静岡山岳会
Shizuoka Alpine Club

写真館

月例

山行

定例会

山岳会概要

定例会ニュース No.23(2019/03/19)

定例会出席者

赤石、田嶋、佐野、村松、苫米地、田村、掛川、高本、安陪

2/24 鍋倉山山スキー 小野田、他

温井村8:00-11:30鍋倉山12:10~13:15 温井村

温井集落の登山者用の臨時駐車場から出発。同行のIさんは新調したファットスキー用に注文したシールが間に合わず、板よりかなり細いシールを付けていたので、登り始めからトラバースや少しでも急な斜面になると全くシールが効かずかなり手こずっていた。その為、直登はせず山裾を周り沢沿いの緩い斜面から登った。今までの山スキーのなかで最も易しい登りで、急なターンをする必要は全然なく、美しい林を楽しみながらゆったり歩けて私にとっては非常に良かった。ただこの付近はスノウモービルにとっても最適らしく5台位が静けさを破る轟音と共に頂上まで登って行った。頂上は快晴無風で暖かく360度の素晴らしい展望で最高だった。下りも登ってきたルートを滑ることにした。そこが一番なだらかなので。他に数グループ居たが彼らは皆、頂上から東の急で木も多い斜面を滑って行った。雪はもうパウダーではなく、少し重い感じ。転ぶと立ち上がるのに時間がかかるので、ゆっくり滑り何とか転ばずに下った。やはりすぐ足が疲れてしまうので何度も止まって休み休み滑った。最後まで真っ青な空の下、真っ白な雪山で遊べて幸せな誕生日となった。

3/8(金)乗鞍岳下見山行 苫米地、漆畑、風岡、堀

5:00に自宅発、漆畑、堀、風岡順にピックアップしながら9:30頃に乗鞍のスキー場に到着、10:00頃からゲレンデでスキー練習

金曜日は県外者は1日券が2,000円、さらに60歳以上は1,500円だったので、2時間でも元が取れました。13:30頃にゲレンデ最上部からツアーコースに出発 天候はド快晴だが、乗鞍岳山頂は雪煙をたなびかせている。登り出しすれ違った下山者には、「(今頃登り出すのは)常識がない)」と言われてしまう。出だしの急登をジグザグを切って登ると、あとは切開きの中の緩やかな登りになる。快適にシールを効かせて登っていく。風下になっているので風もなく、アウターを脱いでも汗が出る。15:30頃に位ヶ原下部に達する。位ヶ原山荘へのルート案内があったが、トレースがツボ足なのでそのまま位ヶ原に登る。位ヶ原に出ると強風が吹きおろし、雪面はテラテラにクラストし、ところどころに吹き溜まりがある状態。肩の小屋からの斜面もギラギラに光っている。すれ違った下山者の中にも雪質が悪いので、スキーを担いでいたペアがいた。位ヶ原を横断し位ヶ原山荘を見下ろす地点でシールを外して滑降を開始する。雪質は湿った深雪で滑りにくい。自分は山スキー靴のベロが劣化して壊れてしまいテレマークスキーを履いていたので、簡単な斜滑降でもバランスを取るのに一苦労。転んでしまうと起き上がるのにまた一苦労。16:30頃に山小屋に到着。出発が予定より1時間ほど遅れたことと、滑降で予想以上に時間が掛ったことで、遅すぎる到着になってしまった。小屋の宿泊者は我々4人を含めて6人で、炬燵を囲んで快適に過ごせた。夕食も鹿鍋で普通の山小屋よりも満足できた。料金も8,000円は山小屋としては高くなかった。

3月9日(土)
6:30 9時間以上寝てゆっくりと朝食をとる。本日も快晴。7:40 に山荘を出発。昨日滑降してきた斜面は雪が深く、山荘でも雪崩多発地帯と言われたので、林道沿いに位ヶ原に登り返す。本日も位ヶ原に出ると強風である。すでにスキー場から何パーティーも肩の小屋に向けて歩いている。これより以上はアイスバーンで滑りも期待できないため、スキーをデポして登ることも考えたが、風岡さんが股関節が不調とのことで、ここから下山することに決定。9:30頃、苫米地は滑降に不安があるのでスキーを担いで、他の3名はスキー滑降で下山開始。土曜日で天候も良いので、大量の登山者、スキーヤー、ボーダーとすれ違った。10:40頃 苫米地がゲレンデ最上部まで下山。滑降組は約30分後に下山し、ここから全員そろって駐車場まで下山した。その後、温泉で汗を流し、かもしかスポーツを見学し19:00頃 自宅帰着。

感想:久しぶりの雪山で、しかも2日間とも快晴に恵まれ、とても嬉しかった。3月上旬は予想以上に雪の状態が悪かった。自分自身は4シーズンぶりのスキーで、しかもテレマークでは山では役に立たなかった。荷物を担ぐとさらに滑降の難度は上がるので、月例のテントサイトはゲレンデ最上部にしたい。悪雪にも文句を言わず、下見に付き合ってくれたメンバーの皆様に感謝します。ありがとうございました。(苫米地)

2日とも快晴で気持ちの良い下見山行だった。初日は、スキー場から位ヶ原を経由し山荘泊、翌日は、山荘から位ヶ原に戻り肩ノ小屋を目指すもアイスバーンと強風のため早々に引き返した。雪の状態がもなかとアイスバーンで山スキーの魅力半減だが、雪の中をパタパタと歩くことができ楽しかった。(漆畑)

3/9 鍋倉山 安倍、田村、他1

田村、安陪、他1白馬村を5時に出発し、温井の最終除雪地点に7時着、7:40出発。頂上近くのブナ林は、霧氷が付き真っ青な晴天と相まって美しかった。写真を撮りながらのんびりとハイクアップし、頂上に11:25着。なにも遮るもののない頂上から、妙高や高妻、そして日本海まで一望できた。降りは、パウダーを求め、ノートラックの北面を滑降。45分で降りてしまった。ちょっと勿体ない気がしたが、適度な疲労感もあった。野沢温泉に立ち寄り湯し、白馬村に帰った。贅沢な一日であった。(安陪)

平成20年、月例で袴岳&鍋倉山へ雪稜組&スキー登山組16名で行き、その時は怖くて、ボーゲンで降りてきた。今回11年ぶりの鍋倉山。天気も良く、12時15分に下山。来週の月例、乗鞍岳の練習(田村)

【山行計画】

3/21~22 入笠山 赤石、他1
3/23~24 月例雪陵&山スキー 乗鞍岳
参加者:苫米地、小野田、安陪、田村、掛川、高本、根本、鈴木、村松
3/31 巻機山 風岡、漆畑、掛川、他1

定例会ニュース No.22(2019/03/07)

定例会出席者

赤石、田嶋、佐野、村松、苫米地、田村、立浪、掛川、高本、安陪

2/24 八方池山荘⇔八方池 田村、安陪、他2 

八方尾根スキー場でスキーを2時間半程した後、スキー場トップの八方池山荘からシール登高し、八方池迄行ってきた。天気が良く最高の景色だった。(安陪)

2/25 アイスクライミング 三つ峠 金ヶ窪沢 熊谷、他1

9:00駐車場 → 9:30 堰堤取り付き →(金ヶ窪沢) → 13:00四季楽園到着 → 14:00下山 → 15:00 駐車場
今シーズン最後のアイスとして三つ峠 金ヶ窪沢に行きました。駐車場より3分で取り付ける沢で、とても気軽にいくことができます。
もう、暖かくなり駐車場わきの沢は春の沢になっていました。駐車場から15分ほどさかのぼると徐々に氷床出現。駐車場から2つ目の堰堤より登攀開始しました。
最初の堰堤は、80°で5mほど。あとから思い返すと、一番難しい箇所でした。3番目の堰堤は80° 、6~7m。裏側がわかる程度に氷が薄く、スクリューも決めずらいため高巻きしてパスしました。そしてハイライトの大滝登攀。40~60°ほどでしたが長さ50mほど。各バンドが発達しており非常に登りやすい氷でした。中間でピッチを切り、交互にリード。 氷は柔らかいもの、よく効き安心して上ることができました。大滝上部からはほどんど氷無し。凍った氷床の歩きと枯れた沢歩き。延々と歩き、四季楽園直下に到達することができました。シーズン最後の楽しいアイスクライミングが出来ました。

2/25 峰方→夢牧場跡地→蕨平 田村、安陪、他2

旧峰方スキー場をハイクアップし、夢牧場跡地、1052mピークを通り、旧ハイランドスキー場を滑降するコース。1052mピークからの降りは、傾斜が急である夏道沿いではなく、右の尾根からトラバースしながら鞍部に行った。裏山の落ち着いた感じのバックカントリースキーコースであった。(安陪)

【山行計画】

3/8~9 乗鞍岳月例下見 苫米地、堀、漆畑、風岡
3/9 鍋倉山 安倍、田村、他1
3/10 高見山 掛川、他11名
3/23~24 月例雪陵&山スキー 乗鞍岳
参加者:苫米地、小野田、安陪、田村、掛川、高本、根本、鈴木、根田(23日のみ)

定例会ニュース No.21(2019/02/21)

定例会出席者

安陪、田村、田嶋、苫米地、掛川、村松、高本、立浪、堀、加藤、小野田

2/9~11 八ヶ岳縦走 江戸、他1

2/10 赤岳鉱泉では電波が無いので硫黄岳からの連絡になります。赤岳阿弥陀岳まで縦走の予定でしたが、今回は硫黄岳で引き返し、赤岳鉱泉付近でやれることをやってから明日下山しようと思います。

2/11 昨日は硫黄岳までは辿り着きましたが、小泉君がベストコンディションとは言い難かったため今回はそこまでとし、その後は赤岳鉱泉まで戻って雪訓や大同心大滝の見物等で時間を潰しました。先に地蔵尾根~赤岳を小泉君に経験して貰ってからであれば攻めの判断も出来たかなと反省中です。幸いにもアプローチが良い山なので、リベンジの機会さえあれば今後も狙っていきたいと思います。

2/10 御殿山(ごてんざん)(783m)赤石、他2

山梨県富沢町と身延町の境にある山。
山の名前が久しく気になっていた。地図を見ると富士川の右岸に、御殿山と名の付く山が2座ある。富沢町にあるこちらは「ごてんざん」と読み、もう一つの富士川町の十石温泉の奥にある1座は「ごてんやま」と読む。今回は富沢町の御殿山に登った。登山口の峰集落に着くのに3回ほど道を尋ねる。里山に行くときは登山口に着くまでが面白い。峰集落の最上部から登山道が始まる。近年は登山者がないようで道は荒れている。途中から踏み跡程度になり、道は不明になる。山頂まで植林が続いていて展望は殆どない。丸い山頂には三角点と誰かが立てた30センチほどの高さの山名板があった。下山は方角を確かめながら慎重に降りた。小さい里山だったが地図と磁石は必携だった。4時間半ほどの行程だった。

2/9~11 八甲田山バックカントリースキー 風岡、掛川、他7

9日 朝ゲートが開かないので青森回りして、午前のツアーにまにあわず、ダイレクトコースを滑る。新雪で滑りやすく、モンスターも立派で去年より、積雪はかなり多い。午後はツアーに入りカモシカコースを滑る。24人の大人数だ。わがチームの初心者が終始足を引っ張りガイドからダメ出しがでる。滑っていて膝が隠れる位の新雪だ。転ぶと立ち上がるのに一苦労である。私は膝が悪化して、回転すると痛み、バランスが崩れ、何回も転ぶ。
10日 昨日と同じコースに行くが、酸ヶ湯温泉で50cm位積雪があり、前日と同じコースとは思えない風景になっていた。去年と全く違うのは、ツリーホールが深くあき、4m位の穴もあり油断ならない。案の定、私の前を滑っていた方が4mのツリーホールに落ちてしまった。ツリーホールの間の狭いうねったトラバースが何ヵ所もあり、慣れない人は苦労していた。しかし、滑ると白い粉が視界を覆い、その豪快な快感に酔いしれて、やがて虜になり、中毒になりました。午後はフォレストコースを僅かに下り、フェンスをくぐりトラバースして、ツリーランになる。途中から見たことがあると思ったら、去年滑ったコースに出た。が あまりに積雪が多いので、見分けがつかない。このルートも特に上部はツリーホールがあり、うねったトラバースあり、深雪に埋もれたり、なかなか変化があり、急斜面では、上級者と初心者の差が出て、上級者は小回りで泳ぐ様に瞬く間に下り、初心者は何回も転倒して、体力を消耗していた。
11日 車三台のうち1台は滑らず帰り、掛川さんと後二人はツアーに出かけた。私は膝の調子が悪く、ツリーは止めて、他2人とダイレクトコースをくだる。新雪で雪が柔らかいので、何とか騙し騙しくだる。今年の八甲田山は去年と比べ積雪がかなり多く、初心者には厳しい洗礼だったようだ。深雪はゲレンデの技術とは違い、膝の屈伸、上下運動が大事で、体重を先に持って行くことができなければ、大腿四頭筋が悲鳴を上げるばかりだ。今年の八甲田山は、120%満足して、今更パウダーの魅力にはまってしまいました。(風岡)

厳冬期に3日間ロープウェイが動き、天候にも恵まれ、多すぎるほどのパウダースノーを十二分に満喫できたのは本当にラッキーだった。あれだけ深い新雪を滑ったのは初めての経験だった。最終日はスッキリと晴れ渡り、暑いくらいだった。青空に真っ白なモンスターが映え、絶景も楽しむことができた。(掛川)

2/16 大日ヶ岳 山スキー 根田

7:30高鷲スノーパークゲレンデトップ8:00-前大日-東縦走路分岐-8:55大日ヶ岳9:10ー北東尾根(1580m)-9:43カマス谷-10:20前大日-11:08大日ヶ岳11:15-東尾根-カマス谷-12:15前大日-カマス谷-13:30前大日13:45-14:20スノーパークセンターハウス

以前5月毛勝山の山行の帰りに高速からみた大日ヶ岳が印象に残っており一度はいかなければと思い行ってきました。天候は曇りで大日ヶ岳からは白山はみえませんでした。注意しながら登ったもの下から湧き出てくるような雲の動きでした温度は日中0℃、雪質は重雪でBCのゲレンデといったところでした。中大日をベースに3回ルートを変えで滑る練習をしてきました。最後にピットを掘り雪面観察を行いましたが、この時だけなく、一週間後天候でどなるのかをみなければ雪面の可否は判断はむすかしいと思いました。来シースンはみなさんとルート変え行ってみたいものです。

2/17 天子ヶ岳 風岡

八甲田山から帰り、膝の治療に、何回も温泉に通い、いつもはカラスの行水の私が、1時間も湯に浸かって治療に専念してきたが、やはり歩かなければと思い、例によって片足3kの重りを着けて、天子ヶ岳を往復してきた。いつも知り合いに会うが、今日はだれも知り合いに会わなかった。1時間も歩くと、身体が暖まり調子が出てくる。長者ヶ岳は団体さんでうるさいので、ここに重りをデポして天子ヶ岳を往復してきた。重りを外すと、バネ仕掛けの様に膝が上がり、知らず知らず早足になってしまう。長者ヶ岳から天子ヶ岳までの稜線はブナの自然林で気持ち良く好きな雰囲気である。また長者ヶ岳から重りを着けてくだる。リハビリになったか、さらに悪化したか、甚だ怪しいものだ。

2/17 御殿山(ごてんやま)(1670m) 富士見山(1640m)赤石、他1名

先週は南部町の御殿山「ごてんざん」に登った。今回は富士見町の御殿山「ごてんや」)に登って来た。同じ字だが読み方が違う。身延町の寺沢川の奥にある堂平集落から御殿山に登り、尾根づたいに南に歩いて富士見山に登って平須集落に降りた。南アルプスの3000m峰、赤石岳から北岳までの真っ白い山頂が望まれた。富士山は霞がかかっていた。春のような天気で、積雪は殆どなかった。一部急な斜面が凍っていて軽アイゼンを使った。例年のような積雪ならアイゼンピッケルが必要な登山になったと思う。コースは整備されていた。山稜には「南アルプスフロントトレイル」の新しい標柱があった。このコースは夜叉神峠から南下して静岡市と境を分ける安倍奥の山嶺を通り樽峠、貫ガ岳までの道を整備するようだ。富士見山からの下りに沢の上部をトラバースするところがある。鎖やトラローフが張られてあったが足場がザレていて慎重に通過した。8時過ぎに歩き出し5時前に戻った。約8時間半の行程だった。

2/12 愛鷹山 鋸岳 第3ルンゼ 熊谷、他1

7:00須津川大滝駐車場 ~ 8:00林道終点 ~ 10:50第3ルンゼ登攀開始 ~ 13:00稜線到達、登攀終了 ~(2ルンゼ降下)~13:30第三ルンゼ出会い ~ 17:00駐車場到着

家から見える愛鷹山。その中でも一番険しい鋸岳第三ルンゼの登攀を行いました。当日は寒気の影響で気温が低く、まずまずのコンディションで登攀を行えました。鋸岳自体が風化が激しいため、低温でザレが凍結し落石の危険性が低くなる時期を狙った登攀です。須津川大滝駐車場から林道終了点まではしっかりと舗装された道で比較的歩きやすい道です。林道終了点からは須津川沿いを歩きますが、滅多に登山者がいないためほぼ自然に帰っている状態です。沢沿いを、左右に渡渉しながら鋸岳を目指します。野猿沢出会いや割石沢出会いなど、重要なポイントには看板が立ててあり迷うことはありませんが赤布の多さにはびっくりしました。5m程度の間隔でずっと布が下がっています。林道から3時間、ひたすら沢を詰めあがると3ルンゼに到着。気温が低いとはいえ、氷結状態は完璧ではなくグラベルの下を水が流れていました。水量が少ないので比較的乾いた状態で登ることができました。F1は直登を狙いましたが、支点が取れず断念。左壁を高巻きしましたがこちらもかなり悪い状態です。トラロープが下がっていますがどれだけ信用してよいか分からずそのまま上りました。F2~F4は滝を直登。ロープ無しでもいけますが、念のためロープを出して1~2ヵ所中間支点を取り登攀。最後のF4上部は、谷を駆け上がってくる風が非常に冷たくブッシュに樹氷が発達していました。F4上部の凍結したガレ場を登り、稜線を超え、風裏の縦走路で一服して下山。戻りは2ルンゼを下降。途中1ヵ所、懸垂を行いました。下山路、次の目標である野猿沢を確認。F1の滝が凍るタイミングを把握してから挑戦したいと思います。

2/11 富士山 高本、他1

去年富士山で会った中国人と同行。前日の10日に合流、太郎坊で仮眠する。3時発、天気予報は悪いので無理はしないとのことで出発した。朝は快調に歩くが陽が上がるにつれ雲が出てきた。下界も見えなくなった。山頂方面からは地吹雪で下は氷となってきた。宝永山近辺で下山を決意。引き返し6時半下山。2000m近辺まで行った。下山途中で晴れ間が出る瞬間があったが、同行者は経験が少ないので賢明な判断だったと思う。

2/17 乙女沢 高本、辻、他1

笛吹川の上流で東沢を詰めたとこに乙女ノ滝がある。1月に講習に参加したが、これまでアイスクライミングはあまりやったことなかった。前回は田中君と三ツ峠の滝を登り、今回で3回目。西沢渓谷発6時、乙女ノ滝に9時半着。東沢に入ると荒れており苦労した。勾配はそれほど強くないがルートは長く、初心者向けのコース。田中君がリードで二人がフォローした。乙女ノ滝50m、大滝は80mありかなり疲れた。前爪でふんばるのでふくらはぎがしんどい。初心者二人で時間がかかった。大滝の登り始めが14時過ぎ、下りは懸垂下降もあった。途中ロープが足りない等々そそうもあり、18時頃下山、駐車場へ戻ったのは21時だった。アイスのコツはつかめたような気がする。

【山行計画】

2/22~24 高社山、鍋倉山 山スキー 小野田、他1
3/2~3 日向山方面 山スキー 根田 ※募集中!
3/8~9 乗鞍岳月例下見 苫米地、堀(漆畑) ※募集中!
3/23~24 月例雪陵&山スキー 乗鞍岳
参加者:苫米地、小野田、安陪、田村、掛川(高本)
★参加できる方は苫米地さんに連絡願います。  

定例会ニュース No.20(2019/02/07)

定例会出席者

赤石、安陪、田村、田嶋、佐野、苫米地、掛川、村松

1/27 八ヶ岳:角木場 高本

踏岳会、野竹さん主催のアイスクライミング講習に参加した。
これまでアイスは縁遠く、なかなか機会がなかった。もう1年以上前に自分からお願いしていたことを覚えてもらっており、今回のお誘いを受けることになった。角木場は八ヶ岳山荘から林道をほんの5分ほど歩いたところから沢に入る。こんな近いところでアイスが出来るとは思っていなかった。ほぼ垂直の氷柱にアックスを打ち込んだがうまく刺さらない。アイゼンが氷をひっかくだけで、立ち上がることが出来ない。氷と格闘し続けたが、氷は砕けてばかりで自分を支える足場にはならない。最後までうまく登ることはできず、これは練習が必要だと思った。

2/2 大川入山 根田

天候晴れ。大川入山登山口9:00-10:10横岳-10:551616m-13:00大川入山13:30-14:54恩田大川入山分岐ーららぎ高原スキー場登山口18:00-あららぎ高原スキー場18:40ー車テポ時点19:00

今回は周回するため下山口のあららぎ高原スキー場入り口に車をテボ、自転車で冶部坂峠に戻る(約2時間)、峠登山口の大川入山までは先行のハイカーがトレースをつけており3時間程度で登れると思っていましたが途中2グループのハイカーのおいこされ4時間もかかっかってしまいました。大川入山からシール走行して恩田大川入山分岐からトレースはなし、なだらかな下りなのでシールをはかして、滑って下ろうとしたところ、左足締め具が外れる、シール走行に切り替えようとしたが氷っていて張り付かず、すったもんだで時間がかかりそうなので、つぼ足で下山しました。ふと南アルブス方面みるときれいなモルゲンロードとなり暗くなりました、ヘッドランプをたよりに廃道になったあららぎ高原スキー場のリフトつたいに下りました。車まで戻り、冶部坂の自転車を回収して帰りました。次回は恵那山まで行きたいものです。

2/3 丹沢の尾根歩き 掛川、他6

丹沢は沢以外はあまり馴染のないエリアだったが、丹沢を歩き尽くしている友人の案内により、今回バリエーションルートを4本繋いで周回してきた。
バリエーションと言っても、岩場とか危険個所があるわけではなく、急勾配が多かったが、道自体は比較的ハッキリしていた。ただ、読図という意味では地図に載っていないルートなので、バリエーションと言えるだろう。書策新道は廃道となっており破線で地図にも載ってるが、今では歩く人もおらず静かな良いルートだった。途中炭鉱跡を見ることができ、今回はそこの訪問がメインの目的だった。小さな帯状の滝が流れ泉が形成されており、神秘的で素敵な場所だった。今度はその滝が凍ってる時に行ってみたいと思った。主稜線と合流した部分以外は誰にも会うこともなく、富士山と太平洋の絶景を眺めながら静かな歩きを楽しめた。

2/3 三つ峠 四十八滝 高本、他1

田中さんの誘いで四十八滝に行った。先週のアイスクライミング講習では掴めなかったコツを今回のクライミングでは少し掴めたように思う。アックスは強く、そして手首のスナップを効かせて氷に打ち込むとしっかりと氷に刃が刺さり、そこで固定される感覚を経験することができた。少し調子に乗って来たところでどんどん氷を登った。2~3M程度の滝をフリーソロで登って行った。初心者向きのコースだった。ただ、本当に48本も滝があるのではないかと思うくらい沢には滝が連続していた。氷がなくなったところで尾根に上がり、最後は三つ峠の山頂まで登った。初めてアイスを楽しく思えたクライミングだった。

【山行計画】

2/9~11 八甲田山(ガイドツアー) 風岡、掛川、他7
2/9~11 八ヶ岳 江戸、他1
2/23~24 奥美濃大日岳 山スキー 根田 ※募集中!

定例会ニュース No.19(2019/01/24)

定例会出席者

根田、赤石、安陪、田村、田嶋、佐野、苫米地、掛川、堀、村松、風岡

1/12~13 かぐらゲレンデスキー

田嶋、佐野、根田、赤石、漆畑、小野田、風岡、立浪、安陪、高本、堀、掛川、他1

計画してもらった掛川さん宿、夕食、車の手配まで大変ご苦労さまでした。おかげさまで、道中は強行軍で大変でしたが3日間存分に上越のスキーをみなさんと楽しめました。2日目のガイドをしてもらった掛川の友人にBCにつれってもらいいい思い出ができました。細かな地形を説明してもらいながら、ミニ樹氷の中を歩き、和田小屋まで滑り降りることができました。3日目は高本君、小野田さんとコース外の樹林の中を滑って練習をしました。これまた楽しかったです。(根田)

掛川さんがリーダーとして担当した準月例スキー山行に13人が参加した。スキー練習は広いコースで楽しめた。山スキーに案内してくれた掛川さんの友人が丁寧なコース取りでリードしてくれて新雪の中を滑れる事が出来た。今年は3日間の連休がとれたので、いい練習が出来た。これから山スキーが楽しくなりそうだ。(赤石)

三連休の中日一はバックカントリーに出てみた。たまたまかぐら通の私の友人が同日に入山していたので、案内してもらうことができた。一番上のリフトから歩き始め、中尾根の北側斜面のまた新雪が残っている綺麗な斜面を滑らせてもらった。シーズン初めにシール登行と深雪を体験することができ、各自課題も見つかったと思う。ゲレンデでもコース外の樹林帯を滑り、良い練習がでけいた。皆さんの協力の下、無事に事故怪我なく終わることができて良いシーズン初めとなった。(掛川)

この冬の初すべりでしたが、いい練習が出来たと思います。ただ、シールを付けての登りについては、やはり経験不足を感じました。特にシールを付けたまま斜面を下るところでは、前のめりになりバランスを崩し、転倒してしまいました。斜面をうまく滑ることにとらわれがちになり、斜面を登ることに対してはなおざりになっていました。また、すべりに関してもまだまだターンのさいの姿勢、荷重の移動、体の向きなど修正するところもたくさんあることに気付きました。3年前に比べるとかなり滑れるようになってきましたが、これからはさらに技術的に進歩できるように練習を継続したいと思います。かぐらスキー場は山の中にあり、晴れれば白一色の白銀の世界でした。これが本当の雪国なんだと改めて魅了されました。雪とスキーを存分の楽しんだ3日間でした。(高本)

12日は反射板ルート、13日は中尾根ルートのバックカントリーを楽しんだ。最終日は温泉でのんびりと休養。深雪のシーズンは短いので中々上達しないのが残念だが、とても楽しかった。(漆畑)

初日に初めての反射板ルートに行けて良かった。毎回課題を持って臨んでるが、今回は疲れない滑り方をマスターすることができた。(風岡)

★新しい太い板で初めての滑りでなかなか慣れなかった。かぐらで樹氷を見ることができたのは意外だった。(堀)

皆で持ち寄った食事が美味しくて3キロ太った(田嶋)

シールの不具合で登りの歩きが大変だった(佐野)

1/20 白馬乗鞍高原西鵯岳 風岡、漆畑、掛川、他6

★朝から終日雪。栂池スキー場ゴンドラ終点から林道をハイクアップする。人気の山域だけに沢山のパーティーが登っていた。早稲田小屋でビーコンの講習会をした。やはりデジタルは感度、探しやすさとも優れている。ここから西鵯峰を目指して急登を約1時間シール登行する。やや込んだ林の中、トレースをたどり西鵯峰に着く。そこから北東にコルまで移動する。予定ではそこから東に下り、登り返して、早稲田小屋に下りる筈だったが、初心者を含め大人数で、安全を考えて西方に進路を変えることにする。膝下位のパウダーだ。適当な木木の間隔の間を気持ち良くターンしながら滑ると林道に出る。後は林道をショートカットしながらスキー場に帰ってきた。水分の多い雪だったが、板は滑り快適だった。(風岡)

栂池高原スキー場から西鵯にバックカントリーに行った。先週に引続き深雪だったため大分コツを掴んだ。特にターンは上下運動を意識すると曲がりやすかった。(漆畑)

栂池高原スキー場のゴンドラを降りたところから林道を少し歩き、途中から真北に登り早稲田小屋着。裏の広場にてビーコンの訓練を実施した。デジタルの性能の凄さを改めて実感。そこから更に北へ向かい、西鵯峰のピークへ。ランチ休憩を取り、少し西へ下ったコルから樹林をぬって滑走開始。朝から降り続く雪のおかげでフワフワの新雪滑走を楽しめた。あっという間に林道に出てしまうが、所々林道のショートカットができ、それもなかなか楽しかった。厳冬期とは言え、気温が高いのか雪は湿っており、ウェアや手袋はビショビショに濡れた。防水対策が必要だった。(掛川)

1/20 宮路山(361m)赤石、他3

蒲郡港の北にある山である。連なっている五井山まで往復する予定で行ったが、小雨が降ったのでこの山の往復だけにした。ふもとの神社から山頂の奥の院までのハイキングコースを歩いた。この日、蒲郡港に浮かぶ竹島へ橋を渡って行き、山頂の神社へ登り、島の周囲約600mを歩いたりした。帰りには旧東海道の御油の松並木を見て、豊川稲荷に参拝と神社めぐりのようなハイキングだった。

1/21~23 白毛門 江戸

1/21 只今1500m付近で雪洞を掘って休憩中です。明日は取り敢えず笠ヶ岳に向かってみようと思います。

1/22 取り敢えず白毛門までは登りましたが、今日中に笠ヶ岳まで行ける気がしなかったので稜線上で幕営しました。このペースで明日笠ヶ岳まで行こうとすると食料が予備食含めてピッタリの計算になり少し危なっかしいので、このまま降りるかどうか思案中です。

1/23 今日は久し振りの好天となり、谷川岳の写真を撮りながら気分よく歩いていたのですが、次第に雪が腐って歩きにくくなり、明日以降に白毛門直下を下るのも怖くなったので急遽下山開始、15時前に土合駅に着きました。白毛門までに予想以上に手間取り復路を含めた今後の所要時間が読めなかった事、明日以降がまた悪天になる事、計画を縦走からピストンに変えざるをえずモチベーションが下がっていた事など早期下山の理由は多々ありましたが、結局は臆病風に吹かれた言い訳のような気がして後悔の残る登山になりました。(結局、下山し始めてから5時間で下に着いてしまったため消化不良感がより強まりました)ただ、トレースも他の登山者も一切なく視界も降雪で閉ざされた山でラッセルし続けながら一人で登ったことは初めてのような気がするので、今回の登山はいい経験だったと思います。冬の馬蹄縦走は時期か人数か準備を変更していつかリベンジするとして、簡単なバリエーションルートもいつか一人で登ってみたいなと思うようになりました。

【山行計画】

2/2~3 大川入山 根田
2/3 丹沢の山 掛川、他

定例会ニュース No.18(2019/01/10)

定例会出席者

赤石、安陪、高本、堀部、田村、田嶋、立浪、佐野、苫米地、掛川、堀、根本、辻、熊谷、小野田、桑畑、村松

12/29~1/2 赤石岳~荒川三山 根田、高本

高本君とはこの3年お正月山行に同行してもらっていますが、計画通りいかず、天候に恵まれ3年目でひさしぶりに計画通りの行程をこなすことができました。
わたしにとって、3000mの疾風に耐えるが不安でしたが同行者がいることので勇気ずけらた次第です。みなさんのチョットしたアドバイスももらい楽しい山行ができました。昔行ったからといって安易に行動している私ですが、体力のなさ、冬のきびしさをチョピリ感じました。高本君曰く、毎日トレーニングしている幹事長の赤石さんを見習えとのことです。(根田)

12/29
3:00 静岡発 ⇒ 6:00 白樺荘 ⇒ 6:15 沼平ゲート(準備)7:25 出発(自転車) ⇒ 10:00 赤石ダム ⇒ 10:55 椹島着 (準備)11:35 赤石岳登山口を出発 ⇒ 14:00 1750m地点(赤石小屋まで2/5地点、地点林道と合流)14:45 樺段 ⇒ 16:50 赤石小屋まで3/5地点 幕営

初日、前回同様自転車で椹島まで行き、赤石登山口から夏道を登る。雪はなく、水の確保が心配されたが、2000M付近まで登ったところで雪も増え始めた。もう少し登りたかったが、根田さんの体調不良もあり、幕営とした。

12/30
3:30 起床 ⇒ 5:50 出発 ⇒ 6:45 赤石小屋まで4/5地点 ⇒ 8:20 赤石小屋着(アイゼ装着)9:00 出発 ⇒ 10:05 富士見平(休)10:30 出発 ⇒ 11:40 冬道へのコル(ハーネス装着)12:10 出発 ⇒ 16:00 小赤石岳 ⇒ 16:50 赤石避難小屋 小屋泊
今日は赤石岳まで行きたいが、時間の心配があった。行けるところまで行って、ビバークも覚悟していた。赤石小屋では先行パーティーが何組か下山準備をしており、既に登頂組は出発しているとのこと。トレースもしっかりあるとの情報に少し安堵する。富士平から先は夏道のトラーバースにトレースが付いていた。ラクダのコブを越える稜線にはトレースはなかった。トラバースは急な斜面もあり危ない所もあった。その先のコルでハーネスを装着し、いよいよ雪稜を登り、核心部に向かう。雪の量はそんなに多くなく、ラッセルの必要もなかった。核心部ではフィックスロープが張られており、ブルージックで確保できたので安心して登ることが出来た。ただ、途中カラビナを落としてしまいロープワークの未熟さを感じた。小赤石岳の稜線に出ると急に風が強まり、根田さんは強風で頬をやられた。何とか赤石岳避難小屋に転がりこんだのはもう日の入り前だった。

12/31
4:00起床 ⇒ 6:50 赤石避難小屋 ⇒ 8:35 大聖寺平 ⇒ 10:05 前岳取付地点(休)-10:20出発 ⇒ 11:00 大岩前通過 ⇒ 13:10 稜線に出る(休) ⇒ 13:25 前岳 ⇒ 13:45 中岳 ⇒ 14:10 中岳避難小屋
昨日までの疲れもあり、やや遅めの起床。小屋内は-6℃、外は-18℃まで下がっていた。小屋内にテントが張れ、寒さもしのぐことができた。今日も快晴、南アルプスのみならず、南は伊豆半島、駿河湾から中央アルプス、北アルプスまで一望できる。稜線上のトレースをたどることもでき、日が昇れば風もおとなしくなってきた。今日は出来れば千枚小屋まで行きたいが、時間的には少し微妙。少なくとも中岳避難小屋までは行きたい。赤石山頂を出発し、小赤石を過ぎると右手に大きな尾根が張り出している。大聖寺平へはそこは下らず左手のなだらかな斜面を下る。稜線の幅は広いが慎重に一歩一歩アイゼンを踏みしめるように雪上 を下った。大聖寺平の眼前には前岳への険しい稜線が立っている。休息を取りな がら、前岳へのルートを根田さんと相談した。荒川小屋へのトラバースルートは 辿らず、稜線を進む。二重山稜は左手の稜線を進むことを確認。途中大岩がある が、それは近くまで登って状況を確認し、決めることになった。取付までは少々 ラッセルもあった。岩稜帯の稜線を登ると、大岩前に到着。左に巻くべきか、右 に巻くべきか?前岳に行くには左ルートのほうが短いが、勾配もきつく、ガレ場 には大きな石も見える。根田さんの判断で傾斜の緩やかな右ルートを進むことに なった。よく見るとトレースも右ルートだった。大岩を巻くとガレ場の直登とな った。落石がこわい。根田さんと一定の距離を保ちながら登った。きつい登りだ ったが、なんとか少し平なところに出るとまたそこから岩稜帯の稜線を登る。一 ヶ所いやらしいところがあり、躊躇していると根田さんは巻いてトラバースし前 に進んだ。今回の山行ではトラバースする技術の必要性を感じた。稜線に出ると 直ぐそこに前岳が見えた。後は緩やかな稜線を登り、前岳登頂し、そのまま中岳 まで進む。中岳からの眺望も素晴らしかった。風がやむと暑いくらいになる。 時間は既に14時だったため、この時間から千枚小屋に行くのは難しいと判断、中 岳避難小屋にテントを張ることになった。小屋は大きくなく、入口から小屋奥ま で通路が通っており、テントが張れるスペースは狭い。なんとか小屋内にテント を張ることが出来た。時間も早く、ゆっくり水つくりを行った。夕方、夕日を見 るために外に出る。明日の悪沢岳が夕日に照らされていた。

1/1
3:30起床 ⇒ 6:20 中岳避難小屋 ⇒ 9:00 悪沢岳(休)-9:30 出発 ⇒ 9:55 丸山 ⇒ 11:00 千枚岳(休) ⇒ 11:50 千枚小屋(休)-12:40 出発 ⇒14:15 蕨段 ⇒ 16:20 林道 ⇒ 17:45 吊り橋 ⇒ 椹島 幕営
今年も山で新年を迎えた。今年はご来光も拝むことができた。中岳避難小屋か ら悪沢岳への稜線も岩稜帯になっており、随所に細いリッジが点在していた。岩 稜越しに進もうとすると登りは岩をつかんでいけるが、後は急な下りになり、足 がすくんだ。トレースは岩稜帯を越えるルート、巻いてトラバースするルートと それぞれあった。下る勇気が出ないでいると、根田さんが引き返えす判断をし、 安全な場所からトラバースのルートを進んで行った。改めてアイゼンワークの重 要さを認識できた。千枚小屋に到着、ここまで来ると後は長い樹林帯の山道を下 るだけ。一気に緊張がほぐれた。ゆっくり休憩を取り、行けるところまで行こう と、椹島に向かって出発。いいペースで下れたので、このまま椹島まで下ること にした。とはいえ、最後はヘッデンを付けての山下りとなり、暗い中での椹島到 着となった。
1/2
4:00 起床 ⇒ 6:30 テント撤収 ⇒ 7:10 椹島出発(自転車) ⇒ 10:20 沼平ゲート
今日は自転車で沼平まで戻るのみ。もう下界に下りた安堵感があったが、根田さんの自転車がタイヤの空気が減り、乗ることができないアクシデントが待っていた。先に自分が沼平まで自転車で先行し、空気入れを持って引き返した。最後は無事二人そろって沼平に到着することができた。

天気予報では寒波襲来と大雪が予報されていたが、南アルプスでは快晴が続き、 風もあまり吹かず、天候には恵まれた山行だった。しかも、全行程でしっかりと トレースが残っていたため、あまり迷わずにルートを進むことが出来た。冬山と してはこれ以上ないと言っていいくらいの条件が揃っていたのではないかと思う。 ただ、これまで雪稜は何度か歩いてきたが、全装備背負っての冬山縦走は初めて の経験だった。重い荷を背負っての雪上での歩行、アイゼンワーク、ロープワー ク等いくつもの課題を持って帰ることになった。(高本)

12月24日~26日 遠見尾根~五龍岳 堀、他5名

24日・前日までの降雪でゴンドラ頂上駅から後立山主稜線まで膝から腰ラッセルが延々と続く。予報から明日25日の晴天ワンチャンスと判断し、過剰と思われる食料を小遠見にデポして機動性を上げる。大遠見に幕営。翌日五龍小屋までテントを上げる計画を変更し大遠見からのプッシュアップとする。余談だが、手違いからテント2張の予定が1張しか張れず2人分の雪洞を掘る。まだ雪が少なく小さな雪洞は狭く窮屈だった。
9:15ゴンドラ頂上駅 15:20大遠見幕営

25日・予報通り晴天だが強風。朝焼けの五龍と鹿島槍は幻想的だった。白岳の登りはホワイトアウトに備えて赤旗でルート確保。白岳沢側に小さな雪庇。主稜線はアイゼンが効いて快適に高度を上げる。風強く体感温度は-20度位だろうか。G0~頂上の黒部側を巻くところが岩と雪のミックスで少々悪い。頂上直下の雪壁80mは滑落と雪崩の危険を感じロープをFIX。11時57分登頂。
5:15行動開始 8:45五龍小屋 11:57頂上 14:00五龍小屋 16:15帰幕

26日アップダウンのある遠見尾根は下りも一苦労。風でトレースが消えていた箇所もかなりあった。
9:40行動開始 12:24ゴンドラ頂上駅

1/3 緑の道パトロール 安倍峠 安陪、小野田、赤石

苫米地、堀部、漆畑さんのパーティーは八紘嶺から大谷嶺、大谷崩れにまわった。途中で分かれて安倍峠への道をとった。昨年の2月のパトロールの時は膝くらいの積雪だったが、今回は雪が全くなかった。赤布を数カ所、枝に巻いた。道は荒れていなかった。安倍峠からの降りでは雑木の倒木が処理されていた。梅ヶ島の自治会の人たちが整備したものと思われる。樹木名の書かれたプレートも取り付けられていた。春を思わせるような天気で日だまりハイキングだった。一回り4時間半ほどだった。(赤石)

1/4 荒倉山(1132m)赤石、他2名

山梨県韮崎市の山で釜無川と鳳凰山の間にある。かつては中央線穴山駅で降り て七里が岩を降りて穴山橋を渡りこの山の平川峠を通って青木鉱泉に行き、そこ から鳳凰山に登ったと言う。円野町の公民館に駐車して歩き始める。北に八ヶ岳、 南に富士山、それぞれが青空の下、雪をかぶっている姿が望まれた。荒倉という 山名の印象と違って丸い穏やかな土の道だった。桧林や葉を落とした唐松の林、 雑木の林を登る。山頂近くまで林道が延びているがショートカットするように歩 きやすい登山道が続いている。山頂で二人の先行者と会った。山頂から向かいに ある鳳凰山は木立の向こうでよく見えなかったが南の富士山はきれいに望めた。 ふもとの街は暖かい日射しの中によく見えた。登り2時間、降り1時間ほどだった。

1/4 綿向山 掛川、他1

鈴鹿山塊の西部に位置する山で関西では霧氷で人気の山。前日の降雪により期 待どおりの素敵な景色を見ることができた。

1/6 八ヶ岳 中山尾根登攀 熊谷、辻

中級ルートである中山尾根登攀を行いました。
当日は天候は良かったですが日本上空に寒気が流れ込み寒い山行となりました。 尾根自体は雪のつき方もよく、岩も安定しており充実した1日となりました。た だ、初見で装備過剰だったと感じます。また、トレーニングを行っていなかった のでアプローチの段階でかなり体力を削られました。朝4時、赤岳山荘を出発。 南沢経由で行者小屋まで。天候が良く、木々の間から星空がきれいに見えていま した。2時間ほど歩き、薄明るくなるころに行者小屋に到着。気温マイナス14度。 風がない影響とアプローデで体があったまっているためそれほど寒さを感じない。 そこから取り付きまでさらに1時間。7時ごろに中山尾根取り付きに2番手に到着。 東京から来たという一行の出発を30分ほど待って、取り付き登攀開始。ルート上 は、要所にペツルボルトが設置してあり不安を感じない。残置ハーケンも複数残 っていた。登り自体は問題なくこなせるが、低温のためビレーがつらい。足元の 冷えが大敵だった。交互にツルベで登り、稜線に抜けたのは14時頃。約7時間の 登攀。稜線に抜けたころ、私は疲れ切っており地蔵尾根の下山のほうが大変だっ た。寝不足と登攀中の十分な栄養補給ができなかったので若干ハンガーノック気 味で力が出なかった。行者小屋でありったけの行動食を食べ、少し元気が出たと ころで南沢の下山を開始。駐車場に着いたのは午後5時ごろ。13時間の行動はさ すがに疲れた。次回はもう少し荷物を絞ろうと思う。(熊谷)

【山行計画】

1/13 準月例:かぐらゲレンデ&山スキー 担当:掛川 参加者:田嶋、佐野、根田、赤石、漆畑、小野田、風岡、立浪、安陪、高本、堀、 他1

日付 山行場所 山行者(ゴシック)

定例会ニュース No.17(2018/12/27)

定例会出席者

赤石、苫米地、安陪、田村、田嶋、佐野、掛川、堀部、立浪、高本、村松

12/15~16 月例:雪山訓練 将棋頭山
赤石、小野田、根田、佐野、鈴木、堀部、掛川、安陪、堀、高本、田村、漆畑、根本

15日 毎年この時期に行っている冬山訓練の月例山行を行った。
中央アルプスの北端近くの山、将棋頭山に伊那側から登ってきた。一昨年の同じ頃に小田さんがリーダーでこの山の近くの茶臼山に木曽側から登った。
今回の山行は積雪が少ないことを予想していったがキャンプ地の大樽小屋までは夏道だった。雪が無いことを予測して各自が2リットルの水を背負い上げた。テントは10人用と3人用の二張りを持ってあがったので、各自のザックは20キロ前後から25キロほどになった。大きなザックで13人が並んで登る隊列は久しぶりで壮観だった。
夕食は大勢でナベを囲んで賑やかに盛り上がった。田村さん安陪さんが食当を担当して、スープ汁、肉、野菜や豆腐までと重さを気にしない食材だった。
16日 6時に歩き出した。まだ暗くヘッドランプが必要だった。膝くらいの積雪だったが、先行者のトレースがあったので、アイゼンがきいてスムースに登れた。森林限界を抜けるまでは無風状態だったが、稜線に出ると西風が強く吹いていた。冬の登山ルートを登った。岩混じりの登りはアイゼンで歩きにくかった。天気が良く南、北アルプスが遠望できた。これらの山々も雪が少ないようだった。12時近くにテントに戻り撤収後、暖かい日射しの中、葉を落とした唐松の林や広葉樹の道を下山し4時前に駐車場に戻った。13人のメンバーが参加して山と友を楽しんだ山行で、今シーズンの雪の山の始まりになった。(赤石)

暖かく、快適な冬山山行だった。大人数の山行(宴会)は楽しかった。(根本)

稜線の強風と寒さに耐えられず山頂へは行かなかった。アイゼンを付けての岩場の歩きも快適でなく、それ以上は楽しめないと思った。一段下がれば快適な下りで別世界だった。もう厳しい環境での冬山は懲り懲りだ。(掛川)

今回私はポッカ訓練と冬装備点検とチョットしたザイルワークの確認を兼ねて参加させてもらいました。相変わらず体力なく足はパンパンやっとのことで避難小屋、それでもみなさんとテント中で鍋を囲み、よもやま話、山岳会ならでの楽しみでした。一方翌日の将棋頭山の手前で簡易ハーネス着装によるコンテ訓練、私のアイゼンが何度もはずれトホホ状態、ザイル後尾の堀部さんはキックステップの走行、それでも何とか頂上につき、記念撮影、西駒山荘経由での下山を鈴木君に指示してみなさんを先にいってまらいました。しばし頂上で、サブリーダの高本君の愚痴を聞きながら、眺望を眺めて下山、トラバースの途中でスタンデングアックスビレイの形式だけの演習をしてみなさんと2600m付近で合流。又、大人数での分散したときの連絡方法(トランシバー等)につても今後の課題としたいと思います。(根田)

久々の重荷で体力のなさを実感したが、皆に助けられて楽しい山行だった(佐野)

久々の冬山でアイゼンが靴に合わず苦労した。今回は無しでも行ける山だったので良かったが、致命傷になることもあるので、事前の確認が必要だと痛感した。反省。(堀部)

稜線に出てやっとやる気が出てきた。上部では真っ白な雪山の景色が堪能できて良かった。(高本)

久しぶりに、大きなザックを背負っての山行だった。できれば「聖職の碑」遭難記念碑まで行きたかった(田村)

【山行計画】

12/29~1/2(予備日2日)赤石岳、荒川三山 根田、高本
1/3(予備日:4日) パトロール 苫米地、赤石、堀部 ※募集中!

定例会ニュース No.16(2018/11/15)

定例会出席者

赤石、苫米地、安陪、田村、田嶋、佐野、掛川、堀部、根本、佐野、立浪、清水、村松

11/1~2 北穂高 堀(単独)

1日 快晴 上高地9:00 涸沢14:00
前日に結構な降雪があり、河童橋から見る前穂・奥穂は真っ白、空の蒼、這松の緑、落葉松の黄色、コントラストが素晴らしい。本谷橋からの登りに積雪。涸沢は10~20cm程度の積雪。涸沢に幕営、テントは5張のみ。

2日 快晴 涸沢6:00 北穂9:00 涸沢10:20 テント撤収 涸沢11:00 上高地15:00
北穂小屋から、南陵は凍結箇所があり危険だから北穂沢を直登するように連絡があったと情報をもらう。また別の登山者からは昨日3名が北穂小屋に向かったと聞いた。南陵取り付き手前から北穂沢に入るトレースを確認。トレースをたどるとほどなくトレースが消えている。後で聞いた話では、昨日北穂小屋を目指したパーティーが引き返したようだ。ひたすら稜線まで膝上のラッセル。単独の為きつかった。稜線50m下でアイゼンを履く。北穂頂上は快晴無風。富士山までクッキリと見える。穂高は冬のたたずまいでした。

11/3 大日峠パトロール 苫米地、清水

報告のみ

11/3~4 鹿の子池 赤石、安陪、漆畑、高本、田村、掛川

内容(明朝)

日付 山行場所 山行者(ゴシック)

3日 安陪、高本、田村、赤石は昼過ぎに静岡を出て2時半頃に東俣林道に着いた。登山口のゲートまで下見に行き、河原の広場にテントを張った。焚き火をしてゆっくり川の流れや紅葉を楽しんだ。
4日 5時にテントを畳んで出発。ヘッドランプを点けて少し林道を歩いてから、5時半に登山口から急な踏み跡を登りはじめた。尾根に出るまでも急坂、尾根に乗ってからも急な登りだ。消えるような踏み跡や登りやすそうな斜面を上へ上へと登る。熊の檻を通って、小広いかつての集材地の跡を過ぎ、桧、唐松の植林地を登り原生林を登る。地形図の標高点で現在地を皆で確認しながらひたすら登った。1800mのピークで後発の掛川、漆畑が追いついた。このピークで鹿の子池の位置を地図で確認して降るとピンポイントで池に降りた。池の水は余り多くは無かった。ここから大淵沢の源頭部まで登ったところで引き返した。降りは登ってきた時より慎重に地図を確認して降った。いつでもそうだが登ってきた以上に急坂に感じる。とても急な降りだった。約9時間の行程だった。(赤石)

先発隊に2時間弱遅れにてゲートを出発。読図をしながらとなるので、なかなか追いつけなかった。時々GPSで現在地を確認するも、ルートを外すこともなく順調に進むことができた。目的のかのこ池東側にある最後のピークにて先発隊に待ってもらい合流。以降、かのこ池、大淵沢源流まで行き、登りと同じルートを辿り下山した。安陪さんには読図の細かな注意をしていただき、赤石さんには地図とコンパスを使って目的地の方角を定める方法を再確認していただき、机上ではわかりにくい点を学習することができた。また、無線交信もうまく実施でき、合わせて良い練習となった。(掛川)

3日、久しぶりのテント泊、食当の安陪さんの鍋はとても美味しく楽しかった。大先輩の故鈴木暁子さんが2002年幻の池「鹿の子池」をたずねてという記事(会報40号)を書いてから1度は行ってみたいと思いながら機会がなかった。今回、読図山行担当の安陪さんと会代表の赤石さんの地図読みの説明を聞きながら下山のための赤テープを数ヶ所つけて鹿の子池に。想像していたより水は少なかった。下山は赤テープを全て回収してきた(田村)

紅葉、真っ盛りの中での山行であった。当初予定していたアマゴの里は、チェーンが張ってあり、入る事ができなかったが、ちょっと行った所の川沿いに素晴らしいテント場があった。本コースは道標なし、明確なトレースなし、そして地形は複雑で、読図能力が試されるコースである。赤石さん指導による磁石の使い方の講習もあり、全員が真剣に地図を読み、良い読図山行になったのではないか。また、尾根は登りより降りの方が格段に難しくなること実感したのではないか。担当者として、事前に偵察山行を行っていたので余裕を持って行えた。この難易度の山行をメンバーの読図能力向上を目的として行く場合、偵察山行は必要と感じた。また、無線機を持って行き、静岡早朝発の掛川、漆畑と交信が出来たため、無駄な心配をする事がなかった。(安陪)

11/7 茶臼小屋への登山道調査 風岡

24号台風であちこちの登山道が寸断崩壊して、茶臼小屋の登山道も壊滅的な被害という情報に、自ら確かめに行くことにした。水量が少ないので渡渉することにした。トンネルの上から大量の土砂が!本流と上河内沢の合流点は泥で足をとられる。河原林を過ぎるとものすごい流木だ。河原の様子が見馴れた風景とは違って、トレースの影もない。へつりに登る道は見当たらない。そのまま河原を歩いて行くと、へつりのゴルジェは底をさらわれへつりは困難だ。やれやれ峠からの合流点からは、道は消えて、1号つり橋は橋脚さら消失していた。2号つり橋は健在だ。 が 河原沿いの道は全て持っていかれて、ほとんど河原歩きだ。3号つり橋はこれも橋脚ごと流されている。この先河原から鉄の梯子まで10m、50度のざれ場がいやらしい。古いザイルが垂らしてあるが、今にも切れそうだ。帰りは自分のザイルで降りた。4号は健在で圧巻はうそっこ沢小屋上の5号つり橋だ。ご存知のようにここは深いV字渓谷で橋桁から10m位はあるだろう。それが、コンクリートの基礎だけ残してきれいになくなっていた。上河内沢は平均2~3m底がさらわれて、登山道の態をなしていない。復旧か巻き道にしても、5~10年しなければできないだろう。鳥小屋尾根を整備した方がいいかもしれないようです。

11/7 フリークライミング 熊谷、辻

城ケ崎、ファミリークラックへフリークライミングに行きました。
前回の月例山行帰り道、ナナーズにあるカラファテ川上店でカムを購入した辻さんを誘いクラッククライミングへ。辻さんはカムのセット方法を練習した後、トップロープをセットしベビークラック(5.8)にトライ。トップロープ、カムをセットしながらトップロープ、リードトライと一通り経験してもらう。私はアンクルクラック、ブラザークラックと一通り登り昼食をとる。昼食後、シュラフカバーにもぐりこんで昼寝。起きたらすっかりヤル気をなくしてしまい、この日は早めの撤収をした。
帰り際、大淀・小淀を見学して帰った。かの有名なディープウォータールートは、リップが思ったより海面に近かった。条件が良い、夏になったらトライしてみたいと思う。

11/10 兜山(913m)赤石、他1

山梨県笛吹市にある山。山梨100名山に選ばれているが、最近は登山者が少ないようだった。倒木が処理されていなかったり、道がやや荒れていた。案内標の向きが違う方向を指していて風などで動いたようだった。この日駐車場には数台止まっていたが登山者には一人しか会わなかった。山頂近くに兜岩と呼ばれる岩場がありいくつかのルートが作られている。この岩場を覗いて見ることも一つの目的だった。すっきりした岩にピンが打たれていた。最近はクライマーがあまり来ないようだ。低い山なので山頂は樹木の中で、少し降りたところに展望台があり切り払われていた。雲の上に西湖の北側の山がのぞいていたが富士山は見えなかった。一回り3時間あまりだった。

11/11 伊豆稜線歩道 戸田峠~二本杉 掛川、他2

所々に紅葉が残り、気持ちの良い稜線だった。その割にハイカーがほとんどおらず、静かな歩きを楽しむことができる。終日曇りがちだったが、ふと見ると富士山が顔を出しており感動した。

11/11 大光山 佐野、根田、他1

11/10 静岡駅に20:00集合、駅内で今夜の食料を買出し、佐野車で登山口の草木に車中泊

11/11翌日梅が島経由安陪峠の駐車場に佐野自転車(このために買ったそうです)をデボ、草木に戻り大光山へ登山開始7:30、天気は安陪川ぞい晴れているが八紘嶺方面は雲がかかっていました。紅葉を楽しみながらゆっくりと歩いてこれまた十数年ぶりの大光山(1661m)11:17着(当時は山岳パトロールでOBのK氏にちなんでおっぴかり山へ行くこと、やぶの中の三角点を踏んだ記憶しかありませんでした)登山道はよく整備されていて道迷いにはりませんでした。奥大光山で昼食をとり熊笹の中、とぶなの古木をみながら大笹の頭13:03→ワサビ沢の頭14:35→バラ段14:20→旧安陪峠15:07林道にでたもの、駐車場が右なのか左なのかわからず地図とにらめっこしてデボした自転車がある駐車場戻り15:27ここから佐野さんは自転車で草木へ、わたしは次週トレランがあるので走って八紘嶺への登山口経由で梅が島へ駆け下り、黄金の湯手間700m付近で佐野車にピックアップされ16:30、会友のN氏を梅が島の登山口付近でピックアップ16:50して黄金湯17;00につかって帰途につきました。ひさしぶりの安倍奥山嶺を楽しみました。(根田)

11/11~12 谷川岳茂倉岳 風岡、他3

週間天気予報でこの2日が最も良好だったが11日は終日霧で全く視界がなかった。西黒尾根は試練の急登だった。肩の小屋からやや勾配は緩やかになるが一の倉岳茂倉岳とアップダウンは続き、ただもくもくと歩を進めるだけの、期待外れの稜線歩きだ。茂倉岳避難小屋は銀マットや寝袋まで備えてあり、快適だった。12日高曇りのなか茂倉岳に引き返し、北転して武能岳への急坂を下り登り山頂に到着。その頃になると太陽も出て来て、360度の展望を提供してくれる。谷川岳、万太郎山、至仏山、etc。やがて蓬ヒュッテに到着する。ここは谷川岳、清水峠、大源太キャニオン、土樽、土合方面への交差点だ。小休止をとり土樽方面へ下りていく。長い長い下りを我慢の歩行。土樽駅は周りに何もない無人駅でかつては、登山者で賑わったことだろう。今は車社会で利用者も限られ、1日に6本しか走っていない。一駅で土合駅で、下り駅の長い階段を見学してきた。長い小屋仕事ばかりで山経験が少なかった自分には、天候はともかく、貴重な体験になった。よれよれになって、厳しい山は出来なくなったが、終末期の山登りを楽しめて良かった。

【山行計画】

11/14~12/7 サガルマータ国立公園トレッキング 小野田、他1
11/17~18 県学連レスキュー講習 西湖 高本
11/18 箱根 湯本~箱根峠 掛川、根田、漆畑
11/22 甲府幕岩 赤石、他2
11/23~25 立山 山スキー 風岡、他6
11/23~25 北アルプス 未定 高本
11/25 竜爪~桜峠 清水、他1
12/15~16 月例:雪山訓練 将棋頭山 赤石、小野田、根田、佐野、鈴木、堀
部、掛川、安陪、堀、高本、田村

定例会ニュース No.15(2018/11/01)

定例会出席者

赤石、苫米地、安陪、田村、風岡、田嶋、佐野、掛川

10/14(日) 富士山 小野田、他

富士宮登山口9:20.---14:00 9合半14:20----17:05 登山口

ネパールに同行する友人が安曇野から来た。
風雨だったが雨でも登ると言うの で出発した。風が強いが吹き飛ばされる程ではない。7合目から雪が疎らに積もっていた。雨が止んだ。上に行くにつれ雪は増したが登山道のロープが隠れる程ではなかった。アイゼンを持ってなかったが雪が柔らかく、凍る程の低温でもないので9合半まで登った。そこで時間切れ。登りではガスの為目標となる小屋が全然見えず気持ちが大変だった。下り始めてから時々青空が覗き、下には雲海が見え気分上々。写真を撮りながら下った。風が止む事は無かった。

10/17(水)富士山 小野田、他2

富士宮登山口7:10---13:45頂上---17:15 登山口

同時期にネパールとブータンに行かれる御2人に同行させて頂いた。
今日も風は強いが青空と景色を見ながら登れてとても楽しい。お1人がいつになく体調が悪くて初めから大変そうだったがお陰で私はいつものようにゆっくり歩けて助かった。8合目でアイゼンを着けた。空は段々曇ってきて頂上に着いた時には何も見えずその後もずっと曇っていた。頂上の鳥居が風で傾いていた。9月に彼らが来た時は真っ直ぐだったと。雪の富士山頂に登ったのは初めてだったので嬉しかった。雪が少ないこの時期には私にも登れる事が分かって良かった。雪は14日以降、降らなかったようだ。下りは膝が悪い為、やはり時間がかかってしまった。

10/22~24 飯豊山 風岡、他1

山小屋で知り合った、飯豊山御西小屋の管理人Kさんの案内で周回コースを登った。

22日、前日天狗平ロッジに泊まり、登山口に移動して梶川尾根に取り付く。
のっけからの急登に笑うしかない。中腹から紅葉が見事でした。ぶなの原生林 原始性を保った林、山全体が紅葉に燃えて輝き急登の疲れを忘れさせてくれる。 さらにK氏の指導で茸とりに夢中になる。くりたけ、シメジ、ブナタケなど。梅花皮木小屋では茸パーティーで盛り上がる。今日1日快晴無風で暖かく、夜も快適だった。K氏の波乱万丈の半生話で盛り上がる。今はマタギ、炭焼き、養豚、小屋番、山岳救助隊etc.で暮らしている。私にとっては羨ましい生き方である。

23日、この日は稜線歩きなので7時に出発する。曇り勝ちの天気だが風が強く、展望に支障はない。K氏に山岳名を聞きながらのんびり御西小屋に10時30分頃到着する。外は風速15m位の強風である。大日岳行きを躊躇したが、前回も雨で行けなかったので、思いきって出かけることにした。風はしばらく行くと弱まり、最後の急登をこなすと1時間で大日岳に到着した。ガスが広がり初めたので写真を撮ると、踵を返した。小屋に到着すると周りはすっかりガスに包まれてしまった。ちょっと休んでいるとK氏が夕食を作って、下界で行方不明者の捜索で最後の晩餐だと言ってきた。食事が終わって時計を見ると、まだ3時だ。しかし、山小屋では何もやることがない。しかたなしに、寝袋に潜りこむ。

24日、6:30分出発。雨こそ降っていないが、いつ降ってもおかしくない空模様だ。飯豊山まで1時間で到着する。いよいよダイグラ尾根の長い下りにかかる。地図上の点線の通り、断崖にもロープ、階段などは一切なく、熟達者向きで登りはともかく、下りは細心の注意が求められる。しかし、その厳しさを見事な紅葉と茸が癒してくれる。シャッターばかり押して、遅々として歩がすすまない。厳しい地形、断崖絶壁が紅葉を更に引き立てる。途中雨が落ち初め、石は滑り土は滑り台になる。中間あたりでブナシメジを発見する。ブナの倒木にびっしり、夢中で採集する。長い長い下り、遊びながらの下降はつらくも楽しい実りのあるものだった。この尾根はなん十回ものピークがあり、下りなのに登りと錯覚するようなところがままある。下ってみれば、登山口には行方不明者の捜索本部があり、ものものしい雰囲気だった。

10/20~21 月例:小川山クライミング&お月見山行
高本、赤石、安陪、小野田、堀部、苫米地、堀、熊谷、根田、辻

20日、熊谷、根田、辻以外の全員でスラブの練習。
スラブ場岩壁(マガスラブ)に高本がトップロープを張り交代で練習した。寒い日だった。午後少し雨が降ってきて岩が濡れた。苫米地、堀はこの日練習後帰った。終了後キャンプ場で バーベキュー。スラブの練習はジムでは出来ない。久しぶりでムーブを思い出すのに時間がかかった。

21日、熊谷、根田、辻が加わった。天気がよく暖かく感じた。屋根岩Ⅱ峰のセレクションルートなどでスラブの練習をした。熊谷、辻は技術が高く難度の高いルートに挑戦していた。3時過ぎに終わって廻り目平から帰った。久しぶりに大勢のメンバーが集まり、クライミングを楽しんだ。
クライミング(特にスラブ)は続けて練習してないと足の使い方を忘れてしまう。(赤石)

岩に行ったのは初めて。シューズのことから教えてもらった。上手になりたい。(安陪)

10年以上ぶりのクライミングだった。2本だけトップロープで登った。ずっとやってると病みつきになるだろう。クラックで怪我をして回復が長引いた。久々に廻り目平に行き良い場所だと思った。(苫米地)

現場では、ATCガイドよるビレイが逆さになったり、高本君がトップでのぼっているのにロープがスムーズにながれなかったり、懸垂下降の末端の長さを確保していなかったり、安陪さんをロワーダウンさせるのにうまくいかなかったり、スラブの立ち込みができなったり、ザイルワークの練習不足でした。(根田)
内容(明朝)

10/25 双子山、大岳、横岳 赤石、田村、他1

静岡を5時に出て大河原峠に9時前に着いた。大河原峠→双子山→双子池→大岳→北横岳→亀甲池→天祥寺平→大河原峠と一回りした。峠に帰ったのは4時で約7時間の行程だった。双子池から大岳へは大きな岩が重なり合ったような道で、思いがけず大変な登りだった。この登りで濡れた岩に乗ってしまい1mほど滑り落ちたが無事だった。また大岳の山頂への分岐点では、足元に気をとられていたために見逃してしまい山頂に登れなかった。分岐から山頂までは少しの距離だったが残念だった。北横岳から亀甲池への降りは急だったがこちらには岩は無かった。亀甲池から大河原峠への道は土の緩やかな笹の中の道で唐松の黄葉が蓼科山をバックに夕日にきらきら輝いていた。今年の秋に北八ツの山々に4度登った。岩の道、ゆっくりした道、たくさんの池を楽しんだ秋の山行だった。(赤石)

大河原峠~双子山~双子池~北横岳~亀甲池~大河原峠
大河原峠までの車中からの紅葉は素晴らしかった。この峠からの登山は初めて。標高が高いので双子山には直ぐ着いた。広々と清々した山頂。前回の雨池同様、双子池も綺麗な池だった。小春日和の暖かな~歌の文句もここまで。ここから北横岳までは気を許せない慎重な岩場の登りが続いた。亀甲池から大河原峠までは初秋の風情を感じながら歩いた(田村)

10/31 毛無山 風岡

久しぶりに毛無山にトレーニング登山に行って来ました。片足3kの重りを着けて駐車場~山頂を往復する。駐車場で毛無山に何千回も登っているお馴染みさんと合い、途中まで一緒に登る。1kの往復は経験があるが3kは初めてだ。3合目まではきつかったが、あとは惰性だ。重いがスピードが出せないからそれほど疲れない。このトレーニングで膝が回復してまた山登りが自由に出来るようになった。東北の山を巡って来ると、この近辺の紅葉は貧弱である。

【山行計画】

11/1~2 穂高 堀
11/3 パトロール 大日峠 苫米地、清水
11/4 準月例:読図山行 水無峠山 担当:安陪、田村、高本、赤石、漆畑、掛川
11/11 伊豆の山 金冠山~天城峠 掛川、他3
11/11 大光山 佐野、根田、他1
11/18 箱根トレラン体験第2弾 湯本~箱根峠 約15キロ 掛川、根田、漆畑
   ※募集中!
11/22 甲府幕岩 赤石、他2
11/23~25 立山 山スキー 風岡、他6

定例会ニュース No.14(2018/10/19)

定例会出席者

赤石、苫米地、立浪、小野田、高本、堀部、堀、安陪

10/3 伊豆・城山 南壁 熊谷、辻

午前中のみ、城山・南壁へ。
今回の目的はマルチピッチの手順確認。壁にとりつく前に合図無しの手順を確認しました。
マルチピッチのバトルランナー(5.10a、5P)に目標を合わせてトライ。パートナーの辻さんは以前三日月ハングが乗り越えれなかったとのことで、ハングへリードトライ。見事に一撃で乗り越える。ハング上部のランナウトも順調に乗り越え、おおよそ2時間でピッチ完登。
降りて東南壁に移動すると練習用と思われる新ルートを発見。隣には滝のような染み出し。2本、簡単なルートを登り終了。久しぶりのフリークライミングは良い練習になりました。(熊谷)

10/7 沢口山 根本、他1

8時くらいに寸又峡に到着したが、既に観光客がちらほらいて驚いた。台風の後だったので、登山道には倒木が多い。ヒルがいるとの情報があったのでビクビクしていたが、全く会わずに済んだ。違う登山口から登った人は10匹以上と格闘したそうだ。沢口山の頂上では深南部の山々が見えて、景色は最高だった。
帰りは紅葉シーズンでもないのに交互通行をしており、延々と待たされうんざりだった。

10/8 北八ヶ岳 雨池山(2325m) 三ツ岳 北横岳(2472m)大岳(2382m) 赤石、堀、他1名

9時発のピラタスロープウェイに乗って坪庭へ。ここから縞枯山荘を通って雨池峠へ。2週間前に来た時は南の縞枯山から降りてきてここから東へ雨池に降りたが、今回は北へ雨池山に向かって登る。大きな石のごつごつした登りの道は縞枯山を歩いた時と変わらない。三ツ岳のⅠ峰からⅢ峰への道は地形図では平坦に見えるが火山岩が角状に割れて砕けたような大きな岩の上を歩くという気の抜けないな道だった。重なり合っている大岩の上の歩きやすいところを拾いながら歩く。踏み外して岩の間に落ちたら深い闇の中に落ち込んでしまうような感じのところもあり慎重に足もとを探しながら歩いた。北横岳ヒュッテから七ツ池まで少し降りて木々に囲まれた池を見た。北横岳に登り更に大岳を目指した。尾根上で一部木々の中の平坦な穏やかな土の道もあったが、大岳に近づくとまた岩混じりの道になった。山頂からは蓼科山、眼下に双子池などが望まれた。南八ヶ岳はずっと雲がかかっていて望めなかった。帰りは横岳に戻りヒュッテの下の三ツ岳への分岐から坪庭へ降り、4時発のゴンドラで降りた。ひと回り6時間半ほどだった。計画書には「のんびり秋の山歩き」と書いたが、なかなかハードな山歩きとなった。(赤石)

初めての北八ヶ岳でいい雰囲気でした(堀)

10/8 会津駒ヶ岳 風岡

何年も前から会津駒ヶ岳に山スキーに行きたい願望を持って気になっていました。檜枝股の登山口から1700位までやや急坂だかあとはなだらかなな斜面である。中間はブナの原生林が見事だ。紅葉真っ盛りで疲れを癒してくれる。山頂近辺はなだらかな斜面で、山スキーには気持ちのいい場所だ。駒の小屋は5月の連休から営業するそうだが、半分は山スキーのお客だそうだ。小屋に泊まり、滑ったり登ったり楽しめる天国だ。

10/14  緑のパトロール

梅が島~八紘嶺~大谷嶺~扇の要  苫米地、漆畑

霧雨
6:00牛妻ファミマ集合
7:00新田の墓地(漆畑車デポ)※扇の要方面通行止めの表示あったため
7:30梅ヶ島温泉ゲート(苫米地車デポ)※安倍峠への林道はゲート閉鎖のため
8:15安倍峠分岐P
10:15八紘嶺山頂 ※梅ヶ島温泉からここまでは倒木は処理せず先を急いだ
    ※五色の頭~大谷嶺間は倒木が極めて多く、処理に手間取る
13:50大谷嶺山頂
14:30新窪乗越
    ※大谷崩の踏み後は上部で一ヵ所大きく流されている。水場から下の下部は荒れて地形が変わっている場所もあり。
15:30扇の要
16:05新田の墓地(漆畑車回収)
16:20梅ヶ島温泉ゲート(苫米地車回収)
16:40黄金の湯着

【感想】苫米地
 先日の台風で登山道が崩壊している可能性があるため、秋期のパトロールを早めに実施するよう市岳連から要請があり、急遽参加者を募ってパトロールを実施した。本日のコースでは本会分担の梅ヶ島~八紘嶺~大谷嶺~新窪乗越間においての登山道崩壊はなかったものの、登山道上の倒木はこれまでになく多かった。処理できた場所、できないほど大規模な場所、写真を撮影して報告書に記載する箇所だけで30ヵ所以上であった。特に五色の頭~大谷嶺間は数m置きに倒木があるような状態でかなり厳しかった。処理できないような大きさの倒木もいくつもあった。終日霧雨が降ったり止んだりで人影はなく、繁殖期なのか鹿たちだけが活発に活動していた。参加してくれた漆畑さんにはホントに感謝です。ありがとうございました。

10/15 梅が島~八紘嶺~安倍峠  苫米地・風岡

曇時々雨 
6:00牛妻ファミマ集合
6:10あべごころ(風岡車デポ)
7:00梅ヶ島温泉ゲート(苫米地車デポ)
7:50安倍峠分岐P
9:00富士見台下の分岐
   10:00標高1,800m付近で折り返す
11:30峠の厠P
12:00安倍峠
12:30林道
12:45安倍峠分岐P
13:25梅ヶ島温泉ゲート(苫米地車回収)
14:30あべごころ(風岡車回収)

【感想】苫米地
 本日は風岡さんが5kgのチェーンソーを担いできてくれた。私は昨日のパトロール中に痛めた右ひざの痛みと、両足の筋肉痛でヘロヘロだったので大変力強かった。昨日は八紘嶺までは一切倒木処理をしていなかったので、とりあえず八紘嶺をめざす。富士見台までに2ヵ所大きな倒木をチェーンソーで処理した。富士見台から上がったところにチェーンソーをデポして、ノコギリで処理しながら登る。標高1,800mあたりで引き返し、富士見台下の分岐から安倍峠へのルートをパトロールする。八紘嶺~大谷嶺ほどの被害ではないが、それでも峠の厠への下りではいくつも倒木を処理した。安倍峠は上部はほとんど倒木はなかったが、下部はかなり斜面の木が沢に倒れて荒れている感じだった。木の橋は流されていなかったが滑りやすく、橋を使わない方が安全だと感じた。本日も天候は不良で鹿の鳴き声だけがこだましていた。紅葉はまだまだという感じだった。楽しみにしていた黄金の湯は月曜定休でガックリ。チェーンソーを引っ提げて仁王のような活躍ぶりの風岡さんがスゴかった。感謝です。
★台風の影響でかなりの倒木があり、手ノコでは無理なものが多かった。
チェーンソーを持って行って正解だった。これだけの荒れかたはいままであまりなかったことだろうと思います。やはり機械の力を借りなければ無理でした。(風岡)

【山行計画】

10/20~21 月例:お月見&岩登り 担当:高本
 両日参加者:赤石、安陪、堀部、小野田、高本
 20日のみ:掛川、苫米地、堀
 21日のみ:熊谷、根田、(辻)

まだ募集しています。参加希望者は、高本さん、赤石さんに連絡をお願いします。特に両日参加希望者は、テント、食糧の関係がありますので、できるだけ早く連絡をお願いします。
内容は添付ファイルをご参照ください

定例会ニュース No.13(2018/10/04)

定例会出席者

赤石、堀部、掛川、安陪、苫米地、小野田、立浪、風岡 見学者:堀さん

9/22~24 鋸岳~甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳

22日 8:15戸台川河川敷駐車場~11:00角兵衛沢出合(渡渉・休憩)11:30~ケルン 角兵衛沢登りスタート~13:30大岩下(休憩)~16:10角兵衛沢コル(幕営)
雨の影響で戸台川は増水し、途中右岸から左岸に渡る時に渡渉することになった。
角兵衛沢への渡渉でも深い所ではまくり上げたズボンを濡らしながらの渡渉となった。天候は曇り、一時激しく降るときもあったが、結局合羽を着ることはなかった。角兵衛沢の登りは前回同様大変だった。急勾配のガレ場では次々に石を落してしまうため出来る限り草付きや樹林の中を登った。予定より遅れたが、なんとか暗くなる前に稜線のコルに到着することができた。

23日 6:20角兵衛沢コルスタート~6:40鋸岳第一高点~7:00小ギャップ(懸垂下降⇒登り返し⇒大ギャップ:懸垂下降)9:00大ギャップスタート~9:25第二高点(休憩)~14:00甲斐駒ヶ岳頂上(休憩)~15:15駒津峰~17:45長兵衛小屋
寝坊し、予定より遅れてのスタートとなった。
今回の山行は冬ルートの下見を兼ねていたので、小ギャップの登り返しの勾配や鎖の状態、小ギャップから大ギャップのルート、大ギャップの懸垂下降のポイントを確かめて置きたかった。登り返しでは勾配のきつい所があった。小ギャップから大ギャップのルートでは急斜面のトラバース、ナイフリッジ等あり雪があればかなり注意が必要と思われる。大ギャップの懸垂下降は30mロープを使って3ピッチで降りた。やはり、50mロープを持って行ったほうがよさそうだ。また、下降ルートが二つあることが分かった。今回降りたルートとは別のルートを降りた方が短く、着地点も平であることも分かった。大ギャップを超えた後はガレ場を下って、また登って第二高点に到着。その後は稜線沿いに甲斐駒山頂を目指すだけだったが、途中ルートをミスし巻き道に入り込み、迷ってしまった。元のルートに戻るのにかなり体力を使い、予定外のハプニングとなった。無事甲斐駒山頂に到着したが、かなり体力を疲弊し、下山には予定以上の時間がかかってしまった。長兵衛の小屋に到着した時は5時を回っていた。

24日 4:50長兵衛テント場スタート~6:13五合目~6:55小仙丈岳~7:42仙丈岳~7:57下山スタート~8:43分岐点~9:29五合目~10:20長兵衛テント場
朝一番のバスで下山することも考えていたが、テント場ではどうしても早く起きてしまう。次に次に出発する人を見て、やはり仙丈岳に向かってしまった。仙丈の登山道は甲斐駒とは違い、勾配も緩やかで歩きやすい。どんどんスピードを上げて登って行った。登り3時間、下り2時間だった。既に紅葉が始まり、昨日までの苦しさもなく、初秋の仙丈岳を十分に楽しむことが出来た。

9/28 岩菅山 風岡 他1

聖平口からの往復。紅葉も進んでいた。山スキーの下見を兼ねてたが、雪がないといまいちわからなかった。稜線から行くと山頂直下の展望が良かった。

【山行計画】

10/8 北八ヶ岳 赤石、他1
10/8~9 谷川岳馬蹄形 掛川、他2
10/10 小川山 赤石、高本
10/20~21 月例:お月見&岩登り 担当:高本
両日参加者:赤石、安陪、堀部、小野田
20日のみ:掛川(苫米地)
21日のみ:風岡
※一日のみの参加も可能ですので、参加希望者は次回例会までに高本さんまで連絡願います。
11/3~4 準月例:読図山行 担当:安陪
※実質登るのは4日早朝からです。4日からの参加も可能。
11/14~12/6 ネパール(エベレスト街道) 小野田、他1
※行きたい方がいましたら連絡願います。お安く行けるようです!
12/15~16 冬山訓練 十国山叉は将棋頭山を検討中 担当:赤石
3/23~24 月例:雪稜及び山スキー 担当:苫米地

定例会ニュース No.12(2018/09/20)

定例会出席者

赤石、堀部、掛川、高本、熊谷、安陪、田村、見学者:辻博之さん

9/9 月例 水無川本谷 担当:根田 参加者:根田、苫米地、小野田

ひさしぶりの山行なので一週間前がら天候、水量のことが気になり出発の当日まで悩んだ。結果は現場判断によることになって何十年ぶり、塔が岳の山頂にたつことができました。滝はすべて巻きの山行でしたが、私のへたな座学で指摘をうけたトップでのボデイビレイはできまさせんでした。なぜなら1ピッチだけのザイル操作は8環によるグリップビレイーのほうが早く確実に固定できると思いました(こればわたし体にしみついているので)。メンバーがメンバーだけに演習山行というより、ヒハビリ山行となり足をひきずっての下山となりました。今度は川幅が広い床滑の山行をしたいものです。(根田)
予報は晴れ。が、戸沢に着いた夕方から雨が降り出し、ほぼ夜通し降り続き雷も鳴った。登らず帰る気になっていたが5時頃には雨が止み雲が薄くなっていたので結局出発した。その後かすかに青空が見える時があったが一日曇り。予定通り登れて良かった。幅が狭く、岩も暗い色なので何となく暗い感じの沢だった。何ヶ所にもロープや鎖がついていて、それを頼りに登った。私の指に食いついて離れないヒルに根田さんが塩をかけるとすぐ落ちた。塩は必需品だと再認識。塔の岳頂上でチェックすると小さなヒルが15匹位靴などに着いていた。帰宅してちゃんと見ると足の数か所刺されていた。(小野田)

9/15~17 葛根田川~明通沢 漆畑、掛川、他4

13年前の同じく9月の連休で行った依頼2回目の遡行。お函等の美しさは変わってなかった。水量はかなり少なかったと思われる。出だしは渡渉の連続となるので、水量によってはグレードはかなり上がる。行動中は渡渉、高巻き、へつり、下山の明通沢へ下る支流では7回の懸垂下降、幕営地では盛大な焚火とと変化に富み、沢旅の要素満載の最高の旅だった。(掛川)
初めて東北で沢登りをした。ブナの大樹林帯の中に流れる葛根田川は、エメラルドグリーンの川面に、ナメ床、スラブ滝、ゴルジュ帯など自然豊かな素晴らしい様相であった。もちろん、山行も盛り沢山の要素を含み、渓流歩きに、直登、へつり、高巻き、藪漕ぎ、懸垂下降、そして焚き火など、非常に充実していた。ただし、初日より、渓流シューズの片足のソールが1/4ほど剥がれ、細引き等の応急処置では不安があったもののどうにか凌ぎ、濃密な沢登りを満喫することができた。(漆畑)

9/15~16 茶臼小屋 田村、根本、他1

14日の晩は根本さん宅に泊めていただいた。 雨の中、私は樺段から小屋までヘロヘロ、トレーニング不足を痛感!茶臼小屋管理人の鈴木さんとは4年ぶりの再会で懐かしかった。従業員さん達と長野県の美味しいお酒を頂いたり、楽しい夜だった。帰りに鈴木さんが、ヴァイオリンのミニコンサートを開いてくれた。最後に山の歌をリクエスト。なんと!大好きな「坊がつる讃歌」だった。今年に入り、辛いことが重なり、久しぶりに心温まる2日間でした(田村)

9/18 北八ヶ岳の山 赤石、田村、他1

麦草峠~茶臼山~縞枯山~雨池峠~雨池~八柱山~雨池~麦草峠
22年ぶりの縞枯山。雨池~八柱山~麦草峠は初めて歩いた。雨池は神秘的な良い池。八柱山~麦草峠は登山者は少ないけれど木道もあり、歩きやすかった(田村)

静岡を朝6時前に出て麦草峠に9時前に着いた。駐車して登山道に入る。自然林と苔むした林床の中の平坦な道を五辻まで歩く。ぬかるみには木道が整備されていて歩きやすい。五辻から茶臼山に登った。ここからは北八ケ岳の特徴である大きな石がごろごろした山道になる。縞枯山に登り、雨池峠に降り更に急な道を雨池に降りた。雨池は思っていたよりも大きな池だった。この池を半周ほど回って八柱山に登る。この山は柔らかい土の道だった。北八ヶ岳の主稜線の山々とは違って、大きな石は無くコメツガなどの大木の林だった。八柱山の山頂の山名板は古く文字はかすれて見えないほどだった。静かな山頂でゆっくりしてから雨池に戻り、ここから登ってきた山々を巻くようにして麦草峠に戻った。行程は7時間半ほどだった。(赤石)

【山行計画】

9/29~30 準月例:中央アルプス(陣馬形山&烏帽子岳) 担当 田村
根田、赤石、鈴木、根本、安陪、田嶋、高本、他1 ※募集中!
9/29は陣馬形山山頂にて幕営します。

9/22~23 鋸岳~甲斐駒 高本

定例会ニュース No.11(2018/09/06)

定例会出席者

赤石、苫米地、高本、安陪、田村、掛川、立浪、堀部

8/28 北八ツの山 ニュウ(2352m) 中山 丸山 赤石、他1

朝静岡を出て麦草峠に9時前に着いた。白駒池まで歩いたら雨が降り出して雨具を着る。この日は雨具をつけたままだった。たぶん山の上だけが天気が悪かったようだ。霧で周りの山々は見えなかった。
しとしと降り続く雨の中、背の高くない密な自然林と緑の苔むした林床が溶け合い、木道が続いている。平日のためか登山者には殆ど会わなかった。ニュウの岩峰では霧が濃く風が強かった。以前からニュウという山名に惹かれて登りたかったがやや拍子抜けした山頂だった。ここから中山を経て高見石小屋へ。小屋でココアを出して貰い一休し、丸山を越えて麦草峠に戻った。高見石小屋は冬も営業していると言っていたので雪の時季にも来てみたいところだ。一回り約6時間半ほどだった。

8/18~20 月山周辺の沢 掛川 他3名

沢登りというより沢を1時間ほど歩いて幕営、主に釣りと焚火を楽しむ山行となった。沢自体は平凡な流れのブナ林が綺麗な癒し系の沢で、人気は全くなく、我々だけの楽園だった。快適なテンバと料理場を設営し、晴天と満天の星空の下、至福の時間を過ごした。

8/18~19 鞍掛沢、金山沢、日向山 鈴木、小野田、他1

大きなナメ滝、スラブ滝が沢山あった。やはり滑り易いので数回ロープを使った。緑>の水を湛えた淵やナメ床も美しい沢だった。大岩山の東のピークに出て日向山を越えて下山。一人は途中釣りをしたが釣果無し。他の3人は、のんびり沢登りを続けテント場を探した。
金山沢出合を過ぎた少し先の広い棚をテント場としたが、後ろは高く広く崩れやすそうな岩壁だった。地震が起きない事を願いながら、隅の方にテントを張った。>中央で焚火をし、濡れた服は全部乾いた。岩壁の恐怖さへ無ければ広く平らでとても良いテント場で快適に過ごした。(小野田)  

8/26 八ヶ岳縦走 掛川、他2

全山縦走を目指して0時に観音平よりスタート。強風かつ暗闇の南八ツの歩きは恐怖であり、岩にしがみつき必至に歩いた。同行の二人には常に置いてかれ、最後は時間切れとなり私一人ピラタスロープウェイ駅にてリタイア。いつか一緒に歩いてくれる人がいればリベンジしてみたい。

8/30 瑞牆山 小野田、他

前夜発。みずがき山自然公園の駐車場が空いていたのでそこに泊まった。雲が取れてきて星が見られたが月の為期待した程見えなかった。
翌日晴れ。
瑞牆山荘駐車場6:25 ----7:15富士見平小屋7:30---8:00天取川出合8:20---9:45瑞牆山山頂11:50----13:12天取川出合13:37-14:00富士見平小屋14:30----15:05 駐車場
天取川の横の平地には木影の下にベンチがありとても雰囲気の良い休憩所。頂上では風が吹き半袖では寒いが上着を着ると快適だった。人も少なく静かで心地良かったので迫力ある岩場を眺めながら2時間まったりしていた。

【山行計画】

9/9 月例 水無川本谷 担当:根田 参加者:根田、苫米地、小野田
9/8~9  田子の浦~富士山往復 加藤
9/15~17 葛根田川 漆畑、掛川、他4
9/29~30 準月例:中央アルプス(二児山&烏帽子岳) 担当 田村
     9/29(土)静岡→大鹿村役場~黒川牧場駐車場⇔二児山(2242m)
     テント泊(食当:田村)   
     9/30(日)松川→鳩打峠駐車場⇔小八郎岳~烏帽子岳(2194m)
まつかわ温泉 清流苑(400円)→静岡

定例会ニュース No.10(2018/08/16)

定例会出席者

赤石、苫米地、根田、高本、漆畑、安陪

8/4 嶺朋ルート~池山吊尾根 漆畑、掛川

広河原からボーコン沢ノ頭にのびる尾根、嶺朋ルートはバリエーションルートであるが、赤丸の標記を見落とさない限り迷うことはないので、標記と地図を注意深く見ながら登った。
ちょっとした藪漕ぎや岩場を楽しみ、北岳の雄大な姿を眺めつつ、タイムロスもなく4時間ほどでボーコン沢ノ頭に突き上げだ。ボーコン沢ノ頭からは、池山吊尾根を下り、3時間程であるき沢橋に着いた。途中の池山無人小山は、とても綺麗であったが水場が遠いのが残念である。計画では、最終バスに間に合わない場合はこの小屋に泊まる予定だったが、1本早いバスに乗ることができた。
今回も1組のパーティに出会っただけの静かな南アルプスを満喫することができた。(漆畑)

永野さんに勧められた南アお勧め尾根を2本繋いで歩いた。
嶺朋ルートは広河原からボーコンの頭に突き上げる尾根である。出だしから最後までずっと急登で、赤丸ペンキが沢山あるのでまず迷うことはない。ただ、しっかりした登山道があるわけでもないので、印を外さないよう要注意。倒木、藪漕ぎ、地図読み、等盛りだくさんで誰にも会うこもなく静かで魅力の多い尾根だった。上部に行くと北岳バットレスの迫力ある雄姿を見ながらの歩きとなる。今回、北岳はパスしてそのまま吊尾根を下山。こちらはしっかりとした道があり、時折急になるが、こちらも静かで誰にも会わなかった。
たまにはピークハントではなく、静かな尾根ハントも良いものだ。(掛川)

8/11~12 茶臼小屋~聖平小屋  根本、他1

8/11 4:15沼平~7:00横窪沢小屋7:40~9:20茶臼小屋9:50~12:15聖平小屋12:45~15:15茶臼小屋
8/12 8:00茶臼小屋~9:00横窪沢小屋9:15~11:30沼平

10日の夜に沼平に泊まったが、車の中では暑くて眠れず、窓を開けたら蚊が入り、ゆっくり寝ていられる状況ではなかったので、日の出前に出発。
荷物が少なかったのでサクサク進むことができた。その日に聖平小屋に上がってくる知り合いがいたので、足を延ばして聖平小屋まで行くことに。膝に不安はあったが、意外と早く到着できた。風岡さんと漆畑さんにも会うことができ、スイカを頂いてとんぼ返りした。12日は小屋番の鈴木さんのバイオリンを聞き、優雅にコーヒーを頂いてから帰途についた。(根本)

8/11~14 八方尾根~唐松岳~五竜岳~鹿島槍ケ岳~爺が岳~柏原新道  小野田、他2

この1ケ月暑くて運動も散歩もしなかったので心配だったがやはり初日はきつかった。荷物は10kg位だが酷く重く感じ、全部小屋泊にすれば良かったと思った。急ぐ必要はないのでゆっくり進んだ。同行の一人は岩場初心者なので岩場では時間をとった。花が一杯咲いていた。特にトウヤクリンドウが真っ盛りで4日間至る所に群生していた。岩場もお花畑もあり、1夜だけ星空も見られ楽しかった。

11日:小雨の中、黒菱から2本リフトに乗り終点に。道の両側には予想外に多くの秋の花々が咲き乱れていて嬉しかった。八方池辺りで雨が止み晴れ間が出てきた。唐松頂上小屋で45分休憩。多くの人々が居たがここから五竜に向かう人は殆ど居なかった。五竜山荘のテント場はほぼ満杯。何とか隙間に入り込んだ。

12日:岩場G4で逆に向かう11人のガイドツアーが抜けるのを待った。一日中そよ風が吹き快適。キレット小屋に13時前に着いた。この時期に予約無しで来るのは無謀だと開口一番に言われた。どうも予約無しの全員に苦情を言っているようだ。こういうのが一番迷惑なんだと言われた人も。2週間前に予約を切って予約できない状態にしている。天気の変わり易い山で特にこの台風の時期、それ程早くから予約出来ないのに。初めギュウギュウだったが夜7時過ぎ予約客8人が来ないので空いている部屋に移動して良いと。移動してゆったり寝られた。20歳の福岡の会社員と同室に。夢と希望に溢れ、いつかエベレストに登りたいと言う彼の話は面白かった。一日中ガスで何も見えなかったが9時頃には満天の星空。30分程外で見ている間に長く尾を引く流星を4個見た。天の川もくっきり。剣岳や他の山並みのシルエットも初めて見えた。

13日:明け方のペルセウス流星群を期待したがまたガスでほぼ一日中景色なし。八峰キレットで昨日1人落ちてまだ見つからない。その捜索隊とすれ違った。所々急な岩場があるが足場もホールドもあるので慎重に注意すれば大丈夫。雨がパラつく事があったが岩全体が濡れる程ではなかったのは幸運だった。鹿島槍に着いた時、一瞬ガスが晴れ景色が見えた。冷池山荘に下る途中で雷雨。11時に山荘に着き今夜の宿をどこにするか考えながら1.5時間休憩。そこに11日白馬から入山した高本さんが現れた。速い!一緒に爺ケ岳に登り、種池山荘でテント泊。自炊室で共に夕食。

14日:高本さんは針の木に向け5時頃発。私達はのんびり7時頃に。朝やっと青空が出て遠くに富士山も見えた。山荘の周りは綿毛のチングルマと花が終わったコバイケイソウが一面に。やっと晴れた日に下山とは残念。10時前に扇沢に着いた。

8/10~14 猿倉~白馬岳~五竜岳~鹿島槍ケ岳~爺が岳~針の木雪渓~扇沢 高本

10日夜発 静岡市内 ⇒ 道の駅安曇野松川
道の駅に駐車し車中泊。夜半より小雨が降り始める。
11日 信濃大町駅⇒白馬駅(JR大糸線)⇒猿倉(路線バス)⇒白馬大雪渓⇒白馬岳頂上山荘 ⇔ 白馬岳(往復)<テント泊:白馬岳頂上山荘>
未明に起床し、途中のコンビニで買い出しを行い、信濃大町駅に向かう。雨は上がっていたが、今にも降りそうな曇り空。駅前の市営駐車場はスペースが広く、何日停めても最大料金1500円とのことだったので初めて利用した。予定通り6:11発の始発電車に乗ることが出来、信濃大町駅から白馬駅に向かう。白馬駅前のバス停から猿倉行バスに乗り込み、7:50ころに猿倉に到着した。猿倉小屋で身支度を整え、出発するが、かなり強い雨が降りはじめ、初日から合羽を着てのスタートとなった。白馬尻小屋から少し歩いたところから白馬の雪渓が始まる。登山者は多く、雪渓では数珠繋ぎのように人が歩いていた。雪渓歩きは1時間15分程、思ったより短かった。雪渓の後は白馬岳を目指すだけ。1:20ころ頂上山荘テント場に到着し、先にテントを張った。白馬岳には空荷でピンストンした。午前の雨も上り、晴れ間が覗いた。南の稜線を眺めながら、明日から縦走のルートを確認した。

12日 白馬頂上宿舎⇒杓子岳⇒鑓ヶ岳⇒天狗山荘⇒不帰嶮⇒唐松岳⇒唐松頂上山荘⇒五竜山荘 <テント泊:五竜山荘>
4時出発、霧の中を歩く。杓子岳、鑓ヶ岳と順調なペースで歩を進めるが、濃霧の中では視界は悪く、どこを歩いているのかよく分からなかった。風もあり、少し肌寒い。今日の核心は不帰嶮。8:30ころ天狗の大下りに到着し、ヘルメットを装着。鎖場が多く、慎重に歩いた。一峰、二峰を越え、唐松岳には11:25頃到着、約3時間で抜けることが出来た。特に二峰北峰への登りが一番厳しかったが、冬季だと今の自分ではちょっと無理かなと思った。五竜山荘には14:20ごろ着、既にテント場はいっぱいだったが、何とか斜面を整地してテント張った。ビールを飲むと一気に疲れが出て、暗くなる前に眠りについた。

13日 五竜山荘⇒五竜岳⇒キレット小屋⇒八峰キレット⇒鹿島槍ヶ岳⇒冷池山荘⇒爺ヶ岳⇒種池山荘 <テント泊:種池山荘>
また夜半から雨、明るくなるのを待って5時ごろ出発。五竜岳を目指す。五竜岳には5:55ころ到着。五竜岳からキレット小屋のルートにも鎖場が点在しており、G4、G5など厳しい箇所も多かった。特に雨に濡れた岩場では気を抜くことが出来なかった。キレット小屋には8:55ころ到着、少し休み八峰キレットに向かう。まさに切り立った岩の間を抜ける細い道を鎖を頼りに通過した。谷下は霧で包まれ底が見えなかった。
ここは落ちたら死ぬなと思ったが、思ったより短い区間だった。後は鹿嶋槍を目指して歩を進めた。途中、雷が遠くで聞こえ始めた。鹿嶋槍南峰の頂上では目の前で「バチッ」と音がしたかと思うと、雷鳴が鳴り響いた。近くに落ちたようだった。始めて雷の恐さを実感し、走って下山することになった。冷池小屋で小野田さんに会った。外は大雨、雨宿りをしていた。時間はまだ12:30ごろ、種池小屋まで行くとのことだったので、予定を変更し、一緒に種池小屋まで進むことにした。種池小屋では小野田さん3人パーティと夕食を共にし、生ビールをおごって頂き、楽しいひと時を過ごすことが出来た。

14日 種池山荘⇒新越山荘⇒ズバリ岳⇒針ノ木岳⇒針ノ木小屋⇒針ノ木雪渓⇒大沢小屋⇒扇沢 扇沢駅⇒信濃大町駅(路線バス)⇒静岡市内(乗用車)
5時出発、針ノ木岳を目指す。ようく晴れ間が見えた。鳴沢岳、赤沢岳、スバり岳、針ノ木岳の稜線が見えた。今回の山行で初めて縦走気分を味わうことが出来た。立山、剣岳は雲の中だったが、その山容を想像して眺めることができた。昼過ぎに予定より半日早く針ノ木小屋に到着。少し迷ったがそのまま扇沢に下ることにした。針ノ木雪渓は崩壊が進み、所々横切るだけで巻道を下って下山した。扇沢からバスの乗り込み、信濃大町駅に無事到着、今回の山行を終了した。

今回の山行はほとんど霧と雨の中の行動となり、景色はほとんど楽しむことが出来なかった。
ただ、悪天候でも岩場のルートを無事歩けたことは自信につながると思う。雨、雷も含めいい経験を積むことができた

8/11~16 上高地 中の湯~焼岳~穂高岳~槍ケ岳~烏帽子岳~針の木雪渓~扇沢 江戸

江戸君からの幹事に送られてきたメールを編集して記載しました。

11日10:55(送信)
ご無沙汰しております。静岡山岳会の江戸です。
11日から16日にかけて、上高地の中の湯温泉から北アルプスに入り、焼岳から縦走を開始し親不知に向かう山行を行おうと思います。
全体として登りは山渓地図のコースタイムの8割、下りは半分程度で予定を立てているので、天気や体調が万全でない限りは最終日までにエスケープルートからの下山で終了することになると思います。(仕事で東京出発が今日昼に遅れてしまっており、現地の天気も雨模様のため、鹿島槍までいくのも難しいかもしれません。)毎日の幕営時には現在地と翌日の予定を連絡します。幕営地が電波不通の場合は翌日の内に連絡を行うようにします。

12日5:54(送信)
8/11は18:00に中の湯温泉から焼岳登山道に入り、24:00に西穂高小屋に到着しました。前日までの疲労や車酔い・火山ガスなどのせいか気分が悪く、水分補給と休憩を過剰に取ることになってしまいました。夜も野宿でよく眠れなかったため、今日は少し休んでから西穂高岳・穂高岳小屋方面に向かいます。

12日20:40(送信)
8/12は8:00に西穂高小屋を出発し、18:00に北穂高テント場に到着しました。思ったより体調が良いような気がしたので穂高岳山荘で小休止後に北穂高テント場へ向かったのですが、最後は流石に疲労を感じました。一日を通して山はガスに包まれていましたが、夕方になるとガスの合間に西穂や奥穂を眺めることができました。しかし、幕営直後には雷雨に遭い、落雷を覚悟しながら夕食を取る羽目になってしまいました。

14日 19:24(送信)
8/13は7:30北穂テント場発、19:15三俣蓮華小屋テント場着でした。キレットを越えてから膝と足首に痛みを感じ、双六小屋→三俣蓮華小屋では相当ペースが落ちコースタイムギリギリになってしまいました。本日14日も痛みをごまかしつつ歩いている状態でした。
今朝は7:00に出発し、16:00に烏帽子小屋テント場に幕営しました。明日15日は針ノ木小屋泊ですが、北葛岳や蓮華岳を通って行けるかどうかは何とも言えません。調子が良ければ最終日16日は針ノ木岳から爺ヶ岳まで回り、柏原新道から下山できると思いますが、悪そうな時は針ノ木にピストンして終わります。新越尾根から降りられればそこから下山します。

15日 17:36(送信)
今日は5:30に烏帽子小屋テント場を出発し、12:00に船窪小屋に到着しました。その後小屋から蓮華岳方面へと足を向け、七倉岳を過ぎた後に、雷鳴に続く大雨に遭ったため引き返しました。今日の内に針ノ木小屋まで行くつもりだったので無念ですが、本日は船窪小屋泊です。明日は蓮華岳までの縦走後に針ノ木岳へピストンしてから下山するつもりですが、天気と帰りのバスの時間次第になりそうです。
苫米地さん、烏帽子~七倉岳までの稜線は確かにアップダウンが激しくおまけに道が悪かったので苦労しました。烏帽子岳付近はあらゆる意味で天国のようだったのがその後一転して地獄のように足を苛めてくるので参りました。
高本さん、針ノ木とバスの情報ありがとうございます。

2日前の雷は酷かったですね。自分は幸か不幸か夕方の幕営後(北穂のテン場なので、殆ど稜線上でした)に雷雨に遭ったので、ひたすら祈りつつご飯を食べていました。今思えば小屋に逃げ込めば良かったのですが、疲れには勝てませんでした。

17日 1:25(送信)
16日は5:30に船窪小屋を出発し8:40に蓮華岳を通過、10:30に針ノ木岳着に到着し、今回の縦走を終了しました。11:50に針ノ木峠から下山を開始し、15:30に扇沢に到着しましたが、下りで足首を痛めてしまい苦しい下山になりました。終電には間に合い、先ほど無事家に到着しました。

今回の登山は休みの日程に合わせて強引に計画を立てていたため無理な部分が目立ちましたが、装備の重量をもう少し減らしていればもう少し先まで進めたようにも思いました(初日の時点で重量が25キロありました)。次回に縦走を計画する際は、その辺も意識して準備しようと思います。

8/11~12 西穂独標 安陪 他5

8/11 鍋平駐車場に昼前に着く。がら空きであった。14時半頃、ロープウェイ西穂高口駅を出て、西穂山荘泊まり。
8/12 親睦山行のため、のんびり出発。10人以上の団体ツアー4パーティーが先行しており、独標の鎖場で待たされのを嫌って、一気に独標へ。ガスで全く眺望はない。西穂まで行っても眺望は望めそうにないので戻ることにした。下山途中、江戸君に会った。「若いってすばらしい」

【山行計画】

8/18~21(予備日1日含む) 月山 笹川 掛川、他4名
8/18 富士山 漆畑
8/17~19 鞍掛沢 小野田、鈴木、他2名
8/27~29(このうち2日)赤石、他1名(募集中) 
9/9 月例 水無川本谷(9/8前夜立ち、9/9早朝着も可) 担当根田 参加者 根田、苫米地、漆畑、安陪(次回例会9/6まで募集中)

定例会ニュース No.09(2018/08/02)

定例会出席者

赤石、田村、掛川、佐野、苫米地、安陪

7/21~22 八ヶ岳  根本、他3

9:50美濃戸山荘~11:40赤岳鉱泉
4:15赤岳鉱泉~5:40硫黄岳~6:55横岳~8:50赤岳~9:50行者小屋10:10~10:40赤岳鉱泉11:00~12:20美濃戸山荘

初日、赤岳鉱泉から赤岳往復予定だったが、小屋に生ビールがあるのを発見。飲み会となった。
2日目、昨日の分を取り返すため早めに出発し、硫黄岳~赤岳まで晴天の中を歩いた。途中、コマクサがところどころ咲いており、その後は行けども行けどもコマクサの大群生で少々飽きた。赤岳頂上までの道は数組の団体で大渋滞だった。(根本)

7/21 大菩薩 曲り沢 根田、漆畑、掛川

暑い日中にモンモンとしていたところ掛川さんよりお誘いの連絡、急遽当日の予定をずらし行ってきました。情報の通り沢登りというより滑床歩きで、はじめらかシャブジャブと積極的に水の中を歩いて涼みました。稜線までは汗をかくことなくすんなりとでたまではよかったのですが、下山ルート(コンドウ丸1392mを過ぎた1350m付近の北西尾根)は足跡なく地図とコンパスをたよりに下降、旧道の手前20m2ピッチの懸垂下降をして旧道に下りたときに大汗をかいている自分にきずきました。足慣らしにはいい沢でした。(根田)

掛川さんに誘われ、涼を求めて沢歩きに行った。3人で地図を確認しながら、ちゃぷちゃぷと沢を楽しんだ。沢を詰め登山道に突き上げた後、入渓点に戻るも、登山道の崩壊により途中から尾根を下ったが、思いのほか急斜面であったので懸垂下降を数回した。沢歩きであったが、今シーズンの沢登りの心構えができたように思える。(漆畑)

こう暑いと沢に行きたくなる。根田さんと漆畑さんに付き合ってもらい、簡単な沢を計画した。沢登というより沢歩きだったが、涼を取るのが目的だったので、積極的に水中を歩いた。尾根に出るまでは平凡だったが、道のない尾根の下山で予定していた箇所を少しずれてしまい、懸垂で降りた。良い練習になった。(掛川)

7/22 大同心 熊谷、高本

7月21日夜、富士駅で熊谷君と合流し八ヶ岳に向かう。夜12時ごろ到着、美濃戸山荘まで車で入った。既に多くの車が駐車していたが、なんとか駐車することができテントを張り仮眠をとった。
翌22日3時起床。食事を済ませ、テントを撤収し、4時すぎにまずは赤岳鉱泉に向けて出発した。6時前には赤岳鉱泉に到着し、支度を整え後に出発。途中大同心稜への入り口がどこか迷ったが、尾根に向かって進んでいるうちに登山道に出ることが出来た。急登の尾根を登って行くと大同心の壁が見えてきた。西向けの壁は朝の太陽を背にやや影になっており、本当に登れるか不安になって来た。
1ピッチ目は熊谷君がリード、自分がセカンドを務めた。その後は交互にトップを変わり、つるべで登っていった。大同心の岩はよく見ると堆積された地層から成っており、突起した部分も多く、いいホールドがある反面、いつ崩れるか分からないこわさがあった。一番心配したのは落石だった。1ピッチ目の取付きすぐのところはややかぶった壁になっており、セカンドでも慎重に登っていった。自分は2ピッチ目、4ピッチ目のリードを担当したが、4ピッチ目では右上し、そのままトラバースしたためドームの下まで行った。最後の核心の5ピッチ目は熊谷君にリードをお願いした。ドームを下から見るとかなり垂直に立っていて、ちょっと自分では登れる自信がなかった。熊谷君も核心部分はアブミを使用して登っていった。取付きからドーム頂上まで約4時間の登攀だった。グレードも5.9程度、ホールドも良く、高度感も十分あり、久しぶりに外岩のクライミングを楽しむことが出来た山行だった。ただ、落石、浮石には十分な注意が必要だった。帰りは稜線にはいかず、ドーム頂上から懸垂下降で下り、足場の悪いルンゼを下り、その後は来た道を引き返して赤岳鉱泉まで戻った。(高本)

冬季に、裏同心ルンゼから見ていた大同心を登りに行った。
大同心陵の登りで登山靴のソールが剥がれるアクシデントが発生。テーピングテープで補強しながらとりあえず取りつく。
独特のホールドがある大同心の壁は浮石が多く、ひやひやしながら高度を上げていく。この日は他に2パーティ取りついたが、いずれも同じような速度で上り渋滞なく上ることができた。
大同心の肩から取りつく最終ピッチ。A2グレード(5.9)の上りは荷物を背負いながらだと厳しい。ホールドを信用することができず、核心はアブミで抜けて頭へ到達することができた。頭からはルンゼを下りたが、ソールが剥離した状態なのでかなり怖い下りとなった。駐車場への下り道も何度か補強しながら下る。いろいろな媒体でソールの加水分解は知っていたが実際に起こるとなかなか対処しずらい。手入れの重要性を改めて感じた(熊谷)

【山行計画】

8/4(~5) 北岳 嶺朋ルート~池山吊尾根 漆畑、掛川
8/17~19 大鹿村~南ア烏帽子岳周辺 根田 ※募集中!
8/11~12 西穂独標 安陪、他多数
8/9~12 唐松~爺ヶ岳 小野田、他

【連絡事項】

●月例
・8/9(前夜発)沢登り 水無川本谷 担当:根田
・12/15~16 冬山訓練 担当:赤石 場所未定
●準月例
・9/29~30 伊那の山 担当:田村
●次回例会8/16は根田さんによる沢登りの机上講習があります。
●ニュース用山行報告は、例会実施前日までに必ず送って下さい。それ以降となる場合は、次回の入力ースに回します。

定例会ニュース No.08(2018/07/19)

定例会出席者

赤石、安陪、掛川、田村、苫米地、高本、小野田

7/8 三ノ沢 掛川、他3

道志山塊、菰釣山南側に位置する沢。台風の影響が懸念されたが、現地の状況を見て判断することに。
三国峠から三国山に登り、そこから明神峠へ。明神峠から北に伸びる林道を歩き、途中、一ノ沢、二ノ沢にて濁り・増水のないことを確認して三ノ沢へ。平水がどの程度なのかわからないが、谷自体が小さく傾斜も少ないので入渓した。大きな滝は全くなく、いくつかある釜のヘツリをこなす程度の初心者向けの沢だった。途中小規模ながらもナメ床があり癒し系である。菰釣山へ続く標高1150m付近の稜線へ突き上げる。そこから明神山への稜線は富士箱根トレイルの一部であり、ブナやカエデの自然林の中を気持ちよく歩く、非常に雰囲気の良い森だった。明神山からは富士山と山中湖の絶景を見ることができた。
入渓までに1時間40分、遡行時間はのんびり歩いても2時間強、稜線~明神山~三国峠が2時間弱。コンパクトながらも中身の濃い充実した山行だった。

7/13~16 劔岳 高本、他1

小田さんの弔い、そして昨年果たせなかった源次郎尾根から劔岳登攀のため、クライミングスクールの同期:永松さんを誘い、今回の山行を計画した。

7月13日(金)
前夜発、静岡市内で合流し、扇沢に向かう。連休前ということもあり、無料駐車場は既に満杯状態だった。わずかに残った駐車スペースを見つけ、いつも通りターミナル内にテントを張り休息を取った。

7月14日(土)
天気は快晴、切符売り場は早朝から長蛇の列が出来ていた。なんとか7:30発の始発トロリーバスに乗り込む。
アルペンルートを経由し、室堂に到着、室堂の富山県警詰所にて登山計画書を提出し、登山道の確認を行う。既に何組かのパーティーが源次郎尾根からの登攀を計画していること、平蔵谷の雪渓は下降可能と確認できた。ただ、内蔵助平のルートは真砂ロッジにて確認するよう言われた。劔沢に向けて出発したが、想定以上に暑かった。雷鳥坂の雪も去年よりも少ないように思えたが、暑さのため大分体力を奪われた。劔沢テント場に到着後、早速テントを張ったが直射日光が強く、とてもテント内に過ごせるような状態ではなかった。やむなく、テント外で劔岳を見ながら午後を過ごした。また、山岳警備隊の詰所にも挨拶に行き、事故報告書を手渡すことが出来た。

7月15日(日)
朝4時出発。当初ルンゼからの登攀を計画していたが、雪渓が崩れ、ガレ場がむき出しになり、落石の危険が高いと注意を受けていたので尾根ルートに変更した。
尾根ルートは踏み跡は明瞭だったが、木の根の間を抜けるようようなルートだった。途中2ヶ所ほど岩場もあった。ロープは出さなかったが、ハーケンにヌンチャクをかけ、一応の確保を取り、登った。尾根とルンゼが合流するあたりは崩壊を進んでおり、大きな石を落してしまった。後ろの永松さんはルンゼを避け、ハエマツの中を進んできた。おそらく、それが正解のルートをだったと思われる。
次は尾根ルートから一峰への斜面を登った。なんとなく、見覚えのあるルートだった。岩とハエマツが交互の現れた。雪の下はこのような地形だったのかと勉強にもなった。一峰に登り、昨年見た雪崩があった斜面をどこだったか探した。なんとその斜面は小田さんと下った斜面だったことが分かった。やはり避けるべきルートだったと思われた。二峰ではデットマンを探したが見つからなかった。懸垂下降した地点も正確には分からなかった。やはり、雪があるとないとでは全く別世界だと感じた。
二峰を懸垂下降を下り、コルでは下降ルートを確かめたが、やはり二峰基部に近いルートを下ったように思われたコルから頂上まではガレ場の歩きにくい斜面が続いた。一番きつい登りだった。11:15に予定より早く頂上に到着、後立山連峰がきれいに見えた。下りのカニの横這いでは滑落事故があり、渋滞していた。平蔵のコルでアイゼンを装着している時に救助ヘリが現われ、滑落者をヘリで吊り上げていた。S字雪渓ではケルンを積み、小田さんの冥福を祈った。平蔵谷を下り、そして剣沢を登り返し、ようやくテント場に着いたのは16時ごろだった。剱沢小屋でビールを買い、一気に飲み干した。最高の瞬間だった。

7月16日(月)
テントを撤収し、朝4時半に出発、内蔵助平を経由し黒部ダムの戻る予定だった。真砂沢ロッジまで下り、ルートを確認したところ雪渓が崩れ、内蔵助平は通行不可と小屋の人に告げられた。なんという失態、事前の情報収集の重要さを思い知らされた。仕方なく剣沢をまた登り返し、別山乗越を越え、室堂の戻った。今回の山行で一番きついルートとなった。念願の源次郎尾根を登り、小田さんの冥福を祈ることができ、やはり行ってよかったと思った。いつもながらまた多くの課題を残してしまったが、剱岳にはこれからも挑み続けたいと思った。

7/14~16 東黒沢~ナル水沢~朝日岳~白毛門 小野田、他2

15日 土合5:30-東黒沢~ハナゲノ滝~丸山沢 ヒョングリ滝7:00~コルー下降ー10:20ウツボギ沢、釣り11:10~11:15広河原ナルミズ沢~13:00大石沢出合、雪渓~13:10小滝手前左高台笹の中でテント泊 釣り(釣果無し)
16日 テント場5:05~S字状ゴルジュ 雪渓~魚留メ滝、雪渓 二俣まで川全体雪渓ー6:25二俣~7:27奥の2俣7:37~細くなり、水量も減っていく~草原、霧…稜線、密度の高い笹原、ニッコウキスゲの群落…10:15ー25JP…10:53-11:05朝日岳、ウスユキソウ…12:40-13:05笠ヶ岳…14:10-20白毛門…17:40土合橋

全体的に幅広く明るい綺麗な沢。小滝、ナメ滝そして釜が非常に多い。深い釜なので、それなりに緊張しながら登ったり、へつったりしたが面白かった。水がぬるかったので、腰まで濡れても苦にならなかった。雪渓がかなり残っていたのには驚いた。ロープ、シュリンゲは使わなかった。沢を抜けてからの山歩きが非常にきつかった。快晴、強い日差しで猛烈に暑く、上り下りが多く、石や木の根が大きな段差を作っていた。予定より大分時間がかかってしまった。朝日岳まではニッコウキスゲが咲き、池塘もある美しい草原。笠ヶ岳下のニッコウキスゲの群落も見事だった。他にも様々な花が見られ、困難ながらも楽しみもある山行だった。

7/14~16 栃木の山(富士山 日留賀岳 根名草山 温泉ヶ岳) 赤石、田村、安陪、他1

14日 富士山(ふじやま)登山。静岡を早朝出て栃木県西那須野市に午後に着いた。富士山の登山口を探し店のおばさんに聞いた。「ふじさんではなくふじやまですよ、ふじさんは静岡、ここはふじやまです」と教えてくれた。大沼公園の駐車場から富士山(1184m)に登った。標高差100mほどだったが地形図の登山道は移動したようだった。踏み跡らしいところをたどって山頂へ。きれいな登山道があった。木々の中で展望は無かった。降りは登山道を降りた。駐車場から山と向き合っている大沼の周りを歩いた。アシが多い公園で木道を周遊した。2時間弱の行程。
15日 日留賀岳(ひるがたけ)登山。栃木県県北の名峰という。1849mの山。登山口までが大変だった。早朝歩いている人に二回道順を聞いた。知らない土地の山は登山口までが苦労する。ナビで探すがなかなか上手くヒットしない。小山さんという農家に駐車させて貰いこの家の庭から登山道が始まる。ゆっくりした登りから林道に出て林道の終点から登山道が始まった。登山道はしっかりしていて自然林の中を登る。途中赤布は少なく案内板も無い。風は無く暑い登りだったが、途中風が通り抜ける地形があって気持ちよかった。暑かった登りの中での風が吹いているところでは疲れを払ってくれる。山頂近くの急登では白山フウロ、クルマ百合などが咲いていた。山頂からは周囲の山々が望めたが、この近辺の山々の同定が出来なかった。この日登山者に3人会った。9時間強の行程。
16日 根名草山(ねなくさやま)登山。2330mの山。昨日宇都宮まで移動して、この日、日光の山に登った。栃木県、群馬県の県境にある連山の山である。県境の峠、金精峠トンネルの入り口の駐車場から登る。峠までは手足を使うような急登だった。峠からは2200~2300m程の尾根をたどる。途中に温泉ケ岳(ゆせんがたけ)がある。念仏平避難小屋というきれいな小屋がありスキーツアーの時などに利用するようだった。安陪さんのリードで快調に歩いて山頂ではゆっくり展望を楽しんで下山した。途中からは男体山、戦場ヶ原、中禅寺湖、切込、刈込湖、また日光白根山など展望がよく出来た。帰りの途中、登山道から離れている温泉ケ岳にも登った。ここの展望がよかった。下山後、湯本の白濁した温泉に浸かってきた。8時間弱の行程だった。(赤石)

300名山を登頂している赤石さんも登っていない私の故郷の栃木百名山(日留賀岳・根名草山・温泉ヶ岳)に登ってきた。
15日の日留賀岳は小山さん宅の駐車場に登山者名簿が用意されていた。
駐車場から登山口までの林道歩きが約1時間なので、計9時間歩いた。玉のような汗が落ちたが樹林の中では心地よい風が吹きなんとも良い気分。
16日の根名草山はシャクナゲの群生地があり名残が咲いていた。山頂からは、赤石さんや安陪さんから、あれが尾瀬の燧ヶ岳などと教わった。登った事がある燧ヶ岳や長女と登った日光白根山が懐かしく思い出された。赤石さん御夫婦と安陪さんの会話を聞いていると、マイナーな山登りが凄い。物凄い知識力で、聞いた事もない山々の名がポンポン出てくるわ出てくるわ。楽しい思い出に残る3日間の山行でした(田村)

7/14 富士山
山頂には新湯富士山と記載されていた標識があった。大沼から見ると静岡の富士山と違って、木々で覆われたお椀を伏せた丸っこい形の良い山であった。

7/15 日留賀岳
25年前に手にした打田鍈一さんの本に、日留賀岳の記載があり、気になっていた。今回赤石さんが誘ってくれたので、このチャンスを逃すと行けないと思い参加させて頂いた。本によると25年前は山頂付近には登山道はなく、藪と書いてあったが、今では藪山ではなく、立派な登山道がある山であった。途中林道を行くが、味気ない雰囲気はない。登山口にある山守の小山家、原生林の中を行く山頂までの登山道、すべてが穏やかな山であった。

7/16 根名草山
名前からもマイナーなイメージを抱かせる。金精峠、温泉岳、念仏平避難小屋は、群馬と栃木の県境にあるが、その先にある根名草山はその県境からも外れる。しかし、尾瀬、日光の名峰を見ることができる山であった。(安陪) 

7/14~16 霞沢岳~大滝山~蝶ヶ岳 掛川、他1

昨年逆回りで歩いたコースに霞沢岳を加えて実施。霞沢岳は思っていたよりきつく長い道のりで、徳本峠に戻った時にはヘロヘロだった。峠のテン場は登山道脇まで一杯だった。大滝山山頂からは期待どおりの絶景が待っていた。一生分の槍、穂高の景色を目に焼き付けた山行だった。上高地でのバス待ち2時間には参った。

7/15~16 槍ヶ岳 江戸

7/15
0720上高地bt~0800明神池~0835徳沢ロッジ~0930横尾ロッジ~1020一ノ俣~1100槍沢ロッジ~1130ババ平(殺生ヒュッテまで水分補給できずバテ気味)1150水俣乗越分岐~1330ヒュッテ大槍分岐~1400殺生ヒュッテ、幕営~1635殺生ヒュッテ発~1640東鎌尾根分岐~1700槍ヶ岳山荘~1900槍ヶ岳山頂(渋滞。19時頃には空く)~1920槍ヶ岳山荘~1940殺生ヒュッテ

7/16
0625殺生ヒュッテ~0715水俣乗越~0735ババ平~0745槍沢ロッジ~0800一ノ俣~0835横尾ロッジ~0910徳沢~0945明神池~1020上高地bt

【山行計画】

7/21 富士山 富士宮口ルート 加藤、他1
7/21 日川 曲り沢 根田、漆畑、掛川
7/22 八ヶ岳 大同心 高本、熊谷
7/28~29 ナイトウォーク 茶臼小屋(鳥小屋尾根)~聖岳 漆畑、掛川、募集中!
※参加希望者は22日(日)までに漆畑さんor掛川まで連絡下さい。
8/4(5日予備日)嶺崩ルート~池山吊尾根 漆畑、掛川

【座学、ほか】

座学:パッキング 担当:小野田
40リットルのザックに荷物を詰めて実践形式で行った。コツとして、小さくなるものはできるだけ小さく押し込める、隙間を作らないようタオル等は後から隙間に詰める、小さい物でも袋にまとめないで小分けにして隙間に入れる、ゴミ一つにしても丸めないでできるだけ平にして詰める、袋に入れる際は軽いビニル袋が良い、等アドバイスをいただいた。ありがとうございました。
7月12日に椹島で「千枚大吊り橋安全祈願祭」があり、これに赤石、田村が参加してきました。椹島から千枚岳への登山道がこれまでの滝見橋からのルートが危険になったのでこれを廃止して約100m上流に吊り橋を架けて、新しいルートにしました。静岡市の中山間地域振興課からの要請で市岳連の快調代理として参加してきました。

定例会ニュース No.07(2018/07/05)

定例会出席者

赤石、安陪、掛川、田村、堀部、苫米地、立浪

6/24 毛無山~雪見岳~麓 漆畑、風岡 他1

厳しいコースなので片足1キロの重りを引きずっての出発。
天気予報は曇りだが途中で本降りの雨になる。雨具を着用するがすぐやむ。湿度100%の蒸し暑さ。 のんびり2時間半掛けて毛無山山頂に到着する。雲が厚く展望はなかった。
ここから地蔵峠方面に反転して、雪見岳に向かう。久しぶりの地蔵峠へのくだりだ。新緑の気持ちのいい稜線である。鞍部からピークを二つ越して11時半に雪見岳に到着する。笹を切り開いた子広い山頂で展望はない。ここで昼飯にして、一休みする。東に笹に隠れた踏みあとをたどり東尾根に突入する。一年前歩いたときは比較的歩き易かった。それはこのルートが富士山一周トレランのコースになったからだが。だが今回歩いてみると、ものすごい倒木である。のっこしたり、匍匐したり、まいたりでまるで深南部みたいである。困難だが楽しめるコースだ。地面はふかふかして歩き易く急斜面もスキップしてくだる。1207m標高点で道は南に向かうが、ここで北東寄りに派生している尾根にのる。今までは道跡があったが、この尾根は急斜面で踏みあとはなく、鹿道が縦横についているだけだ。いずれにしても、北方向に下れば地蔵峠から流れてくる川に下りることができて、駐車場に戻ることができる。この下りがハイライトである。やはり地面が柔らかく、木が適当にあるので、急斜面にも拘わらず飛ぶように下ることができる。楽しいことこの上ない。
雪見岳から2時間で抜けて、川原に降り立った。かなりハードな周回コースだったが、達成感があり気持ちは充実した。(風岡)

約20年ぶりの毛無山だったが、山頂までがこれほど急登だとは思っていなかった。コースは、麓~毛無山~地蔵峠~雪見岳~麓で、雪見岳から東の尾根を下った標高1,200m地点までは一般道を歩き、標高1,200m地点から北東の尾根にのり、気持ちばかりのバリエーションルートを楽しんだ。行動時間約7時間、良いトレーニングとなった。(漆畑)

6/30~7/1 八ヶ岳 権現岳 赤石、安陪、堀部、他1

7月1日 前日の昼過ぎに静岡を出て、登山口の天女山駐車場に泊まった。前泊したのでゆっくりと支度が出来て5時前に歩き出した。
なだらかな林の中を1時間ほど登ってからは急坂になり自然林の中のしっかりした道を登った。朝のうちは霧と雲の中だったが、2300mを超えて前三ツ頭のピーク近くのハイマツが出てきたあたりで雲海の上に登り上げた。北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳の南アルプス、空木岳、宝剣岳など特徴のある中央アルプス、槍ヶ岳、穂高連峰の北アルプスも雲の上に山頂をのぞかせていた。そして南には富士山が。夏山の始まりという感じの登山で、登り下りの登山者に多く会った。山頂でゆっくり展望を楽しんでから下山した。登り4時間40分、降り3時間20分ほどで1時半には下山した。
9時間弱の行程だった。(赤石)

前泊したので、5時前に幕場(天女山駐車場)を出発。1時半に戻ってきた。頂上には、続々と人が登ってくる、さすが八ヶ岳。山はすっかり夏山であった。(安陪)

7/1 アサヨ峰~早川尾根 漆畑、掛川

まだ未踏のアサヨ峰に行ってみたく計画した。北沢峠からアサヨ峰まではハイカーも多少いたが、早川尾根に進む人はほとんどいなかった。ほぼ樹林帯で展望もないので、人気がないのだろう。アサヨ峰への稜線は北岳、仙丈、甲斐駒の絶景が広がり天気に恵まれ最高だった。早川尾根に入る際、違う尾根に進んでしまい、山頂のハイカーに助けられた。初めて歩くコースではちゃんと方角を確かめないと。良い教訓となった。(掛川)

コースは、北沢峠~栗沢山~アサヨ峰~広河原峠~広河原。梅雨明けの素晴らしい天気で、アサヨ峰から甲斐駒岳、仙丈ヶ岳、北岳を見渡すことができた。一般コースタイムは約9時間半、バスの時間の関係で行動時間は約9時間と限られていたが、広河原峠からの下りは時間を大幅に短縮し、最終から一本前のバスに余裕で乗車できた。行動時間は約5時間半、アサヨ峰から先は静かな南アルプスを楽しんだ。また、偶然にも帰りのバスと温泉でチロルの長野さんにお会いし、北岳から池山吊り尾根、嶺朋尾根のコースを伺い、是非とも行きたいと思った。(漆畑)

6/27~30 礼文島 田村、他2

21年前の7月下旬、同じメンバーで利尻山へ登り、礼文島へ渡ったが花がイマイチだったので、今回は礼文島の花ハイキング目的で行った。
28日、スコトン岬めぐりコース。29日、林道コース&桃岩コースを歩いた。雨予報だったが民宿に居る時は降ったが歩いている時には1度も降られなかった。曇で、かえって花は瑞々しくて綺麗だった。
花はコケイラン・サイハイラン・エゾスカイユリ・レブンハナシノブ・レブンシオガマ・エゾセンダイハギ・チシマフウロ・エゾカンゾウ・レブンウスユキソウ・ハマナス・レブンキンバイソウ、などなど・・・

6/30 新所原 立岩 高本、他1

7月に予定している剣岳:源次郎尾根のトレーニングも兼ね、同行予定の永松さんと立岩で岩トレを行った。かねてからの課題だった東壁クラック(10a/b)、フェブラリーステップ(10a/b)に挑戦した。何度かの試登の後、東壁はトップロープでフェブラリーステップはリードで登りきることが出来た。また比較的容易な岩場でマルチピッチの練習も行った。
課題の岩を登ることができ、大きな収穫を得ることができたが、マルチピッチでは手順を思い出しながらのザイルワークとなり、スムーズにはいかなかった。ザイルワークは継続的に取り組むこと、岩場では落ちついて行動することが必要だと思った。しかも、登攀中にカラビナ、確保器を落下させる失態を犯してしまい、反省しなければならない課題も多いことに気付いた。

7/3 木曽駒ヶ岳、伊那前岳 小野田、他3

花好きの年上女性達とお花見山行。千畳敷までロープウェイで往復。カールはまだ花は少なかったが登るにつれ花が出てきた。途中で下りたいと言う人もなだめつつ全員頂上まで登った。下りで通った中岳の巻道に一番沢山花が咲いていた。
伊那前岳は私1人で散歩。8:30に千畳敷を出発し、15:30のロープウェイで下った。好天で時間もたっぷりあったのでゆっくり過ごした。ショウジョウバカマ、クロユリ、チングルマ、コイワカガミ、ハクサンイチゲ、キンポウゲ、イワツメクサ、オヤマノエンドウ、キバナシャクナゲ、ヨツバシオガマ、ツガザクラ等が咲いていた。お花見には少し早過ぎたが、まだ人が少なく静かな山を楽しめて良かった。

【山行計画】

7/14~16 劔岳 高本、他1
7/14~16 栃木の山(日留賀岳、大真名子山、小真名子山) 赤石、田村、(安陪)他1
7/14~16 霞沢岳~大滝山~蝶ヶ岳 掛川、他2
7/28~29 ナイトウォーク 茶臼小屋~聖岳 漆畑、掛川、募集中!

定例会ニュース No.06(2018/06/21)

定例会出席者

苫米地、赤石、安陪、高本、堀部、立浪、佐野、田村、村松、掛川

6/9 ニュウ 漆畑、他1

週末の天気予報が雨マークで本来の予定が中止となったため、雨でも楽しめるハイキングとしてニュウに行った。
コースは、麦草峠駐車場~丸山~高見石小屋~中山~ニュウ~白駒荘~白駒池入口~麦草峠駐車場と周回し、まさしく北八ヶ岳らしい、岩と苔に覆われた樹林帯の中を歩いた。しかし、快晴ために小雨降る幻想的なハイキングとはならなかった。ニュウからの下山では、多くの登山者とすれ違い、白駒池周辺は観光客で溢れかえっていた。結局、梅雨の合間の夏山をのんびり楽しんだ。

【山行計画】

6/23~24 月例:読図山行 雨天により延期 ※秋以降に実施予定 
6/30~7/1 権現岳 赤石、安陪、堀部、他1
6/27~30 礼文島
7/13~15 源次郎尾根 高本、他1
7/28~29 ナイトハイク 茶臼小屋~聖岳往復

定例会ニュース No.05(2018/06/07)

定例会出席者

赤石、苫米地、高本、村松、立浪、堀部、田村、風岡、安陪、小野田

6/3 箱根外輪山 掛川、佐野、根田、漆畑、小野田、風岡、高本、堀部

「トレラン」 ◆行程 7:37乙女口 ⇒8:03乙女峠(休憩) ⇒8:43金時山(休憩) ⇒9:17峠(休憩) ⇒10:35明神岳(休憩) ⇒11:45明星ヶ岳(休憩)⇒12:28林道(休憩) ⇒13:37阿弥陀寺(休憩) ⇒14:02箱根湯本

根田さんのリクエストにより、トレラン体験山行を企画した。計画ではコースタイムの0.9掛けを想定していたが、思いのほか皆さん健脚で終わってみれば計画より2時間以上巻いて終了となった。天気に恵まれ暑すぎるコンディションの中、足が攣った人も出たが、展望は最高で気持ちの良いランとなった。
今回、外輪山の3分の一のお試し山行となったが、今後、あと2回の計画を立てて全3回で一周することとなった。根田さんはこの日のためにトレーニングを積み重ね、素晴らしい走力を身に着け、立派な走りを見せてくれた。その姿勢に感服した。トレランシューズも新調したことですし、せひとも続けていただき、一周制覇しましょう!
(掛川)

たった1日のトレーニングから自分の力量を鑑みて、完走を目指して参加することにした。
平地や下りでは多少走ってみるも、基本的には自分のペースを保ちながら早歩きでついていった。気温も日差しも強く大量の汗をかき熱中症の心配があったが、今回のために購入したハイドレーションが役に立った。終盤、塔ノ峰に向かう登山道には木苺の群生群があり、走ることを忘れて甘酸っぱい果実を沢山ほおばった。乾いた身体に染み渡る美味しさだった。無事になんとか完走できたので、次回はトレランになるように頑張りたい。先ずは、見た目からか? 
掛川さん、ありがとうございました。
(漆畑)

はじめてのトレランを計画してもらい、この5月から2回/週のランニングをし、シューズまで買って、それでも完走できるか不安なので、私のレスキューを佐野さんに依頼していってきました。
当日は天候もよく、明星ヶ岳まはペースメーカーとしてマラソンで鍛えている堀部さんを先頭に追いかける形で駆け抜けることが出来ました。途中富士山や箱根外輪の象徴的な大涌谷をながめ、フナ林、竹林のアケードを駆け抜け、いい思い出となりました。塔の峰分岐の林道にでたとき、漆畑さんが野いちごをみつけたといったので、走る事をやめ、ここは山屋の本領で野いちごをみつけてはほうばり、ハイキングとなってしまいました、とにかく無事湯本まで戻ることができ企画者の掛川さんには感謝の一言です。
今回いったところは箱根外輪の1/3だそうで又計画してくださいねと依頼をしておきました。
(根田)

トレランは初めてで心配だった。下りで足が痛くなったが完走しました
(堀部)

両足がつって大変だった
(風岡)

山を走ることについては一種の抵抗感がありました。
せっかくの景色が楽しめない、軽装では何かのアクシデントに対応できない等々の思いがありました。それでも、一度やってみようか、そんな気持ちで今回の企画に参加しました。
とにかく、こんなに走ったのは人生初めてだと思います。
登り、下り共にこんなに脚を酷使するとは思いませんでした。
たしかに、景色は楽しめませんでしたが、しっかりした充実感はありました。山を走り抜けるという新しい楽しみを知ることが出来た山行になりました。トレーニングとしても、いい効果が期待できると思います。
軸足はやはり山を歩くことにこれからも置いておきたいですが、今後も機会があれば参加したいと思います。
(高本)

「ハイキング」
トレランのメンバーの速いのには驚いた。金時山は人が多く賑やか、明神ケ岳は人が減り、明星ケ岳に行く人は数人だった。私達はここから宮城野に。大文字焼きの辺りはお花畑でアザミが沢山咲いていた。お天気が良く展望が良かったが暑くて大変だった。
(小野田)

5/19 水無峠、無岳山 赤石、安陪、他1

畑薙ダムの手前から東河内への林道を入りゲートの前に駐車した。少し林道を歩いてややはっきりしない登山口から登り踏み跡をたどる。山の神がまつられてあったので道が確認できた。獣道か踏み跡か分からないような道をたどる。急な登りでも道がはっきりしなくても上へ上へと登れば尾根に出て行く。ひと登りしたらやや平坦になり植林地になる。所々に古い赤布が残っている。藪漕ぎとまでは行かないが木々の間を縫うように登る。途中唐松の植林地を通る。1240m、1518m、1801mの標高点を確認しながらこれらの点で地図と磁石をセットする。1801m点で方角を設定してトラバースしたら、木々の中に鹿の子池が見えた。地図読みが正しく出来て満足した。池から山頂までは往復2時間強だった。
ガイドブックでは笹に覆われているとあったが、枯れてしまっていた。このために踏み跡がはっきりしなくなりこの間も地図と磁石で登った。主稜線に出たが水無峠山の山頂がはっきりしなしない。一番高いところがそうだろうとして一休みしてから降った。少し降ると古くかすれた山名板が岳樺の木にかかっていた。池までの下りでは、登った跡がどこか分からず、同じ踏み跡を通れなかった。池からの降りも地図と磁石は手から放せなかった。少し角度を誤ると主尾根を降れなくなってしまう。登りにつけた赤布はほぼ回収できた。山頂まで登り5時間20分、降り4時間50分だった。行動は10時間20分ほどだった。
天気は薄曇りだったので、暑さは余り感じなかったが、遠くの山は望めなかった。巨大迷路に入り込んだ感じで、地図読みには最適な山だと思う。これらの山に登るときは自分たちの赤布は必ず回収してくることを励行したい。(赤石)

5/27 竜爪山 漆畑

来週のトレラン山行のトレーニングに行った。3時間の間、可能な限りスピードを上げようと試みるが、登りでは心肺機能の低下、下りでは足の筋力不足をひしひしと感じ、来週末は全く走れる気がしなかった。

5/29 編笠山 掛川、他1

観音平からのんびり歩く。暑くもなく寒くもなく、快適なハイキング日和だった。平日ということでハイカーも数人程度。青年小屋にてお昼休憩を取る。後、山頂まで30分弱。360度の展望が広がっていた。春霞はあったが、すべてのアルプスをうっすらと見ることができた。久々の八ヶ岳ハイキングを満喫できた。

5/30 越前岳 風岡

早朝のトレーニング登山で片足3キロの重りを付けて十里木から往復する。
ここは平日でもこんなに登る人がいるんだという雰囲気だが、今日は一人にも会わなかった。来るたびに登山道が荒れて、すざましい。赤土が雨で流れて、木の根を洗い道が縦横無尽に付けられていて、歩きにくい。重りを付けいると、奴隷の気持ちがわかる。が こちらは自発的に訓練の為だから厳しいほど効果があろうというもの。天気予報のわりには高曇りの気持ちのいい陽気だった。帰りは別のルートを降りたが、何年か前は踏みあとも定かではなかったが、やはりこちらも荒れ初めている。重り山行は帰ってぐったりするが、気持ちのよい疲れで、膝腰の痛みを和らげてくれる。

6/2 愛鷹山  小野田、他2

林道終点9:10---大沢---9:47北沢出合---10:55稜線---11:43位牌岳12:10---12:50前岳---13:30登山口---13:45前岳登山口(大沢)---14:05車

北沢から出て位牌岳までの稜線の鎖場はかなり崩れていて緊張した。位牌岳に着くと大きな看板に、この道は危険なので入らないようにと書いてあった。一本満開のアシタカツツジの木があった。位牌から前岳間は濃い赤のベニサラサドウダンが群生していた。アシタカツツジには遅すぎたがこの花を見られて良かった。前岳からの下りはずっと急坂で気が抜けなかった。ウツギも沢山咲いていた。

6/3 竜馬ケ岳(1501m)、岩岳山(1369m) 赤石、他1

南アルプス深南部の山と呼ばれる黒法師岳などから南下してくる尾根はいくつかに枝分かれしてその一つが、高塚山、竜馬ケ岳、岩岳山へと連なり更に南下して入手山などを経て春野町に下りている。浜松市天竜区春野町の林道に入りログペンションの前の駐車場に置いて歩き始める。林道を約4キロ歩いて登山道に入り、ここからかなり急なトラバースの道を登り上げると荷小屋峠に出て尾根に乗る。岩岳山との分岐から北へ岩岳神社を通って竜馬ケ岳へなだらかな道を歩く。地形図にアカヤシオ、シロヤシオ群生地とあるが自然林の中の気持ちよい道だ。これらのツツジの盛りは4月下旬から5月にかけての頃とのことで、花は見ることが出来なかった。丸い山頂に着くが遠くの山は薄い雲に覆われていて望めなか った。分岐点に引き返し、やや狭い岩尾根を歩くと岩岳山に出る。ここから尾根伝いの道を南へ歩いて駐車場に戻る。行きは林道を歩き帰りは尾根道を歩いた
赤石 他1名。この日2人の登山者と会ったが彼らは竜馬ケ岳までは行かなかったようだった。一回り約19キロ、9時間強の行程だった。

6/3  乗鞍岳山スキー  田村、他2名

乗鞍高原シャトルバス始発8:30分に乗り終点の大雪渓・肩の小屋終点で下車。
シールを張り登る。途中のハイ松と岩場付近で雷鳥の縄張り争いに出くわす。凄い声、雌の雷鳥が雄の雷鳥2羽を追い払うとバタバタと雷鳥が飛んでった!登山客、しばらく棒立ち。雌の雷鳥は背中が黒くなっていた。人間に慣れているのか雌の雷鳥は岩場で動かず陣取っていた。山頂直下の雪が最後にあるところで板をデポ。スキー靴で山頂へ。下りは、肩の小屋まで、あっという間に滑降。時間があるので位ヶ原まで滑ろうという事になり、ここからは雪はデコボコで洗濯板みたいだった。

【山行計画】

6/23~24  月例:水無峠山~鹿の子池  担当:安陪
※ 参加希望者は6/15日までに赤石、安陪まで連絡お願いします。

【連絡事項】

次回の定例会(06/21) 机上講習:ザイルワーク(高本)があります。

定例会ニュース No.04(2018/05/24)

定例会出席者

赤石、堀部、佐野、掛川、安陪、村松、立浪、高本、苫米地

5/20パトロール:梅ヶ島~八紘嶺分岐~東側登山口~安倍峠

6:15 村松車を梅ヶ島温泉Pに駐車。
6:30 苫米地車で八紘嶺分岐Pに到着。
6:45 先行した田村さんと村松さんは林道を八紘嶺東側登山口へ歩く。(ルートを誤解していたため)

出発が遅れた苫米地は八紘嶺方面へ登り始めたため、パーティーが分裂。
7:10 苫米地が八紘嶺方面と安倍峠方面の分岐を通過。
7:40 東側登山口上の小ピークにて合流。
7:50 東側登山口
8:10 安倍峠
8:50 安倍峠入口
9:00 八紘嶺分岐P。愛知県からの団体登山者が到着した。
9:45 梅ヶ島温泉P到着。その後、村松車で苫米地車を回収して黄金の湯へ。

感想:朝の出発時は曇っていて寒く、軍手をしたほどだった。出発時にバラバラになってしまったのは失敗だった。そもそもルートについて互いに誤解があった。
リーダー役の苫米地が出発前に行動予定を確認しておくべきだった。シロヤシオやミツバツツジの花が散り敷いた様子がとても美しかった。安倍峠ではブナ林の新緑が素晴らしかった。安倍峠手前で林道が閉鎖されて久しいが、なぜ林道を作る必要があったのか。下ってくるにつれて天気も回復し、青空と白い雲、新緑と赤い花が瑞々しくとても癒された。今回は風邪が治りきらず、楽勝コースで助かりました。田村さん持参の夏みかんがとても美味しく、村松さんも久しぶりの山歩きでしたが頑張っていただきました。ありがとうございました。(苫米地)
★先に指摘のあった逆川にかかる橋の崩壊箇所は、10mほど上部に既に新しい橋が架けられており補修の必要がなかった。赤布を何か所か付けた(村松)

5/17~20 宮之浦岳・永田岳 小野田、他2

17木:空港からバスに乗り終点の紀元杉下車。登山口で協力金2000円を払い堀川小屋へ。雰囲気の良い森の中にあり暖かかったので外で夕食。
18金:朝は快晴だったが次第に雲がでてきたので心配したが終日晴れ。宮之浦岳、永田岳とも展望良し。永田岳から鹿之沢小屋までの道は深く抉られている悪路で段差が大きく大変だった。泊まり客はパトロール女性を含め5人。石造りの小さな小屋。
19土:3時頃から土砂降り。雷鳴。だが出発した時には治まり素晴らしいお花見の旅となった。近くにも遥か遠くにも石楠花が咲いていた。高塚小屋泊。
20日:終日雨だったが前2日が大満足だったので不満は無い。苔むした素敵な森をたっぷり楽しみながら、ゆっくり下った。
屋久島がこれ程広範囲に石楠花がある事を知らなかった。他にサクラツツジ、屋久島ミツバツツジ、灰の木が多く咲いていた。今回お天気にも花にも恵まれ本当にラッキーだったと感謝の気持ちで一杯。縄文杉近くからは人が増えたがそれまでは登山者が少なく静かだった。

5/19~20 パトロール及び装備点検@孫佐島 村松、苫米地、漆畑、高本、堀部、田村、安陪、佐野、加藤、掛川、赤石、桑畑、根田、根本

【パトロール:八紘嶺~大谷嶺】
★19日 12時に集まって各自が保管してある装備を点検した。主にテントをそれぞれ張って損傷がないかを点検した。その後、小田さんの残した個人の装備を避難棟に展示して遺品分けをおこなった。村松、漆畑さんが作ってくれた料理で宴会、山の歌を歌ったり語り合ったりして過ごした。新会員の堀部さんが初参加した。バンガローに泊まった。
20日 3つのグループに分かれてそれぞれハイキング道の点検のパトロールに行った。高本、堀部、掛川、漆畑、赤石のグループは八紘嶺から大谷嶺、大谷崩れを下山するルートを担当した。登山路は歩く人が多いようでしっかりしている。
八紘嶺~大谷嶺の尾根上の道は狭いところがあり気をつけて歩かなければならない。この間で古いロープを数カ所で張りり替えた。倒木の枝を切り取ったり、道にせり出してきた木の枝を除いた。大谷崩れの降りはガレの踏み跡を慎重に下りた。この日登山者に10人ほど会った。
「私の反省」 八紘嶺への登りで安倍峠への分岐点を見落としてしまった。先頭を歩いていて自分では気にしていたのだが気がつかなかった。富士見台の標識があったが、この時点で通り過ぎたことに気がつくはずだった。もう一点は大谷崩の降りで後半に坂が緩くなった頃、石車に乗って2回も滑ってしまった。(赤石)

装備点検はすべての装備が揃い、皆で協力して手際よく行うことができた。感心。また小田さんの遺品の配布もあり皆それぞれ頂いた。大切に使いたいと思う。パトロールは梅ヶ島~八紘嶺~大谷嶺~扇の要へ。八紘嶺から先は歩いたことがなく初めての経験だった。古いロープが多く今回できるだけ付け替えたが、まだ補修が必要だと思う。大谷嶺からの下山道がガレ場に付けられてるのには驚いた。シロヤシオとミツバツツジが満開で綺麗だった。(掛川)

何か所もロープを張替え、倒木を処理したので時間がかかった。重心をかけられるロープ(トラロープでないもの)がもう少しあると良かったが、やりだしたらきりがないので、少しづつ実施して次回の時に張り替えればよい。久々の山歩きで疲れた。(高本)

一年ぶりの山歩きとなったが、筋肉痛もなく体力的には問題ないと感じた。途中でザックを落としてしまい、回収が大変だった。ロープの結び方を学び、ナイフ等も用意し、次回はもう少し役に立つようにしたい。(堀部)

【パトロール:大日峠】
★7:30口坂本温泉~10:30大日峠~11:05富士見峠11:40~12:20大日峠~13:40口坂本温泉

5/20みどりの道パトロール
週はじめに苫米地さんに「大日峠コースは私は行った記憶がありませんので、前回、八紘嶺~大谷嶺周回コースでしたので大日峠コースに行きたい」と連絡、前日資料もらい、装備点検時に桑畑さんから峠付近のアドバイスをもらいいっていきました。初っ端から登山口がわからず地元に人に聞いた後、道標が草木で覆われているのにきずき、かまで払い、しばらく歩くと倒木、3人で鋸で切り落とす作業をしたり、道標の向きを赤テープ、ガムテープで補修したりしながらコースはまちがってないがの確認もしたり、読図の演習にもなりました。昼前に富士見峠に着き、朝、村松さん作ってもらったおにぎり、加藤の健ちゃんからもらったバナナをほおばり周回コースで大日峠に戻りました。
新緑の中「あかやしお」がとてもきれいに咲いていました。このコースはトレランの道標もあり、掛川さんからは「走ってくれば」とのアドバス。とてもそのきにはなれませんでした。静かな「大日古道」みどりの道パトロールでした。(根田)
★初めて歩くコース。古道のトレースはしっかりしてるが、歩いている人がいないため枯れ木等が多い。取付きは民家の間から行く。道標はあるが草で隠れてるので除去した。実際の道は地図とは違っているので読図としては面白い。大木の処理も実施した。(安倍)
★草木で隠れてた道標を出したり、テープで補修した。倒木の大木を2本切った。大日峠~富士見峠は問題なし。帰りは稜線上を歩いた。(佐野)

【山行計画】

5/26   水無峠、無岳山 赤石、安陪、他1
5/29   編笠山 掛川、他1
6/3    準月例:トレラン山行 箱根外輪山(乙女峠~箱根湯本)
     トレラン:掛川、風岡、漆畑、高本、根田、堀部
     ハイキング:佐野、小野田
     ※計画書、詳細は後日送付します

定例会ニュース No.03(2018/05/11)

定例会出席者

赤石、田村、堀部、加藤、佐野、掛川、安陪、村松、風岡、立浪、漆畑、高本、小野田、苫米地

4/23 小楢山(1713m)赤石、他1

塩山市牧丘町にある山。この山には3方向から主なハイキングコースがあるがこのうち最も長い鼓川温泉からのコースから往復した。
途中、妙見山、差山を越えて登って行く。差山を越えると本格的な鎖場があり峠に降りるとここを林道が横切っている。山頂着近くで他のコースと合流している。山頂は丸くて広い草原になっていた。富士山が見えるはずだが曇っていて展望は出来なかった。
明るい曇りの日で、8時間半ほどの行程だった。

4/27~5/2 立山周辺山スキー 田村、他3

4/27 各地→道の駅「とみさわ」集合20:00→立山駅23:30(仮眠)
4/28 早朝、荷の整理、私以外の3人は30k~4kの荷を背負う。立山7:00→美女平→室堂8:30
室堂でスキー板をザックにつけ歩く。雲1つない晴天。雷鳥沢キャンプ場、良い場所にテントを2張り設営。2人は浄土山滑降&ビール購入へ。夕食はつまみ&カツ丼

4/29 今日も晴天。雷鳥沢キャンプ場5:50~雷鳥沢右岸尾根~別山乗越~剱御前
小屋でホットココアを飲む。剱沢滑降~平蔵谷が見える所で4人で黙祷。2人は登り返しが大変なので剱御前小屋へ戻り~雷鳥沢滑降~雷鳥沢キャンプ場。雷鳥沢ヒュッテの風呂(温泉)入浴。
4/30 今日も良い天気。雷鳥沢キャンプ場7:00一ノ越へ。雄山は雪がなく岩場をスキー靴でピストンすると言う。私は2度登った事があるので2人で一ノ越山荘で待つ事に。一ノ越~滑降~ピーク(2358m)~キャンプ場へ。今夜は鍋。
5/1 キャンプ場~室堂~天狗平~弥陀ヶ原滑降のはずだったが、ずっと斜滑は大変なので、途中で2人は室堂に戻る、雷鳥沢キャンプ場に戻って昼寝してから雷鳥沢ヒュッテ温泉風呂へ。今夜はカレーライス&山の歌の宴。
5/2  雷鳥沢キャンプ場~室堂ターミナル→美女平→立山駅(11:30)

※雪上での4泊のテント生活は初めて。6人用ドーム型を居間兼男性寝室。2人用ダンロップを女性2人寝室で快適に過ごす。夜の月&星、色とりどりのテント&真っ白な雪は、それは素晴らしい眺めだった。5泊6日の立山周辺山スキー1人2万円集めたが、かかった経費は、1人12,000円。

5/4~6 塩見岳 赤石、根田、鈴木

3日 大鹿村の西山公園に夕方集まった。
赤石は静岡から根田は豊橋から、鈴木は地元の駒ヶ根市からだった。根田さんが途中で山菜を摘んできて天ぷらにした。公園の桜は終わっていたが豊かな夕食になった。
4日 鳥倉林道は4月下旬から交通規制が解除になっていたので登山口まで車で入れた。10数台が駐車してあった。三伏峠への登りでは途中からアイゼンをつけた。昼過ぎに着いて午後はゆっくりした。
5日 4時起き、5時半過ぎに歩き始めた。この日は20人ほどが登った。天気は良く風もなかった。三伏山に登ると塩見岳が大きく姿を現し、尾根が続き遙か遠くに見えた。
本谷山までは尾根づたいに登り、権右衛門山とのコルから巻き道があるのだが分岐点が特定できなく、かすかな赤布を探しながら樹間を登ったらほぼ山頂まで登ってしまった。この間で思わぬ時間をとってしまった。塩見小屋は雪の下で屋根の一部が出ていた。山頂に12時半に着いた。
周りの山々をゆっくり眺めてから下山。僕たちがこの日の最後の登山者だった。先に降りた10人ほどのパーティーを追い越して降る。帰りは巻き道の分岐点が見つかり降ったが、途中藪を分けたりした。夏道も雪の中ではブッシュで不明になるところがある。
単調な上り下りの本谷山を過ぎた頃から疲れが出てきて私のペースにあわせて貰う。三伏山で振り返り塩見岳に別れを惜しんで、暗くなりかけた7時少し過ぎにテントに戻った。13時間半ほどの行程だった。僕たちが追い越したパーティは更に1時間ほど後に帰ってきた。天気は良く風もない一日だった。
6日 夜中寒くなくゆっくり眠れた。8時半頃テントを畳んで下山。途中までアイゼンをはき、雪がなくなると唐松の林の中の道を下って登山口へ、更に駐車場まで舗装の林道を歩いた。林道脇の唐松林は薄緑の葉が輝いていた。(赤石)

天候不順で一日ずらして2泊3日の山行となりました。
3日は日中移動するだけなので、途中治部坂峠で山菜狩りをして大西公園でテンプラにしてみなさんと夜を過ごしました。私は、鳥倉林道からのルートは始めてで、所有の5万分の1の地図にも林道はなく心配でしたが赤石さんがらもらった計画書に地図をもとに鉛筆でなそっての登山となりました。三伏峠までのルートははっきりしており昼過すぎには峠につき小屋の横に雪面にテント張り、翌朝塩見岳を空荷で往復。私は行動時間を9時間と予想をたてていたのですが、権右衛門山の直登ルートのルートどりに時間かかってしまい、帰りのトラーバースルートの藪コギにも苦しめられ(もっとも鈴木君がルートどりして、私は地図とコンパスで方向にまちがいがないか確認するだけでした。それも藪を両手でかき分けていたので、きずいた時はコンパスが手元になかった)行動時間が13時間となり私にとってチョットハードな山行になりました
当初、最終日は烏帽子岳へいければと思っていましたが、体力的な問題でとっとと下山となりました。今回も年長者の赤石さんと同行して、山の楽しみ方を教わりました。感謝(根田)

5/4~5 劔岳周辺 苫米地

5月4日(金) 2:30自宅発 6:30扇沢駅着 7:00発 8:30室堂駅着 9:00発 12:00劔御前小屋着
5月5日(土)11:40劔御前小屋発 14:00室堂駅着 富山県警山岳警備隊訪問 15:30室堂駅発 17:00扇沢駅着 22:00自宅着

初日:扇沢駅到着時は雪で3cmほど積もっていた。室堂からは風雪強く、この日、室堂から富山方面のアルペンルートは終日通行止めとなった。
雷鳥坂は時折ホワイトアウト状態で、赤旗のついた竹竿がほぼ60m間隔に立てられているが、視界が良い時でもつぎの旗が見えるか見えないかだった。風雪が強くトレースも残っていない。インナー手袋が薄手で、途中で両手の感覚がなくなりかけ、あわててインナーを取り換えた。小屋の宿泊者は前日から足止めされていた。1泊1万円で終日漫画や読書で時間を潰している。
2日目:雪は止んだが風はますます強い。視界も悪いので昼前まで小屋で待機。富山県警山岳警備隊の隊員から昨年の事故当日の様子を聞く。視界がようやく回復してきたので小屋を出発。劔岳は見えないが雷鳥平は見通せる。下るにしたがって風は弱まり天候も回復し、雷鳥平では青空に雪景色の立山連峰の眺めが素晴らしい。山スキーヤーもそれぞれの斜面に取り付いている。室堂駅に近づくと観光客が雲霞のように密集している。富山県警山岳警備隊の詰め所に寄ってお話を聞く。混雑するアルペンルートを乗り継いで扇沢駅へ。扇沢駅~黒四ダム間のトロリーバスは来シーズンからは電気バスに替わるそうだ。これまでは鉄道扱いだったのがバス扱いになり、駅長もなくなるそうだ。

4/29~5/2 東北地方山スキー 風岡、漆畑、安陪、掛川、他1

04/29 南八甲田山 睡蓮沼~乗鞍岳往復 
南八甲田山 睡蓮沼からシールで猿倉岳を目指す。
見通しがいいのでそれほど苦労せず、猿倉岳の頂上に着く。予定では頂上から南東の斜面を矢櫃萢(やひつやち)に滑りこみ乗鞍岳に登って行くのだが、斜面には長い亀裂が走っている。危険なので西に回り込んで稜線を乗鞍岳をめざした。地形図とジオグフィカで読図しながらすすむ。頂上付近は樹木が混んで少し厄介だ。頂上が判然としないので、この先亀裂が予想され今日は乗鞍岳で引き返すことにした。稜線を西に進み斜面に出ると北八甲田山が見渡すことが出来る。八甲田山には5回来ているが一番雪が少ない。3月の高温で雪解けが一気に進んだのか。若干の読図でぴったり車に到着した。(風岡)

★天候に恵まれ、板を外したり付けたりの繰り返しで良い練習になった。雪は少なかった。(掛川)

04/30 酸ヶ湯温泉~大岳往復
強風でロープウェーが運休になり箒場岱ルートを断念して駐車場から大岳周遊コースに切り替えた。仙人岱ヒュッテまでは順調にいき、一休みして直ぐ隣の1338mピークで一滑りしてから大岳に登る。雪が少なく状況が良くないので、中間からドロップする。まあまあの雪質だった。それから大岳を回り込んで避難小屋で一休みする。いよいよ下りにかかったが、雪解けが進み樹木が混んでルート上を素直に滑れず、厄介この上ない。すでに3時近く時間ばかり取られ危機感を感じたので引き返すことにした。仙人岱ヒュッテからの巻き道がちょっと厄介だったが順調に帰り着く。(風岡)
ロープウェイが強風のため運休となり、急遽ルート変更した。大岳の山頂近辺は雪がなかったが、途中まで行きオープンバーンを気持ちよく滑り降りた。後はほとんどがスキー歩きとなり、ブッシュに苦労したりしたが、最後は疎林を気持ちよくツリーランすることができて快適だった。(掛川)

05/1 天気予報が連休後半の悪化を告げているので岩木山を諦め、明日鳥海山に行って締めることにする。この日は移動日で弘前城を観光して、祓川ヒュッテに向かう。さすがに鳥海山だけあって林道の途中から3~5mの雪の壁だ。ヒュッテは快適でガス、水道、シャワーがあり調理もしやすい。見上げると頂上まで雪はつながっている。(風岡)

05/2 鳥海山
★天気は薄曇りで登りは暑い。登り初めて見渡すと亀裂があちこちにあり一昨年のときは全くなかったことを考えると、やはり雪解けが早まったのか。前回は東側の稜線を登ったが、亀裂があるところを避け、ポールが導いてくれる登山ルートを忠実にたどる。頂上直下の急斜面は百を数えるごとにターンして10時頃に七高山に到着する。360度の展望。ゆっくり昼食をとり、支度していよいよ滑降開始だ。高度感が半端ない。祓川ヒュッテまで雪は切れることなくつながっている。雪質はザラメで最高だ。思わず歓声があがる。滑ってくだるのが惜しくなる。惜しみ惜しみながらも思い切りスピードを出して楽しむ。下りではあっというまに頂上が遠ざかり、12時前に駐車場に到着する。今シーズンのバックカントリーもこれで終了した。満足のいくシーズンだった。このたびは会員外一人を加えて5人でパーティーを組みました。掛川さんは体力技術共に抜群で流石でした。漆畑さんは今シーズン板を新調して、格段上達しました。道具がいかに大事かと思いました。安倍さんは鳥海山の急斜面をついてこられ思った以上に安定していました。山スキーは奥が深く、エンドレスに勉強です。地形天気体調など雪山の総合力とシール登行滑降技術など多岐に渡り、全て大事ですが、一般の雪山で鍛えても滑降は山スキー特有の技術が求められます。天候の悪化 雪崩に対応す る為にも滑降技術は大事だし上達すればおもしろくなります。私もまだまだ稚拙(ちせつ)で勉強の必要性を感じました。(風岡)

★GWというのに人は少なかったが、地元の方の話によると雪質は例年になく良いとのこと。山頂からオープンバーンを数回に分けて快適に滑降。4時間かけて登るも、下りはあっという間で惜しみながら滑った。快晴の下、春スキーの凄味を味わった。(掛川)
★山行の詳細はお三方にお任せし、足にできたマメについて報告をしたいと思う。山スキーでは、上りはブーツを緩め、下りはブーツを締めることが多いが、今回ブーツを緩めすぎたために両足にマメが初日にできた。場所は、踵から足の内側方向の内くるぶしの下方で、右足のマメは1円玉ほどの大きさになった。たかがマメ、皮がめくれた状態では歩くたびに擦れ、温泉の効能も痛みでしかなかった。では、どのように対処したかといえば、まず、患部に絆創膏をし、テーピングテープで固定、その次に、キズパワーパッドにテーピングテープ、どちらも長時 間の歩行によりそれらがズレ、患部が露出した。最終的には、マメを保護するために、傷あてパットの透明フィルムのみをマメより少し大きめに切り、それを患部に貼り、その上からテーピングテープを十字に貼り付け固定をし、ようやく難を逃れた。今回は、ブーツの履き方や傷の手当についても考える山行でもあった。もちろん、山スキー自体は、天気も良く充実した内容で非常に楽しかった。(漆畑 )

4/30 山伏 高本

西日影沢登山口⇒牛首ルート⇒山伏頂 ⇒(下山)西日影沢ルート
GWは大きな山行は取りやめ、山伏に登った。小田さんの命日でもあったので、牛首ルートから登った。かつて小田さんが一般ルートとして広めよとしていたルートだ。一昨年、会としてこのルートを登ったさいに小田さんが作成した1/25000の地図を持参した。地図には磁北線が引かれ、国土地理院作成の登山ルートの誤りを指摘し、自筆でポイントになる地点をマークし、正しいルートが書きこまれていた。地図でルートを確認しながら歩き、改めて小田さんの読図の正確さを実感した。ただ、牛首ルート取付きまでの林道は崩壊が激しく、牛首ルートも継続した整備を行わなければ、いずれ崩壊する危険がある場所も少なくなかった。小田さんを偲びつつ歩く山行となった。

5/9 毛無山 風岡

片足2キロを付けてのトレーニング山行

5/5 薩埵峠~浜石岳 小野田、他

初めてこのコースを歩いた。空は快晴。初めは青い海を見下ろしながら道路を進み、山道に入るとほぼずっと森の中。木漏れ日が差し込み明るく涼しい。進むにつれ竹林、杉林、広葉樹林などと色々変化して面白い。ツツジ、ウツギや小さな草花が咲いていた。蝶々が沢山飛んでいた。6種類の蝶を見た。頂上からは素晴らしい景色。久しぶりに登ったが改めて良い所だと思った。真っ青な海と空、心地良い微風が吹き爽快な気分だった。

5/10 霧ヶ峰 小野田、他2

空も見えるが黒い雲もあるという怪しい雲行き。友人が時々働いているヒュッテジャヴェルに車を置き、八島ケ原湿原を周り、物見石からジャベルに戻る短いコースをのんびり散歩。15人位のグループが3組いたので彼らとぶつからない道をとりながら歩いた。ほんの数分だけ霰が降った。気温は低く寒かった。花はまだ無いが、緑の若葉が出ている木々が所々にあった。高原に登るとまだ冬枯れの草原だが広々していて美しく、ヨーロッパの山にも似ている。ジャベルの庭の満開の桜が遠くに見えた。それを見ながら戻り、小屋の奥様とお茶をしながらおしゃべり。楽しい一日だった。

【山行計画】

5/19~20  パトロール及び装備点検@孫佐島 担当:村松、苫米地、漆畑
参加者:高本、堀部、田村、安陪、佐野、加藤、掛川、赤石、桑畑、根田、根本
・12:00現地集合
・装備を保有していて参加できない方は、参加者に預けて下さい。
・会費 約3,000円 ※バンガロー代は会費より支出
・嗜好品、日曜日の朝食&昼食は各自用意
・パトロールは大日峠、安倍峠、八紘嶺~大谷嶺周回の3コースを予定、各自地図持参
・使わないテント、ロープ等、欲しい方に安価にて譲渡予定
・参加希望者は担当まで早めにお知らせ下さい
5/17~21 宮之浦岳 小野田、他2
5/22   開聞岳 小野田、他2
5/13   立岩 高本、他1
5/19~20 茶臼小屋 風岡
5/25~26 水無峠、無岳山 赤石、安陪、他1 ※募集中!
6/3   
準月例:トレラン山行 箱根外輪山(乙女峠~箱根湯本) 
担当:掛川 参加者:根田、小野田、風岡、漆畑 
※ハイキング参加も可ですが、最長で明星ヶ岳にて下山とし、宮城野橋よりバスにて箱根湯本に移動してください。
※参加希望者は次回例会までに掛川まで連絡願います

定例会ニュース No.02(2018/0419)

定例会出席者

赤石、安陪、田村、立浪、苫米地、村松、掛川、堀部(新入会)

4/12~13 蓮華温泉 風岡 他1

12,13日は天気予報は快晴だった。ところが自然園に降り立つと霰が降って来た。風も冷たく曇天だ。予報が外れ山の厳しさを改めて実感した。
同行者が不安を訴えるので乗鞍岳から降りることにする。が,急坂をシール登行出来なくそのままくだる。
13日もリベンジするが、昨日より冷えて天狗原の登りで悪戦苦闘、乗鞍岳を諦め天狗原からくだる。ところが、天狗原の雪は回転しやすく、一気にスキー場まで来てしまう。

【山行計画】

4/27~5/2 立山周辺山スキー 田村、他3
4/末~5/初(未定)富士山 立浪
5/3~6   塩見岳 赤石、根田、鈴木 ※募集中
5/3~5   甲斐駒黒戸尾根 苫米地
5/3~6   鳥海山、月山山スキー 田村、他2
5/19~20  パトロール及び装備点検@孫佐島 村松、苫米地、漆畑 ※参加者募集

定例会ニュース No.01(2018/04/08)

定例会出席者

桑畑、佐野、田村、清水、赤石、苫米地、漆畑、村松、小野田、掛川、風岡、立浪、安陪、根本、高本、根田、金子

3/17~18 月例山行 十石山(2525m)  赤石、根田、鈴木

17日 鈴木車で静岡を6時に出て、道の駅「とみざわ」で根田をピックアップし、登山口の白骨温泉へ。
シールをつけて11時過ぎに登り始めた。上天気で唐松の林から登った。ほぼ夏道に沿って登るがショートカットしたところもある。1835mの丸いピークを過ぎたあたりは広い場所になっていてここをテント場とした。
2時半過ぎだった。テントを設営した後でビーコン操作の練習をした。デジタル式のビーコンはほぼピンポイントで探し当てることが出来た。時間がたっぷりあったのでゆっくり夕食を楽しんだ。夜も静かで星がきれいだった。
18日 4時起き6時にシールでの登行を始めた。雪が堅くスキーアイゼンをつけた。
鈴木はツボ足で登った。シール登行には丁度よい傾斜の斜面だ。2200m程から樹林帯を抜け灌木の間に丸い山頂が見渡せる。このあたりから大斜面になりジグザグに登る。用意してきた赤旗を要所に立てながら降りのコースに備えた。広い山頂では標識が雪の下なのだろうか何もなかった。西風が強かったが乗鞍岳、笠ヶ岳、穂高連峰、霞が岳など周囲の山々が望めた。直下の避難小屋で風をよけようとしたが、よけるスペースがなくツエルトでも上手くいかなかった。早々に下山にかかった。
大きな斜面で赤旗が有効だった。登ってきたトレースを降りテントへ。撤収して下山。根田はスキーで、赤石、鈴木はツボ足で降った。両日とも天気がよく3人でスキー登山と雪山のキャンプ、ビーコンの操作練習、山頂からの大パノラマを楽しんで来た。この日、出発6時、白骨へ3時だった。(赤石)

★積雪状態が気になる山行でしたが天気に恵まれ、雪質は春山状態で締っていて歩きやすく滑りやすい状態でした、よく歩き、テントの中ではよく食べ、よく山を語り、十石山では風が強かったもの前穂高のつり尾根、霞沢岳、行って見たい六百山をよく眺め、赤石さんに準備してもった標記ににも助けられ、私はシールをつけた所の林道までよく滑りおりることができました。いい思い出となりました。
また、月例ですのでピーコン訓練しましたが、改めてアナログピーコンでの探査はむずかしいことを体験、今後の教訓にしたいと思います。(根田)

3/18 雁が峰 山スキー  風岡、漆畑、他3

神楽スキー場第5ロマンリフト終点からシール登行、快晴無風の絶好のバックカントリー日和。登るにつれ汗がでる。霧ノ塔手前のピークに雁が峰の標識。これは雁が峰への分岐を示す標識で紛らわしい。慎重にコースを確認して、黒岩ノ平をめがけてドロップする。雪質はザラメではないものの極上だ。
ほとんどのパーティーは霧ノ塔までハイクして黒岩ノ平に合流してくる。こちらのほうが広いオープンバーンが待っている。霧ノ塔までは僅かな登り返しがありきつい。雁が峰からはストップ雪でつんのめる感覚になる。さいごは腐った雪の逆さ落としの斜面を抜けてスキー場のコースに合流して終わりになる。
会心の滑りで満足しました。

天気が良く、気持ちよく登って帰ってきた。(漆畑)

3/24 白馬乗鞍岳 山スキー  風岡、他5

快晴無風のバイキング日和 天狗原の登りで暑くてアウターを脱ぎ長袖になる。乗鞍岳の鞍部で見上げるとスキーヤーが米粒のように行列になって登って行くのがみえる。
ここの急坂のシール登行は初心者にはきついだろう。ついつい足下を見て歩き勝ちだが、背筋を伸ばして前方を見て膝を前に出して、一歩一歩スキーに体重をかけシールを雪に押し付けながらリズムよく歩くのがコツだ。厳しい登りも山頂にたてば有り余る空前絶後の絶景に疲れもぶっ飛んでしまう。小蓮華山に向かうスキーヤーが二つゆっくり移動しているのが望遠できる。
見渡す限りの雪山だ。これからどれくらいの雪山にシュプールをのこせるか。
記念撮影と休息をとり、滑降ポイントまで移動して、シールを剥がす。今年から山スキーを初めた初心者(スキーは中級)のことを考えて、登って来たルートを取ることにした。フィルムクラフトの雪だ。滑り易い。一気に乗鞍の斜面の半分まで滑り、さらに天狗原の祠まで直滑降で惰性をつけていく。天狗原の西斜面はなぜか硬いクラフトで板が引っかかる。東斜面に移動すると腐れ雪手間の柔らかい雪で回転がしにくい。私はジャンプターンでしのいだが、他の人たちは転倒したり苦労していた。今回は前泊で十分睡眠が取れていたので、体調面は絶好調だった。メンバーが中級以上だったので滑りそのものが楽しめた。

3/24 根子岳 掛川、他2

奥ダボススキー場最上部のリフトから歩き始める。ほぼなだらかな斜面を約600mほどハイクアップ。天気は快晴無風。北アの絶景を眺めながら気持ちの良い歩き。初めてのスキーで感触を確かめた。傾斜のない滑りは楽しいものではないが、今年初の山スキーとしては最高のシチュエーションだった。

3/25 妙高前山 掛川、他2

当初、四阿山に行く予定だったが、下部の雪が全くなかったのと、前日根子岳山頂から見た隣の山の雪が少なかったので、急遽、妙高へ向かった。前衛の前山は初心者コース。根子岳より登りがいがある。上部は結構な急斜面となり、ジグザグハイクとキックターンを繰り返して登った。良い練習になった。山頂からは目の前に迫る大迫力の妙高山がそびえたち圧倒された。滑降は東尾根をスタート地点より一つ下のリフトまで下った。誰もおらず、新雪があったり、ザラメだったり、快適に滑ることができた。

3/28 天子ケ岳(1330m)  赤石、他1名

身延線稲子駅からから稲子川に沿って入り落合集落に車を置く。稲子川はここから東と西に分岐しそれぞれに林道が入っている。東沢から歩き始めた。最奥の入山集落に天子荘があるがこの集落は廃村になっている。かつては大きな集落だった様子が感じられ屋敷跡に植えられた杉の木は大きくなっていた。ここから登山道が始まり急な道を200mほど登ると平坦な広い尾根になり、製紙会社の植林地には作業道があり伐採の作業中だった。やがてやや急な尾根になり三角点のある鋸山からは狭い両側が切れ落ちた岩稜になる。灌木があるので捕まりながら歩く。
ここを過ぎるとまた急になり白糸の滝からの登山路に合わさり山頂に向かう。登山口からこの合流点まで1番から始まる案内標識が24番まで案内してくれる。
山頂に三角点はない。東側に富士山が間近によく見える展望所がある。山頂から長者ガ岳への道を少し歩くと南西方向へ静岡、山梨の県境尾根が派生している。 この尾根の下りがこのコースをバリエーションルートにしている。「新ハイキング誌」で広澤さんが紹介していた。急な降りから始まるこのコースは不明瞭なト レースと赤布等を頼りに地形図とシルバーコンパスが頼りだ。途中広い尾根が分岐しているが、897mの三角点の標石を見つけて位置の確認が出来安心した。西 沢峠からの下りは荒れ放題のような道で特に慎重に降りた。西沢の集落も廃村になっていてここから落合までの林道も一部が沢になっていた。上天気の中、白い 花のイチリンソウ、バイケイソウの芽吹き、カンスゲの緑などが目立った。雪は山頂近くにほんの1m程の塊が残っていた。一回り8時間半ほどの行程だった。

3/28 毛無山  風岡

片足三キロの重りをレスキューポイントまでつけてのぼる。重りがなければ2時間のところを3時間かけてのぼる。トレーニング山行だった。

3/30~31 白毛門  江戸、他1

初日は雪上訓練のみの予定だったのですが、天候も雪質も思っていたより良かったため、白毛門に登頂してきました。
10時頃登山口発、15時頃白毛門、18時頃に登山口着でした。

3/31 巻機山  漆畑、風岡他1

清水集落入口、冬季登山口に7時30分着。桜坂駐車場に行く林道脇にはたくさんの車が停まっていた。7時40分シールを着け出発。林道を駐車場まで約1時間歩き米子沢の橋を渡りいよいよ登山道に入る。夏道は消え失せ地形が複雑なので漆畑さんがジオグラフィカ、私が地形図で方角を確認しながら登る。この二つで会わせながらの確認作業で安心感が増してスムーズにいく。
巻機山はかつて米子沢から登り、伊東さんとかけ降りたことがあった。沢登りは詰めた最後藪こぎが多いが米子沢は広々とした草原状で解放感の溢れる明るい所だった。井戸の壁は傾斜がきつい上、ブッシュがうるさく、登りも下りも厄介であった。井戸の壁を抜けると傾斜も緩くなり、やがてにせ巻機山の稜線手前の壁が見えてくる。右側は雪崩て土がむき出し、左側は難しい片斜面中央は低灌木の出たシールが使えないルートと悩ましい。中央の左側をかろうじてシール登行するも、y女史の姿が見えなくなったので、灌木帯に入り待機する。後で聞くと、転倒滑落して手こずってたらしい。彼女にはその場に板をデポしてもらって、我々は板を担ぎ上げた。稜線に出ると360度の大展望で喝采をあげてにせ巻機山に13時30分に到着する。ここから巻機山までは約1時間、パーティーの技量を考えて、ここから撤退することにした。それにしても巻機山頂上からのオープンバーンは美味しそうな斜面 だ。極上のケーキを目の前におあずけをくらった子供のような気分であった。二人は待っているから行けと言ってくれるが、山登りでパーティーが別れることは厳禁だ。360度の大展望を楽しみ、苦しかった登りを克服した満足感にひたる。しかし慣れないスキーヤーは下りのほうが足にくるもので、試練はまだまだこれからである。オープンバーンの滑りは何事もないが、井戸の壁の下りにy女史が悪戦苦闘することになった。借りた道具は古く安定感にかけて、転倒ばかりで体力を消耗する。井戸の壁を抜けても細い稜線上のブッシュ帯はさらに厄介であっ た。雪が切れたり枝に行く手を阻まれ、しゃがんだり後退りしたりして慣れないと本当に体力を消耗するものだ。16時に車に戻る。久しぶりの本格的な雪山登山に心地良い疲労感に身を任せ、温泉に浸かった。(風岡)

山スキーらしい山スキーで楽しめた。下山後のビールが美味しかった。(漆畑)

3/31 城ケ崎RCT  熊谷、高本

ファミリークラックで本格的にクラックを練習した。これからも機会を見つけてやっていきたい。(高本)

4/1 白水山(しろみずやま)(812m)  赤石、他3

天子山地の北端は本栖湖の南から始まり、竜ケ岳、雨ケ岳、毛無山、熊森山、長者ケ岳、天子ケ岳、白水山と南下して富士川に終わっている。この山並みは静岡、山梨の県境になっている。数日前に天子ケ岳に登った。今回は白水山に登りに行った。稲子川に沿って走ると「天子湖入口バス停」があり、ここから登山道が始まる。廃村跡の「大和田」を通って杉林の中を登ると石神峠に出る。この峠は林道が両県を結んでいる。ここから南へ緩やかな植林地の尾根道を歩く。大きな杉、桧の林で展望はないが所々で白く輝いている富士山が望めた。
白水山の山頂まで植林は続いていた。山頂の東側は展望のため木々が伐られていて富士山が望めた。下山してから県道を歩き車に戻った。ほぼ全山植林地の中の山歩きだったが手入れがされていて明るい林の中だった。里は満開の桜だった。一回り約5時間だった。

【山行計画】

4/14   天子ヶ岳~熊森山  掛川、他1
4/21~22 奥多摩  掛川、他多数
5/2~6  南ア 三伏~荒川岳  赤石、根田、鈴木 ※参加者募集中