重さに改めてびっくりした。

【山行計画】

10/7~8  光岳 佐野、鈴木、根田、漆畑
10/7~9  茶臼小屋 根本、他1
10/8~9  奥多摩 掛川
10/9    富士山 安陪、田村
10/9    パトロール 口坂本~大日峠 苫米地、他1
10/10~14 大杉谷 赤石、他2

<月例 お月見・岩登り>
10/21~22 小川山  根田、鈴木、小野田、高本、赤石、掛川、安陪、根本
※参加希望の方は根本までご連絡ください。21日夜からの参加も可能です。

<準月例 ゲレンデスキー>
1/27~28 志賀高原(中日新聞志賀高原山荘泊) ※26日から前泊可能
27日:佐野、田村、赤石、苫米地、村松、鈴木、立浪、安陪、高本、漆畑
26日:小野田、清水、他1
※参加希望の方は、立浪さんか田村さんまでご連絡ください。

定例会ニュース No.10(2017/09/21)

定例会出席者

佐野、田村、赤石、苫米地、村松、小野田、鈴木、立浪、安陪、高本

9/9~10 宇連山(うれさん)沢登り(奥三河・宇連山清水沢右俣・左俣)

記事は月例に記載してあります。

9/12~17 秋田県、岩手県の山 赤石、他1名

詳細は山行報告へ記載してあります。

9/13~15 茶臼、光 立浪

秋を探しての取材と、写真企画の取材の2本立てで茶臼へ。
切り詰めることができる最大限まで、軽量化したが撮影機材は7キロ。
台風が来る前の天候が安定した時期に登ったので、登山道ではライチョウに会えなかった。
光岳往復は、光での撮影が2時間かかったので、時間がかかった。運良く秋も見つけたが、飛び去るライチョウは写真に納められなかった。

9/16~17 滑谷沢 掛川、他3名

台風到来の中、東北への影響はまだ少ないと判断し2泊3日の予定を短縮して1泊2日とした。つまりこのコースは去年歩いたコースと全く同じ。台風の影響は全く受けず、土曜日は晴れ間ものぞき、夜には焚火も堪能できた。
日曜日は早めに下山したが、下山と同時に雨が降り始めた。来年は3度目の正直で完全遡行を目指したい。

9/19 大谷崩れ~大谷嶺 小野田、他

一日晴れのつもりで出かけたが雲が出てきて、気温も以外に低かった。時々晴れ間が現れ大谷嶺では南アルプスがきれいに見える時もあった。
膝に気を遣いながら歩くので下りは大変。2人共膝が悪くゆっくり歩いた。トリカブトが咲いていた。扇の要から下って行くと、京大の防災研究会の先生と学生達がいて、崩れ部分を見上げていた。ドローンで撮影しながら調査していた。もっと下には工事関係者用の小屋が建っていた。1の沢の崩れ防止工事中だそうだ。

【山行計画】

9/26 富士山 小野田、他2名
9/29~30 吾妻山 赤石、他2名

定例会ニュース No.9(2017/09/07)

定例会出席者

佐野、田村、赤石、苫米地、村松、鈴木、掛川、立浪、安陪、高本

8/23~25 白根三山縦走  赤石、他1名

23日 8時半発の奈良田から広川行きのバスに乗った。
9時半過ぎに広河原から歩き始め、大樺沢から登り二股から肩の小屋へのコースをとった。天気は良かったが午後に一時雨が降った。肩の小屋テント場では風が強く小屋から離れたハイマツの陰にテントを張った。小屋のすぐ下のテント場はいっぱいだった。

24日 天気は良くなかった。
朝から西からの風が強く霧が山を覆っていたので雨具をつけて歩いた。この日は3000mを超えるピークを、北岳(3193m)、中白根(3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3051m)、農鳥岳(3026m)と五つ越えた。間ノ岳から農鳥小屋に降っている時に晴れ間が出て農鳥岳が望めた。農鳥からの下りは昨年も歩いたがとても長かった。朝5時半過ぎに出て大門沢小屋のテント場に6時前に着いた。12時間強かかった。

25日 朝焼けの富士山がきれいに見えた。ゆっくりテントを畳んで惜しみながら下山にかかった。いくつかのはしごや吊り橋、丸木橋を慎重に歩き貯水池に出る。ここからは歩道、林道を下り奈良田の駐車場に戻った。から地図を見たら奈良田と広河原の標高差は790m程もあって降りが長く感じた訳がわかった。

8/26 山伏  安陪

脊柱管狭窄症の手術をして3か月、8/21にコルセットを外してよいとの医師の許可が得られたので、行ってきたが、脚がつりそうになり、ロキソンニンテープのお世話になった

9/2~9/4 茶臼小屋 安陪

9/2 9:00沼平→15:00茶臼小屋
9/3 6:10茶臼小屋→9:30聖平小屋10:10→13:50茶臼小屋
9/4 8:00茶臼小屋→12:10沼平
★リハビリを兼ね、会報と生ハムを持って茶臼小屋に行ってきた。聖平小屋に、生卵、フルーツポンチを貰いに行ったり、また宿泊者のための朝、晩の食事の手伝いをしたりして楽しかった。

【山行計画】

9/9~10   小川山  高本
9/12~14or13~15  茶臼岳 光岳  立浪
9/12~19  秋田・岩手の山  赤石、他1名
9/16~18  滑谷沢  掛川、他3名

定例会ニュース No.8(2017/08/17)

定例会出席者

佐野、田村、赤石、苫米地、掛川、安陪、高本、(7名)

8/4 富士山 漆畑、他3

登山初心者の学生達を連れ、8時半から御殿場口より登り始めた。
天候は、霧時々雨であったが風はなかった。思いのほか彼らの歩みが遅く、下山の体力も考えて16時、7合5勺で引返した。初心者を連れての登山は、装備や山行方法等をどのようにアドバイスすべきかを考える良い機会となった。

8/5~6〈準月例〉上河内岳(2803m) 茶臼岳(2604m)
赤石、高本、田村、小野田、他1名

5日 赤石の友人が加わった。畑薙湖沼平駐車場から横窪沢小屋を経て茶臼小屋へ。小屋で仕事をしている風岡、根本さんと会った。夕食は風岡、根本さんはじめ小屋のスタッフの皆と楽しいひとときを過ごした。テント泊は高本、田村、小野田、小屋に赤石と友人が泊まった。激しく夕立が降ったが、夜中はきれいな月夜になり富士山がくっきり見えた。
6日 5時前に歩き始め上河内岳へ。快晴で周囲の山々がきれいに望めた。上河内岳から引き返し茶臼岳に向かう頃から山々は霧に巻かれてきた。昼食を小屋で食べてから下山。南アルプスの山は大きい。登りも急で遠く感じたが帰りの降りも長い。横窪沢の小屋で一息入れたが吊り橋までがまた長かった。赤石の友人は初めての本格的登山だったが満足した山登りだったようだ。(赤石)

5日、小屋が混みそうだとの情報でイシイの3~5人幕を持って行った。天気予報どおりテントに入った途端、雷雨になり夕食頃には、やんだ。
6日早朝、上河内岳山頂で雷鳥の親子を見た。子は大きく育っていた。茶臼の山頂にはタカネバラは咲き終えたのか無かった。茶臼小屋で早昼食を食べて下山。白樺荘の温泉は18:00まで。18時2分前に着いて入浴でき良かった(田村)

何度か行った事があるのに、体力が落ちている為か以前より遠く感じた。特に下りは膝も痛み、なかなか終点が見えず大変だった。山には花がまだ少なかった。期待していたので残念。テント場では突然の土砂降りに見舞われたが行動中は殆ど曇りで助かった。赤石さんのご友人前田さんは泊まりの山は初めてだというのに強いので驚いた。いつも肉体労働をしてらっしゃる方はやはり違うのだ。久しぶりに御元気そうな風岡さん根本さんに会えて良かった。小屋ではすっかり御馳走になった。どの料理も美味しかった。(小野田)

小屋を経営する風岡さん、小屋で働く根本さんの二人の慰問(?)のため南アルプスを登った。茶臼小屋は茶臼岳稜線下の2400m付近に位置し、斜面に建てられた景色のいい小屋だ。瑞々しい空気の中をガスが斜面を這い上る朝早く、向かいの青薙山、笊ヶ岳、 そして遠くに顔を出す富士山の眺めはいい。初日は茶臼小屋で幕営し、夜は小屋のスタッフの方々と共に賄いを頂き、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。翌日には上河内岳、茶臼岳を登り、雨など天候に翻弄された山行でもありましたが、 夏季登山を楽しむことが出来ました。下山時には、間違って荷揚げされた特大スイカを風岡さんに頼まれ、下の横窪沢小屋まで荷下げもしました。転んで割っては申し訳ないので慎重に下り、これはいいトレーニングにもなりました。ただ、それまでのトレーニング不足のため下山後には足はガクガク、筋肉痛が週末まで続いた。普段のトレーニングの重要性を改めて認識する山行でもありました。(高本)

8/5~6 蝶ヶ岳 掛川、他1

7時発で上高地から横尾経由で蝶ヶ岳へ。横尾までは竹内さんの追悼以来となるが、あの時は両側いっぱいの花に感動したものだったが、今回はほとんどなかった。横尾から先はほとんどの登山者が涸沢、槍方面に行くようで、蝶に行くのは我々だけだった。
稜線まではひたすら急な登りでうんざりしたが、稜線に出ると槍・穂高の景色が見え気分も楽に。山頂に着く頃にはガスが出て展望はなし。パッとしない山頂をさっさと越えて14時35分テンバ着。やることもないので、17時前には就寝。テンバは満席、小屋は200人超えの大繁盛だったようだ。いったいこの人たちはどこから来たのだろう?
翌日は4時前出発で大滝山方面へ。この稜線は絶景続きで写真撮りまくりでなかなか先へ進まない。山頂がテンバになっていて、5張maxのようだが、空いてるし景色は良く最高のテンバだと思う。この日は2張だった。すぐ下に大滝山荘があり、こちらも宿泊3名の貸切だったそう。小屋の先にはお花畑もあり、誰も歩いてなく静かで最高の尾根だった。北アにこんな秘境があるとは、、、。
結局、上高地に降りるまで、小屋以外では誰とも会わなかった。下山と言えども、アップダウンが結構あり、距離も長いのが人気のない要因か。12時50分上高地着。

8/7 燕岳 掛川、他1

前日に中房温泉へ移動。テンバにて幕営。
日曜ということもあり、テントは二張のみ。翌日は台風の接近が予報されてたので、5時10分に出発。合戦尾根は20年ほどぶり。荷物がない分、昔よりかなり楽に感じた。合戦小屋名物のスイカも指を加えて見送り、ジュース1本を購入。そこから上はお花もそこそこ残っていた。燕山荘に着くと、小屋周辺にはコマクサの群生が。また、山頂へ続く尾根の両側にも更なる群生が。あんなにたくさんのコマクサを見たのは初めてで感動した。時期的にはちょっと遅い感だったが、充分に楽しめた。
9時頃山頂に着いたが、ガスはまだ出てなく北アの大展望と南ア、富士山、八ヶ岳と360度の展望だった。山頂で1時間ほど景色を堪能して、台風の影響が出る前に下山開始。下山の合戦小屋ではスイカに勝てず。一切れ800円を二人で半分づつ食した。疲れた体に染み入る甘さとあのボリュームなら決して高くはないと思った。
12時5分下山。久々の燕だったが、あんなに良い山だとは知らなかった。もっとも、悪天なら印象もかなり違うでしょう。

8/7~10 富士山 立浪

九合目の万年雪山荘に常駐する山岳遭難救助隊の密着取材。
台風の中のけが人救出や高山病での意識不明者の救助があり、隊員の歩く速さに苦行のような日々だった。
台風通過後は、休む間もなく山頂往復連続3回、翌日は2回とハードな後半だった。(立浪)

8/11 山伏 鈴木、漆畑

山の日に、小田さんのバリエーション豊かな牛首パイパスルートに行きたくなったので鈴木さんを誘って行った。
朝、西日影沢の駐車場では雨が降っており、行くか行かないか悩んだが、この位の天気であれば小田さんなら間違いなく行くと判断し、雨具を身に付け登山を開始した。しかし、標高を上げるにつれ雨から霧に変わり、山頂付近の登山道はそれほど濡れていなかった。分かりにくい箇所が数カ所あったが、地図とGPSアプリを駆使し山頂に到着し、下山は西日影沢コースを下った。
登り5時間、下り2時間、コース、時間と共に充実感と達成感があった。天気が良ければ、赤テープを丁寧に辿ればそれほど迷うことはないだろう。次回は、雪の時期に百畳平でテントを張り1泊2日で訪れたい。(漆畑)

8/12~13 大日岳~立山 苫米地、他1名

8月12日(土)
2:20 静岡発(自家用車)
8:00 立山駅着 大雨洪水警報で土砂降り~11:00 車中で仮眠 小雨になる
12:20 ケーブルカー乗車(立山~美女平)
12:40 バス乗車(美女平~室堂)
13:30 室堂着 霧雨
14:00 室堂発 カッパ着用 途中、ガスが切れて展望、日差し
15:30 一の越山荘 天候回復 小屋泊(一泊二食 9,300円)

8月13日(日)
6:45 一の越山荘発 快晴、雲海
7:45 雄山着 山頂で参拝
8:45 大汝山 雷鳥親子目撃
9:00 冨士ノ折立
10:30 別山 雲が上昇して剣岳見えず
11:00 別山乗越 古川さんに遭遇
12:30 雷鳥平
13:30 室堂着
13:50 バス乗車(室堂~美女平)
14:50 ケーブルカー乗車(美女平~立山)
15:10 立山駅着

9月の慰霊登山に行けるかわからないので、剣岳を見に行ってきた。
称名滝から大日小屋をへて大日三山と立山を歩く予定であったが、初日朝の豪雨で大日三山をカットし、逆回りで立山のみとした。2日目は天候に恵まれたが、のんびり歩き過ぎて別山に着いたときにはガスが昇ってきて剣岳を覆い隠してしまい、心の残る山旅となった。別山乗越で元会員の古川さんに遭遇した。昨年は上高地から下山のバスで元会員の田中さんに遭遇した。お盆休みに有名な山域に出かけると知り合いに遭う確立は高い。

定例会ニュース No.7(2017/08/15)

定例会出席者

佐野、田村、赤石、苫米地、村松、小野田、掛川、安陪、(8名)

7/15~17 剱沢(現場検証、慰霊) 根田、高本、小野田

静岡経由で高本車に同乗して行くことができました。
降水確率7/15は50%、7/16は70%なかでの山行、しばらく歩いていない為心配もありましたがなんとか予定通り剣沢のキャンプ場で幕。翌日源次郎尾根の1、2峰のコルをめざしましたが2287m付近で雨模様となり高本君は1、2峰のコルへのトラバースルート偵察、S字雪渓の基部まで私と小野田さんはアンザイレンをして下降、S字雪渓の基部でツエルトを被り待機しました。
S字雪渓はクレバスが2,3段と開いており、左側の支尾根も登攀具なしではとても登れるような状態ではありませんでした。その後各自で慰霊をし、高本君は反対側の長治郎沢へ偵察、私と小野田さんは剣沢キャンプ場へ帰りました。剣沢の途中でテントが舞っており小野田さんが回収、警備隊へ届け、自分たちのテントがどうなっているか不安になり早々に帰幕。その後高本君も帰幕。風雨が強くテント中は水がたまっているため、テントを移設。小野田さんいわく、テントの固定はなるべく大きな石を使うよう小田さんより教示されたこと思いだしたこと。
名言(迷言)集を作ってはどうか話はつきませんでした。最終日も雨模様、室堂に下山。雷鳥沢の下りはイワカガミが咲いており楽しませてくれました。(根田)

2か月以上山に登っていなかったので、久しぶりの山は楽しみでもあり、心配でもあった。残雪が多く花はまだあまり咲いてなかった。剣沢はテント場までも記憶していた以上にかなり長く感じ、荷物も重くて非常に大変だった。テント場から見た源次郎尾根2峰コルの下の雪渓はかなり急で恐い所に見えた。
翌日は朝から天気が悪く、平蔵谷の途中から小雨が降り出しガスで尾根も隠れてしまう事が多く残念だった。高本さんが一人で雪崩現場を見る為、樹林の中をトラバースしに行ってしまい、本当に心配だった。風雨が強くなった為、間もなく戻って来てくれてほっとした。
テント場に戻る時剣沢に吹き飛ばされて転がり舞っているテントがあった。風が吹く度に下に舞い落ちて行くので、止めて丸めてテント場の警察に届けた。テント場でも他のテントが風に煽られ飛んでいきそうになっていたのでポールを外し、大きな石を乗せておいた。この暴風では余程重い石でなければ簡単に動いてしまうのだと実感した。小さな石を重ねている時に、小田さんに度々「そんな小さな石じゃダメだ」と言われた事を思い出した。やはり長い実体験に基づいた注意を色々して貰っていたなと改めて思った。それらを心に留めておきたい。(小野田)

7/15~17 楢俣川洗ノ沢 掛川、他5名

奥利根の沢。滝はなく魚もいない平凡な沢だったが盛大な焚き火ができて良かった。

7/22~23 池ノ沢~青薙山(2406m) (準月例山行)
赤石、苫米地、村松、高本、田村、 漆畑、掛川、小野田

22日 畑薙湖沼平から池ノ平。掛川他5名が先発して池ノ平にテントを張った。
赤石、村松は後発して池ノ平へ。1時前には全員テントに集まった。たき火をして語り合い静かなシラビソ等の林と湧き出る泉のテント場を楽しんだ。小降りになってきたので夕食はテントの中とした。10人用のテントは広く宴会、食事もゆっくり出来た。
23日 5時前に歩き始めた。曇りだったが高曇りなので登る途中で大井川をはさんで対岸の茶臼岳から悪沢岳方面が望めた。大井川の上には雲海が広がっていた。赤薙の縁を一部歩くがナギのすごさに圧倒された。自然林の中を登り青薙山の山頂は木々の中だった。10時過ぎにテントに帰り撤収後下山。登山道が一部ガレの中を通っているがここがこの山行中の一番の難所だった。 慎重にゆっくり降りた。山行中テント場で一組二人ずれのパーティに会ったが彼らは山頂には向かわなかったのでテントから上の大きな山を我々で独占した。
小田さんが遭難した後の初めての山行に大勢参加できて楽しい登山が出来た。(赤石)

久しぶりの青薙山、大勢で行くと楽しい。(苫米地)

テントでの山行は五年ぶり、前夜から持って行く品を何回も確認して、なかなか寝付かれなかった。山行は登山口から急登でバテバテでした。テント泊、青薙山までの登山楽しく高でした。皆さんありがとうございました。(村松)

予定では妙高山でしたが天気予報が悪いので前日に青薙山に変更との連絡あり。青薙山登山は4回目、青薙ならヌカカ対策をせねばと、虫除けスプレー、虫除けネットを準備した。Oさん35ヶ所刺されたとか、私はヌカカ対策をしたせいか4ヶ所で済んだが痒みは1週間ほど続いた(田村)

池の平までは始めからかなりの急登で風も無く暑くて汗が流れた。4日前の剣沢よりも荷物は軽いのに、今回の方が大変。まだ剣沢の疲れが残っているのか、足が浮腫んでいて重い感じ。池の平は緑一杯の森の中の平地でとても気持ちが良い。森林浴をしながらゆったり過ごした。だがその間にヌカカに刺されていたようだ。青薙山までの道も美しい森の中でゆるやかな登りだったので良かった。花は殆ど咲いてなかった。池の平からの急な下りでまた膝の痛みが悪化した。その後数日間、ヌカカの痒みと膝の痛みに悩まされた。(小野田)

7/27~28 笊が岳(2629m) 赤石他1名

前日椹島ロッジに宿泊し、5時前に歩き出した。
滝見橋先の登山口からはヘッドライトがいらなくなった。椹島の標高が1100m位だ。標高2000m程までの急登を過ぎると平坦なりそこからは2000mから2100m程の標高で約2時間のトラバースが続く。いくつもの沢を横切るが登る人が少ないようで道は狭くなったり、ガレていたり、壊れそうなはしごがあったりで一歩一歩という感じで慎重に歩き時間がかかる。トラバースが終わると広い河原状のところに出る。大きなペンキのマークが登山路を示している。道には赤布やペンキでのマークがあるがこれらが少ないとルートファインディングにもっと時間がかかりそうだった。標高2200m程からシラビソの樹林帯を登り切ると南嶺からの縦走路と交わり更に南に登ると突然ハイマツが現れてそこが山頂だった。
丁度12時に着いた。朝から曇っていて山頂は霧の中で山々の展望は出来なかった。登った道を下った。登りと同様にトラバース道は慎重に歩いた。途中少し降られたが6時前に椹島に着いた。約13時間の行程だった。山では誰にも会わず大きな山を独占した。この日はテント泊とし、翌日のバスで帰った。

7/28 富士山 掛川、他1名

21時富士吉田の浅間神社発で山頂まで行く予定だったが、8合目で高山病になりリタイア。佐藤小屋までは1人でゆっくり下山。そこから浅間神社までは走って下った。良いトレーニングになったが、やっぱり弾丸はよろしくない。

【山行計画】

8/4 富士山 漆畑、他2名
8/5~7 蝶ヶ岳、燕岳 掛川、他1名
8/12~14 大日岳~立山 苫米地、他
8/17~20 葛根田川大石沢 掛川、他4名
8/23~26 白根三山 赤石、他1名

<準月例>
8/5~6 茶臼小屋
赤石、高本、田村、小野田、他1名

定例会ニュース No.6(2017/07/13)

定例会出席者

田村、赤石、苫米地、村松、安陪、高本(6名)

7/8 賎機山縦走、鯨が池~浅間神社 清水

昼前に時間ができたので、久しぶりの足慣らしに自宅前の賎機山に行ってきました。
鯨が池からの農道先から福成神社迄は真夏のブッシュに悩まされましたが、その後は良く歩かれているようで道は鮮明でした。とにかく強烈な暑さで500mlのペットボトルの水を舐めながら自宅から浅間神社迄3時間も掛かってしまいました。昼御飯を食べてなくシャリバテ気味だったので、浅間神社の茶屋でおにぎり一個食べて帰りました。

7/8 竜爪山 漆畑、他2名

学生を連れ、富士山のためのトレーニング。暑さのため思ったより時間がかかった。

7/10 竜爪山 清水

1時頃から時間ができたので、竜爪山に行ってきました。
この日も強烈に暑い日だったが、樹林帯には多少風が吹いていて気持いい一日でした。

【山行計画】

7/15~17 剱沢 高本、根田、小野田
7/15~17 月山の沢 掛川、他
7/27~28 笊ヶ岳 赤石

<準月例>
7/22~23 高谷池ヒュッテ~妙高山
赤石、苫米地、田村、村松、高本、掛川、小野田、 漆畑

8/5~6 茶臼小屋 赤石、高本、田村 ※参加者募集中
参加希望者は赤石さんへ。

【月例】
9/9~10 沢登り 担当:根田 場所未定

定例会ニュース No.5(2017/07/06)

定例会出席者

田村、赤石、苫米地、小野田、掛川、立浪、安陪、高本、根本(9名)

6/17 富士山  江戸

5合目から頂上への2ピストンの予定でしたが、時間の遅れや気力の問題から頂上の浅間神社-剣ヶ峰間のピストンに切り替え、時間一杯まで繰り返した後に下山しました

6/18 八紘嶺~新窪乗越パトロール  鈴木、漆畑、高本

記録のみ

6/18~19 池口岳(2392m)  赤石 他1名

18日 晴。静岡を早朝に出た。池口集落は廃村になっていた。
集落上の登山口に駐車し、約900m登りザラ薙平(1950m)に2時前に着いてテントを張った。水場が遠いとのガイドだったので7リットルほど背負い上げた。4時間半ほどの行程だった。この日は日曜日だったので9人の登山者とすれ違った。日帰り登山や光岳小屋からの縦走の人だった。夜半に少し降ってきて心配した。
19日 快晴微風。6時前に出て池口岳北峰8時前に着いた。
南峰を1時間半ほどかけて往復した。尾根の上から大展望ができた。11時半頃にテントに帰り撤収、下山。ここからの降りも4時間弱かかった。
コースは全体にはっきりした道で歩きやすかった。この日登山者には会わず大きな山を独占した。高度差、距離ともに長く登り終わって満足した山行だった。

6/20~21 守門岳・浅草岳  田村、他1名

昨年の3月、小田さんと守門岳・浅草岳山スキーに行った時に6月はヒメサユリが咲くと知り、その時に同行した小林さんとの追悼山行。

19日、PM3:00 田村自宅発 前回と同じ、道の駅いりひろせ幕営。
20日(快晴)今回は大白川登山口から登った。
雪渓を過ぎるととシラネアオイ・サラサドウダンなど花は多かった、ニッコウキスゲはチラホラ、肝心のヒメサユリは少し早かった。守門岳山頂からスキーで登った広々とした、大岳山頂を眺め、小田さんを想う。登り3時間、下り2時間。
早く下山したのでスキー場に咲くヒメサユリを見に行く。
国道289にあった、道の駅きらら289に幕営。
21日(小雨)大降りになりそうだがヒメサユリが咲く鬼ヶ面山まで行こうと浅草岳登山口から登ったが南岳手前で稜線は相当強風だろうと諦めて下山する。行きは圏央道から行き、帰りは六日町~117号線~長野自動車道で帰宅。

6/25 山伏直登ルート  根田、佐野

林道駐車場8:45-1つ目の曲がり角9:15-トラバース道10:30-トラバース道戻り10:50-林道駐車場13:00ころ

装備点検の翌日、雨で中止になったため、しばらく歩いていないため、天候の様子をみながら、偵察。佐野さんと途中までいってみました。ルートは前日みなさんから聞いていましたので林道の1つ目の曲がり角で、赤石さんに登ることの連絡、赤石さんもあとでくるとのこと。
赤布に導かれながら直登、一度林道にでて直登後、牛首峠への林道トラバースの途中で引き返しました。分からないのは、トラバースでなくて1462mに向かって直登するかどうか、又会員のアドバイスを受けたいと思います。1年ぶりの静かな安陪奥でした。(根田)

7/1 城山(クライミングスクール)  高本、他多数

西南カンテから登った。外の岩に登るのは久しぶり。リードしたが、だいぶ怖かった。反省点は多かった。

7/2 城山(クライミングスクール)  立浪、他多数

市岳連のクライミングスクールで南壁から西南カンテ。
新人と2人だったので、スムーズに登れた。最後のハングをなかなか越えられない新人が前のパーティーにいて、ハングの下での順番待ちが長かった。そして、とにかく熱かった。

7/3 八高山(832m)  赤石 他1名

大井川鉄道の福用駅に駐車して近くの白光神社から登った。
かつては里山の生活道だったようで一段上の平坦な場所は茶畑だったようだった。今は杉の植林になっている。やがて八高山が大きく見える場所に出ると林道が上がってきている。八高山の急登にかかる所にある馬王平という平坦地はかつて修験者が修行した場所との説明板がありこの山はその昔修験者の山でもあったようだ。山頂のすぐ下に白光神社奥社があり神社の前にある由来記には祭神は「第27代安閑天皇」とあった。木造の拝殿と神殿があり今も祭りが行われているようだった。八高山は一等三角点の山だ。東側が開けていて大無限から山伏など安倍奥の連山が望め富士山も見えた。
降りは北へ峠まで1時間山道を下りそこから林道歩きだった。途中の茶畑がきれいな前山集落を経て家山駅まで約2時間の林道下りだった。この日静岡市は35.7度との猛暑日だったようだったが山もとても暑かった。
一回り7時間半弱の行程だった。

7/3 源次郎沢 沢登り  風岡、他1

記録のみ

【山行計画】

7/15~17 剱沢 赤石、高本、根田、小野田(佐野)
7/15~17 月山の沢 掛川、他
<準月例>
7/22~23 高谷池ヒュッテ~妙高山 赤石、苫米地、田村、村松、高本、掛川、小野田(漆畑) ※参加者募集中

定例会ニュース No.4(2017/06/15)

定例会出席者

佐野、田村、赤石、苫米地、村松、鈴木、掛川、立浪、安陪、高本、根本

6/4 八紘嶺(パトロール)  漆畑、田村

去年と同じコース。ロープが緩い箇所があった。シロヤシオが満開で綺麗だった。(田村)

6/10 城山  根本、他1

午前中は前回と同じく南壁から西南カンテ。
前回とは違うピッチをつるべで登った。途中の終了点で、拳くらいの石が落ちてきて腕に当たり痛かった。午後は南壁でスラブの練習。スラブは慣れないと足に体重をかける勇気が出ない。乗ってしまえば、傾斜も大したことはないので滑ることはほとんどなかった。
いい筋トレになった。

【山行計画】

6/18   八紘嶺~新窪乗越(パトロール) 鈴木、漆畑、高本
6/19~20 池口岳 赤石、他1
6/20~21 守門岳、浅草岳 田村、他1
7/15~17 剱沢(現場検証、慰霊) 高本、赤石 ※参加者募集中
7/22~23 準月例 場所未定(だれでも参加可能な場所)
     掛川、村松、赤石、田村(漆畑) ※参加者募集中
<月例>
6/24~25 装備点検・パトロール
     赤石、桑畑、田嶋、小野田、掛川、高本、加藤、村松、漆畑、苫米地、鈴木、佐野、安陪、根田、根本
 ★25日は山伏牛首バイパスルートに行く予定です。出発時間が早いので、朝食は各自ご持参ください

定例会ニュース No.3(2017/06/01)

定例会出席者

田村、赤石、苫米地、漆畑、村松、掛川、立浪、高本、根本

4/22 城山  根本、他1

昨年の月例、御在所以来の久しぶりの外岩。午前中は西南カンテを登る。
最初の1Pはセカンドで登ったが、苦手のスラブということもあり、笑ってしまうぐらいに不甲斐なかった。トラバース後はつるべで交互に登って行ったが、一人が全てリードするよりもだいぶ早く終えることができた。
午後は南壁でトップロープで練習。徐々に感覚を取り戻せた。キャンピングカーをレンタルして日本を観光しているというスイス人夫婦もおり、クライミング道具一式を母国から持って来ていることに驚いた。

4/22~23 立山室堂付近の山スキー  田村、他2名

22日、室堂山荘付近を滑り室堂山荘に早めに入る。
快適な山荘で清水山岳会の白鳥さんと小林さんと寛いでいたら、小田さんからメール着信「気がつかずにいましたが、こちらも明日室堂に入るので、すれ違うかもしれません。10時くらいから・・・・・・・」小田さんから事務的なメールしか頂いた事がないので、ビックリ!!
23日、室堂山に登り、快晴の槍・穂を眺め、なぜだか、小田さんに会いましょう!と、3人で滑降モードにして、一緒に室堂ターミナルに向かって滑降し、小田さんに出逢った時の小田さんの見た事もない明るい笑顔と会話が頭から離れない。

4/26~5/1 東北の山スキー行 月山、鳥海山  赤石、他1名

27日 月山登山 前日は道の駅「鳥海」に泊まった。姥沢から4月から始まったというスキー場のリフトに乗りここからで登った。斜面が急になりクラスとしはじめたところでスキーをデポした。稜線に出ると風が非常に強くなった。山頂の小屋の軒先で風をよけて一休みした後山頂は近かったがあきらめて下山した。デポ地点からスキーをつけたがウインドクラストしていてモナカ雪状態でうまく滑れなかった。斜滑降、キックターンで切り抜けた。
28日 鳥海山登山吹浦口から ブルーラインは8時にゲートが開く予定だったが、この日が開通初日なので10時から開通式だった。吹浦口から登り始めたのは12時近かった。神社を目指したが2時間ほど登ったところで引き返すことにした。
29日 曇りから雨になった。坩満寺に行った。芭蕉ゆかりの古刹だ。午後祓川に入り駐車場で泊まった。
30日 鳥海山登山祓川ヒュッテ矢島口から 若い人のグループやツボ足のグループ、年配の単独の人など大勢が追い越して登っていく。風が強くなる。斜面が少し緩くなったところで引き返すことにした。
駐車場7:00 引き返し11:50 道路13:50 駐車場14:30

5/20 熊森山(1575m)、五宗山(1634m)  赤石、他1

静岡県と山梨県を分けている山嶺の毛無山と長者ガ岳の間にある山。地形図に山名は載っていない。
朝霧高原の猪之頭から身延の下部温泉に続いている林道湯之森猪之頭線は山稜の下をトンネルでつないでいる。このトンネルの入り口から登る。峠に登るまでと峠から熊森山までの道はかなりの急登だった。山稜は緩やかな歩きでブナやカエデの自然林の新緑の道は気持かった。東に富士山、西に白根三山が木立の間から白く輝いていた。五宗山は丸い山頂だった。ゆっくり休んで同じ道を戻った。日曜日だったが誰にも会わなかった。正味の歩行時間は4時間強だった。

5/20 みどりの道パトロール 大日峠  苫米地、他1

口坂本温泉に駐車して自転車で富士見峠まで登り、下りでパトロールをしてきた。倒木が少しあった。5時に温泉へのゲートが締まることを知らず、もう少しで閉じ込められるところだった。

5/20~21 茶臼小屋  田村、根本、他1

小屋の手伝いに行った。山スキーしかやっていなかったので、下山してから筋肉痛がすごかった。(田村)

初めて畑薙湖の渡渉をした。水量がかなり少なく、サンダルを履いたのは1か所だけだった。この季節に登ったのは初めてで、小屋の手前からかなりの残雪があり、いつもなら30分程度の距離が倍近くかかってしまった。下山時には膝がパンパンになってしまい、ゆっくりとしか歩けなかった。(根本)

5/26 みどりの道パトロール 安倍峠  苫米地

倒木なし。指導標が古くなって見えづらいものがあったので、秋のパトロールではマジックで書き直しが必要。

【山行計画】

6/4    パトロール 梅ヶ島温泉~八紘嶺  漆畑、田村 ※参加者募集中
7/22~23 場所未定(だれでも参加可能な場所)
        掛川、村松、赤石、田村(漆畑) ※参加者募集中
<月例>
6/24~25 装備点検・夏山前夜祭 梅ヶ島キャンプ場

定例会ニュース No.2(2017/04/20)

定例会出席者

桑畑、佐野、田村、小田、村松、小野田、掛川、安陪、高本、根本

4/10 白倉山(1027m)  赤石、他1名

浜松市龍山町白倉から登れる山。この山は一等三角点のある山です。
静岡県には一等三角点が12点ありそのうちの一つです。水窪への国道を走り秋葉ダムから白倉峡への県道を白倉集落に走りました。
山の斜面に民家が点々とあり桜が満開の時季でした。道路脇に駐車して荒れた林道を歩き山道に出ます。沢筋からやがて尾根道を登ると稜線に出ます。途中はずっと杉や桧の植林地で手入れは行き届いていました。驚いたことに稜線には広い立派な林道を建設中でした。山頂は木立の中で眺望はありません。ひと休みして同じ道を引き返しました。登山口からの標高差は530m程で登り1時間半、降り1時間ほどでした。ゆっくりした春のハイキングでした。

4/20 スポーツフェスティバルコース整備 小田、他3名

西日影沢登山口7:50~牛首バイパスルート~牛首の頭~笹山~井川峠~16:50孫佐島

鍬で所々整備しながら登る。後々のためには、あと1,2回整備に入った方が良さそうである。牛首バイパスルートについては、公益性が大きいと考えている。旧牛首ルートが廃道となったために、山伏岳の周遊コースは北側半分だけになってしまっていたが、このルートを整備することで、南側が復活するからである。
スポーツ祭を契機に、ぜひこのルートを世に出したいと思う。

【山行計画】

4/22    城山 根本、他1
4/22~23  立山周辺山スキー 田村、他2
4/23~25  剣一周 ブナクラ越え 小田
4/26~5/1 東北の山 赤石、他1
4/29~30  富士山(技術訓練) 根田、佐野
4/29~5/1 剱岳 源次郎尾根 小田、高本
5/1~4   安達太良山、磐梯山、西吾妻山 根本、他1
5/2~7   八甲田山、岩木山、鳥海山 風岡、佐野、漆畑、掛川、安倍、他4
5/3~5   蒲田川左俣周辺山スキー 小田、田村、他1
5/14    立岩(クライミングスクール) 高本、他多数

定例会ニュース No.1(2017/04/09)

定例会出席者

桑畑、田嶋、根田、佐野、田村、加藤、小田、清水、赤石、苫米地、漆畑、村松、小野田、鈴木、吉田、掛川、風岡、安陪、金子、高本、根本

3/18~20 鹿島槍ヶ岳  (L)小田、高本

3/18(晴)  大谷原7:27~8:40西俣出合9:00~13:30高千穂平~14:30 2270m地点
3/19(風雪) 幕地6:35~8:30主稜線~9:00?冷池小屋10:15~12:55鹿島槍~14:55冷池小屋
3/20(晴) 冷池小屋6:55~8:55爺ヶ岳主峰9:20~10:04 JP 10:20~13:50鹿島集落

駐車場で入山者の多さに驚く。しかし、ほとんどは鹿島と爺の東尾根で、赤岩はわれわれだけであった。それでも、古いトレースがしっかり残っており、あまり苦労せずに高千穂平を越した。夜から強風と降雪。天気図からは信じられない天気となった。
翌日、稜線へ上がって、小屋前に幕営し、悪天候の中を鹿島へ登る。山頂は風雪で視界ゼロ、下りはじめでは少しルートを失う。4パーティが続いて登ってきた。皆、小屋の内外で様子見をしていて、我々のあとを追って登り始めてきたらしく、戻ってから礼をいわれた。3日目は快晴、爺を越えて下山。東尾根には10箇所くらい幕営あとがあった。(小田)

晴れ渡った天気、気温も高くない登山日和。
大冷沢沿いの林道は途中まで除雪されており、歩きやすかった。西俣出合では夏道より手前の地点から取付く。まず直登、急な斜面もあり、ラッセルしながら登る。その後左斜方向に向きを変 え、赤岩尾根に出る。赤岩尾根でもラッセルが続く。小田さんと交互にラッセルを行う。150~200m登っては休憩を取りながら、順調に登っていく。高千穂平には想定より早く到着し、もう少し登ることにし、2220m地点で幕営。
2日目 昨日と打って変わり、風雪の悪天候。視界も悪く、風も強い。稜線手前のトラバース地点で下山して来る2パーティーとすれ違う。トラバース道では雪崩の危険があることを注意される。トラバースして、直登し、さらにトラバースし、稜線に出る。稜線に出たポイントで赤旗を立てて置く。稜線では一層風が強くなる。冷池山荘で幕営し、鹿島槍ヶ岳に向かう。冬季小屋では出発を迷っていた数人がいた。
頂上までの行程は厳しかった。高度が上がるにつれ、風が強くなる。稜線の西側雪庇が発達し、東寄の斜面にルートをとる。樹林帯を抜けると、一層風が強くなり、進路を見定めるのも苦労したが、なんとか頂上に立つことができた。頂上手前付近では稜線が東西に広がる斜面になっていたため、しばらく下山ルートを探すことになる。
下山していくと数人とすれ違う。冬季小屋に留まっていた人が自分達が頂上に向かうのを見て登って来たようだった。後で聞くと、一人は下山ルートを見失い、登り返したらしい。
明確に稜線、尾根を確認できないところを下山する場合には赤旗など何か目印を登るさいに設置しておいたほうが良いだろう。
3日目 熱いくらいの晴天、汗が出る。稜線の雪庇もはっきり見ることができた。こんな立派な雪庇は初めて見た。稜線付近では雪に亀裂が入っており、小田さんによると雪庇が落ちる前触れだと言う。雪庇は長野側に大きくそそり出ており、気を付けながら歩く。
爺ヶ岳からの東尾根は青い空と白い稜線のコントラストがきれいだった。雪は深く、ラッセルしながらの下山だった。途中、狭いリッジもあり、気を引き締めながら下る。その後、だんだん足に疲れがたまりはじめ、ペースが落ち、小田さんに付いて行けなくなる。さらに右足で雪を踏み抜き、左足の膝をひねり、さらにペースが落ちる。最後の急坂ではまったく足の踏ん張りが効かず、滑ってばかり だった。
最後の最後に体力が尽き果て、気持ちも途切れてしまった。最後まで気を引き締めて下ることが如何に大事か、今後は注意したい。(高本)

3/18~19 鳳凰山  根本、他1

8時半頃、夜叉神峠登山口の駐車場には既に20台ほどの車がある。人が大勢入っているので、夏道のように快適に歩くことができる。夜叉神峠を過ぎてからチェーンスパイクをつけ、14時過ぎに南御室小屋に到着。時間的にも薬師岳小屋まで行こうと思っていたが、テントが10張りくらい既に張られており、皆くつろいでいるのを目にして、つられて終了。膝上までの雪があり整地が大変だった。ソロだとさらに大変だろう。最終的にテントは20張くらいに増えた。
翌日も天気は良い。アイゼン、ピッケルで登り始めるが、チェーンスパイクの人や手ぶらの人もおり、様々な装備の人がいるものだ。薬師岳山頂からは真っ白な仙丈ケ岳、白峰三山が見えた。風が強く寒いので、観音岳には行かず引き返した。日帰りの人もおり、夏山のように人が多くて驚いた山行だった。

3/19~20 西美濃の山 妙法ガ岳(667m) 左門岳(1215m) 赤石、他1

19日 妙法ガ岳登山。岐阜県揖斐川町の旧谷汲村にある山。西国三十三番札所の名刹華厳寺が登山口になっている。華厳寺は巡礼の満願になるお寺で大勢の参拝者がいた。お寺の裏からやや急になったり緩くなったりしながら道が続く。道の両脇には小さな石の観音像をまつってあるミニチュアの祠があり案内してくれる。それぞれの祠には三十三の番札所の寺の名前が記されていて山の中腹にある立派な奥の院まで続いている。奥の院からはやや急な道が山頂まで続いていた。三角点と山名板があったが木立の中で展望は全くなかった。
ハイカーも途中の奥の院まで登ってきたが、山頂へは登ってこなかった。静かな山だった。
20日 左門岳登山。岐阜県本巣市の旧根尾村にある山。前夜、道の駅「うすずみ桜の里」に泊まった。県道、林道を上って上大須ダムに駐車し、ダムの横の雪の残った舗装道路から歩く。この時期、雪は締まっていると思ってワカンを持ってこなかった。積もった膝下くらいの雪はずぼずぼともぐって歩きにくい。ダム湖の上部までの道路歩きに時間がかかってしまった。良い天気で左門岳は谷の奥に丸い山頂を見せているがダムから上への雪の林道ももぐってしまう。
山頂はあきらめたが行けるところまで登ってみようと歩いた。11時過ぎに600mほどの所で引き返した。帰りももぐったり踏み抜いたりしながら汗をかいて降りてきた。上部にははっきりした道がないようなのでまた次の機会にワカンで再挑戦したい山だ。

3/19 大山  掛川、他4

大山寺登山口から入り、7号尾根を登る。
取付き近辺は踏み跡なく深雪に苦労したが、途中から先行パーティありで助かった。上部は急だったが、危険ではない。稜線から夏山コースと合流。天気が良かったせいもあり、凄い登山者の数だった。残雪は豊富で山頂小屋はまだ埋まっていたが、入口を掘ってくれてあり休憩させてもらった。剣ヶ峰までは行かなかったが、景色は素晴らしかった。

3/20 伊吹山  掛川、他3

上野登山口から登る。旧スキー場で一般ルート。
広い斜面を登るが、こちらも上部は急登でストックからピッケルに持ち替えた。山頂はまだまだ残雪多く、小屋の屋根が部分的に見えていた。帰りは一部シリセード用具を使って下山。なかなか面白かった。

3/23 蒲原山西面(スキー登山)  小田

木地屋7:37~11:40一難場山とのコル~12:20蒲原山12:50~13:20杉の平13:50~14:20木地屋

蒲原山は、昔東面からよく登った山である。今回は気になっていた西面からテレマークで入る。複雑な地形の沢筋を縫って登る。こんな時は、なるほどGPSが役に立つ。今回も基本は読図をしながらだったが、確認用にだけ使ってみた。帰りは重い新雪。しかし、今シーズン一番の滑りが楽しめた。

3/27 十枚小屋ボッカ  小田、赤石、根本、安陪、田村

中の段~十枚小屋往復

小屋修繕の資材荷揚げである。
材木、GL鋼板などを担いで上がる。重くはないが、バランス取りづらく気を遣った。途中から雪深くなり、小屋近くは膝までのラッセルとなった。(小田)

中ノ段から小屋の修理に使うガルバリウム鋼板や木材を背負って登った。前日の降雪が小屋の近くでは30センチほどあった。ザックに荷物をくくりつけて歩いたがバランスが悪かった。登り3時間程かかった。荷揚げの後で山頂へ登ろうと考えていたが小屋から上は積雪が多いようなのでやめて下山した。(赤石)

私は十枚小屋の存在を知らなかった。ボランティアなら、なにか役にたつことがあればと参加した。中小屋で65?ザックに私はトタンを2枚くくりつけ十枚小屋へと歩いた。登山口には雪がなかったが、小屋辺りは50cmくらいあった(田村)

想像以上に雪が多くて驚いた。往復数時間の行程だが膝が痛くなりショック。しばらくは大人しく筋トレに励もうと思う。(根本)

3/29 高松山北尾根(スキー登山)  小田

焼山温泉6:48~8:50新田山コル9:10~9:30一の倉川~14:08 1650m地点14:40~15:20一の倉川15:40~15:55新田山コル16:05~16:30焼山温泉

ここもあまり記録の出てこない尾根である。1300mまでは快適なブナの疎林、しかしその上はブッシュがちで面倒なところとなる。新雪が多く、ラッセルにも時間がかかる。山頂目前で時間切れとなった。帰路、ブッシュ帯を抜けたあとは快適な滑降が楽しめた。

4/2 阿寺山(スキー登山)  小田、赤石、田村、他2

広堀橋7:30~13:10 1200m地点13:25~13:55阿寺山14:50~15:40 1200m地点~18:50広堀橋

阿寺山は八海山系の一角である。登るにつれて、八海山の峨々たる稜線が迫力で迫ってくる。1200mで田村さん不調のため待機。山頂で赤石さん不調。雪質も悪いため、歩いて下る、下の林道で暗くなった。高齢者のグループに、標高差1100mはちょっときつかったかと思われる。(小田)

2日 阿寺山登山、新潟県南魚沼市の山。前夜、道の駅「南魚沼」に泊まった。広堀川に入り広堀橋の手前の除雪してある場所に駐車した。標高390m位。ここからシール登高を始めた。標高540m暗いまでは平坦な林道を歩く。ここから尾根への登りにかかる。なかなかの登りでトップの小田さんについていくのが精一杯のような登りだった。地元の登山者だろうか長靴のツボ脚で追い越していった。部分的に急な斜面がありスキーを背負った。山頂に着いたのは3時近かった。いい天気だったが予定より随分かかってしまった。赤石は山頂に着いたら急に力が抜けてふらふらになりの降りのスキーは転んでばかりの状態なので小田さんが荷物すべてを背負ってくれた。全員スキーを背負って下った。ようやく明るい内に林道まで降った。赤石はこの頃に回復した。後から思い当たるのはいわゆる「シャリバテ」だったようだ。林道はヘッドランプをつけて駐車場に下った。往復約12時間もかかって登りも下りも長い一日になった。雪質がやや悪いとはいえスキー技術はまだまだだと痛感した山行だった。翌日は午後から天気が悪くなるとのニュースもあり、大兜山のスキー登山は取りやめて途中の山々を眺めてのドライブにした。(赤石)

今年のスキー登山は昨年の赤禿山、浅草岳、守門岳のような雪質でなく、先日の月例:焼岳スキー登山と同じような雪質だった。それなりに雪を楽しんだ、キックターンも前よりは少しマシになった。翌日は、日本海経由糸魚川から白馬の山村集落「青鬼」に寄ってもらい車中からの雪山を眺めたり春を感じた凄く楽しい日でした。(田村)

4/2 天狗原、白馬乗鞍岳(山スキー)  風岡、漆畑 他3

風岡さんと他1は天狗原に、漆畑と他2は白馬乗鞍岳にと、二手に分かれて山スキーを行う。雲ひとつない晴天の中、多くの登山者と山頂に向かい、山頂から栂池高原スキー場まで45分ほどで下降した。久しぶりに滑りを満喫した山スキーだった。(漆畑)

新人を連れていたので、天狗原までにした。(風岡)

【山行計画】

4/12~14  雪倉岳 小田
4/13    白倉山 赤石、他1
4/26~5/1 東北の山 赤石、他1
4/29~30  富士山(技術訓練) 根田、佐野
5/2~7   八甲田山、岩木山、鳥海山 風岡、他4